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[原発事故] 憎き前会長勝俣恒久、残された妻子 東電提訴へ(更新5/31)

2013-05-31 | Weblog

更新


5/31

更新記事:1億2600万円求め東電提訴 相馬の酪農家遺族「原発事故で夫自殺」

東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻バネッサ・アボルドさん(35)と小学生の息子2人は30日、東電に約1億2600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 
菅野さんは乳牛約40頭を飼育していたが、事故後、原乳が出荷停止になった。フィリピン国籍のバネッサさんが子どもたちと一時帰国していた平成23年6月10日、牧場の小屋で自殺。壁に「原発さえなければ」「仕事をする気力をなくしました」と書き残していた。
 
バネッサさん側は、家族が離散し、酪農家として営農の可能性が失われるという深刻な悩みの末にうつ病を発症したと主張。「原発事故と自殺との因果関係がある」としている。
 
提訴後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見したバネッサさんは「原発がなければ夫は生きていた。子どものために東電と闘う」と涙ながらに話した。
 
代理人を務める保田行雄弁護士(東京)によると、原発事故が原因とみられる自殺者の遺族が東電を提訴するのは3例目で、避難区域外では初めてという。
 
東電は「多くの皆さまにご迷惑をお掛けし、あらためておわびしたい。訴訟についてはコメントを差し控えるが、事情を伺った上で真摯(しんし)に対応したい」としている。FUKUSHIMA
 

2/17

「原発さえなければ」。そう書き残し、東京電力福島第一原発事故の3カ月後に福島県相馬市の酪農家の男性が自ら命を絶った。「事故で平穏な生活を奪われた」と、妻と息子2人が3月、東電に対して損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。夫への思い、東電への怒り。妻が取材に語った。

菅野重清さん(当時54)が自分の酪農場の堆肥(たいひ)小屋で首をつり、亡くなったのは2011年6月。小屋は原発事故の2カ月ほど前、堆肥販売を拡大しようと、借金をし500万円以上かけて建てたばかりだった。

小屋の壁には今も、重清さんがチョークで書いたメッセージが残っている。「仕事をする気力をなくしました」「ごめんなさい」「なにもできない父親でした」――。

妻のバネッサさん(34)が壁を見つめ、涙を流しながらつぶやいた。「10年以上一緒に暮らしたお父さん、会いたいよ。お父さんは悪くないのに、何でごめんなさいなの」

バネッサさんは00年、母国のフィリピンで重清さんとお見合いして結婚し、相馬市に来た。約40頭の乳牛を育て、つくった堆肥を売る生活。重清さんは寡黙だが、家族との暮らしをいつも一番に考えてくれた。休日には長男(8)、次男(7)と4人で買い物に出かけたり、山で山菜を採ったりした。バネッサさんにはそんな日常が幸せだった。

原発事故で全てが暗転した。放射能の影響で牛乳は1カ月、出荷停止に。堆肥も売れず、収入は途絶えた。借金返済のめどが立たない。重清さんは「どうすればいいのか」と繰り返すようになった。

バネッサさんはフィリピン政府に促され、11年4月中旬から息子2人を連れて一時的に帰国した。重清さんも酪農を捨てて移住することを考え、4月下旬からフィリピンで1週間過ごした。だが、仕事が見つからずに日本に戻った。

夫婦は週に2、3回、電話で話をした。「飯、食ったか」「元気か」。たわいのないやりとりで互いの様子を確認し合った。

6月10日の早朝も電話があった。早い時間の電話に驚いたが、夫の声はいつもと変わらなかった。「バネちゃん、ちゃんと子どもの面倒見てね。(日本に)帰ってこなくていいんだ。子どもを大事にして」

翌日の午前、重清さんは遺体で見つかった。「なんで、どうして」。友人からのメールで夫の死を知ったバネッサさんは、放心状態のまま子どもと日本に戻り、葬儀を済ませた。

放射能が怖くて、自宅から約20キロ離れた福島県伊達市の借家に引っ越した。病気がちの子どもの世話があり、働けない。夫の生命保険で約800万円の借金を返し、残りを取り崩して暮らしている。

昨年11月、事故後の福島の現状を追う映画を撮影していた四ノ宮浩監督と出会った。東電への不満をため込みながら、どうしてよいか分からなかったバネッサさんは、自分の思いを初めて他人に伝えた。「東電を訴えたい」。その一言で訴訟の準備が始まった。「お父さんがいてくれたらなと、思う。生活も苦しい。子どものために闘いたい」

バネッサさんと息子2人は3月に起こす訴訟で、約1億1千万円の損害賠償を求める予定だ。原発事故の影響で酪農が続けられなくなり、生活が破壊されて自殺に追い込まれた、と主張していく。

東電広報部は取材に「多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしていることについて心からおわび申し上げます。提訴については承知していません」と回答した。(ASAHI)

■重清さんが堆肥小屋の壁に書き残したことば

 原発さえなければ

 姉ちゃんには大変おせわになりました

 長い間おせわになりました

 2011 6/10 PM1:30

 大工さんに保険で金を支払って下さい

 ごめんなさい

 原発さえなければと思ます

 残った酪農家は原発にまけないで願張て下さい

 先立つ不幸を

 仕事をする気力をなくしました

 バネ (息子2人の名前)

 ごめんなさい

 なにもできない父親でした

 仏様の両親にももうしわけごさいません

小屋の壁に菅野重清さんが残したメッセージとバネッサさん=福島県相馬市、金子淳撮影(一部画像を処理しています)
 
小屋の壁に菅野重清さんが残したメッセージとバネッサさん
 
 

関連


2013/1/24 

:東電・勝俣前会長らから事情聴取 検察当局 原発事故当時の認識など説明求める

東京電力福島第1原発事故をめぐり、東電幹部らが業務上過失致死傷などの罪で告訴・告発された問題で、検察当局が勝俣恒久前会長(72)や清水正孝元社長(68)ら東電旧経営陣から任意で事情を聴いたことが24日、関係者の話で分かった。原発事故が起きる可能性を予見していたかなど当時の認識について説明を求めたとみられる。

関係者によると、聴取されたのは、勝俣、清水両氏のほか、武藤栄・前副社長(62)ら当時の東電幹部。

検察当局は昨年8月以降、各地の地検に出されていた同罪などでの告訴・告発を相次いで受理。その後、東京と福島の両地検に案件を集約させたうえで、関係者ら約100人をリストアップし、本格聴取に乗り出す方針を決めていた。

検察当局は、既に東電が設置した事故調査委員会の担当社員らを聴取。検事らが防護服を着用して福島第1原発に入り、内部構造や破損状態などを確認している。SANKEI 


 

参考


原発自殺賠償:福島の農家と初の和解 東電、因果関係認め

6/3

東京電力福島第1原発事故後の2011年3月24日に福島県須賀川市大桑原の農業の男性(当時64歳)が自殺し、男性の遺族が「自殺は原発事故が原因だった」として、原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)に交渉を求め、同センターの仲介で東電と和解したことが分かった。弁護団によると、原発事故による自殺に関する和解は初めてで、自殺者の遺族が訴えている民事訴訟の行方にも影響を与えるとみられる。

東電は因果関係を認めて賠償金の支払いを受諾し、5月末までに和解した。和解金は非公開。

政府は原発事故後の11年3月23日付の福島県知事あて文書で、福島県産のキャベツなどを「当分の間、出荷を差し控えるよう」指示。弁護団によると、男性は出荷を目前に控えており、この通知の翌日に自殺した。

弁護団は遺族から依頼を受けて東電と直接交渉を行ったが、因果関係を認めなかったため、12年6月に原発ADRに申し立てた。

口頭審理で、遺族は鑑定意見書を提示し、キャベツの出荷ができなくなり、男性が自殺する前に原発事故に対する絶望感を口にしていたことなどを訴え、それが和解につながったとみられる。東電広報部は「個別の申し立て内容については回答を差し控える」とコメントしている。

農業を通じて約20年間の付き合いがある知人によると、男性は何代にもわたって続く農家を継ぎ、キャベツをはじめコメやキュウリなどの無農薬栽培にこだわっていた。亡くなる約1週間前に会った際、男性の様子について「普段と変わらない様子だった。原発事故のことはあまり口にしなかったが、ショックを受けていたのではないか」と話した。現在は妻と次男が農業を継いでいるという。

原発事故後の自殺者を巡っては、福島県川俣町山木屋の女性(当時58歳)が避難生活で仕事や住居を奪われたストレスで自殺に追い込まれたとして昨年5月、遺族が9120万円の賠償を求めて福島地裁に提訴。また、同県相馬市の酪農家の男性(当時54歳)が原発事故で牛乳が出荷停止になったり、乳牛を殺処分するなどした後に自殺した。遺族は今年5月に1億2600万円を求める訴えを東京地裁に起こしている MAINICHI

 


橋下発言に批判続々 ノーベル平和賞受賞の女史ら(’怒り’の結集を呼びかける)

2013-05-31 | Weblog

橋下氏慰安婦発言:ノーベル平和賞の女性5人が非難

5/31

イランのシリン・エバディさん(65)ら女性のノーベル平和賞受賞者5人が連名で30日、旧日本軍の従軍慰安婦を巡る橋下徹大阪市長の発言を強く非難する声明を発表した。

声明を出したのはエバディさん(受賞2003年)と、北アイルランドのマイレッド・コリガンマグワイアさん(同1976年)▽グアテマラのリゴベルタ・メンチュウさん(同92年)▽米国のジョディ・ウィリアムズさん(同97年)▽リベリアのリーマ・ボウイーさん(同2011年)。

声明は、「戦時における『性の奴隷』は、今日では戦争犯罪と規定されている」と指摘し、「私たちノーベル平和賞受賞者は、いわゆる従軍慰安婦制度を『必要だった』などとした橋下市長の発言を最も強い言葉で非難する」とした。

そのうえで「性暴力は紛争後も被害者や社会に、長期間にわたって深い傷を残す。慰安婦への罪は個人や家族に大きな痛みを与えるだけでなく、東アジアの緊張を高め不信を増大させることになっている」として橋下市長に発言の撤回と十分な謝罪を求めている。

また声明は、日本政府に対し、戦時におけるレイプや性暴力を停止させるための政策推進を求めるとともに、日本の市民に対し、性暴力に反対する声を結集するよう呼びかけている。

声明発表後、ジョディ・ウィリアムズさんは、「性暴力は戦時においても、必要ではなく容認もできるものではない。日本政府は、紛争時の性暴力を禁止する主要8カ国(G8)宣言を支持している。私たちは(橋下)市長が、この動きを支持することを期待する」とコメントした。MAINICHI


安倍の「第3の矢」 原発色に塗られた復古調戦略(名づけて’アベコベ’のミクス)

2013-05-31 | Weblog

成長戦略に「原発の活用」 政権素案、再稼働の推進明記

安倍政権が6月にまとめる成長戦略の素案に「原発の活用」を盛り込み、原発再稼働に向けて「政府一丸となって最大限取り組む」と約束することがわかった。

東京電力福島第一原発事故を受けて脱原発を求める声は根強いが、安倍政権の経済政策「アベノミクス」で目指す経済成長には原発が欠かせないという姿勢を鮮明にする。

素案は、成長戦略をまとめる産業競争力会議で5日に示され、12日までに正式に決めたうえで、14日にも政府方針として閣議決定する。成長戦略に「原発の活用」が入れば、中長期にわたって原発に頼る経済・社会を続けることになる。

朝日新聞は「成長戦略(素案)」を入手した。エネルギー政策では、成長を担う企業が活動しやすくするため、原発事故後の電力不足を解消したり、火力発電につかう燃料費がかさんで値上がりする電気料金を抑えたりする必要があると指摘している。

そのために必要な政策として「電力システム改革の断行」「高効率の火力発電の導入」などとともに「原子力発電の活用」を盛り込んだ。具体的には、原子力規制委員会が安全と判断した原発は「判断を尊重し、再稼働を進める」としたうえで、地元の理解や協力を得るために「政府一丸となって取り組む」と明記し、原発再稼働を積極的に進める方針を打ち出す。

安倍晋三首相は、民主党政権が打ち出した「2030年代に原発ゼロを目指す」という方針を「ゼロベースで見直す」と表明している。ただ、原発への依存は「できる限り低減させる」として、10年以内に中長期的なエネルギー政策をまとめることにしていた。

しかし、電力業界や産業界から原発再稼働を求める声が強まったのを受け、原発の活用に前のめりになった。5月には早期の再稼働を求める自民党の議員連盟ができ、「電力の安定供給は成長戦略に欠かせない」などの声が上がった。首相も15日の参院予算委員会で「(再稼働を)できるだけ早く実現していきたい」と表明している。

産業競争力会議でも産業界などから「原発を早く再稼働し、国策として一定比率を持つべきだ」(民間議員の榊原定征・東レ会長)との意見が相次いだ。竹中平蔵・慶応大教授ら一部議員から慎重論も出たが、政権は成長戦略に原発活用を組み込むことを選んだ。

素案ではほかに、環太平洋経済連携協定(TPP)などの経済連携の推進やインフラ輸出の推進、農地の集約などによる農業の競争力強化なども盛り込んだ。


参考


:単純すぎる安倍首相の頭の中 日銀黒田は早くも逃げ腰になった
4/13 Daily Gendai

安倍首相が4月の衆院予算委員会で、こんな楽観論を振りまいていた。

「大胆な金融緩和でデフレマインドをインフレマインドに変える」「いよいよ、物価が上がると思わなければ、人は物を買わない。物が売れて企業の収益が上がり、労働分配率が増えて、だんだん従業員の給与が上がっていく」

アベノミクスで2%のインフレを起こす。そうなれば、人々は値上がりする前に物を買う。デフレマインドはインフレマインドに変わっていく。こんな見立てを改めて強調したわけだが、つくづく単細胞な男だ。

日銀が異次元の量的緩和をしたところで、物価が自動的に上がるわけではない。むしろ専門家は否定的だ。物価が過熱気味のときに金融を引き締めるのは効果があるが、逆は無理だ。そんな意見が圧倒的なのに、安倍は物価が上がり、物が売れて、賃金まで上がっていくと無邪気に言う。本気で信じているのだとしたら、大バカだが、実はもう、安倍の夢物語を打ち砕く出来事が現実になった。

吉野家の牛丼値下げだ。並盛り牛丼を100円下げて280円にすることを発表したのだが、その理由を安倍に聞かせたいものだ。

「従来の価格では満足できる売上数に届かなかった。客が求める価値のうち、もっとも大きな要素は価格だ」と吉野家の安部修仁社長。

要するに、値下げしなけりゃ売れないのだ。世間では相変わらず、身を切るようなデフレ、値下げ競争が続いているということだ。

◆間違いと限界が露呈したアベノミクス

こうした動きは牛丼業界に限らず、ユニクロもイオンも政府が決めようとしている消費税還元セールの禁止に猛反発している。値下げしなけりゃ売れないことを一番よく知っている業界からの悲鳴である。いかに安倍が能天気か、苦労知らずのボンボンかが分かろうというものだ。

「リフレはヤバい」の著者で慶大大学院准教授の小幡績氏はこう言った。「アベノミクスの問題点は2つあります。1つは、吉野家の例でも明らかなように金融政策で物価は上げられないのです。上げられるのは株や不動産などの資産と、円安による輸入価格だけです。

それなのに、アベノミクスはインフレを起こせると思っているし、そうなれば、駆け込み需要で物が売れると信じている。

問題点の2つ目は、たとえインフレになっても物は売れないということです。200万円の車が来年、220万円になるからといって“今、買おう”というのはよっぽどの金持ちです。普通の人は“だったらやめよう”となる。つまり、アベノミクスで景気は回復しないし、吉野家の一件で限界が露呈したのです」

そうなのだ。「物価が上がった方がいい」「そうなりゃ、みんなが今買い物をする」なんてのは、バカな大金持ちの発想だ。庶民の生活はカツカツなのである。街には年収200万円の若者があふれている。主婦は安い小麦粉やトイレットペーパーを求めて、血眼で走り回っている。だから、吉野家も値下げなのだ。安倍はバカ言ってんじゃない。

◆マーケットに渦巻く 国債暴落懸念の背景

アベノミクスの化けの皮が剥がれた今、問題はこれからは副作用ばかりがクローズアップされる、ということだ。

景気は回復しない、物価は簡単に上がらない。しかし、日銀は物価が上がるまで「異次元の量的緩和」を続けるのである。その結果、どんな事態が起こるのか。

実はマーケットでは連日、恐ろしいことが起こっている。値幅制限を超えて国債価格が乱高下するため、今週は延べ5回もの売買一時停止措置が発令されたのだ。そのため日銀は証券会社などの幹部を呼んで会合を重ね、日銀の国債購入をアナウンス(#1)している。ところが長期金利(10年債)は跳ね上がった。金融機関は長期金利を引き上げ、黒田・日銀の「金利を下げて投資を促す」戦略は大外れ。

(#1)4月のデーターでは、11日、翌12日に長期国債を一気に約2・5兆円買い入れると発表。15日、4・3兆円の資金供給を行 うこともアナウンス。だがそれでも国債はすぐに急落。12日には、週末なのに売りが広がり、長期金利(10年債)は0・620%まで跳ね上がった。

それどころか、「こんな危なっかしい国債は持っていられない」(国債ディーラー)という声が出始めている。その背景にあるのは、いくら黒田日銀が否定しても、「日銀が財政ファイナンスをしている」という見方だ。それが根底にあるから、常に暴落懸念がよぎる。日銀が国債を買えば買うほど、不安が広がる。実際、国債が急落したら、日本経済はクラッシュなのだから、恐ろしい。

国債の市場分析の第一人者、ソシエテジェネラル証券の東京支店長・島本幸治氏はこう言った。
「日銀が国債買い取りを発表しても価格が急落するのは、日銀が市場のコントロール機能を失っているからではないか。こんな見方が確かにあります。これが国債暴落懸念を想起させているのです。それでなくても日銀の別次元の量的緩和で国債の7割を買うことになったため、市場のプレーヤーが少なくなり、市場機能が弱体化している。今のマーケットは量的緩和の弊害ばかりが表に出ている状況です」

◆黒田総裁が急に出口戦略を言い出した

それだけに、黒田日銀の青ざめていること。エラソーな日銀が市場関係者とミーティングを重ねて、情報発信するなんて異例だし、黒田総裁自身も新聞のインタビューに応じて、こんなことを言い出している。

「(政府の財政状況は)おそらく持続できないと思う。財政赤字の縮小が必要だ」「現在の緩和策が続くわけではない。物価目標が達成されれば出口ということになる」「銀行券ルールはいずれ復活してくる」

ちょっと前までは「2%まではなんでもやる」と強調、出口戦略について聞かれても、「いま具体的に話すのは時期尚早だ」なんて言っていたくせに、完全に逃げ腰ではないか。

このコメントを見た大阪商大教授の佐和良作氏(経済学)はこう言った。

「マーケットの反応に慌てているのだと思います。黒田さんは理論だけの人でマーケットのサジ加減のようなものを知らない。こういう政策を打ち出せば、市場がどう動くかという皮膚感覚のようなものがない。その弊害が出ていますね。国債急落の懸念が出てきたものだから、財政再建の必要性や出口戦略に言及せざるを得なくなったのだと思います」

こりゃ、日本は大変な事態になりつつある。前出の小幡績氏は「国債暴落だけは避けなければいけないが、危ない。黒田日銀は、そのリスクを高めてしまった」と切り捨てた。

何が平均株価急騰だ。そんなのに浮かれている間に、日本経済はのっぴきならなくなってきた。


:安倍首相 成長戦略第1弾を表明 医療・雇用・育児、重点策

4/20

安倍晋三首相は19日、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、医療、雇用、子育て分野の成長戦略を発表した。「現在、最も生かしきれていない人材は『女性』だ。女性の活躍は成長戦略の中核をなす」と強調。約2万5000人の保育所待機児童を2017年度までに解消するなど、女性の就労支援に本格的に取り組む姿勢を示した。最先端の医療技術を官民一体で開発する日本版国立衛生研究所(NIH)の設立構想も明らかにした。

首相は、講演に先だって行われた経済3団体との会談で、「全上場企業で積極的に役員、管理職に女性を登用してほしい。まずは役員に1人は女性を登用してほしい」と要請し、前向きな回答を得たことを紹介。「待機児童ゼロ」に向けては、13〜14年度に20万人分、17年度までに40万人分の保育の受け皿を整備するとの道筋を示し、「財源はしっかり確保している」と述べた。

また、育児・介護休業法で最長1年半となっている育児休業について、取得期間を子供が3歳になるまで延長する考えを表明。法律で義務付けることはせず、企業に自主的な対応を促して、「政府も新たな助成金をつくるなどして応援する」と語った。また、育休終了後の職場復帰に向け、大学や専門学校などで学び直すことができるよう、新たなプログラムを用意する考えも示した。

日本版NIHについては、米国のNIHを参考に、「官民一体で研究から実用化までをつなぐことで、再生医療、創薬など最新の医療技術を切り開く」と説明。一方、医療機器メーカーや医療機関と連携し、日本の高度な医療技術を海外展開する新組織を23日に発足させる方針も打ち出した。

また、再生医療製品の実用化に向け審査期間を大幅に短縮できるよう、「少数の患者による有効性の確認でも市販を可能とする薬事法改正案を今国会に提出する」と述べた。

労働分野では、成熟産業から成長産業に人材を移すため、「失業なき労働移動」を提唱。成長産業の企業が必要な職業訓練を行う際に費用を支援する「労働移動支援助成金」を拡充することを約束した。

また、首相は4月28日からのロシア、中東歴訪を前に、「いよいよ経済外交をスタートする」と表明。粒子線治療施設を建設するための日露協力や、アラブ首長国連邦との「先端医療センター」構想推進にも言及した。MAINICHI


橋下発言に批判続々 大阪市議会も 「何様のつもりか」「日本人は文盲のバカか」更新5/31

2013-05-30 | Weblog

橋下氏慰安婦発言 大阪市議会でも批判相次ぐ

大阪市議会の委員会で答弁する橋下氏(右)=21日午後(安元雄太撮影)

「何様のおつもりで発言されているのですか」。日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の慰安婦発言をめぐり、21日に開かれた大阪市議会の財政総務委員会で批判が相次いだ。

「市長と違って国語力や読解力に乏しいもので…」。質問に立った自民市議は橋下氏に対して、こう切り出した。「メディアに読解力がなく、発言が正確に報道されていない」という主張をしてきた橋下氏の言葉を使い、発言の真意について質問を始めた。

橋下氏は「説明の機会を与えていただいてありがとうございます」と述べて説明したが、自民市議は「不用意な発言で外交問題になり、政府や外務省に迷惑をかけている。何様のおつもりで発言されているのですか」などと批判した。

橋下氏が「本当は自民党が言わなければならないこと。僕が話したことのどこが問題なのか指摘してほしい」と切り返す一幕もあった。一方、共産市議は「市民にとっては迷惑。辞職なさるべきだ」と求めた。


更新

5/31

 

「市政に空白つくるべきでない」井上・公明幹事長が釈明

公明党の井上義久幹事長は31日、大阪市議会で橋下徹市長(日本維新の会共同代表)に対する問責決議案に反対したことについて「市政に空白をつくるべきではない」と語り、出直し市長選を避ける狙いがあったことを明らかにした。

市議会の公明は当初、決議案に賛成する意向を固めていた。だが、可決されれば、出直し市長選となる公算が大きくなったため、「問責」の言葉を抜いた決議案を単独で提出し、問責決議案に反対した。井上氏は「我々としては辞職を求める趣旨ではなかった。日本維新の会の姿勢や政策、橋下氏の発言についてはただしていく」と語った。

5/30

橋下市長の問責、否決へ=自民共提出も 公明反対:

16時33分

橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)の従軍慰安婦問題などをめぐる一連の発言に関し、大阪市議会の自民党、民主党系、共産党の3会派は30日夜の本会議に、橋下市長への問責決議案を提出する方針を決めた。ただ、当初は賛成の意向を示していた公明党が一転して反対に回ることを決めたため、決議案は反対多数で否決される見通しとなった。

決議案をめぐっては、松井一郎大阪府知事(維新幹事長)が同日午前、可決された場合は橋下市長が辞職し、出直し市長選が実施されるとの見通しを表明した。

松井発言を受けて4会派は、文言の調整などを続けていたが、「問責」を目指した自民、共産、民主系3会派に対し、公明党は橋下市長の辞職による市政の混乱を懸念し、問責決議案には賛成しないことを決めた。 

橋下大阪市長:松井知事「出直し選」発言に市議会反発

13時49分

橋下徹大阪市長への問責決議案を巡り、松井一郎大阪府知事が30日、出直し市長選に踏み切るとの見通しを示したことに、市役所などでは衝撃が広がった。市議会は「議会への揺さぶりだ」と一斉に反発。市職員や市民らも「任期を全うすると言っていたのに」と困惑や怒りを隠さない。松井知事は都構想を含めて信を問う考えも示しており、橋下市長の進退を巡る状況は緊迫感を増してきた。

橋下市長は午後0時半ごろ登庁。「市長、出直し選ですか」との記者団の問いかけには答えず、硬い表情のまま市長室に入った。

「橋下市長独特のけんか手法だ。状況を見定めるが、問責決議案を取り下げるつもりはない」。自民市議団の柳本顕幹事長は30日午前、問責決議案を予定通り共同提案する考えを示し、「出直し選になれば、当然対抗馬の擁立を検討するだろう」と話した。共産市議団の山中智子幹事長も「異常な反応だ。市長が何も反省していないことの表れで、議会への脅し。逆ギレだ」と指摘した。決議案については、「引っ込めるわけにはいかない。議会としての意地を見せるべきだ」と話した。公明市議団は同日午前から自民と対応を協議し、待場康生幹事長は「まだ決まっていない」と話した。

一方、維新の坂井良和市議団長は「橋下市長は市政改革を着実に実行しており、問責のいわれはない。それでも責任を問うというなら、議員の身分を賭して不信任決議で臨むべきだ」とけん制した。

大阪府・市の職員にも動揺が広がる。市職員は「出直し選は筋違いだ。議会の指摘を理解し、話し合いの道を探るべきだ。大阪都構想の本気度を疑ってしまう」。府幹部は「(都構想の制度設計を行う)法定協議会が始まったばかりで、出直し市長選を行うのはどうか」と疑問を呈した。

従軍慰安婦を巡る橋下市長の発言に抗議している大阪市内の女性団体代表(64)は「市民や議会への脅しで、めちゃくちゃだ。橋下さんは政党代表と市長の肩書を都合良く使い分けている。出直し選になれば選挙費用もかかる。自分こそが民意とのやり方は許せない」と憤った。

可決なら出直し選に=橋下市長問責で―松井大阪知事

日本維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は30日、橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)に対する問責決議が市議会で可決された場合、橋下市長が辞職して出直し市長選に出馬するとの見通しを示した。府庁内で記者団の質問に答えた。

問責決議案は、橋下市長の従軍慰安婦問題などをめぐる一連の発言を受け、自民、共産両党と民主党系会派が同日、市議会に提出。公明党も賛成する意向で、午後の本会議で可決される見通し。

松井氏は問責決議への対応について「市長としての役割を果たしていない、市長であるべきでないという話だ。そのときは(橋下氏は)民意を問うことになるでしょう」と述べた。

5/29

大阪市長は辞任せず=共同代表降板でも-維新・橋下氏

日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は29日、維新が夏の参院選で敗北して自身が共同代表から退く事態に至った場合でも、大阪市長は辞任せず、職務を継続する意向を明らかにした。市役所で同日行った記者会見で、「(共同代表辞任と)市長とは全然関係ない」と語った。橋下氏の市長任期は2015年12月まで。
橋下氏は27日の日本外国特派員協会での会見で、従軍慰安婦問題などをめぐる自らの発言の政治責任に関し、「参院選の結果を受けて、私が共同代表のままでいられるかどうか、党内で議論が生じる」と述べ、結果次第で進退論が浮上するとの認識を示していた。 

橋下市長の問責可決へ=慰安婦発言で―大阪市議会

橋下徹大阪市長の従軍慰安婦問題などをめぐる一連の発言に関し、大阪市議会が問責決議を可決する見通しとなった。自民、共産両党などが提出する決議案に公明も賛成する意向であることが、29日分かった

橋下市長の「辞職」決議案、市議会自民共が協議

日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の一連の発言を受け、大阪市議会の自民、民主系、共産の3会派は、市長辞職を含めた政治的責任を求める決議案を30日の市議会最終日に提案する方向で協議を始めた。

可決されても拘束されないが、自民市議団幹部は「市政に混乱を招いた責任を問いたい」としている。また、公明党市議団は29日、橋下氏に「猛省を要望する」と申し入れた。


安倍ノミクスバズカー砲 株に的中しチンに跳ね返る 花街は’泡のミクス’で好景気

2013-05-30 | Weblog

風俗業界は「高級店」が活況!プラチナ会員が1割増加

アベノミクス後⇒会員制デートクラブの上半期売り上げ予測は1億円!
風俗業界では「高級店」に活況が戻ってきた。

都内某高級デリヘル店では、プレイ代金60分6万円以上の「プラチナ嬢」の売り上げが上昇し、3月第4週の売り上げは昨年同期比63%もアップ。

都内の会員制デートクラブ(愛人紹介業)では、プラチナ会員(入会金10万円、紹介1人につき5万円)が1割程度伸び、「今年上半期の売り上げ予想は1億円」(風俗関係者)というとんでもない事態に。

「高い店ほど恩恵を受けている」兆候は水商売全般でも同様。さらに、乱交パーティ業者や金髪白人女性斡旋業者でも若干、相場が上昇傾向にあるという。

 

アベノミクス効果で吉原ソープ街も活況! 高級店に異変、激安店は値上げも

安倍晋三首相による経済政策「アベノミクス」が東京・吉原のソープランド街にも波及している。大衆店のデフレ傾向に歯止めがかかり、サービス料6万円台の超高級店も人気というのだ。業界関係者も「アベノミクスならぬアワノミクスだ」と股間、いや期待を膨らませている。

「あの店、値上げしたらしいぞ」

ソープランドが密集する東京都台東区の吉原。泡姫で華やぐ一帯で、「30分6000円」という破格値を掲げるソープ店Aが話題にのぼっている。

吉原は一般的に総額6万円台の高級店、3万~4万円の中級店、2万5000円以下の格安店に分かれるとされる。その格安店のなかでも激安価格でサービスを提供しているAが、先月、突如1000円の値上げに踏み切ったというのだ。

「世間のデフレに歩調を合わせるように料金がどんどん下がり、2月には5000円にまでなった。最初は同じサービスで8000円だったのにね」(吉原のソープランド店主)

どこまで下がるのかと噂されていたなかでの値上げだっただけに関係者も驚いた。

Aの関係者は「ここ数年、吉原は客離れが激しく、値下げはその打開策だった。ただ、3月ごろから集客が安定してきたので思い切って価格を1000円上げてみた」。値上げ後の現在も客数は減らず、アベノミクスさまさまと手放しの喜びようだ。

高級店にも異変が起きている。業界事情に詳しい風俗情報誌『俺の旅』(ミリオン出版)の生駒明編集長は「今年に入って、不景気で閑古鳥が鳴いていた高級店に急に客が入り始めた。株価上昇でもうけた富裕層が流れてきているようだ」と話す。

生駒氏によると、客数の増加は特に高級店と前出のAのような格安店で顕著で、業界では、この現象をソープの泡になぞらえて「アベノミクスならぬアワノミクスだ」と歓迎しているという。

効果抜群の経済政策。ここ数日は株価が乱高下し市場は不安定だが、上昇トレンドは変わらないとみる株式アナリストたちは多い。景気回復にわくソープ街だが、利用する側としてはデフレ料金が長く続いてもらいたい気も…。

 


橋下発言に批判続々 武道家もいましめて 「滝のぼる鯉の心は張り弓の 緩めば落つる元の川瀬に」

2013-05-30 | Weblog

“あなたは歴史学者でもありませんし、ましてやジャーナリストでもありません。政治団体の「日本維新の会」の共同代表というお立場がありますが、それより何より、あなたの第一の仕事は大阪市を司る市長としての役割です”

“そこに住む市民の総意でその長に任ぜられたわけですから、何を置いても大阪市民の幸福を実現するために汗をかかなければならないのです”

“そもそも大阪には在日韓国人の方がたくさんお住まいです。あなたの発言によって、彼らが不利益を被ることもあり得る。市政とは関係のない、日本国の外交問題を口にして大阪市民の利益を損ねてはいけません” 

“政治家とは政を司る者です。己の私見や感情で発言しては絶対にならない。発言前に十分に道理立てをして相手の立場になって思索することが必要であります。相手に不安や誤解を与える言動は、リーダーとして慎まなくてはなりません”

“踏み出す勇気は必要ですが、政治家としての良識を忘れてはなりません。良識を伴わない勇気はともすれば蛮勇となります。政治家としての本分をわきまえなければなりません”

”あなたは、まだ重要な国際外交問題を公の場で語れる立場ではありません。今なすべきことは、もっと「維新」の人材を育成し、政治家としての力を蓄えることです“

”他人の言動に踊らされてはなりません”

“十分に思索して責任をもって言動することを望みます。「人に二つと書いて仁」と呼びます。自分の考えてる事も正しいがゆえに、その逆の考えの相手もまた正しい。仁とは相手を思いやる心です”

“仏法は一切は完全であると説いております、つまり自分の信じる事の対極にある事も真実。ゆえに己にとって真実は全て半分ということであります”(空手家、石井館長の魁!人生塾より抜粋


参考


橋下市政のおひざ元で母子が餓死、慰安婦発言で公務を怠けているうちに

昨夏から困窮か、役所に生活保護相談 

大阪・母子死亡大阪市北区天満2丁目のマンションで母子の遺体が見つかった事件で、母親が昨年7月、夫と3人で住んでいた大阪府守口市の役所に、生活保護の相談をしていたことがわかった。

守口市によると、母親の井上充代さん(28)は昨年7月4日、生活保護相談の窓口を訪ね、「これから生活が不安定になる。仕事が見つからなかったらどうすればいいか」と相談した。担当者は、仕事がなければ再度来るよう勧めたが、その後、連絡はなかった。

子の瑠海(るい)君(3)は、1歳半の乳幼児健診と2歳の歯科検診が未受診だった。市は繰り返し電話したが連絡が取れず、今年4月下旬、市の保健師が自宅を訪ねると夫がおり、「2人はどこに行ったかわからない」と話したという。

 

大阪の母子遺体 夫のDVで別居か 実家にも居場所伝えず孤立

大阪市北区天満のマンションで母子2人の遺体が見つかった事件で、母親の井上充代さん(28)は数年前に大阪府守口市に居住。このころに夫からDVを受けていたとみられ、その後夫と別居してマンションに移った。 少なくとも入居後は夫との接触はなかったが、住民登録はせず、広島県内の実家にも居所を知らせていなかった。室内から離婚届も見つかった。マンションは知人らの善意により、無償で借りていた。

2人は2月ごろに亡くなったとみられる。室内のクローゼットの取っ手には、カーテンを引き裂いて作ったロープが輪っか状にして取り付けられており、井上さんが無理心中を図ろうとしたとの見方もある

 

母子遺体発見の室内にメモ

大阪市北区天満2丁目のマンションの一室で24日、この部屋に住む母子の遺体が見つかった事件で、室内に「最後におなかいっぱい食べさせられなくて、ごめんね」という内容のメモが残っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。預金口座の残金は十数円だけで、府警は生活に困窮していたとみている。

親子は職業不詳の井上充代さん(28)と瑠海(るい)君(3)。捜査関係者によると、メモはガス料金の請求書の封筒に手書きされ、充代さんが書いたとみられる。2人は昨年10月ごろ、知人の紹介でマンションに入居した。室内に冷蔵庫はなかった。食べ物もなく、食塩があっただけだった。部屋の電気とガスは止められていたという。

2人は2月ごろ死亡したとみられ、府警は瑠海君が先に亡くなった後、充代さんも間もなく死亡したとみている

大阪のマンション一室に 母子餓死か

女性と子どもの遺体が見つかったマンション=大阪市北区天満で2013年5月24日午後8時40分、金澤稔撮影
女性と子どもの遺体が見つかったマンション=大阪市北区天満

24日午後0時40分ごろ、大阪市北区天満2のマンション3階一室で、管理会社の通報を受けた警察官が成人女性と性別不明の幼児の腐乱遺体を見つけた。大阪府警天満署は住人の母子とみて身元の確認を急ぐとともに、司法解剖して死因などを詳しく調べる。室内に冷蔵庫はなく、電気が止まっており、餓死の可能性もあるという。

同署によると、現場はワンルームタイプ。遺体に目立った外傷はなく、女性はほぼミイラ化し、3〜4歳ぐらいとみられる幼児の頭部は白骨化していた。死後数カ月は経過しているという。

2人は布団の上に並んで倒れ、女性はあおむけ、幼児は汚物が付いたタオルと毛布を上半身にかけられていた。女性は冬用のスエットの上下、幼児は厚手のトレーナーとオムツカバーをはいていた。玄関と窓は施錠され、物色の跡はなかった。

同じ住民が約10日前とこの日、「異臭がする」と管理会社に通報。社員がこの日、玄関を開けると遺体が見え、110番通報した。

大阪市こども相談センター(児童相談所)によると、この部屋の住人に関する虐待などの情報や通報はない。

不動産会社によると、マンションは6階建て。1988年ごろに建てられ、3階の部屋の家賃は4万〜5万円。

2階の男性は「約1週間前から強い臭気がし、管理人に問い合わせようと思っていた。びっくりしている」と話した。どの部屋からかわからないが、以前は子どものはしゃぐ声が聞こえていた。「最近、子どもの声が聞こえなくなったので、どうしたんだろうと思っていた」と語った。

近くのマンションの女性会社員(26)は「この辺りは都市部で近所付き合いはほとんどない。早く異変に気付いてあげていたらと思うと気の毒だ」と話していた。

 

YAHOO投稿サイトのコメント
 
・大阪の母子餓死を受けて「二人のように本当に困ってる人に生活保護を与えろ」という意見が散見される。だがもし、親子が死なないで生活保護を受けていたら、「働け」とあら探しされて「本当に困ってはいない人」として叩かれていただろう。日本で「本当に困ってる人」になるには、餓死か、心中しかない。
 
・大阪の事件で、女性が夫から逃れていたとの報道があった。これは今検討されている生活保護受給者の家族負担(調査)でもっとも危惧されている、DVや虐待のケースの可能性がある。このような形で、被害者が住所や家族関係の発覚を恐れ、生活保護を受給できないことは、あってはならない。
 

[改憲] 反対の声 続々!! 元自民党幹事長 赤旗に/(´o`)\オーノー!!

2013-05-29 | Weblog

96条改正は絶対反対 古賀元自民党幹事長、赤旗に

 

自民党の古賀誠元幹事長が共産党の機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ、憲法改正の発議要件を緩和する96条の改正について「絶対やるべきではない」と主張していたことが29日、分かった。

6月2日付の日曜版に掲載される。自民党幹事長経験者が赤旗のインタビューに応じるのは珍しい。

古賀氏は、発議要件を衆参両院総議員の各「3分の2以上」とする96条に関し「憲法は最高法規。他の法規を扱う基準と違うのは当然だ。

諸外国を見ても、改正のハードルは高い」と指摘。平和主義を定めた9条に関しては「平和憲法の根幹で、『世界遺産』だ」と述べた。

 


[改憲] 反対の声 続々!! 宗派を超えて 決起集会で /(´o`)\オーノー!!

2013-05-29 | Weblog

改憲反対、宗教者が声明 平和への祈り、行動に

命を尊ぶ者として平和への祈りを行動にしよう―。

キリスト教や仏教、神道の宗教者約50人が29日、宗派を超えて東京都内で集会を開き「憲法96条の改定に反対し、9条を守ろう」とする共同声明を発表した。

声明は、安倍晋三首相が「96条を改悪し、9条改憲に道筋をつけようとしている」とし「日本を再び『戦争する国』に仕立て上げようとする大変危険な動きだ」と批判。呼び掛け人に名を連ねた作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんは「今後も日本は戦争をしない国として生きるべきです」とのメッセージを寄せた。


[改憲] 反対の声 続々!! 全国弁護士会 素人安倍の憲法挑戦に /(´o`)\オーノー!!

2013-05-29 | Weblog

愛知県弁護士会が96条改憲反対を決議 

愛知県弁護士会は29日、名古屋市内で総会を開き、改憲の発議に衆参両院の3分の2以上の賛成を必要とする憲法96条の発議要件緩和に反対する決議を全会一致で採択した。

同弁護士会によると、96条改憲に反対する弁護士会の決議は群馬、栃木、大阪に続き4件目。長野や宮崎などでは会長声明が出ている。

決議では、米国や韓国、ルーマニアの憲法は3分の2以上、フィリピンでは4分の3以上の議決や国民投票を必要としていることを挙げ、「諸外国の憲法改正規定を見ても、要件が著しく厳しいというわけではない」と指摘している。

名古屋市中区の愛知県弁護士会館で会見した安井信久会長は「要件緩和の先に憲法9条の改正が透けてみえる。憲法で守られるべき平和や人権を損なうおそれがあることを、国民に知ってもらいたい」と述べた。

決議文は首相や各政党、両院議長などに送る。


橋下発言に批判続々 弁護士グループ(資質を疑問視 弁護士会に審査請求)更新5/29

2013-05-29 | Weblog

大阪弁護士会 弁護士グループ、橋下市長の懲戒請求へ

5/22

日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の従軍慰安婦を巡る発言は弁護士の品格をおとしめたとして、大阪弁護士会所属の弁護士グループが近く、橋下氏の懲戒を同弁護士会に請求する方向で検討していることが分かった。

橋下氏は同弁護士会に所属し、2010年に山口県光市の母子殺害事件を巡って業務停止2カ月の懲戒処分を受けている。

関係者によると、弁護士らは、橋下氏が慰安婦制度について「軍の規律を維持するために当時は必要だった」と発言したことや、沖縄の米軍司令官に「風俗業を活用してほしい」と進言したことなどを問題視。懲戒請求の理由について「憲法が定める基本的人権や男女平等を無視し、基本的人権の擁護を定めた弁護士法にも反する。弁護士の品格をおとしめ、市長の弁護士としての資格に疑問が生じている」などの文言で調整している。

弁護士会は請求を受けると、審査すべき事案かどうかを審議し、業務停止や除名などの処分を決める。

橋下氏は1997年に弁護士登録。テレビ番組で光市母子殺害事件の被告弁護団への懲戒請求を呼びかけた行為に対し、「刑事弁護に対する誤った認識を与えた」などの理由で業務停止2カ月の処分を受けた。この行為を巡っては、同弁護団が橋下氏に損害賠償を求めて提訴したが、11年に最高裁で橋下氏の勝訴が確定している。


更新

更新記事:橋下徹氏 所属の大阪弁護士会有志が懲戒請求

5/29

大阪弁護士会の弁護士有志らが29日、従軍慰安婦を巡る一連の発言で弁護士の品格と品性をおとしめたとして、弁護士資格を持つ、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の懲戒処分を同弁護士会に請求した

橋下氏が所属する同弁護士会は今後、綱紀委員会などで処分の必要性などを検討する。

請求書では、橋下氏の発言について「社会正義の実現、基本的人権の擁護義務を定めた弁護士法にも反する極めて異常な発言だ。弁護士としての資格、業務の継続に大きな疑問が生じている」と訴えている。有志代表は辻公雄弁護士。請求には市民を含めて計約740人が名を連ねた。

一方、橋下氏はこの日の記者会見で「政治的見解にまで懲戒請求するのは請求権の乱用で、政治活動への重大な挑戦だ」と反論した。


[生活保護法改正] 安倍の国民を欺く法案作り(こっそり盛り込む卑劣なやり方)更新5/29 

2013-05-29 | Weblog

 

更新記事:生活保護改正案 申請厳格化緩和で合意

5/29

民主、自民、公明の三党は二十八日、政府提出の生活保護法改正案の修正で大筋合意した。焦点だった申請手続きを厳格化する規定について、民主党が緩和を求める対案を決定し、自公両党が対案を受け入れる方針を示した。与党と四野党がそれぞれ議員立法で国会提出し、同改正案とセットで審議中の子どもの貧困対策法案の修正でも合意すれば、今国会中に成立する。

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改正案は申請時に本人の資産や収入、扶養義務者の扶養状況などを記した申請書の提出と、省令で定める必要な書類の添付を新たに義務付けた。

自治体の窓口で申請を拒む「水際作戦」を助長するとして、民主党は二十八日の「次の内閣」で対案を決定。

申請書提出と書類添付に関し「特別な事情があるときは、この限りではない」と例外規定を設け(1)申請書を提出できない場合は口頭での申請も認める(2)家庭内暴力の被害者や路上生活者ら書類をそろえるのが困難な場合は書類がなくても申請できる-ようにした。

添付書類は、申請時でなく保護の決定までに提出すればよいと解釈できる文章も加えた。

与党と民主、日本維新、みんなの党は同日の衆院厚生労働委員会理事懇談会で、改正案と子どもの貧困対策法案の修正協議に入る方針で一致。二十九日に生活困窮者自立支援法案と合わせて本格審議に入るのと並行して、修正協議を進める。

生活保護の申請手続き 生活保護の受給を希望する場合は、本人か家族が福祉事務所に申請する。厚生労働省は現在、省令などに基づき、預貯金や有価証券の有無、収入などを申請する際に書類に記入するよう求めている。福祉事務所は申請から原則2週間以内に受給の可否を通知。生活状況を把握するための家庭訪問や、不動産など資産の調査も実施する。

 

 


生活保護法改正案 議論なく申請厳格化 

5/15

政府が自民党に十日に提示した生活保護法改正案に、保護の申請を厳格化する項目が盛り込まれていたことが十三日分かった。

これまでの政府や与党内の議論ではほとんど取り上げられていない内容で、関係者や専門家、受給者の支援団体などから「本当に生活保護を必要とする人が利用できなくなる」「制度の根幹に関わる見直しをこっそり隠すやり方は問題だ」と批判が出ている。

政府は十七日にも閣議決定して国会に提出する方針だが、野党が反発するのは必至だ。 

改正案は申請時、本人の資産や収入、扶養義務者の扶養状況を記した申請書を提出し、必要な書類を添付しなければならない新たな規定を設けた。

現行は施行規則で住所、氏名、保護が必要な理由を書いた書面を提出すればよく、資産や収入までは入っていない。判例で、口頭での申請も認められている。申請の意思を明確に示すことが難しい人もいるからだ。

保護の開始時、扶養義務者に書面で「省令で定める事項」を通知することも盛り込まれた。

生活保護受給者と過去に受けていた人の扶養義務者の収入や資産の状況について官庁や銀行、勤務先、日本年金機構などに報告を求め、調査することができるとの項目も入った。

制度見直しを議論してきた厚生労働相の諮問機関・社会保障審議会「生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」の宮本太郎部会長(中央大教授)は「部会では議論されなかった。(部会がまとめた)最終報告にも入っていない。保護が必要な人への心理的な脅威になることは避けるべきだ」と指摘した。

生活保護問題対策全国会議の事務局長を務める小久保哲郎弁護士は「これまで違法とされてきた(自治体が窓口で申請を受け付けない)水際作戦を法制化するもので、多くの保護が必要な人を窓口で追い返す効果がある」と批判した。

厚労省社会・援護局保護課は取材に「政府としては与党に法案審査をしていただいている段階なので、現時点での個別の条文についてのコメントは差し控える」と答えた。TOKYO

 
 

 


特報: 山本太郎氏、参院選立候補へ 脱原発・TPP反対訴え

2013-05-28 | Weblog

反原発活動を続ける俳優の山本太郎さん(38)が27日、東京都内で集会を開き、参院選への立候補を表明した。脱原発や、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加反対を訴えるという。主張が重なる政党と調整し、立候補する選挙区や比例区を決める方針。

山本氏は、集会に招いた共産党や社民党の幹部らに「脱原発の大きな受け皿になるため、(一緒に)新たな政治団体を作って統一比例名簿を作りたい」と訴えたが、社民党の福島瑞穂党首は「統一名簿は難しい。選挙区で出てほしい」と答えた。


参考


山本太郎だけじゃない!“新党ひとり”は簡単に作れる

◆政治団体設立はカネもかからず意外と簡単!

実際に1人で政治団体を立ち上げてしまった人もいる。

「設立は’09年7月。国政に疑問を持ち、“何かしなくちゃ”という焦りみたいなものがありました。

まずはブログで自分の思いを書いたのですが、次の段階として現実世界で行動したいと。

そこで思い立ったのが政治団体の設立でした」と言うのは「ベンサムの提言実現研究会」代表・早見雅子さん。食品会社勤務で夫と2人の子供がいる、普通の働くママさんだ。

「自分で書類を整え、県庁の選挙管理委員会まで出向いて提出しました。

最初はちょっと腰が引けましたが、県職員の方が丁寧に説明してくれて。

お金も交通費ぐらいで実質的な出費はゼロでした」

活動としては「ブログの発行ぐらいで何も……」とのことで、現在は解散してしまったとか。

「でも、達成感はありましたし、体験は財産になりました。年1回の会計報告は面倒でしたけど」

一度体験してみれば、政治家の気持ちが少しはわかるかも!? (日刊SPA)

 


橋下発言に批判続々 「ハィ 遊郭茶屋’飛田’で働いていました」の件につき

2013-05-28 | Weblog

 記事:飛田新地の組合で顧問弁護士経験、橋下氏認める

橋下徹氏は27日の日本外国特派員協会での記者会見で、かつて遊郭として栄えた大阪市西成区の歓楽街「飛田新地」の料理組合の顧問弁護士を務めていたことを明らかにした。

イタリア人記者の質問に「かつて顧問弁護士だったことは事実」と答えた。記者からは「買春は違法だが、どう自身を納得させているのか」と問われたが、橋下氏は「違法なことがあれば捜査機関が適正に処罰するし、料理組合自体は違法ではない」と述べた。通訳も「料理組合」を「restaurant(飲食店)」と訳した。

日本人フリー記者が「飛田で買春ができることは、ませた中学生なら誰でも知っている」と指摘する一幕もあったが、橋下氏は「違法であれば捜査機関に処罰されます」と繰り返した。 ASAHI


参考


:日本外国特派員協会でのやり取り

かつて飛田料理組合の顧問弁護士を務めていた橋下徹は、2013年5月27日に日本外国特派員協会において記者が「名称は『料理組合』かも知れないが、飛田は、お店の2階に上がってお金を払えば買春できることは、大阪のちょっとませた中学生なら誰でも知っている。

中学生が聞いて、『橋下さん、うそついてはるわ!』と思うような詭弁を弄してひとりの政治家として恥ずかしくないのか」と問いただしたのに対し、「日本において違法なことがあれば、捜査機関が適正に処罰する。料理組合自体は違法でもない」、「違法なことであれば、捜査機関が行って逮捕されます。以上です」などと述べ、売春の実態の有無には直接的に触れず、料理組合それ自体には違法性が無いという点のみ説明している。

:飛田遊廓

大阪市西成区の山王3丁目一帯に広がる遊廓、赤線である。通称は飛田新地(とびたしんち)。大正時代に築かれた日本最大級の遊廓と言われた。1958年の売春防止法施行以後は料亭街『飛田料理組合』となっているが、現在も当時の雰囲気を残している。

大部分の「料亭」は看板は料亭であるが、営業内容は1958年以前と何ら変わりがない。表向き料亭に転向することにより、料亭内での客と仲居との自由恋愛という脱法行為として売春防止法を逃れられたためである。


会見に出席したジャナリストブログサイト


田中龍作ジャーナル『橋下氏会見 「海外メディア不満「明確な回答なかった」、失笑もれる』

http://tanakaryusaku.jp/2013/05/0007176


橋下発言に批判続々 外国特派員協会での釈明会見 ’まさに弁護士の抗弁そのもの’更新5/28

2013-05-28 | Weblog

:橋下氏、「沈静化失敗」「丁寧に答えた」…各国特派員反応

5/27 

日本外国特派員協会で開かれた記者会見で、発言を求め手を上げた記者を見つめる橋下徹氏(左端)=東京都千代田区で2013年5月27日午後1時58分、西本勝撮影
日本外国特派員協会で開かれた記者会見で、発言を求め手を上げた記者を見つめる橋下徹氏(左端)=東京都千代田区で2013年5月27日午後1時58分

 「あいまいな回答で逃げている」「丁寧に答えようとしていた」。各国特派員の評価は分かれた。「従軍慰安婦制度は必要だった」との発言で内外の批判を浴びた橋下徹大阪市長が27日、東京都内の日本外国特派員協会で行った釈明記者会見。欧米やアジア、日本の記者ら計396人(同協会調べ)が詰めかけた。入りきれなかった記者は別室のモニターで2時間半にわたる質疑応答を見守った。

 中国・香港フェニックステレビの李(リー)ミャオ・東京支局長は、橋下氏による過去の反省と謝罪は評価しつつ、「慰安婦の強制徴用に国が関与したのか自らの考えを明確にしないなど、不明瞭な回答が多かった」と不満顔だ。

 韓国の日本情報サイト「JPニュース」の記者、李至鎬(リ・ジホ)さん(26)は「論点をすり替えようとしている印象を受けた。まさに弁護士だなと思った」。台湾の「中央通信社」東京支局長の楊明珠さん(49)も「守りに徹し逃げているように感じた」と批判的だ。

 ドイツの有力紙「フランクフルター・アルゲマイネ」のカーステン・ゲアミス東アジア特派員は「頭の良い弁護士だが、事態の沈静化には失敗した」と見る。橋下氏が日本の行為を謝罪し女性の人権を擁護したのはよいが、「他国もやった」と批判したのには責任逃れの印象を受けたという。その上で「歴史を塗り替えようとしているなら、それは危険な政治的ゲームだ」と語った。

 英紙「フィナンシャル・タイムズ」東京支局長、ジョナサン・ソーブルさん(39)は「女性の権利問題について多く発言してこなかったのに、なぜ今、戦場での性の議論を持ち出すのか」と批判。一方で「過激な政治家だと思っていたが、今日は、自分の意見が安倍(晋三)首相など主流の保守派に近いと見せようとしていた」と分析した。

 一方、米ニュースサイト「ニューズウィーク・ザ・デーリービースト」東京特派員のジェイク・アデルステインさんは「丁寧に答えようとした努力は認めるし、『慰安婦制度はいけなかった』と明言したところはすばらしい。こう歯切れ良く言う政治家はなかなかいない」と評価。

 シンガポールの経済専門紙「ビジネス・タイムズ」のアンソニー・ローリー東京特派員は「考え方に賛同するかは別として、『もっと検証を行って歴史的な事実を明確にすべきだ』という考え方は、はっきりと伝わった」と振り返った。

 

:橋下氏講演 3党の反応

5/27 NHK 
橋下氏講演 3党の反応
 
日本維新の会の橋下共同代表が、日本外国特派員協会で講演して、アメリカ軍の幹部に風俗業の活用を進言したことについて撤回し、謝罪したことについて、各党からは距離を置いた反応が聞かれました。

は記者会見で、「河野談話を見直す作業は行っていないというのが政府の姿勢であり、政府・与党は一体となって対応する。安倍総理大臣や菅官房長官のこれまでの発言がすべてだ」と述べました。

また、石破氏は、参議院選挙後の日本維新の会との連携について、「参議院選挙では自民党と維新の会がぶつかる選挙区もたくさんあり、どのような支持を自民党が得ることができるのか、維新の会にどのような審判が下るのかを見る前に、『終わってからどこと組む』とか『組まない』とかいう話はしない」と述べました。

は、記者会見で、「橋下氏の発言については、もういちいちコメントするに値しない。橋下氏はいろいろと多弁を弄しているが、『火を油紙で包むことはできない』ということばを申し上げたい」と述べました。

橋下氏の一連の発言を受けて、夏の参議院選挙で日本維新の会と選挙協力を行わないことを決めたは、福岡市で記者団に対し、「アメリカ軍のみならず誰に対してでも、性風俗の活用を地方自治体の長や政党の代表が言うのは、社会常識に照らして問題があるのではないかと申し入れていたが、橋下氏の見解に答えは書かれていなかった。外交問題に発展しつつあったので、そうしたことを踏まえて軌道修正したのではないか」と述べました。


更新・追加


5/28

更新記事:橋下氏の「釈明会見」、識者の見方は 

慰安婦問題や在沖縄米軍をめぐる一連の発言で批判を浴びた、橋下徹・日本維新の会共同代表。27日午後の会見では、挑発的な発言を繰り返す「橋下流」は封印し、慎重に言葉を選ぶ場面も目立った。ただ、「風俗業」発言は撤回しつつ、持論を譲らぬ橋下氏の姿勢には、慰安婦問題に詳しい歴史研究者や、欧米や韓国の事情に詳しい専門家らの評価も分かれた。

■「細部は歴史学者に」貫く 現代史家・秦郁彦氏

 現代史家の秦郁彦氏は、「ニコニコ動画」のネット中継で橋下氏の会見を見た。「政治家が何十年も前にあった歴史事実を正確に説明するのは困難だ。うろ覚えなのに自分の言葉で説明しようとするから失言につながる。今回は持ち前の放言型を封印し、細部は歴史学者に任せるという姿勢を貫いた」と評価した。

 橋下氏が「戦場の性の問題は、旧日本軍だけではない」とした点については「どの軍隊も形態こそ違っても身に覚えがある。一緒にざんげしましょうという文脈で、他の国も怒るに怒れないはずだ」と話す。

 ただ、「国会議員でもなく、実現できる政治状況でもないのに、日本が慰安婦問題に対処すると期待を持たせる発言で、思わせぶりなことを言ったと、後に批判を招くのではないか」と懸念も示した。

写真・図版 秦郁彦氏

■口先だけの反省、不誠実 中央大教授・吉見義明氏

 慰安婦問題に詳しい吉見義明・中央大教授は、橋下氏が米軍に「風俗業の活用」を勧めた発言は撤回する一方、「慰安所は必要だった」との発言は撤回しなかった点について「不誠実だ」と批判する。

 「『慰安婦』制度は居住や外出、廃業などの自由がない性奴隷制であったことは明白」「橋下氏は慰安婦を性奴隷制とも、慰安所で強制があったことも認めていない」と指摘した。

 吉見氏は「慰安婦制度が国家の意思として組織的に女性を拉致・人身売買した証明を求める姿勢は、国の責任論へのハードルを高めたものにすぎない」とし、こう強調した。

 「いくら『過ちに目を向けて反省を』と語っても、口先だけになってしまう」

写真・図版 吉見義明氏

■欧米は到底納得しない 元外務省国際情報局長・孫崎享氏

 元外務省国際情報局長の孫崎享(うける)氏は、橋下氏が慰安婦問題に言及した当初から「人間の尊厳を踏みにじる発言」とみて、国際問題になると感じていたという。

 外国人特派員らに説明した会見の内容について「橋下氏は、女性を性的な対象として使った点で日本も他国も同じと主張するが、日本の慰安婦の場合、軍と政府の関与が大きい。占領下の日本でも、米軍が自ら女性をあっせんする組織をつくってはいない。欧米のメディアは到底納得しないだろう」とみる。

 さらに「米国などでは女性の尊厳を傷つける考え方自体が大きな問題となり、旧日本軍時代を正当化する動きにも懸念が広がっている。橋下氏はおわびをしただけで、考え方の説明はしていない」と指摘。今後も「対米関係に影響を残すだろう」と話す。

写真・図版 孫崎享氏

■日韓の対立と混乱深めた 韓国・世宗大教授・朴裕河氏

 日本文学や日韓関係の研究で知られる朴裕河(パクユハ)・世宗大教授は「韓国では橋下氏は妄言を重ねる政治家と報道されている」と話す。

 朴氏によると、韓国内では慰安婦問題を女性の人権問題と考える見方も近年は出てきたが、未解決の植民地問題と長年認識されてきた。日本の首相名でのおわびの手紙や民間募金による「償い金」事業も「ほとんど知られていない」という。橋下氏の会見発言も「額面通りに受け取られないだろう」とみる。

 朴氏が心配するのは、慰安婦問題が日韓の政治問題にとどまらず、ネット上などで両国民が互いに中傷しあうテーマになってしまった点だ。「そもそも双方の議論がかみ合っていないのに、橋下氏の一連の発言はさらに混乱と対立を深める結果を招いた」とみている。

写真・図版 朴裕河氏


脱原発集会に参加を!!大江健三郎さんら呼びかけ(6月2日国会前に集結)

2013-05-28 | Weblog

脱原発訴え国会前集結へ 過去最多の参加者目指す

 脱原発を訴えてデモ行進し、国会議事堂前で抗議の集会をする人たち=3月

脱原発を訴えてデモ行進し、国会議事堂前で抗議の集会をする人たち

毎週金曜日に首相官邸前や国会周辺で脱原発を訴えている首都圏反原発連合など3団体は6月2日の日曜日、「反原発国会大包囲」と称して集会を開く。

主催者側は、昨年官邸前行動や国会を取り囲む抗議活動で最も多く集まった約20万人(主催者発表)を超える過去最多の参加者を目指している。

3団体は他に、ノーベル賞作家の大江健三郎さんらが呼び掛け人の「さようなら原発1000万人署名」運動に取り組む団体と、労働組合の全国組織などでつくる「原発をなくす全国連絡会」。