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株に出会う

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明日のモニタリング銘柄(12.21.09)

2009-12-20 07:32:59 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『提携は成功した後、深刻な問題を生じやすい。』(未来企業)

買収の話から一転、提携の話となります。英語で言うとM&Aからアライアンスへですが、M&Aは文字通り、資金力も技術力も総合的に優れた企業からの、他企業の吸収であり取得です。アライアンスは多少の資本関係を伴うこともありますが、それがなくても、相手の独立性を尊重してお互いのビジネスを補完し合う関係です。

その提携が成功しても、その後に深刻な問題が生じさせないための5ヶ条をドラッカーは次にように述べております。

1.自社の事業目的と、提携する目的の両方を明確にしておくこと。
2.提携した後、それをどうマネジメントするのかを相手と合意しておくこと。
3.そして、誰がそのマネジメントするのかを決めておくこと。
4.提携をしたことの責任の所在を明らかにしておくこと。
5.双方の意見の不一致があった場合、どう解決するのかを合意しておくこと。

社長同士が気心があったというだけで提携話に発展し、その後の実務者レベルでのすりあわせの結果、提携を解消するということがよくありますが、それは上述のような観点からの社内でのコンセンサス作りと、それに基づく提携相手との合意が曖昧だったのか、あるいは、ほとんどなかったのかのいずれかでしょうね。

まあ、言ってみれば、M&Aが結婚で提携は同棲のようなものですが、覚悟がより少ない分、提携を長く続けることの方が、結婚を長く続けるよりも難しいのかも知れません。但し、金が絡んだ結婚は、タイガーウッズのように短命に終わり、精神がつながった同棲は、サルトルとボーヴォワール、日本では吉行淳之介と宮城まり子のように長く続くのは、やはり何事も動機と目的が大切ということですね。

今日も、冴えないコメントでしたね。なお、mariomariの「mari」は、森茉莉の随筆に出てくる宮城まりこの話から取っております。本当です。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.7908きもと
 タッチパネル関連&ウィンドウズ7関連銘柄ですが、950円台まで先週は下落しております。今回の高騰前は700円を切っておりましたので、そちらを目指すのか、それともここから反発するのか? OSCはコンバージェンスしており、明日は押し目からの950円あたりからの反発を示唆してはおります。

2.5713住友金属鉱山
 先日に続いてこれを。金もほどほどに戻しております。明日は高く始まると押し目待ち、ほどほどだと流れについて行くだけ。

3.2766日本風力開発
 これも連チャンでマーク。金曜日は上に行こうとするところを叩かれておりましたが、総じて横ばい。OSCはたったの1%ですがコンバージェンスさせて37%です。

4.3382セブン&アイ・ホールディングス
 この株もすっかり長期低落銘柄の代表格になりました。しかし、OSCが29%まで落とされ、これは10月29日の26%以来の20%台。

以上です。他には日経に紹介されて垢抜けしたカルチュア・コンビニエンスと同じように反発するかどうか、4574大幸薬品もついでにモニタリング。
コメント
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