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ドル円レートの長期推計

2012-02-24 15:39:53 | 金融全般
どうやら、日銀の追加緩和、特に1%のインフレターゲットを目指して日本国債を2012年に最大で40兆円も買うとの先日のアナウンス以来、ほぼ完全といっていいほど、円高局面が修正されてきました。

ドル・円は80円の大台を超えて、今日も続伸中。もうこれでしばらくは75円を窺う水準には戻らないでしょう。

いささか、手前味噌になって恐縮ですが、筆者は、2008年10月3日にドル円レートの長期推計を行っておりました。

当時は、ドル円が106円程度、ユーロ円が150円程度でした。

アメリカの対外負債と対外資産の均衡点の計算から、当時1ドル=75円までの円高水準に上がると予想。あわせて、ユーロ圏の金融機関の国際金融市場における資産残高が73%を占め、ダントツに多いことも文末に捕捉しておきました。

まだ、ユーロ債務危機が起こる前の話です。

たまたま素人予測が当たったようですが、その後は、ほぼ予想どおりに日米欧が足並みを揃えて超金融緩和に向かって進んでいきました。

では、当時何か具体的な行動が出来ていたかというと、ドル売りもユーロ売りも出来ていませんでした。目先の動きだけを見て投資行動を右往左往させると、まさに木を見て森を見ずの結果となるのは当然でした。

唯一正解だったのは、将来のインフレヘッジに始めた2004年7月からのゴールドのスポット買いと、その後の定額積立継続です。
昨年500グラムだけ売ってしまったのは今となっては失敗でしたが、このゴールドが今現在で2.4倍のパーフォーマンス。2004年7月当時の1オンス408ドルが今は1775ドルですから、単純計算だと4.35倍ですが、ドル・コスト平均法でのゴールドの定額積立に早期に移行しておりますので、半分程度のパーフォーマンスにしかなっておりません。

しかし、金融緩和=マネー価値の低下=ゴールドの価値の上昇 との方程式はまさしくその通りの結果を辿った訳であり、こうした長期のトレンドに合わせて投資の手をきちんと打つことの大切さを、改めて思い知った訳ですが、これがなかなか出来ない。。。

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