12月18日(金)の市場概況です。 赤字部は19日朝の更新
◆日経先物:10140円(-10円)OSC59%(+4%)12月17日の54%から切り返し気配。
◆日経平均:10142円(-22円)OC65%(+6%)今日のこの下げは健闘。来週は1万円防御から反発あるか?
◆TOPIX:893.59(-2.7)OSC60%(+4%)12月8日の79%から下落中。
◆マザーズ指数:405.64(+6.08)OSC57%(+3%)12月10日の54%からわずかに切り返し気配。
◆ヘラクレス指数:538.79(+0.53)OSC67%(+10%)12月8日の71%から下落モード継続中。
◆ドル・円:90.45円(48銭の円安)OSC63%(+6%)12月4日に並ぶ。円安への上値は重いか。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.25338%(前日比-0.00037%)12月17日現在。わずかな下落に転じる。
◆米10年債利回り:3.484(-0.117)-12月17日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10190円(大証終値比+50円)
◆シカゴCME日経先物:10115円(大証終値比-25円)更新
◆NYダウ:10329ドル(+21ドル)OSC45%(-4%)12月8日の47%を下回る。10月28日の37%へ向けての下落のリスクあり。更新
後場は、昼休みに円安が進んでいたこともあり、先物は意外と堅調に推移。このアメリカの軟調な地合で、今日の日本市場は健闘と言えるかと思います。
後場は2607不二製油や6326クボタの切り返しタイミングでうまく立ち回り、勝つことは勝ったものの、ロットが少なくウォーミングアップに終始した感じ。
大引けに某内需関連銘柄を仕込んで持ち越して終わり。
-------19日朝の市場コメント-------
欧州株はギリシャの信用問題もあり下落。NY株は、オラクルや携帯のRIMの好業績などからナスダックが大きく上げております。
イランがイラクに進入し油田を包囲したとのニュースから、インフレ懸念が出たとして、原油が上げておりますが、これはわずかな上昇。
しかし、米国債はインフレ懸念から10月1日以来の13bp上昇し3.54%に。
市場は「インフレの芽」を見ております。この10年債とインフレ連動国債との利回り差は229bpとなり、これは過去16ヶ月で最大に近い差です。
工場や農業従事者そのた生産者の賃金が11月は1.8%も上がったことを市場はインフレの芽として重視しております。市場予想の倍のペースです。
有名なピムコのビル・グロス氏は、政府関連債の持ち高を10月の63%から11月は51%へと大幅に減らし、その分キャッシュを積み上げております。
また、みずほ総研の中島チーフエコノミストが、日本の財政再建についてブルームバーグのインタビューに答え、「ゲームオーバーも視野に、大増税は不可避」と述べております。
やっと、ここまではっきりと発言するようになったか、との思いです。中島氏は、国債利回りが今より2%上がっただけで、税収のほとんどが利回りに消える、債務の増加を止めるだけでも消費税は15%に引き上げる必要がある、と述べております。
ここ5年間が勝負と言っておりますが、4年間は消費税を上げないと言っている民主党政権ですから、このままでは、もう日本が奈落の底に転落するのは確実と思えます。今年の夏に筆者が試算した結果では、まさしく3.5%の金利の利払い費だけで36兆円となり、税収がすべて吹っ飛びます。それに元本の償還費を加えると計49兆円となります。
消費税は15%どころか、インフレを期待しない限り、46%に上げざるを得ないと言う試算となります。インフレに頼る以外にはないことは明白。
ここまでの事態を招いたのは、これまでの政権党にほとんどの責任がありますが、民主党がこの事態にいち早く対処することを望むだけです。国民の本当の不安は、年金や介護が保証されることではなく、その原資となる国家の富が、こういう形で瓦解して、戦後の混乱時のように元も子もなくなることにある、と確信します。
◆日経先物:10140円(-10円)OSC59%(+4%)12月17日の54%から切り返し気配。
◆日経平均:10142円(-22円)OC65%(+6%)今日のこの下げは健闘。来週は1万円防御から反発あるか?
◆TOPIX:893.59(-2.7)OSC60%(+4%)12月8日の79%から下落中。
◆マザーズ指数:405.64(+6.08)OSC57%(+3%)12月10日の54%からわずかに切り返し気配。
◆ヘラクレス指数:538.79(+0.53)OSC67%(+10%)12月8日の71%から下落モード継続中。
◆ドル・円:90.45円(48銭の円安)OSC63%(+6%)12月4日に並ぶ。円安への上値は重いか。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.25338%(前日比-0.00037%)12月17日現在。わずかな下落に転じる。
◆米10年債利回り:3.484(-0.117)-12月17日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10190円(大証終値比+50円)
◆シカゴCME日経先物:10115円(大証終値比-25円)更新
◆NYダウ:10329ドル(+21ドル)OSC45%(-4%)12月8日の47%を下回る。10月28日の37%へ向けての下落のリスクあり。更新
後場は、昼休みに円安が進んでいたこともあり、先物は意外と堅調に推移。このアメリカの軟調な地合で、今日の日本市場は健闘と言えるかと思います。
後場は2607不二製油や6326クボタの切り返しタイミングでうまく立ち回り、勝つことは勝ったものの、ロットが少なくウォーミングアップに終始した感じ。
大引けに某内需関連銘柄を仕込んで持ち越して終わり。
-------19日朝の市場コメント-------
欧州株はギリシャの信用問題もあり下落。NY株は、オラクルや携帯のRIMの好業績などからナスダックが大きく上げております。
イランがイラクに進入し油田を包囲したとのニュースから、インフレ懸念が出たとして、原油が上げておりますが、これはわずかな上昇。
しかし、米国債はインフレ懸念から10月1日以来の13bp上昇し3.54%に。
市場は「インフレの芽」を見ております。この10年債とインフレ連動国債との利回り差は229bpとなり、これは過去16ヶ月で最大に近い差です。
工場や農業従事者そのた生産者の賃金が11月は1.8%も上がったことを市場はインフレの芽として重視しております。市場予想の倍のペースです。
有名なピムコのビル・グロス氏は、政府関連債の持ち高を10月の63%から11月は51%へと大幅に減らし、その分キャッシュを積み上げております。
また、みずほ総研の中島チーフエコノミストが、日本の財政再建についてブルームバーグのインタビューに答え、「ゲームオーバーも視野に、大増税は不可避」と述べております。
やっと、ここまではっきりと発言するようになったか、との思いです。中島氏は、国債利回りが今より2%上がっただけで、税収のほとんどが利回りに消える、債務の増加を止めるだけでも消費税は15%に引き上げる必要がある、と述べております。
ここ5年間が勝負と言っておりますが、4年間は消費税を上げないと言っている民主党政権ですから、このままでは、もう日本が奈落の底に転落するのは確実と思えます。今年の夏に筆者が試算した結果では、まさしく3.5%の金利の利払い費だけで36兆円となり、税収がすべて吹っ飛びます。それに元本の償還費を加えると計49兆円となります。
消費税は15%どころか、インフレを期待しない限り、46%に上げざるを得ないと言う試算となります。インフレに頼る以外にはないことは明白。
ここまでの事態を招いたのは、これまでの政権党にほとんどの責任がありますが、民主党がこの事態にいち早く対処することを望むだけです。国民の本当の不安は、年金や介護が保証されることではなく、その原資となる国家の富が、こういう形で瓦解して、戦後の混乱時のように元も子もなくなることにある、と確信します。