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[飯島参与の訪朝] 北の手玉にされる安倍の素人外交(不信募らす米当局)更新5/19

2013-05-17 | Weblog

:「拉致進展なし」…韓国に飯島参与訪朝を説明

5/19

韓国政府当局者は19日、飯島勲内閣官房参与の訪朝結果について、申●秀(シンガクス)駐日韓国大使が18日、日本政府から説明を受けたと本紙に明らかにした。(●は王ヘンに玉)

日本側は、拉致問題では原則的な意見交換にとどまり、特別な進展があったわけではないと話したという。

聯合ニュースによると、韓国側は席上、北朝鮮の態度の変化を引き出す国際協調のためにも、日本の突出した行動は望ましくないとの懸念を改めて伝えた。

同ニュースはまた、今回の訪朝が日朝実務者協議の再開につながる可能性は低いとの見方が韓国政府内で広がっているとした。同協議は昨年11月以来、中断している。

:北朝鮮の術中にはまった? 不信の米韓、政権沈黙

5/17

安倍政権は飯島勲内閣官房参与が平壌入りして3日目となる16日も、事実関係について「ノーコメント」(菅義偉官房長官)と沈黙を守った。極秘だったはずの飯島氏訪朝が北朝鮮の発表で明るみに出て、核・ミサイル問題でスクラムを組む米国と韓国に「合理的な説明ができない」(政府関係者)事態に陥ったことが背景にあるようだ。国際社会の「対北朝鮮包囲網」切り崩しを狙う北朝鮮の術中にはまったとの観測も流れる中、米韓の不信解消に苦慮するのは確実だ。

 ▽疑念
 「国と国とのことについては交渉、面談を通じて判断してもらうことになる」。菅氏は午後の記者会見で、唐突とも見える日朝間の動きを何らかの形で米韓に伝える考えを、歯切れの悪い言い回しで示唆した。今回の一件が同盟国・米国との関係に影響を及ぼす可能性については「全くないと思う」と言い切ってみせた。

 だが米韓の疑念は消えそうもない。米政府高官は16日、共同通信の取材に「(飯島氏訪朝は)当然ながら、極めて大きな問題だ」と懸念をにじませた。来日した米国のデービース北朝鮮担当特別代表は16日、外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長と協議。事情説明を求めた。
 韓国では外務省の 趙泰永 (チョテヨン) 報道官が16日の定例記者会見で、飯島氏訪朝への不快感を表明した。これに菅氏が会見で「何を言いたいのか分からない」と反発し、日韓間の亀裂は隠しようもなくなった。

 ▽暴露
 日米韓3カ国は、北朝鮮が非核化の意思を示さない限り「対話のための対話には応じない」(日本政府筋)方針で足並みをそろえてきた経緯がある。安易に話し合いに応じれば、北朝鮮の核保有を追認することになりかねないためだ。

 その足並みの乱れを誘ったのが、飯島氏訪朝を“暴露”した北朝鮮の動きだ。14日には国内メディアを通じ、平壌の空港に降り立った飯島氏が北朝鮮当局者の出迎えを受け、黒塗りの車に乗り込む場面を紹介。16日には飯島氏が平壌郊外のテーマパーク「平壌民俗公園」を訪れたことまで伝えた。

 公表されたことで、安倍政権としては拉致問題解決に向けた水面下交渉が困難になったとみる向きもある。日本外務省筋は「これで北朝鮮は『国際社会で孤立していない』と宣伝できる。極秘であるはずの飯島氏訪朝を全世界に流された日本は、北朝鮮にしてやられたということだ」と漏らした。

 ▽情報管理
 安倍政権サイドは、飯島氏が帰国するまでは沈黙を押し通す構えだ。

 関係者によると、訪朝計画に携わったのは安倍晋三首相、菅氏と古屋圭司拉致問題担当相ら数人とされ、政府内では厳しい情報管理とかん口令が敷かれている。ある日本政府筋は15日、米側関係者から飯島氏の意図を問われた際、きまり悪そうにこう答えた。「申し訳ないが、私も何も知らされていない」 (Kyodo)

:北朝鮮紙、日本に「過去清算」重ねて要求 飯島氏訪朝でけん制か

5/15

【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は15日の論評で「罪悪に満ちた過去の教訓をくみ取り、新たな出発をする意志があるかないかを見分ける試金石だ」として、日本に植民地支配に関する「過去の清算」をあらためて求めた。


米国


更新記事:飯島氏訪朝、北朝鮮の「分断」戦術…米特別代表

5/18

訪日中のグリン・デービース米政府特別代表(北朝鮮担当)は18日、「北朝鮮が我々を分断するため、挑発から対話に戦略転換することは予測していた」と述べ、飯島勲内閣官房参与の訪朝で、北朝鮮が日米韓の連携に亀裂を入れようとしたとの見方を示した。

帰国を前に成田空港で記者団に語った。

米政府は、日本政府が秘密裏に進めようとしたとみられる飯島氏の訪朝を、北朝鮮が報道で公にしたことに注目。拉致問題などで真剣に交渉する意図よりも、日本と米韓を分断して米国を揺さぶる狙いの方が濃厚と見ている。デービース氏の発言は、こうした分析を踏まえ、北朝鮮をけん制したものとみられる。

デービース氏は飯島氏の訪朝に関し、「日本側から詳細な説明を受けた上で考えたい」と述べた。また、「日本政府は、北朝鮮との対話に潜む落とし穴を認識している」と語った。デービース氏は、16日からの日本政府高官との一連の会談で、「(北朝鮮の)非核化が、我々共通の中心的課題であるとの保証を得た」と述べ、日米は、北朝鮮に非核化に向けた圧力をかけ続けることで一致しているとの立場を強調した。 YOMIURI

:飯島氏の訪朝、米側が不快感 「密接な連携が重要」

5/17

外務省で記者の質問に答える米国のデービース北朝鮮政策特別代表=16日午後6時52分、東京・霞が関、山本壮一郎撮影

北朝鮮問題を担当する米国のデービース北朝鮮政策特別代表が16日に来日し、外務省で杉山晋輔アジア大洋州局長と協議した。杉山氏は飯島勲・内閣官房参与の訪朝について説明し、デービース氏は今後も説明を続けるよう要請。飯島氏訪朝の連絡が事前になかったことは日米の連携を乱しかねないと牽制(けんせい)した形だ。

協議後、デービース氏は飯島氏訪朝について記者団に「ニュースだった」と不快感を表明。「密接な連携が重要だ。結果についても日本政府から詳細な説明を受けたい」と語った。

協議では「北朝鮮との対話の窓は開いているが、あくまで非核化に向けた対話であるべきだ」との認識で一致。首相官邸が飯島氏訪朝による拉致問題進展を期待するなか、北朝鮮との対話で優先すべきは非核化だと外交当局間で確認した。ASAHI

:米高官 飯島氏訪朝の説明受けたい

5/15

アメリカで北朝鮮問題を担当するデイビース特別代表は15日、訪問先の中国の北京で記者団に対し、飯島勲内閣官房参与が北朝鮮を訪問していることについて、16日から訪れる日本で、詳しい説明を受けたいという考えを示しました。

アメリカで北朝鮮問題を担当するデイビース特別代表は15日、北京で6か国協議の議長を務める中国の武大偉特別代表と会談しました。

デイビース氏は15日夜、会談のあと記者団に対し、飯島内閣官房参与が14日から北朝鮮を訪問していることについて、「きょう、日本政府の高官と話をして少し情報を得た。東京で会う機会があるのでここではコメントを控えたい」と述べ、16日から訪れる日本で外務省の杉山アジア大洋州局長などから、訪朝の目的などについて詳しい説明を受けたいという考えを示しました。

また、デイビース氏は、中国の主要な国有銀行が北朝鮮との取り引きを停止し、口座を凍結する措置に踏み切ったことについて、「重大な進展であり、北朝鮮の今後の選択に大きな影響を与える」と述べ、中国側の対応を評価しました。

一方、武大偉特別代表は記者団に対し、「北朝鮮の問題は今に始まったものではなく、非常に複雑であり、問題の解決にはさまざまな観点からの総合的な施策が必要だ」と述べたうえで、あくまでも対話を通じた問題の解決を図るという中国政府の立場を強調しました。

また、飯島内閣官房参与の北朝鮮訪問は「テレビで見たが、この件について日本側からは事前に連絡はなかった」と述べました。NHK

:飯島氏訪朝 米が日本から説明聴く方針

5/14

 小泉純一郎元首相の政務秘書官を務めた飯島勲内閣官房参与の北朝鮮訪問について、

米国務省のベントレル副報道官代行は14日の記者会見で、米国のデービース北朝鮮担当特別代表が16〜18日に訪日した際、日本政府から訪朝に関する説明を聞くとの見通しを示した。

ベントレル氏は「報道を見て(飯島氏の)訪朝を知っている」と述べ、飯島氏の訪朝について米政府が日本側から事前に知らされていなかったことを示唆した。韓国を訪問中のデービース氏は14日、ソウル市内で記者団に「(飯島氏の訪朝については)聞いていない」と述べていた。MAINICHI 


韓国


:飯島氏訪朝、韓国紙が警戒感「国際協調破る」「腹いせの牽制球」

5/15

15日付の韓国大手紙は、飯島勲内閣官房参与が平壌入りしたことに「米韓はもちろん、中国まで北朝鮮に制裁を加えている状況で国際協調を破った」(朝鮮日報)と警戒感を示した。

東亜日報は日本政府が韓国政府に飯島氏の訪朝を事前に通知していなかったと伝え、「北朝鮮に対する強力な制裁措置が取られている中、日本の突出した行動により、北朝鮮に状況判断を誤らせる可能性がある」と指摘した。

韓国政府が北朝鮮対応で日本を排除し、米中韓の結束を強める動きを見せていることに、「安倍晋三首相が腹いせでけん制球を投げた」との見方も伝えた。

朝鮮日報は「日本が北朝鮮問題に対する影響力が低下している状況を反転させるためのカード」と分析。「7月の参院選をにらみ安倍首相が勝負に出たとの見方も出ている」と伝えた。

聯合ニュースは米韓両国が日米韓連携の観点から、日本側に急速な北朝鮮との接近を自制するよう「速度調節」を求める可能性が高いと報じた。KYODO


 参考


:飯島参与 極秘訪朝のミエミエ魂胆

参院選前の打ち上げ花火
飯島勲・内閣官房参与(67)14日、極秘訪朝していたことが分かり、永田町でさまざまな臆測が飛び交っている。

訪朝の目的は不明で、政府関係者も外務省幹部も「一切コメントできない」「事実関係は知らない」とダンマリ。箝口令が敷かれているようだが、「安倍首相が拉致問題の進展を狙って派遣したのではないか」というのが大方の見方だ。

飯島は小泉元首相の秘書官として2回の訪朝に同行。北朝鮮に独自の人脈を持つとされる。

「拉致問題が進展すれば内閣支持率はさらに上がる。夏の参院選前に日朝首脳会談が実現すれば、最高の打ち上げ花火になります。そのために飯島氏を派遣したのでしょうが、本当に解決が見込めるのであれば首相自身が行く。

リスクが大きいし、成果が未知数だから飯島氏なのです。それに、官邸のラスプーチンといわれた飯島氏であれば、具体的な成果がなくても『何かをやっている』という印象、期待を抱かせることはできる。それが狙いかもしれませんよ」(政界関係者)

つまり、アベノミクスみたいなイリュージョンだ。6カ国協議の枠組みを超えた日本のスタンドプレーには、米国などが懸念を示す可能性も指摘されている。

:記者に聞く 北の思惑は?韓国の反応は?

5/15

 飯島内閣官房参与の北朝鮮到着の様子を外国メディアに公開した北朝鮮には、どのような思惑があるのでしょうか。(大野公二記者報告)

 まずは北朝鮮の思惑ですが、ある北朝鮮消息筋は「今回は安倍政権の本気度を測る目的がある」と話しています。

参議院選挙を控えた安倍政権が、拉致問題が進展するのではという国内向けの雰囲気作りに北朝鮮を利用しようとしているのではないかという考えがあり、「どこまで本気で日朝協議を進めようとしているのか、その本気度を見極めたい」と話していました。

また、別の北朝鮮消息筋は「今、一番関係を進展させやすいのが日本だった」と話しています。

北朝鮮は今、米中韓と外交的に対立が続き、こう着状態になっています。まず、日本と2国間で交渉することによって、「北朝鮮への外交包囲網を打ち破るきっかけを探りたいという思惑がある」と話していました。

一方の韓国は、政府関係者は日本の単独行動について「今の国際的な流れにそぐわない行動だ」と話しています。

もし、安倍政権が拉致問題解決のため北朝鮮へ大規模な支援を行えば、米中韓など国際的な制裁圧力の効果が弱まる恐れがあると懸念を示しています。ANN

 


橋下発言に批判続々 各党 「あの似たもんオヤコでは勝てねぇ」 更新5/19

2013-05-17 | Weblog

更新記事:維新との選挙協力解消=みんな代表が明言

時事通信 5/19/14:24

 みんなの党の渡辺喜美代表は19日、都内で記者団に対し、日本維新の会との参院選での選挙協力について、「解消せざるを得ない。もう関係を断ち切る」と表明した。維新の橋下徹共同代表(大阪市長)の従軍慰安婦問題などをめぐる発言を受け、みんなは17日に選挙協力の「凍結」を決めていたが、維新側に発言を撤回する意思がないと判断、解消に踏み切ることにした。

 みんなは維新側に対し、橋下氏が在沖縄米軍に風俗業利用を勧めた発言の撤回などを求めていたが、橋下氏や松井一郎幹事長(大阪府知事)は「発言に誤解がある」などとして撤回はしていない。こうした対応について、渡辺氏は「常軌を逸している。言い訳を百万回繰り返しても国民は理解しない」と批判した。


:みんな、維新との政策協議凍結…橋下発言問題視

 みんなの党の渡辺代表は17日午後、国会内で記者会見し、参院選での日本維新の会との共通公約策定のための政策協議を凍結することを明らかにした。

 維新の会の橋下共同代表によるいわゆる従軍慰安婦問題を巡る一連の発言を問題視したためだ。

 渡辺氏は「維新の会は、みんなの党とは文化が違う」と批判し、参院選の25選挙区で合意した維新の会との候補者一本化を白紙に戻す方針も示した。5/17 YOMIURI


みんなの党、維新と選挙協力解消も…橋下氏発言を批判

みんなの党の渡辺喜美代表は15日、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が「従軍慰安婦は必要だった」と発言したことについて「古色蒼然(そうぜん)たる歴史認識」と指摘。「一線を画したい。党としての見解であれば今までの関係は見直す」と述べ、参院選での選挙協力を解消する可能性を示唆した。国会内で記者団に語った。

渡辺氏は「こういう歴史認識の人は、依頼があっても推薦しない」と明言。石原慎太郎共同代表も同趣旨の発言をしたとして「常識的には党の見解だ」との見方を示した。これに対し、維新国会議員団の松野頼久幹事長は記者団に「個人的な見解だと橋下氏も言っている。党内で意見集約や党議決定したことはない」と釈明した。

一方、民主党の海江田万里代表は渡辺氏の対応について、国会内で記者団に「考え方が一致する点がある」と強調。「いろいろな形で協力してきたが、改めてみんなの党と『よしみ』を通じていきたい」と秋波を送った。 5/15 MAINICHI

 

参考

世論調査の「支持率」つるべ落とし 民主に抜かれ、日本維新本当の崖っぷち:

2012年12月の衆院選では「第三極」として躍進した日本維新の会の勢いが、すっかり衰えた様子だ。

アベノミクスを背景に「一人勝ち」を続ける自民党の影響ですっかり存在感を失い、2013年7月にも行われる参院選の投票先を聞いた世論調査では民主党に抜き返される有様だ。橋下徹共同代表(大阪市長)は「このままいけば『年内消滅』もあり得る」と危機感を煽るが、参院選を乗り切れるのか。

維新の失速ぶりは、世論調査の結果に如実に表れている

フジテレビの報道番組「新報道2001」では、首都圏の500人を対象に「次の選挙でどの政党の候補者に投票したいですか」という質問で電話調査している。この中で維新の会を挙げた人の割合は、5.2%(13年4月11日調べ)、4.8%(4月18日)、3.4%(4月25日)、4.0%(5月9日)といった具合で、ここ1か月ほど低調に推移している。5月9日の他党の結果を見ると、自民党が43.0%で「一人勝ち」。民主党が5.0%で、民主党に抜かれてしまった。みんなの党は3.2%。

衆院選から日が浅い1月4日の調査結果では自民党43.2%、日本維新の会8.2%、民主党7%、みんなの党4.2%で、民主を上回っていた。

読売新聞が5月10日から12日に行った電話(RDD)世論調査でも、13年夏の参院選での投票先を聞いている。維新の会は8%で自民党(47%)に次ぐ勢力で、民主党(7%)、公明党(5%)が続く。だが、1月の調査では自民37%、維新16%、民主8%。「維新離れ」が急速に進んでいるのは確かなようだ。

だが、旧「大阪維新の会」と旧「太陽の党」との距離感が埋まらないこともあり、支持回復への道筋は見えないままだ

旧「大阪維新」出身の橋下氏は13年5月11日の党会合で、

「衆院議員54名、衆院選で当選した。次の参院でも、『そこそこ当選すれば、まあいいのではないか』。そういう気持ちがもし僕らにあれば、それはすぐに有権者に見透かされてしまう」
「このままいけば『年内消滅』というのもあり得るんだな、と僕は思っている」

と檄を飛ばした。旧「太陽」の石原慎太郎共同代表も5月8日の選対本部立ち上げ後に

「衆院選の時と違って、維新の会は決して『昇り龍』の勢いにあるとは、私は言えないと思う」
「非常に苦しいシチュエーションの中で、大事な選挙を戦わなくちゃならない」

と述べた。

2人とも危機感を持っている点では変わらないが、方法論ではまだ一致できていないようだ。石原氏は5月7日の国会議員団の会合で、「維新は賞味期限を迎えつつある」として、橋下氏に参院選出馬を促すべきだと主張したことが明らかになっている。だが、当の橋下氏は参院議員と市長は兼任できないことを理由に、現時点では出馬を固辞。5月9日の定例会見では、

「僕が国会議員になっても、クソの役にも立たない」

とまで述べている。衆参ダブル選もささやかれる中、資金力に乏しい維新は現有勢力の確保すら怪しい 。J-CAST NEWS

 

参考

「本音言う維新」参院選へ裏目? 橋下氏に問われる危機管理能力

 慰安婦制度は当時必要だった、在沖米海兵隊は風俗業者活用を-。日本維新の会の橋下徹共同代表の発言をめぐって14日、政界に波紋が広がった。刺激的な発言をすることで「本音を言う政党」であることを印象づけたい橋下氏の思惑がちらつくが、批判の声は大きく、夏の参院選にも影響が出かねない。

 「慰安婦は女性の人権に対する大変な侵害だ」

 稲田朋美行政改革担当相は14日の記者会見で橋下氏を批判。自民党の野田聖子総務会長も「論外だ。男性の矜持はどこに行ったのか」と怒りをぶちまけた。

 これに対し、維新の松野頼久国会議員団幹事長は「党の決定事項ではない」と釈明したが、橋下氏は短文投稿サイト「ツイッター」で反論を連発。「確信犯」の可能性は高い。松井一郎幹事長は14日、記者団に「建前だけ言って支持を集めて、裏では全然違うことを言っているよりはいいんじゃないか」と述べた。

 橋下氏は、参院選をにらみ、正面から問題に取り組む政党であることを示そうとしたに違いない。もっとも、「年内に維新が消滅することもあり得る」と語る橋下氏だけに、焦りのあまり必要以上に世論を挑発してしまった感も否めない。

 こうした事態に沸き立つのは民主党だ。14日の常任幹事会では「女性蔑視だ」「人権侵害だ」などの批判が続出した。過激な発言で耳目を集めようとするのは橋下氏のいつものやり方だが、どうやら今回、問われているのは橋下氏の危機管理能力のようだ。SANKEI

 参考

公明党、代表「維新は暴走政党」メルマガで橋下発言批判

公明党の山口那津男代表は15日、自身のメールマガジンで、日本維新の会を「暴走政党」と厳しく批判した。橋下徹共同代表の従軍慰安婦などをめぐる発言を擁護した石原慎太郎共同代表も合わせ、「2人の発言は女性の人格と人権を著しく傷つけるものであり、内外の批判を招くのは当然」と指摘。石原氏が自称する「暴走老人」をもじる形で批判を展開した。

 さらに「このようなリーダーに率いられた政党には、有権者の良識をきっぱりと示そう」と、維新を支持しないよう呼びかけた。

共産党、市田書記局長「橋下氏の慰安婦発言、戦慄覚えた」 

橋下徹・日本維新の会共同代表が旧日本軍の慰安婦問題について「慰安婦制度は必要なのは誰だって分かる」と言った。さまざまな性奴隷制度の発言を聞いてきたが、本当に人間の血が流れているのだろうか、と戦慄(せんりつ)を覚えた。公党の党首の資格がないだけでなく、市長たる資格も国政を語る資格もない。これほど人間をおとしめる発言はない。(国会での記者会見で)

維新の会

松井・大阪府知事が擁護 「米軍は風俗店楽しんで」

従軍慰安婦制度などを巡る橋下氏の発言について、日本維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は14日、「問題意識を建前論でなく本音でぶつけていく中での発言だった。慰安所は現実にあったわけで必要とされていた」と擁護した。在日米軍の風俗業の活用に関する発言には「合法的な店はいっぱいあるので、軍関係者にも楽しんでいただけたらいいんじゃないか」と述べた。

石原共同代表「間違ってない」 風俗女性への差別に

日本維新の会の石原慎太郎共同代表は14日、橋下徹共同代表が戦時中の旧日本軍慰安婦を「必要だ」と発言したことに対し、「軍と売春はつきもので、歴史の原理みたいなもの。」と述べ、橋下氏を擁護する考えを示した。

 


橋下発言に批判続々 精神科医も (合併症に苦しむ維新 また一人が発病)

2013-05-17 | Weblog

(声)人を傷つける橋下氏の発言

心の痛む事件は毎日のように耳にする。しかし日本維新の会共同代表で大阪市長を務める橋下徹氏の旧日本軍慰安婦をめぐる発言は、それらのニュースとは違う。戦時中の慰安婦を「必要」と発言し、批判を浴びたが撤回しない。

憤りを通り越して不快だ。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を持つ女性は、このようなニュースを聞くと病状が悪化する。心理的に再被害を受けるのである。

橋下氏も維新の会共同代表石原慎太郎氏も、買春行為が合法的であったとしても性暴力であることが根本的に分かっていない。戦争中には合法的に人を殺す、だから人を殺すのは皆がやっていることで必要だと言っているのと同じではないか。「間違ったことであっても必要なら人を傷つけてもよい」という思想だと私には思えてならない。

恐ろしいのは、明らかに間違っていると思われることを彼らが堂々と発言し、高圧的な態度で相手に無力感を与え、思考を停止させ、何も言えなくさせることだ。もし私が対談してもやり込められるだろう。

発言は世界に発信され、日本の政治に影響している。放っておくわけにはいかない。一人一人が声を上げなくては大変なことになると感じ、初投稿した。 (精神科医 山本裕子)


参考


 旧太陽との合併症に苦しむ維新、また一人発病。患者西村の発病までの一日。

<朝>「韓国人売春婦うようよいる」 維新・西村氏、すぐ撤回

日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日の同党代議士会で「韓国人の売春婦はまだ日本にうようよいる」、「外国報道では、慰安婦が性奴隷と捏造(ねつぞう)されている。これが広がれば反日暴動、謀略が成功しかねない」などと発言した。また、自らのホームページにも、「国会近くの赤坂という上品な歓楽街にも、現在も韓国人慰安婦・売春婦は大勢いる。韓国は、慰安婦を輸出しているのかと思うほどだ」と書き込んでいた。

<昼>維新・西村氏が離党届 問題発言巡り「党に迷惑かけた」

 日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日午後、松野頼久・国会議員団幹事長に旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる自らの発言で、「党に迷惑をかけた」として離党届を提出した。

<晩>西村氏が離党届、受理せず除名へ-維新

日本維新の会の西悟衆院議員(比例近畿ブロック)は17日、国会内で松久国会議員団幹事長と会い離党届を提出した。同党は離党届を受理せずに除名処分とした上で、議員辞職を求める方針だ。西村氏の会派離脱により新しい勢力分野は次の通り.

自民294▽民主・無所属クラブ56▽日本維新の会53▽公明31▽みんな18▽共産8▽生活7▽社民・市民連合2▽無所属10▽欠員1

 <翌朝>

患者西村、一夜明け平熱をとりもどし、前日の謙虚さ忘れて辞職を撤回。、

:除名見通しの西村議員…辞職はしない考えを示す

いわゆる従軍慰除名見通しの西村議員…辞職はしない考えを示す安婦問題を巡る発言で日本維新の会を除名される見通しとなった西村真悟衆院議員(比例近畿)は18日、議員辞職はしない考えを示した。大阪府豊中市で取材に対し、「コメントするまでもない」と述べた。5/19 YOMIURI

 


橋下発言に批判続々 米政府 ついにちゃぶ台がえし お前も悪いと安倍を叱責 

2013-05-17 | Weblog

橋下氏発言、米で非難拡大=「人権」に敏感、「侵略」連想―日本に警戒感も

時事通信社 2013年5月18日


サキ報道官、ケリー国務長官の側近(ロイター)

  旧日本軍の従軍慰安婦に関する橋下徹日本維新の会共同代表(大阪市長)の発言をめぐり、米国内で非難の声が高まってきた。人権を最重要視する価値観に加え、日本側のナショナリズムに対しては1941年の真珠湾攻撃など「侵略」の歴史をいまだに連想する国民が多いことが背景。こうした受け止めを見誤れば、日米関係にきしみを生じさせる恐れもある。

 国務省のサキ報道官は17日の記者会見で、改めて橋下氏発言を「不快であり言語道断だ」と強く批判した。15日の下院本会議では、エド・ロイス外交委員長が発言を求め、旧日本軍の慰安婦制度について「国家が後押しした性的蛮行」と訴えた。

 ロイス氏は伝統的に日本重視の立場を取る共和党の所属。従来、慰安婦問題を取り上げる米議員は民主党に多かった。駐日首席公使などとして日本勤務歴の長いラスト・デミング氏もこの日の講演で、橋下氏の発言を「誤りだ」と切って捨てた。

 人権や民主主義の擁護は米国の建国以来の基本理念。日本では歴史問題とも位置付けられる慰安婦問題は、米国では理屈抜きに「女性の尊厳に対する冒涜(ぼうとく)」と受け取られやすい。閣僚らの靖国神社参拝に一定の理解を示すトーマス・シーファー前駐日大使も「慰安婦問題は別だ」と断言する。

 「強硬なナショナリスト」と説明されるケースが多い安倍晋三首相の再登板を受け、日本に対する警戒感も一部に広がっているもよう。ジョージタウン大のケビン・ドーク教授(東アジア文化論)によると、「日本でのナショナリズムの高まりに、米国民は一般的に真珠湾攻撃をはじめとする大日本帝国時代の軍事行動を想起する」という。

 米国では最近、軍内部で起きた性暴力事件が相次いで発覚した。2012年9月まで1年間の認知件数は約3400件。海外駐留の不安定化につながりかねない事態として綱紀粛正に追われている。

 橋下氏は「戦場の性の問題として多くの女性の人権を蹂躙(じゅうりん)したのは米国も同じ」と指摘し、在沖縄米軍による不祥事に言及した。オバマ政権が橋下氏の発言に異例の強い調子でくぎを刺したのは、こうした問題に敏感となっている時期に重なったことも要因とみられる。 


関連ニュース記事


 :米下院委員長も橋下氏批判 「慰安婦正当化は言語道断」

米下院外交委員会のエドワード・ロイス委員長(共和党)が15日の下院本会議での演説で、旧日本軍の従軍慰安婦問題を取り上げ、橋下徹大阪市長の発言を「言語道断だ」と批判していたことがわかった。

 米議会が公表した議事録によると、ロイス氏は「慰安婦は、国家が支援した女性に対する性的残虐行為だ」と指摘。「橋下大阪市長は軍の士気を高める手段として慰安婦を正当化しようとした。発言は言語道断だ」と批判した。また、「日本での超国家主義の台頭は懸念すべきもので、外交委員会委員長として強く非難する」とした。

 米下院は2007年に慰安婦問題で日本に公式な謝罪を求める決議を採択している。ロイス氏は外交委員長として対北朝鮮問題などに取り組んでいることで知られ、対イラン制裁をモデルにした北朝鮮制裁法案も提出している。5/18ASAHI

:橋下氏発言「言語道断で不快」=米政府が公然批判―歴史問題解決も促す

米国務省のサキ報道官は16日の記者会見で、日本維新の会の橋下徹共同代表の従軍慰安婦に関する発言に対して「言語道断であり、不快だ」と述べた。

米政府が今回の問題で公然と批判したのは初めて。また、日本が慰安婦問題を含む歴史問題の解決に向けて「隣国と共に取り組むよう希望する」と強調した。

米政府は北東アジア地域の安定の観点から、歴史問題などでぎくしゃくする日韓双方に対して慎重な行動を求めてきており、今回異例の強い表現でくぎを刺した。

報道官はこの中で、慰安婦問題について「明らかに深刻な人権侵害だ」と改めて指摘。被害者に対して衷心より同情を申し上げると述べた。 JIJI

:米政府「言語道断で侮辱的」 橋下氏発言を厳しく非難」

米政府当局者は16日、戦時中の旧日本軍慰安婦を「必要だった」などとした日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長による一連の発言について、「発言は言語道断で侮辱的なものだ」などと厳しく非難するコメントを朝日新聞に寄せた。

米政府の公式な立場を示したものとみられ、米当局者が同盟国である日本の政治家に対し、こうした態度を示すのは極めて異例だ。

さらに、この当局者は従軍慰安婦について、「戦時中、性的な目的のために連れて行かれた女性たちに起きたことは、嘆かわしく、明らかに深刻な人権侵害で、重大な問題だ」との考えを示し、従来の米政府の立場を改めて強調した。 ASAHI

<米政府当局者のコメント 原文と訳文

橋下市長の発言は、言語道断で侮辱的なものだ。米国が以前に述べている通り、戦時中、性的な目的で連れて行かれた女性たちに起きたことは、嘆かわしく、明らかに深刻な人権侵害で、重大な問題だ。橋下市長は米国訪問を計画しているそうだが、こうした発言を踏まえると、面会したいと思う人がいるかどうかはわからない。

Mayor Hashimoto’s comment is outrageous and offensive. As the United States has stated previously, what happened in that era to those women, who were trafficked for sexual purposes, is deplorable and clearly grave human right violations of enormous proportions.

We understand that mayor Hashimoto is planning to travel to the United States, but in the light of these statements, we are not sure that anyone will want to meet with him.