どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

リセット

2006-12-11 03:08:46 | 現実とは・・・理解できないこと

電子辞書の単語登録がいっぱいになったので、消したいけどどうしたらいい?

聞かれて、私は、リセットすればいいと答えた。

ひとつひとつの単語の意味を引き、登録してきた歴史は一瞬にして消える。

ふと友人のことを思う。

彼女は、ひとつひとつ、毎日の生活のなかで、積み上げてきた歴史を、全部ではないにしろ、リセットされてしまった。自分の意思でしたのではないから、されてしまったとしか思えない。事故だったのか、運命だったのか。わからない。

行ったり来たりを繰り返す記憶。私の存在は覚えてくれていても、どんな風に私と接してきたかは、きっと定かではない。

先日の電話での会話。 アメリカに着いたら電話してね・・・・。ここで会ったのに。

そう、病院から電話をかけてくれた。

私のこと覚えてますか? 

もちろん。毎日あなたのことを考えているのよ。

うれしいなあ。色々な人が私のことを考えてくれているよ。

何より悲しいのは、彼女が、あんなに大事に育ててきた息子を、産んだ記憶がないこと。薬ものまないようにして、おなかの中で大事に育ててきたのに・・・。

これから先の方が長いのだから、起こったことを考えてどうしようもないということは、私にも理解できる。でも、考えないではいられない。

彼女の周りにいる人たちも、もっと自分にできることはないの? もっと自分を犠牲にしても、助けてあげるべきではないの? と、自分を責めている。

どこかで、線を引く、思い切る、気持ちを切り替える、運動をして積極的思考に切り替える・・・やるべきことは、そんなことなのかもしえないが、わかっていてもできそうにない、弱い自分がいる。

リセットは重く過酷だ。


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4 コメント

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先日の (龍之介)
2006-12-11 06:51:24
 先日、病院で大変な思いをして、お子さんを生んだ方のことですか。 脳に一時的にせよ、酸素がいかなかったんですか。
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なぜ? (marima)
2006-12-11 07:08:07
友人は、最終的には動脈瘤の手術をしました。

以前からあったのか、分娩時に脳の血管が切れたからなのか、医者の説明もわかりません。

ただ、命が助かっただけでも喜ぶべきだと考えるのが普通なのかもしれません。

運動機能の障害はありません。でも、記憶が前後し、子供を育てられません。
学習能力の一部は記憶に支えられていますからね。

出産前、元気でいたこと・・等を、考えると、いたたまれなくなります。

国際結婚の難しさ、文化の違い、おいたち・・・アメリカ人の友人たちにも、私自身が支えてもらえながら、彼女のこの先この地での、生活どうしたら・・・・と考えています。
何もできなかもしれないですが。。。。
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力んだ時に (龍之介)
2006-12-11 15:07:18
 分娩時の力んだ時に、動脈瘤が切れたと考えるのが自然ですね。
 脳細胞が部分的に壊死してしまったのですね。 でも心配をする必要はありません。
 本人が治す意志があれば、治ります。 真向法の創始者である長井わたるさんだって、治っているではありませんか。 
 脳細胞という物理的なものは壊死しても、気の通り道はまだしばらく健在のはずです。
 気の通り道をよくすることによって、神経の線も刺激を受け、回復の可能性は残されているはずです。
 一人だとなかなか始められませんが、最初はmarimaさんが一緒になって、真向法や逆腹式呼吸をやられたらどうですか。
 何事も実践が先で、頭のほうは後からでよいと思うのですが。
 遅いかもしれませんが、ご自分の幹細胞を培養して注入して、脳細胞を再生させるという考え方もありますが。
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信じることから始まりますね (marima)
2006-12-12 07:39:40
真向法の体操、呼吸法、一緒にやってみることが大事かもしれません。
信じることから始めないと、始まりませんね。
退院したら(明日)できるだけ、通って、一緒にやってみます。私自身のためにも。

毎日とは行かないかもしれませんが。ただ、今は集中力も体力もないので、ゆっくりですね。

彼女はお姉さんが大好きなようです。何かのとき、よく、おねえちゃん と呼びかけています。お姉ちゃんはどこ?とか、お姉ちゃん音がうるさいとか・・そこに居るかのようです。お姉ちゃんは日本に居るのですが・・・。

偶然にも、そのお姉さんと私が同じ名前なのです。こんなことってあるんですよ。

お母さんも何度も、私に、あなたは娘と同じ名前ですねえ・・・と言われました。

これは、もしかして私の運命なのかと思うことがあります。
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