昨晩、ケースシラー住宅価格指数の8月度版が発表されました。
シアトルだけ前月よりわずかなダウンですが、概ね、これまでの回復基調を維持しております。
今回は、全米20地区の切りかえしパターンを類型化して、現状の把握の参考にしたいと思います。
☆1番底後の高値を抜いた地区:フェニックス、デンバー、ワシントンDC、マイアミ、デトロイト、(計5地区)
☆一番底後の高値をまだ抜けていない地区:ロスアンジェルス、サンジエゴ、サンフランシスコ、シカゴ、ミネアポリス、クリーブランド、ダラス、(計7地区)
☆今年1番底をつけ、そこからの回復過程にある地区:タンパ、アトランタ、シカゴ、シャーロット、ラスベガス、ニューヨーク、ポートランド、シアトル、(計8地区)
一番上の5地区は、ほぼ底を脱したといえるでしょう。病気でいうと退院した地区。
真ん中の7地区はもう少し様子を見ないと底を脱したかどうかは不明です。リハビリ途上と言えます。
最後の8地区は、まだ回復過程にありここから下げる可能性もあるので、まだ治療中といえそうです。
治療中の8地区が、リハビリあるいは退院へと転換した時、アメリカの住宅価格については、完全に底打って上昇に転じた時期になりますね。もう少し時間がかかりそうです。
2008年7月17日からの住宅価格のトラッキング経緯はこちらをご参照下さい。
2009年春頃から底打ち気配を見せた地区が多くなり、8月には底打ちと推定したのですが、その後、2010年6月、7月にまだ2番底が待ち構えておりました。
分析の中心としたロスアンジェルス地区については、当時142ポイントまでの下落の推定に対して、今年の2月にピークから42%ダウンの159.49ポイントまで落ち、これがバブル後の最安値で、そこからの回復(リハビリ)過程にあります。回復過程にある期間が1年ぐらいは続かないと本復とは言えないのがこの間の経験ですので、まだロスアンジェルス地区が3番底をマークする可能性はありますが、それは欧州情勢や中国の問題を含めた世界経済がこれからどうなるかにかかっているかと思います。
なお、2008年7月からのこの問題のトラッキングは、今日のこの記事にて打ち止めにさせて頂きますのでご了承下さい。
シアトルだけ前月よりわずかなダウンですが、概ね、これまでの回復基調を維持しております。
今回は、全米20地区の切りかえしパターンを類型化して、現状の把握の参考にしたいと思います。
☆1番底後の高値を抜いた地区:フェニックス、デンバー、ワシントンDC、マイアミ、デトロイト、(計5地区)
☆一番底後の高値をまだ抜けていない地区:ロスアンジェルス、サンジエゴ、サンフランシスコ、シカゴ、ミネアポリス、クリーブランド、ダラス、(計7地区)
☆今年1番底をつけ、そこからの回復過程にある地区:タンパ、アトランタ、シカゴ、シャーロット、ラスベガス、ニューヨーク、ポートランド、シアトル、(計8地区)
一番上の5地区は、ほぼ底を脱したといえるでしょう。病気でいうと退院した地区。
真ん中の7地区はもう少し様子を見ないと底を脱したかどうかは不明です。リハビリ途上と言えます。
最後の8地区は、まだ回復過程にありここから下げる可能性もあるので、まだ治療中といえそうです。
治療中の8地区が、リハビリあるいは退院へと転換した時、アメリカの住宅価格については、完全に底打って上昇に転じた時期になりますね。もう少し時間がかかりそうです。
2008年7月17日からの住宅価格のトラッキング経緯はこちらをご参照下さい。
2009年春頃から底打ち気配を見せた地区が多くなり、8月には底打ちと推定したのですが、その後、2010年6月、7月にまだ2番底が待ち構えておりました。
分析の中心としたロスアンジェルス地区については、当時142ポイントまでの下落の推定に対して、今年の2月にピークから42%ダウンの159.49ポイントまで落ち、これがバブル後の最安値で、そこからの回復(リハビリ)過程にあります。回復過程にある期間が1年ぐらいは続かないと本復とは言えないのがこの間の経験ですので、まだロスアンジェルス地区が3番底をマークする可能性はありますが、それは欧州情勢や中国の問題を含めた世界経済がこれからどうなるかにかかっているかと思います。
なお、2008年7月からのこの問題のトラッキングは、今日のこの記事にて打ち止めにさせて頂きますのでご了承下さい。
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