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噂の真相 安倍の公邸入り拒否 実はマザコンのためだった

2013-08-31 | Weblog

安倍首相が公邸に宿泊 幽霊怖い?第2次政権で初

2013年8月30日 23時41分

安倍晋三首相は30日、第2次政権発足後初めて公邸に宿泊した。首相周辺は「31日の人間ドックに備えて早く就寝するため」と説明しているが、昭恵夫人は東京都内の私邸から公邸への引っ越しを検討する発言をしており、今後公邸入りする可能性もありそうだ。

旧官邸だった公邸は1936年の二・二六事件の舞台となり「犠牲者の幽霊が出る」とのうわさ話がある。安倍首相が公邸入りしないため幽霊との関係を問う質問主意書が出され、政府は今年5月、うわさは「承知していない」との答弁書を閣議決定した。


参考:

記事現代:どうにかならないか安倍首相のマザコン

2013/5/13 


◆国民栄誉賞のスピーチもダメ出し

「母の日」だったきのう(5月12日)。国際NGOセーブ・ザ・チルドレンの「母親に優しい国ランキング」によると、日本は176カ国中、31位とか。意外にも低い印象だが、この国のトップ、安倍首相(58)は母に優しい。正月は映画「レ・ミゼラブル」を観賞。今月のGWも河口湖の別荘で一緒にオフを過ごした。

安倍の母・洋子さん(84)は岸信介の長女。早くから次男の晋三に目をかけ、夫の晋太郎の後継者と決め、政治のイロハを叩き込んだとされる。

首相がいまだに富ケ谷の私邸から公邸に“通勤”しているのは、洋子さんと離れたくないからともっぱらだ

公邸未入居期間は、間もなく140日になる。

今年1月に「安倍仕様」に公邸のリフォームも済ませた。一時は3月入居をほのめかしていたにもかかわらず、グズグズしている50代後半の男の姿は異様だ。

「安倍首相は洋子さんの指示を仰がないと、精神が落ち着かないのかもしれません

今月5日の長嶋茂雄、松井秀喜の国民栄誉賞授与式で安倍首相は『アンチ巨人だった私は……』と挨拶しました。

洋子さんはこの発言を『ダメでしょう。巨人ファンの前でアンチなんて言っては』とたしなめたといいます」(政治担当記者)

これまでも「記者会見であんなに早口してはいけません」とか「野党のあおるような質問にむきになっちゃいけません」と、細かく指示を出してきた。

そんな母に安倍は頭が上がらない。自分に子供がいないこともあってか、いまだに母親ベッタリなのだ。

首相がこんなマザコンみたいな男で、この国は大丈夫なのか。立正大教授の斉藤勇氏(心理学)が言う。

「まあ、すべて洋子さんに指示を仰いでいるわけではないでしょう。小学生のように“今日の出来事”を報告して、“よかったわね”“頑張ったわね”と相槌を打ってもらって安らぎを得ているのかもしれません。前回の政権時に公邸入りして、お腹が痛くなってしまった経緯もあります。その反省を踏まえて今回は“通勤”を続けているのではないか。一国のリーダーとしては甚だ心もとありませんが、残念ながら、そんな人材しかいないということです

先日、南こうせつとフォークソングを熱唱した首相。早く大人の階段を上れ。


英紙タイムズ 東京の五輪招致を懸念報道 ’選手らは汚染水にさらされると 更新8/31

2013-08-31 | Weblog

:AP通信報道 20年夏季五輪、東京「本命」

8/31

東京、マドリード、イスタンブールの3都市が争う20年夏季五輪招致で、AP通信が東京を「本命」に挙げた。

30日配信の展望記事でベテラン担当記者が「小差で先頭走者とみられている」と評した。

ただし、東京電力福島第1原発の汚染水漏れが「懸念をもたらしている」とも指摘

スペインの経済危機で一度は脱落したとみられたマドリードが勢いを取り戻し、東京の挑戦者になったとした。

イスタンブールは反政府デモとトルコ選手の大量ドーピング違反、隣国シリアの内戦で後退したとの見方を示した。

また、東京五輪招致委員会の竹田恒和理事長が30日、開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会出席のためブエノスアイレスに到着。「いよいよ決戦の地に着いたという感じ。横一線だと思う。全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

:五輪招致でお台場の水質汚染懸念 英紙、トライアスロン会場

8/30

【ロンドン共同】8月30日付の英紙タイムズは、2020年夏季五輪招致で東京がトライアスロン会場に予定するお台場海浜公園周辺の海水に安全基準を超える大腸菌が含まれ、水質汚染が懸念されると報じた。

記事は競技が実施される8月に最も水質が悪化すると指摘。ことしと昨年の8月に測定された大腸菌の数値は、国際トライアスロン連合が定める大会開催基準値の上限の数百倍に達していたと伝えた。

調査で東京湾に潜った大学教授が体調を崩した事例を紹介し「一晩中、下痢や嘔吐が続いた。大量の貝や魚の死骸があり、腐敗した物質が口から入ったのだと思う」とのコメントを掲載した。


参考 8/30

UKTimes:Tokyo’s Olympic hopes run into polluted waters 

 


ボクのこと 「売れ残ったコ」とよばないで。。悲しくなるから。。ワンワン

2013-08-29 | Weblog

記事:ペットショップで「売れ残った」コたちは譲渡会で救おう

景気回復がいまだに実現しない昨今、世の中の企業はさまざまな工夫をこらして“儲けが出るビジネスモデル”を考え出している。

その仕組みに思わず納得してしまうものもあれば、一方で、「知らないほうがよかった……」と後悔してしまうものだってある。

各業界をよく知る人物たちへの徹底取材をもとに、そんな知られざる“儲けのカラクリ”に迫った!

【ペット(犬)】仔犬は1か月成長するたび平均2万円ずつ値下げ。譲渡会で里親になる方法も

最近は低価格をウリにする激安店も多いペットショップ。

「価格は各店舗の需要設定。そのため、店によってバラツキがあります」と内情を明かすのは、元大手ペットショップの社員で動物愛護団体ラブファイブ代表の岸大輔氏だ。

「もちろん犬種の相場もあり、今はトイプードルがダントツに高いです。多いのは40万~50万円ですがなかには100万円、逆に7万円程度で仔犬が売られている場合もあります。あと、生産者がチャンピオン犬を出したブリーダーの場合、相場以上に値がつきます」

一般的なペットショップでは、犬1匹の利益率を50~70%に設定。病気や障害などで販売できないケースもあり、そうしたリスクを加味して値段を決めるという。

「需要は仔犬のほうがあるため、成長に伴い毎月平均2万円ずつ価格を下げ、生後8か月を過ぎたら譲渡会を通じて里親を探してほしいと、現在は私たちの取り組みに賛同するショップも多く、業界全体での枠組みができつつあります」

譲渡会

ちなみに譲渡会にはショップのほか、一般の飼い主からの持ち込みも多い。犬だけなく猫の譲渡も実施

ちなみに保健所でも犬を引き取ることができるが手続きが面倒で、犬種を選ぶこともできない。

「譲渡会では犬種も選択でき、審査基準が団体により変わる。ペットショップの関係者には怒られるかもしれませんが、ペットを飼いたい人は譲渡会も選択肢の一つに入れていただければ……」



岸 大輔氏のプロファイル
動物愛護団体ラブファイブ代表。犬猫の里親を探す譲渡会を定期的に実施。動物の殺処分撲滅に向けた啓蒙活動に取り組んでいる


さすが国際俳優 言うことが違う 日本を外からよくみてる

2013-08-29 | Weblog

記事:渡辺謙「人間自体が“ガラパゴス化”したら日本人はダメになる」

海外で活躍する渡辺氏の目から、今の日本社会はどのように映っているのだろうか?

「うーん、今の日本って、一元化されやすいよね。一つの話題が出ると、そのことだけに注目してしまって。海外から日本のトピックを見ていると『こんなことで、なんで右往左往するの?』みたいなことがあるわけ。あと、海外からの情報も、たった一人が伝えただけで、その国全体がそう思っているかのような感覚に陥ってしまう。そして、大事な話し合いや、本当は今、決めなきゃいけないことが、どんどん置き去りにされてしまっている」

情報の取捨選択が問題だ、という話だがさらに渡辺氏は警鐘を鳴らす。

「これだけ情報が溢れているような気にさせられているけど、実は情報って絞られていて。自分で拾ったり、見たりしないといけない。それこそ、人間そのものがガラパゴス化してしまっているような気がするんだよ。日本でしか話題にならない、全然グローバルじゃない話が目につく。いろんな角度から情報を取るようにすることが、本当の意味でグローバルな考え方だと思うね」


[全漁連] 死活問題!? ならばなぜ怒らない 汚染魚を東電本社前にぶちまけろ!

2013-08-29 | Weblog

NHK:全漁連 東電社長呼び強く抗議

8月29日 12時51分
全漁連 東電社長呼び強く抗議
 
福島第一原子力発電所で汚染水を巡るトラブルが相次いでいることを受けて、福島県沖の試験的な漁が延期されるなど漁業に大きな影響が出ていることから、全漁連=全国漁業協同組合連合会は29日、東京電力の廣瀬社長を呼び、強く抗議しました。

この問題で全漁連は29日、東京電力の廣瀬社長を呼び、現状と再発防止策について直接、説明を受けました。

説明に先立って全漁連の岸宏会長は廣瀬社長に対し、「汚染水問題は漁業の将来に計り知れない影響を与える」と述べて強く抗議するとともに、汚染水問題の抜本的な解決を求める申し入れ書を手渡しました。

これに対し廣瀬社長は、「汚染された地下水の流出に加えてタンクから汚染水が漏れるというあってはならないことが起き、重ね重ね大変申し訳ない」と謝罪したうえで、汚染水のさらなる流出を防ぐためパトロールを強化するほか、水が漏れにくいタイプのタンクに交換することなど、早急に対策を講じる方針を説明しました。

このあと全漁連の岸会長は記者団に対し、「海外の専門家からの意見も取り入れながら対応をするというのでその努力はしっかり見守りたいが、この問題は国の指導の下で対応してもらうのが前提だ。東電の汚染水への対応はすでに破綻したと思っている」と述べました。

一方、東京電力の廣瀬社長は記者団に対し、「福島県の漁業者の方々が試験操業を始めようとし、隣県でも風評被害が収まってきたやさきにこうしたことを起こしてこれまでの努力をむだにする結果となり、大変申し訳なく思っている。国の全面的な支援をいただきながら二度とこういうことがないように速やかに対策を施してしっかりとした再発防止策を進めたい」と述べました。


 

参考:

記事:フランス、酪農家らがストライキ、価格の長期下落に改善を求める=EU


2009/9/23 先週、EU各国で酪農家が牛乳を廃棄して価格の長期下落に抗議する行動を繰り広げた。

18日、フランス各地では酪農家が「白い日」運動を組織し、420万リットルの牛乳をまき散らした。19日、仏・独の酪農家らは、ドイツのキールおよびフランスのストラスブールを連結する橋の上からライン川に牛乳をぶちまけた。

さらに、ストラスブールからドイツのキールまで100台のトラクターで約30万リットルの牛乳を畑にまき散らした。

今年6月以降、EUの牛乳価格が下落し続ける中で、酪農家らは、牛乳の価格は昨年同期比2分の1の値段に下落し、このままでは、農家の生計が破綻すると訴え、政府に相次いで救援を求めた。

これに対して、今月7日の農業相会議で仏・独が欧洲連合(EU)に救済策を提案したが、同議案は全員の合意に達しなかった。

16カ国の農相は7日にEUに対して、酪農の財政予算を増加し、金融危機によってもたらされた苦境から脱出させるよう合同声明を提出した。

大規模農場の損失を避けるために、EUは強力かつ具体的な新対策の提出が急務であるが、同声明に対して、EUに加盟している27カ国全体の意見が一致するには至らなかった。

これを受けて、多くの酪農家らが牛乳を廃棄する抗議行動に出た。上述のフランスとドイツのほか、ベルギーでは、欧州の酪農生産者の3分の1を代表する「ヨーロピアン・ミルク・ボード」団体の呼びかけに応じて、農家らが、11日に総額160万米ドル(約1億5200万円)を超える合計300万リットルの牛乳を畑にまき散らした。

これは、地元のすべての酪農家の1日の全生産量に相当する。

繰り広げられている酪農家らのストライキに、仏政府は酪農危機の解決対策として、先日約42億円の割当を追加する緊急対策を発表した。

また、仏ブルノ・ル・メール農相は、さらに多くの補助資金を提供するより、EU牛乳市場の構造を改築することがもっとも良い解決方法であると言明した。

抜本的な対策と農家の現実問題をどのようにバランスを取りながら解決するかは、政府と民間の信頼関係に影響を及ぼしかねない問題であり、今後の進展が注目される。

「白い日」運動で大量の牛乳をまき散らす仏の酪農家ら

(MARCEL MOCHET/AFP/Getty Images)


[脱原発] 小泉純一郎男でござる 安倍の攻略 私に任せなさい

2013-08-27 | Weblog

記事毎日:小泉純一郎の「原発ゼロ」

脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。

 三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」

 小泉が答えた。

 「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」

 「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」

 3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。

 呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。

 その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。

 原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。

 原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。

 帰国した小泉に感想を聞く機会があった。

 −−どう見ました?

 「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」

 −−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。

 「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」

 「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」

「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなかった。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」

 「必要は発明の母って言うだろ? 敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃいい」

 もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。(敬称略)

(文)山田孝男、毎週月曜日掲載「風知草」から


国連総長の発言 米国もアジアも共感 ’安倍の歴史認識には侵略の反省も不戦の誓いもない キチガイに刃物だ  

2013-08-27 | Weblog

NHK:国連事務総長 歴史認識巡り異例発言

8月26日 22時5分
 

国連のパン・ギムン事務総長は、ソウルでの記者会見で、日本と韓国や中国の間での歴史認識を巡る対立について、「日本の政治指導者らは、深くみずからを省みる必要がある」と述べ、中立の立場を取らずに韓国などの側に立つ、異例の発言をしました。

韓国を訪れている国連のパン・ギムン事務総長は、8月26日、ソウルで開いた記者会見で、日本と韓国や中国との関係が歴史認識を巡って冷え込んでいることを問われ、「歴史認識の問題や政治的な理由のために緊張関係が続いていることを遺憾に思う」と懸念を表しました。

そのうえでパン事務総長は「日本政府や政治指導者らは、とても深くみずからを省みて、国際的で未来志向のビジョンを持つことが必要だ」と述べ、日本側の姿勢に問題があるという考えを示しました。

歴史認識を巡る日本と中韓との対立について、前任のアナン事務総長は「歴史を消し去ることはできない」などと一般論を述べるにとどめており、今回のように国連事務総長が中立の立場を取らなかったのは異例です。

とりわけ、韓国人のパン事務総長が韓国などの側に立ったことは、中立性を欠くものとして議論を呼ぶことも予想されます。

日本政府関係者から懸念の声

国連のパン・ギムン事務総長の発言に対し日本政府の関係者からは、「中立的な立場を取るべき事務総長が、一方の立場を代弁するような発言をするのは違和感がある。発言の影響は大きく、国際社会に対し、日本に不利な印象を与えかねない」などと懸念の声が出ています。

このため、政府は、国連の事務局などを通じて、発言の真意を確認するとともに、歴史認識を巡る日本政府の見解を各国に丁寧に説明し、理解を求めていくことにしています。


参考:


 

記事中日:米、安倍政権の歴史認識に警告 同盟影響も示唆

【ワシントン共同】オバマ米政権1期目に国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長を務めたジェフリー・ベーダー氏は6月12日、日本の過去の侵略と植民地支配を謝罪した「村山談話」の見直しなどを安倍晋三政権が行えば米国として黙認することはないと警告、日米同盟にも影響が出る可能性を示唆した。

ワシントンで開かれたシンクタンク主催のシンポジウムで述べた。近隣諸国との摩擦を生んでいる日本の指導者の歴史認識に対する米側のいらだちをあらためて浮き彫りにした。 


記事時事:「アジアへの反省」触れず=戦没者追悼式で首相式辞—終戦記念日

68回目の終戦記念日を迎えた8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下と安倍晋三首相、遺族らが参列。戦争の犠牲となった約310万人(軍人・軍属約230万人、民間人約80万人)の冥福を祈り、改めて平和を誓った。安倍首相は式辞で、近年の歴代首相が表明していたアジア諸国に対する損害や反省などに言及しなかった。

 式典は正午前に開始。式辞で安倍首相は、2007年に自身も使った「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与え、深い反省と哀悼の意を表する」という表現を用いなかった。近年の首相が使っていた「不戦の誓い」にも触れなかった。

 近隣諸国に対しては1993年、細川護煕首相(当時)が初めて式辞で哀悼の意を表明して以来、歴代首相が「損害と苦痛」や「深い反省」に言及してきた。

 安倍首相は一方で、「わが国は世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各国・各地域に支援の手を差し伸べてきた」と述べ、「世界の恒久平和に、あたう限り貢献し、万人が心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くす」と訴えた。

 戦没者に対しては「あなた方の犠牲の上に、私たちが享受する平和と繁栄があることを、片時たりとも忘れません」と追悼。その上で「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた国の未来を切り開く」とした。  


記事現代:世界で孤立・・・・・・ 米、仏、ロも安倍批判
2013/5/20

米国議会に「地域の国際関係を混乱させ、アメリカの国益を害する恐れがある」と批判された安倍首相。とうとうロシアやフランズで危険な思想を問題にし始めている。

「歴史認識に欠ける日本の政治指導者の暴走」――。16日付の韓国・東亜日報は社説で安倍をこう断じた。批判のキッカケは、航空自衛隊松島基地を訪れた安倍が操縦席に座ったブルーインパルスの機体番号が「731」だったことだ(写真)。韓国では、これが細菌兵器で人体実験を行った旧関東軍の731部隊を連想させる「挑発」と受け取られたのである。

問題なのは、この騒動が韓国国内にとどまらないことだ。ロシアや中国のメディアのほか、仏・ルモンド紙の記者もブログで取り上げ、韓国の〈ドイツのメルケル首相がナチスのハーケンクロイツ(カギ十字)の書かれた機体に笑顔で乗るようなもの〉という報道を引用しつつ、〈ソウルは安倍首相の挑発を非難〉と書いた。

それでなくても、橋下徹市長の「慰安婦は必要だった」発言で、この国は「美しい国」どころか、世界中から「危険な国」と見られている。安倍、橋下という2人のイカれた政治家の言動を見て、先進国は日本の右傾化を感じ取っている。国際社会から孤立し、第2次世界大戦に突き進んでいった旧大日本帝国とを重ね合わせ、強く警戒しているのである。元外交官の天木直人氏はこう言った。

「深刻な状況です。このままだと、世界から、日本はかつての軍国主義、平和を乱す国と位置付けられ、確実に孤立化するでしょう」
2人の暴走を止めないと日本は本当にヤバイ。


安倍政権下でますます荒む日本社会(被爆体験漫画 閲覧禁止)更新8/26

2013-08-26 | Weblog
8/26 

更新NHK 「ゲン」閲覧制限要請 松江市教委が撤回へ

漫画「はだしのゲン」の一部に過激な表現があるとして、松江市教育委員会が、小中学校の図書室で自由に読むことができない措置をとるよう学校側に要請していた問題で、松江市教育委員会は、26日開いた臨時会議で、「要請が事務局だけで決定されるなど手続きに不備がある」として、要請を撤回するのが妥当だとする結論をまとめました。

この問題は、中沢啓治さんの漫画、「はだしのゲン」について、松江市教育委員会の前の教育長が、「一部に過激な描写がある」として、去年12月に開かれた小・中学校の校長会で、子どもが図書室などで、自由に読むことができない「閉架」の措置をとるよう要請していたものです。

この要請は、市教育委員会の事務局だけで決定されていたことなどから、大学の名誉教授など5人で構成する教育委員会は、26日、臨時の会議を開き、対応を協議しました。

この中では、要請が事務局だけで決定され、教育委員に報告されていなかったことは、「慎重さに欠けていた」と委員全員から指摘されました。

また、「閲覧の制限を行うかどうかは、それぞれの学校が決めるべきだ」という意見が出されました。そのうえで、会議では「要請が事務局だけで決定されるなど手続きに不備がある」として、要請を撤回するのが妥当だとする結論をまとめました。

また、今後の取り扱いについては「各学校の自主性を尊重する」としています。教育委員会会議のあと、記者会見した松江市の清水伸夫教育長は、「今回の件で、混乱を生じさせたことを改めておわびします」と述べました。

そのうえで清水教育長は、「学校の自主性を尊重するという結論に至ったので、今後は、児童や保護者にどう説明するかを、学校としっかりと協議していきたい」と述べました。

また、松江市教育委員会の内藤富夫委員長は、「手続きには不備があったが、当時の担当者が十分に考えて行った措置であったので、間違っていないと思う」と述べたうえで、「今後、学校の対応について、しっかりと見守っていきたい」と話していました。

漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんの妻のミサヨさん(70)は、「松江市教育委員会の要請が撤回されて、本当によかったです。夫は『ゲン』を通して、戦争や原爆のことを知ってほしいと、子どもたちにも分かるように、絵やストーリーを考えて作品を描きました。これからも、子どもたちに自由に手にとって読んでもらいたい」と話していました。


 漫画「はだしのゲン」閲覧制限 、内外から憤り・疑問の声続々


 8/23

記事東京;「はだしのゲン」の衝撃 米少女を漫画家に

作者はニューヨーク在住のレイナ・テルゲマイヤーさん(36)。作品は二〇〇二年に発表し、自身のホームページで公開している「Beginnings(きっかけ)」。父に勧められ、英訳版のはだしのゲンを読んだ体験を描いた。原爆の脅威に直面し、少女の心の揺れを表現。動揺する娘に母がかけた言葉が人生の道しるべになったことや、漫画の持つ力にひきつけられた心情もにじませている。

テルゲマイヤーさんは本紙の取材に、小学生でゲンに触れた意義を「幅広い問題意識を持ち、周囲にもっと目を向けられるようになった。ショッキングな表現もあるが、読んで良かった」と強調。松江市教委が暴力的な描写を閲覧制限の理由にしたことに「現代の子どもはゲームなどで、もっと暴力的な表現に触れている。(閲覧制限より)現実の暴力が引き起こす問題を理解させる方が重要だ」と疑問を投げかけた。

和訳した東京都のフリー編集者の男性(45)は「子どもが本と出会う機会を失わせたのに、重大な行為をしている自覚がない松江市教委が腹立たしい」と思い、ゲンに関する情報を集め始めて作品を見つけた。

 「多くの人の目に留めたい」と、本人に和訳して公開したいと連絡したところ、快諾を得て自身のブログに最近掲載した。

 男性は「原爆の背景を知らない米国の少女が、素直な気持ちでゲンを読んで感じたことを知ってもらえれば」と語る。

 男性のブログのアドレスはhttp://lafs.hatenablog.com/

 ブログ名の一部である「編集といえば出版編集」でキーワード検索しても見つかる。

<レイナ・テルゲマイヤー>1977年、米国サンフランシスコ生まれ。9歳ごろから漫画を描き始め、99年にニューヨークの美術専門学校に入学。2000年からインターネット上で短編作品の発表を始める。小学生の時、歯のけがが原因でいじめを受けた経験を描いた「Smile」(10年)が、米国で最も権威ある漫画賞とされる「アイズナー賞」で部門別の最優秀賞を受賞。好きな漫画家の1人に「はだしのゲン」作者の中沢啓治氏を挙げている。

<漫画のあらすじ>9歳の時、父に「読むといいよ」と言われ、はだしのゲンを渡された。「日本に原爆が落ちたと聞いても、ピンとこなかった」が、読んでいくうちに感情移入。広島への原爆投下の場面まで進むと、自国の米国による攻撃で多くの人が死んだことに混乱し、泣きながら両親に「何で米国が日本に?」「私もそんな目に遭う?」「二度と起きちゃダメ」とまくしたてた。「もう人生めちゃめちゃ」と嘆く娘に、母は成長を感じたのか、優しく「逆に、あなたの人生が始まったのね」と背中を押した。主人公は母の言葉の意味を理解できなかったが、それからの人生で「いっぱい考えさせられた」と回想している。=右は漫画の一場面

記事NHK:世界が共感「はだしのゲン」

 

尾
「今日、8月6日は広島に原爆が投下されてから68年となる『原爆の日』です。」

黒木
「広島では、今年(2013年)も平和への誓いを新たにする祈りが続いています。」



平和記念式典は、爆心地に近い広島市の平和公園で行われ、およそ5万人が参列しました。





原爆が投下された午前8時15分。
平和の鐘が打ち鳴らされると、参列者全員が黙とうし、原爆で亡くなった人たちを追悼しました。




参列者の中には、アメリカによる原爆投下の正当化に疑問を投げかけるドキュメンタリーを制作したオリバー・ストーン監督や、アメリカのルース駐日大使の姿も見られました。

広島市 松井一実市長
「無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり、『絶対悪』です。」



広島は今日一日、平和を誓う祈りに包まれました。

被爆者
「今の私は犠牲者の人の上にあるので、一日もむだにせず生きます。」

被爆者
「被爆者の思いを語らせていただいて、受け継いで、日本が平和になるように。」



尾
「広島に原爆が投下されてから今年で68年。今、再び注目されているのがこちらです。マンガ『はだしのゲン』。
原爆で家族を失いながらも、広島で力強く生きる少年の姿が描かれています。」

黒木
「少年雑誌で連載が始まったのは、ちょうど40年前。
ヒーローものが人気を集める中で、当時としても異色のマンガでした。」

「はだしのゲン」の作者は、去年(2012年)12月に亡くなった、マンガ家の中沢啓治(なかざわ・けいじ)さんです。
原爆で、父、姉、弟を失い、みずからも被爆した体験をもとに描きました。
中沢さんがこだわったのは、被爆直後の悲惨な光景をありのままに表現することでした。


爆風で全身に突き刺さるガラス。熱線で皮膚が垂れ下がった人々。建物の下敷きになり、火にまかれて亡くなる、主人公・ゲンの家族。



しかし、ゲンは、戦後の混乱の中でも、仲間とともに悲しみや困難に打ち勝ち、力強く成長していきます。
その姿が、読者の心をつかみました。時を越えて人々に支持される「はだしのゲン」。
その作者、中沢さんの名前は、今年、原爆死没者名簿に記載されました。


中沢啓治さん
「戦争と原爆だけは絶対にしちゃいかん。
原子雲の下にいた人間が、どういう風になったか、これが『はだしのゲン』でいいたいことです。」



尾
「『はだしのゲン』は、現在、英語やロシア語などに翻訳され、こちらの世界20か国で出版されています。
発行部数は、国内外で1,000万部以上にのぼり、今もファンを増やし続けています。」


黒木
「そしてこちらは先月(7月)イランで出版された、『はだしのゲン』です。
本の中を見てみますと、このように吹き出しの部分の文字がペルシャ語で書かれています。
さまざまな国の人たちが読めるようになった『はだしのゲン』。
海外では、どのように受け止められているのでしょうか。」

尾
「国際世論を無視する形で核開発を進めるイラン、そして世界で唯一原爆を投下した、アメリカを取材しました。」

 

“はだしのゲン” イランでも

核開発をめぐって、国際社会からその動向が注目されるイラン。

禰津記者
「2日前に印刷されたというペルシャ語の『はだしのゲン』。先ほどこの書店にもやってきました。」

先月、首都テヘランなどで、ペルシャ語に訳された「はだしのゲン」の初版、500部が発売されました。
原爆の恐ろしさをありのままに描いたストーリーに、注目が集まり始めています。

翻訳したのは、広島に留学しているイラン人のサラ・アベディニさんです。
「はだしのゲン」を祖国の人にも読んでもらいたいと、翻訳をかって出ました。
多くの規制が存在するイランですが、当局にも粘り強く交渉しながら、2年の歳月を経て、出版に結びつけました。


イラン人 留学生 サラ・アベディニさん
「体の皮がむけたり、髪が抜けたり、そこまでは『はだしのゲン』を読むまでは知らなかった。
この悲しい気持ちを、できればイラン人にも伝えられれば、よい本になるのではと思った。」



イランでは、「はだしのゲン」の内容に衝撃を受け、原爆の悲惨さを広めようという人たちも出てきました。
ミナ・モエニさんもその1人です。
「はだしのゲン」を仲間たちにも知ってもらおうと、この日、読書会を開催しました。



ミナ・モエニさん
「今まで核問題について興味がなかったけど、『はだしのゲン』を読んでイメージがついたわ。
核兵器を使うのはひどすぎる。」


核兵器とどう向き合うべきか、率直な議論が行われました。

参加者
「私ならどうしただろうと思ったわ。
家族が焼け死ぬところは、心が痛かった。」

参加者
「それでも世界から核兵器をなくすのは理想に過ぎないと思う。
戦争はなくならないから。
私たち市民が、核兵器をなくすことができるのかしら。」

参加者
「核兵器をなくす方法があるとすれば、私たちが知識を身につけることだと思う。
核兵器の恐ろしさを、みんなに知ってもらうべきだわ。」

「はだしのゲン」と出会ったイランの人々は、核兵器に対する理解を深めはじめています。

ミナ・モエニさん
「私も友達もマンガを読んだのは初めてだったけど、とてもためになったわ。
核兵器の知識を得られて、今日の読書会は良かったと思います。」

 

“はだしのゲン” 米で広がる共感

原爆を投下したアメリカでも、「はだしのゲン」は共感を呼んでいます。
小学校から大学まで2,000以上の学校で、「はだしのゲン」が教材として使われています。
これまでは歴史のひとコマとしか受け止められなかった原爆について、学生たちが興味を持つようになったといいます。

学生
「前に歴史の授業で原爆について学んだけど、今回は、より身近に感じることができた。」

学生
「絵が生々しかった。
アメリカ人がこれを読むのは重要だと思う。」

「はだしのゲン」は、基地の街に暮らす人たちにも影響を与えています。
グレン・ミルナーさん、62歳です。
ミルナーさんの自宅は、海軍基地のすぐそばにあります。
基地には東西冷戦時代から、核ミサイルを搭載できる原子力潜水艦が配備されてきました。

グレン・ミルナーさん
「核戦争が起きたら、ここは最初に狙われるでしょう。」



核兵器への不安を感じてきたミルナーさん。
被爆者の実体験が描かれている『はだしのゲン』を読み、その真の恐ろしさを知ったと言います。

グレン・ミルナーさん
「実際にこれを読んだとき、自分の家がどのように倒れるのかを想像した。
『はだしのゲン』には、個人的な体験や苦しみが具体的に描かれている。
そういった個人の体験こそが、人を変えると思う。」

先月、仲間とともに基地の前に立つミルナーさんの姿がありました。
手にしているのは、「はだしのゲン」を紹介するビラ。
基地で働く人たちにも読んでもらいたいと考えたのです。

グレン・ミルナーさん
「興味がある人は多くないが、ここにいることが大切だと思う。」

核兵器の脅威が身近に存在する基地の街だからこそ、「はだしのゲン」のメッセージは人々の心に届くとミルナーさんは信じています。

グレン・ミルナーさん
「潜水艦で、ミサイルの発射ボタンを押す立場の人たちにビラを受け取ってもらいたい。
彼らだけを責めるのではない。
私たちの手も発射ボタンにかかっている。
核戦争が起きたら、責任は私たちにもあるのだ。
私たちはこの問題を学び、広く訴えていかなければならない。」

改めて見直される “はだしのゲン”

尾
「ここからは広島放送局と中継をつないで、取材にあたった、藤原ディレクターに聞きます。
中沢さんの遺書とも言える『はだしのゲン』が、改めて見直されているようですね。」

藤原ディレクター
「そうなんです。
今日は、中沢さんが亡くなってから初めて迎える原爆の日です。
家族を失い、みずからも被爆した中沢さんは、生涯をかけて原爆の悲惨さを訴え続けてきました。
その作品でもある『はだしのゲン』を改めて見直し、原爆を知らない若い人たちに伝えていこうと、マンガを原画で紹介する展覧会も、広島で開かれています。

原爆投下から68年がたち、被曝者の平均年齢は78歳を超えました。
被曝の体験を聞ける機会が年々少なくなる中で、中沢さんがマンガに込めたメッセージでもある原爆の恐ろしさをどう伝えていくかが、今後の課題となっています。

私は先日、中沢さんの妻・ミサヨさんからお話をお聞きすることができました。
印象に残ったのは、『はだしのゲン』を子どもの頃に読み、大人になったときに『ちょっと待てよ』と立ち止まって考えられるようになってほしい、という言葉でした。

ミサヨさんは、核兵器のない世界を目指して、これからも夫・中沢さんの思いを受け継いで『はだしのゲン』を広める活動を続けていきたいと話していました。」

黒木
「藤原さんは今回アメリカで取材されましたが、中沢さんのメッセージは、海外でもしっかりと受け止められていましたか?」

藤原ディレクター
「私が取材したアメリカでは、原爆を投下したことで戦争を早く終結することが出来たと、原爆を『平和の爆弾』として教える学校もあるほどで、いまだに原爆投下を正当化する声が多いのが現状です。しかし今回取材した学生たちは、『はだしのゲン』を読むことで、原爆の恐ろしさを理解出来たと話していました。
『はだしのゲン』というマンガを入り口に、原爆がもたらす悲惨な現実、2度とくり返してはいけないという中沢さんの思いを、素直に受け入れられたんだと思います。中沢さんは、『はだしのゲン』を出来るだけ多くの子どもたちに読んで欲しいと、著作権の対価を求めることなく翻訳を認めました。
そして、ゲンの物語に共感した日本や海外の読者が、ボランティアで翻訳を行い、世界中で読まれるようになっているんです。
これもゲンの共感力の高さだと言えると思います。翻訳された『はだしのゲン』を通じて、ヒロシマのメッセージが世界に発信されていくことを、中沢さんの遺言を取材した一人として強く願わずにはいられません。」

記事: 「戦争の悲惨さが伝わる作品」 大半の校長が高評価 

松江市教育委員会が市立小中学校に漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を求めた問題で、制限を要請する前の昨年10月に市教委が全校長を対象に行ったアンケートでは、作品への感想として大半が「戦争の悲惨さが伝わる作品」などと高評価をしていたことが20日、市教委への取材で分かった。

市教委によると、計49人の校長が回答。作品の感想を問う質問に「戦争反対やたくましく生きることの大切さが読み取れる」「原爆による悲劇と復興への息吹を感じた」「平和学習を進める上で参考になる」などの回答が多くを占めた。

記事:教育研究全国集会で批判相次ぐ

原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を、松江市の全小中学校が図書室で自由に閲覧できない閉架措置とした問題を巡り、名古屋市で17日開かれた全日本教職員組合(全教)主催の教育研究全国集会で、出席者から「子どもの知る権利の侵害だ」との批判が相次いだ。

図書館をテーマにした分科会で、専門家として参加した沖縄国際大の山口真也教授(図書館学)は、過去に大江健三郎さんの著書「沖縄ノート」を学校図書室に置くことに抗議があったと説明。一方、在沖縄米軍の機関誌を置く公立図書館への批判も紹介し、「図書室も思想的対立に巻き込まれる時代だが、多様な本を準備するのが図書室の義務。子どもが何を読み、読まないかを判断する責任は保護者にある」と指摘した。

また、北海道大大学院の姉崎洋一教授(教育法)は、松江市の措置を「保護者や教員の話し合いを経て、学校が主体的に本を選ぶべきだ」と批判した。

出席していた山口県の中学教員も、取材に対し「子どもの感性は多様で、『はだしのゲン』の受け止め方も任せたらよい」と閉架措置に疑問を投げかけた。

記事:憤り・疑問の声

「はだしのゲン」の閲覧制限を小中学校に求めた松江市教委の対応に、被爆地広島の関係者や島根県の被爆者から憤りの声や疑問視する意見が出た。
ゲンはことしで連載開始から40年を迎えた。昨年12月に73歳で亡くなった作者中沢啓治さんの妻ミサヨさん(70)は「言論統制をしていた戦時中のような判断」とショックを隠さない。「夫は戦争の悲惨さを伝えるため膨大な資料を調べた上で描いた。子どもたちが自由に考える機会を奪わないで」と話した。
被爆者で体験証言を続ける島根県邑南町の河野頼人さん(82)も「こんな風潮が広がると、被爆の実態に触れることさえもはばかられるようになる」と懸念を示した。
広島市教委は、小中高生を対象にした平和教育プログラムで小学3年向けの教材に採用。「命の尊さや家族の絆を伝える上でもふさわしい作品」とする。原爆資料館前館長の前田耕一郎さん(64)は「原爆だけではなく、戦争や平和を幅広い世代に分かりやすく伝える漫画。功績の大きさも考えてほしい」と話した。
教育や芸術表現の観点から、松江市教委の対応を批判する声が聞かれた。広島大大学院教育学研究科の難波博孝教授(臨床国語教育)は「子どもの想像力や悲惨さを消化する力を信じるべきだ」。広島市立大芸術学部の加治屋健司准教授(現代美術史)は「授業で全員が読むのと違い、陳列なら見ない自由もある」と指摘する。

記事:識者の話

記憶継承の機会失われる−−「ゲン」を研究する京都精華大マンガ学部の吉村和真教授の話

作品が海外から注目されている中で市教委の判断は逆行している。ゲンは図書館や学校で初めて手にした人が多い。機会が失われる影響を考えてほしい。代わりにどんな方法で戦争や原爆の記憶を継承していくというのか。

残虐場面含め国際的評価−−教育評論家の尾木直樹さんの話

ネット社会の子供たちはもっと多くの過激な情報に触れており、市教委の判断は時代錯誤。「過激なシーン」の影響を心配するなら、作品とは関係なく、情報を読み解く能力を教えるべきだ。ゲンは戦争や平和、原爆について考えさせる作品として、残虐な場面も含め国際的な評価が定着している。


漫画「はだしのゲン」閲覧制限、松江市教委が全校に要求!!


 

8/17

記事:松江市教委、はだしのゲン貸し出し禁止要請

漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」について、「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていたことが分かった。児童生徒への貸し出し禁止も要請していた。出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場でのこうした措置は聞いたことがないという。

ゲンは1973年に連載が始まり、87年に第1部が完結。原爆被害を伝える作品として教育現場で広く活用され、約20カ国語に翻訳されている。

松江市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に出された。同12月、不採択とされたが市教委が内容を改めて確認。「首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。

現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲン全10巻を保有しているが全て閉架措置が取られている。古川康徳・副教育長は「平和教育として非常に重要な教材。教員の指導で読んだり授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と話す。

これに対し、汐文社の政門(まさかど)一芳社長は「原爆の悲惨さを子供に知ってもらいたいと描かれた作品。閉架で風化しないか心配だ。こんな悲しいことはない」と訴えている。

 


管理人
:「はだしのゲン」を図書室で自由に手にとって読めない閉架措置を松江市に陳情したのは、「平和と安全を求める被爆者たちの会」(秀道広代表)という団体だった。「残虐な場面を未発達な子どもに見せるのはよくない。天皇批判がある作品でもあり、閉架によって閲覧の優先度を下げたのは適切な対処だ」というのが彼らの言い分だ。
要はこの市民団体は、歪んだ歴史認識をもつ極右派安倍の政治団体の一派であり、中沢氏の天皇批判に対する見せしめを要求しているにすぎない。
だから、安倍の閣僚下村は容認の姿勢だ。ただ情けないのは、現場をあずかっている大半の校長が作品に高評価をあたえながら、あっさりと、市の教育委員会の方針に服従してしまうことだ。なぜ怒りや批判をあらわにしないのかまことに不可解だ。
(参考)下村博文文部科学相は8/21日の閣議後記者会見で、松江市教育委員会が広島の原爆被害を描いた漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を市内の小中学校に要請したことについて、「学校図書館は子どもの発達段階に応じた教育的配慮の必要性がある」と述べ、要請は市教委の権限に基づく行為で問題ないとする認識を示した。下村文科相は、「漫画の描写について確認したが、教育上好ましくないのではと考える人が出てくるのもありうる話だ」と指摘。「学校図書館以外で、読みたい人が読める環境が社会全体で担保されていれば良いのでは」と話した。
:昨年の終戦記念日、広島や長崎で開かれた平和祈念式典には、米国の駐日大使ルース夫妻と共にシカゴ在住の米国人が参列した。このダニエル氏は原爆投下を命じた第33代米国大統領トルーマンの孫だった。彼の息子が図書館でかりてきた「原爆の子の像」のモデルである被爆少女貞子の物語を読んだことがきっかけで、貞子の兄佐々木雅弘氏と親交を持ち、被爆地の訪問を決意したという。
それほどまでに、米国のほとんどの図書館には、原爆に関連した図書がおかれている。「はだしのゲン」ももちろんだ。大人も子どもも自由に手にとって読め、貸し出しも自由だ。それが日本では閲覧禁止とは狂っている。まさに歪んだ歴史認識をもつ安倍政権の病が日本中に蔓延し始めたに違いない。なんともその荒れようは恐ろしくなるほどだ。
:小学校一年のとき自らも被爆体験し、父や母、姉や弟、家族全員を失い天涯孤児となった中沢氏、そうした寂しくもやるせない境遇のなかで、めげそうになる自分を奮い立たせるために、臥薪嘗胆の思いで、天皇をうらみ、アメリカを恨みながら生きてきたのは当然だろう。以下、ウィキペディアから要所を抜粋。
**引用はじめ**
国家元首だった昭和天皇の戦争責任を主張しているため、戦後も昭和天皇を激しく批判し、天皇制の廃止を強固に求めている。戦後も戦争責任を取らず退位もしなかった天皇に対する中沢の怒りは、一切の妥協を許さないまでに厳しく、広島に行幸した天皇をさして『人間の神経をもたない冷血人間』『厚顔破廉恥な野郎』と評するほどであった。
中沢いわく、「天皇や軍部はポツダム宣言を無視し、その結果、広島・長崎で多くの人が亡くなった。なのに戦後、天皇が広島に来た時には日の丸を振るように学校で言われた。なぜ万歳なのか。今でも腹の中が煮えくり返る思いがある。日本人は甘いと思う」、「天皇ヒロヒトと皇族を助けるために広島と長崎は犠牲にされたのだ」。
また日本の戦争責任者の昭和天皇が生き延びた事がイタリアの戦争責任者のベニート・ムッソリーニが逆さ吊りにされてイタリア国民に石を投げつけられる末路と正反対である事を比較している。
しかし中沢は作中で天皇制批判を描いても嫌がらせがなく拍子に抜けたと言い、自伝や週刊誌や新聞で天皇制批判を載せている。『はだしのゲンへの手紙』では読者に「天皇は憎いですか?」という質問に対し、「天皇の名によってアジアで2000万人、日本では300万人も殺された、私は天皇が憎い」と返答しており、『はだしのゲン自伝』で沖縄に米軍駐留を申し出た天皇に対して激しい怒りを露わにしている。
ただし1975年(昭和50年)の日本記者クラブで秋信利彦(中国放送記者)の質問の返答で昭和天皇が「戦争中の事だからやむを得ない」と失言した事に対しては悪意がないためか激しい批判は描かず「被爆者に対して土下座して謝って欲しかった」と述べている。
原爆投下の当事者のアメリカに対し怒りを持っており、原爆投下をしたアメリカにはナチスドイツのホロコーストを批判する資格はないと述べている。アメリカの原爆投下について『黒い雨にうたれて』では「勝てば官軍、負ければ賊軍、でも勝手すぎる」『はだしのゲン』では「喧嘩両成敗」と主張している。ただし、アメリカの国力もしくは文化には敬意を示しており、ウォルト・ディズニーの白雪姫が戦前のカラー映画である事に気が付き舌を巻いたと言う。アメリカの児童やオバマ大統領とその子女に英語版『はだしのゲン』を読んで欲しいと述べ、実際に贈与している。
日朝関係に対しては、日本統治時代の植民地支配を批判し、朝鮮に対し贖罪意識を持っており、朝鮮語版『はだしのゲン』を北朝鮮に持ち込みたいと述べている。
日中関係に対しては平和交流を期待しており、「日本人が被害者ぶるのではなく他の国で何をしたのかも知っておく必要がある。南京虐殺の資料が出てくると、なんと日本人が酷い事をしたのかというのが出てくる。申し訳ない気持ちでいっぱいになります。」と述べている。
**引用おわり**

 


「はだしのゲン」の国際評価 海外では未来に目を開かす試金本 日本では単なる被爆を語る体験本

2013-08-26 | Weblog

記事日経ビジネス:次世代リーダーの試金石に「はだしのゲン」を

原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」が話題になっています。島根県松江市教育委員会が小中学校の図書室で自由に読めなくするよう要請していた問題に対して、各方面から厳しい反応が広がっています。

作品のどの部分が問題か、注目され続ける理由はどこにあるか。そんな問いを持ちながら、改めてこの作品に触れてみました。そしてその価値を大きく見直しました。

さて、ほぼ同じころ、カナダの14歳の女の子が人気トーク番組に出演し、饒舌に主張する様子がネット動画でも話題になりました。それを見て、言葉を失いました。感心したと同時に焦りを覚えたのです。

結論を先に書きましょう。

「はだしのゲン」は、今の時代にとって改めて見直されるべき大きな教育的価値を感じます。子どもへの教育という意味ではありません。リーダーになる大人へのテーマとしてです。

今回は、ビジネス面から見た「はだしのゲン」の現代の新しい役割について、動画を参考にしながら考えてみたいと思います。

改めてすごかった「はだしのゲン」の存在感

「はだしのゲン」とはなにか。

時代は68年前、著者自らの被爆体験が元になったストーリーで、今から40年前に生まれた漫画です。

繰り返しますが、40年前の作品です。それが今でも全国の書店や図書館に並び、人々の記憶に残り、ある時は名作扱いされ、またある時は問題作扱いされています.

そんな作品がこの夏、その扱いを巡って再び話題にのぼりました。

それだけでもまずはその作品の力に感心します。戦争や原爆を描いた作品は数多くありますが、圧倒的な存在感です。

指摘にあるように、描写は過激ですし、内容に事実ではない部分があると問題視する人もいます。

子ども時代に本を読んでショックを受けた人、平和教育の一環としてみんなで一緒に映像を見た経験が今も心の傷として残っているという人もいます。聞けば多くの人が何らかの思い出を口にします。

いい作品だと感じているものの、何歳くらいで子どもに読ませるのが適切かを気にする親も多いようで、こちらにたくさんのアドバイスがあるので参考にしてもいいかもしれません。(発言小町「『はだしのゲン』を読まれた方」)

国内だけではありません。この作品、核保有国を含む世界20か国語に翻訳されていると言います。今年はイランの学生がペルシャ語に翻訳をして出版されています。核開発が懸念されている国で核によってどんなことが起きるのかをイメージするのに役立つと、つまり未来の抑止力として読まれているそうです。

興味深いのは、国内では歴史を顧みるものとして位置づけられているのに対して、海外では、未来のために役立てられようとしている点です。

非常的に多面的です。こんな作品は滅多にありません。

カナダ14歳の女の子にたまげた

ここでまったく違う話をします。

はだしのゲンが話題になったのとほぼ同じ時期に、カナダの人気トーク番組に出た14歳の女の子の動画を見ました。すごい女の子です。

レイチェル・ペアレントという名の少女は、その若さと理路整然とした語り口によって地元カナダのメディアでも注目されている若い活動家。

「Kids Right to Know(子どもの知る権利)」という名のNPOの創設者で、GMO(Genetically Modified Organism)つまり遺伝子組み換え食品について、はっきりと食品パッケージに明記されるべきだ、ということを主張しています。

日本を含む多くの国でパッケージに遺伝子組み換えについて記述するようになっている一方で、米国とカナダにはそのルールがないということを問題視し、消費者として、自分たちが食べるものに何が入っているのかを知る権利がある、というのが彼女の主張です。

もちろん、その背景には、遺伝子組み換え食品の安全性についての懸念があり、この分野の代表企業である米モンサント社などがそのメリットを主張する中で、大きな政治テーマになっているのがGMOの問題です。

動画に登場するこの人気番組の男性司会者ケヴィン・オライリー氏もGMO支持側として見られており、過去の「偏向報道」をレイチェルさんも問題視していたようです。

さて、とにかくこの番組の「インタビュー」は、最初からトーンがおかしいんです。

「君は、ロビイストって何か知ってるよね?」という投げかけから入るオライリー氏。

細かなやりとりは動画を見ていただくとして、14歳の女の子に対して人気番組の司会者が、まるで自分の子を諭すように問いかけ、「遺伝子組み換え食品自体に反対なのか? それでは多くの人たちを見殺しにするってことだよ」と攻め寄り、遺伝子組み換え食品によって発展途上国の多くの人たちの命が助かっているという話を展開、「本当に自分の意思でそんな主張をしてるの?」という疑い、若いんだから極端にならずにもっと両方の論をバランス良く見なければならないと説得を試みる意図がよく見える流れです。

これに対して、レイチェルさんは、物怖じ1つせず、何が問題で何を主張しているのかをはっきり伝え、オライリー氏が持ち出したデータよりもはるかに詳細で説得力のあるデータを紹介し、何度も論点をずらそうとする司会者の試みを見事にはねのけながら「どれが遺伝子組み換え食品かを分かるようにして、自分たちの意思で選択できるようにしてほしいだけなの」という自らの主張を視聴者に(大多数の大人にとっても)繰り返し分かりやすく説得力のある形で伝えています。

司会者の態度と同様に、多くの視聴者もおそらくはじめは「14歳の子どもだから」と少しナメて見ていたと思いますが、この大人でも扱いの難しい問題に対して、数々の揺さぶりにも屈せず、どこに注目して、どうすべきかをはっきりさせている姿に多くの人たちが驚きの声を挙げています

会話の応酬が続くので分かりにくいところもあるかもしれませんが、司会者とレイチェルさんの表情と声のトーンに注意するだけでもこの14歳の女の子の凄さは感じられると思います。

日本は大丈夫?

 

 もし仮に、仮にですよ。こんな子がリーダーになって、たとえばTPPの交渉相手として現れたりしたら、日本は太刀打ちできるのだろうか。

複雑に利害がからまり、価値観や歴史観の違う国同士がお互いの主張をする中で、こんな人物がまったく日本の考えと合わないことを言っていたら、どうするんだろう。

突然現れた14歳の女の子に感心しながら、実は一方で、そんな不安を感じてしまいました。

グローバルな時代にあって、彼女のように堂々と人前で主張し、支持を得たり、合意形成ができるリーダーを育成できるような教育の仕組みが、日本には果たしてあるのだろうか、ということを、「はだしのゲン」の扱いを巡っての混乱を見ながら思うのです。

次世代のリーダーにはこの「合意形成」のスキルが重要なキーワードになるだろうと思います。例えば、国内では40年前の作品について今なおその扱いに苦慮している。松江市教育委員会が小中学校の図書室で閲覧制限をしていたほか、鳥取市の市立図書館でも自由に読めなくなっていたと報じられました。

問題は、あまり分からないように閲覧制限をし、それを問題視された途端にまた元の状態にもどそうとしている、ということです。

これだけ長年議論の対象になっている陰で、日本の子どもも、どこかでこの「はだしのゲン」をこう扱うべきだー、なんていう主張をしているのでしょうか。

レイチェルさんが示唆する合意形成の原則

一方で、レイチェルさんは複雑な問題で合意形成するための原則を示唆してもいます。これが、今回、次世代のリーダーを考える上で参考にしたいポイントです。3つあります。

*1つめは主張の方法です。

複雑な問題に対して何かの主張をする時、欧米ではメディアを使って世論に訴えかけることがよくあります。みんなの知らない所で問題を処理していくのではなく、世の中の大きなイシューにし、支持を得て議論を進めていく形です。

このレイチェルさんも、最初は学校のスピーチコンテストで論ずるテーマを選ぶ中で、このGMOの問題にたどり着き、調査をすればするほど「これは何とかしなくては」という問題意識が高まったと言います。きっかけは11歳の時のスピーチだったそうです。

このレイチェルさんの語り口は、メディア対応をアドバイスしている専門家の目から見ても見事の一言ですが、こんな形でアピールできる人材の重要性を理解するとともに、こんな風にメディアでアピールされた時にどうするか、という点も検討しておく必要がありそうです。

話の中身もはっきりしています。レイチェルさんの主張は、どの食品に遺伝子組み換えの材料が入っているかを明示してほしい、ということです。

「子どもたちが知る権利」という団体名になっているくらいですから、「こっそりやられることが問題だ」、と言っています。

反対側のためにも仮説-検証して見せる

*2つ目のポイントを紹介する前に、動画を見ていただくことにしましょう。ストーリーはこうです。

 「人参を食べると、暗い所でもよく見えるようになる」という言い伝えがあります。そこでその実験をやってみました。ひたすら人参を食べます。無言で食べます。そして、部屋を暗くして、ハードルやルームランナー、卓球、ゴールキック、ボクシングをやってみます。何が起こったか? ご覧ください。

 

実はこれ、ノキアの新しいスマートフォンの動画広告です。人参を食べるよりも、この方が暗い所もよく見えますよ、というのがメッセージ。

この動画自体はお笑い色が強いのですが、この構成要素を見た時に、いくつもの「スポーツ種目」が入っていることに目が行ってしまいました。

「人参を食べても暗闇ではよく見えない」ということを伝えるために、「何度も形を変えてやってみる」というのが、面白さはもちろんですが、実は「納得」にも重要な要素になってるんじゃないか、ということです。

冒頭のレイチェルさんのインタビュー動画で、GMOを扱う側には何が必要なのかと問われた彼女は、とにかく長期に渡って繰り返しテストすること、つまり仮説検証が必要と言っています。

異なる考えや価値観が共存するためには、「相手が納得し、実行可能な条件」を知っておく必要があります。

合意形成に至るために反対側へのアドバイスを持っておく、ということです。

ストーリーで分かりやすく伝える

*そして3つめのポイントです。ここでも先に動画を見ていただきましょう。 

 

ストーリーはこうです。父親と息子がチョコレート味のプリンを食べています。

父はこれが大好きだと言うと、息子は「どうして?」と聞く。父はここから物語を話し始めます。

想像してみなさい。髪が少なくなった頭で毎日目が覚める。そして、渋滞の中、車を走らせて会社に向かう。会社では1年がかりで取り組んでいたプロジェクトが突然中止になる。そんな毎日もこれがあれば乗り切れるんだ。すると、息子がちょっと考えてこう言うのです。「僕よりもパパが食べた方がいいと思うから、これどうぞ」

メッセージを効果的に伝えるために、ストーリーで語ることがよくあります。具体的にイメージしやすいからです。

レイチェルさんも話の中で自らの体験なども含めてストーリーでイメージしやすく語っています。

ストーリー。そう、漫画はストーリーそのものです。

そういう観点で「はだしのゲン」に向き合ってみると、今の時代に合ったその新たな役割や魅力が感じられてきます。

リーダー教育に「はだしのゲン」

たとえば、こんな問いを考えて発表してもらうとします。

「はだしのゲン」を核開発している国で広く読まれるようにするにはどうすればいいか?

第一次安倍内閣時代、麻生太郎外相(当時)は2007年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、「はだしのゲン」の英語版を会場内で実際に展示、配布していますから、現実的なテーマです。

コミュニケーションの研修で、「クロストーク」というプログラムがあります。

社会的な問題で是非を論じ合うもので、たとえば、「電車内での化粧は許されるか否か」とか「サマータイム導入の是非」、などをテーマにして、賛成・反対チームに分かれて順番に主張します。

その後、どれくらい説得力があったか、何があるともっと良かったか、支持が得られるための条件などを考えます。この時、もともとの本人の主義主張と関係なく、チームを分けるのですが、頭の柔らかい人ほど、自分の主義主張と反対側につく方が、結果的に面白い意見を出しますし、本人の発見も大きかったと言います。

ただ、こうしたテーマでは、どうしても論点がそれほど多く出ません。

意思決定にもそれほど複雑な要素が加わりません。つまり、現実の場面で応用するには差が大きいんです。

こんな時に、「はだしのゲン」が題材になると一気に深みが出ます。

多様な人々との間で「合意形成」するというトレーニングに、多面的な見方ができる「はだしのゲン」が大きな役割を果たすのではないかと思うのです。

はだしのゲンの中に、こんなシーンがあります。

ゲンの父親が戦争反対を主張していたためにゲンたちも小学校で非国民呼ばわりされていたある日、教室でお金がなくなったことをゲンの姉が疑われ、教師が人前で裸にして取り調べをしました。

父親がそれを知り、学校に乗り込みます。そして教師に盗難の証拠を出すように詰め寄ると、生徒が見たという証言があったと言う。しかし、その生徒は父の気迫に押され、嘘をついたと謝ります。

「はっきり調べもしないで娘を裸にする権利があるか」「子どもの心に一生消えないキズをつけやがって」と激昂する父親。戦争に反対する非国民のやつらが許せなかったと後に怒る教師が、校長に「なんとかいってください」と言った時の校長の言葉が象徴的です。

「これ以上、ことをあらだてないでくれ。たのむよ」

これで解決しようとするリーダーでは危うい。閲覧制限を巡る対応を見ていると、68年前の「ゲン」に出てくるのと同じような様子に感じられてしまいます。

「はだしのゲン」という大きな作品を私たちも何とか未来に向けて活かしたいところです。

そのためにもう一度、まとめておきます。レイチェルさんの示唆した合意形成のポイントは以下の通りです。

  • 隠さずにはっきり伝え、選択できるようにする
  • 反対派へのポイントも明らかにする
  • ストーリーで分かりやすく伝える

見てない人はこの機会にどうぞ。8月末まで無料動画が公開されています。

(Gyao!はだしのゲン|無料動画

(Gyao!はだしのゲン2|無料動画

 

(文)鶴野 充茂、ビーンスター株式会社 代表取締役ビーンスター代表。コミュニケーションの専門家として幅広く活躍。人気動画紹介サイトを運営するほか、様々な動画をプロデュースする。


安倍自民のチアガール紙産経、その田舎記者「はだしのゲン」を酷評 ’天皇批判が問題だと

2013-08-26 | Weblog

産経記者阿比留瑠比の極言御免:「はだしのゲン」はどんな本か 「閉架」措置で物議

米国による原爆投下後の広島を生きる少年を描いた漫画「はだしのゲン」(中沢啓治著)が物議をかもしている。松江市教育委員会が市内の公立小中学校に、倉庫などにしまって図書館で自由に読めなくする「閉架」措置をとるよう指示したのがきっかけだ。

この作品の残虐表現について「発達段階の子供に適切かどうか疑問」と判断した市教委に対し、いくつかの新聞が社説で取り上げ批判する事態になっている。例えばこんな論調である。

 「閲覧制限はすぐ撤回を」(20日付朝日新聞)

 「戦争知る貴重な作品だ」(同日付毎日新聞)

 「彼に平和を教わった」(21日付東京新聞)

どれも「ゲン」を高く評価した上で、市教委の指示に関しては「子どもたちの(原爆に関心を持つ)そうした出会いを奪いかねない」(朝日)、「子供たちが考える機会を奪う」(毎日)、「子どもたちよ、もっとゲンに触れ、そして自分で感じてほしい」(東京)などと主張する。

◆残虐な表現多く

だが、これらの社説は、実際の「ゲン」の作品世界とは遊離していないか。社説を書いた各紙の論説委員は、本当に「ゲン」を読んでいるのかと疑問に思う。

40年近く前、小学校の学級文庫に並ぶこの作品を読んだ筆者は、そこから「平和の尊さを学ぶ」(毎日)というより、人間社会の「悪意」と「憎しみ」ばかりを印象に刻んだ。グロテスクな表現と登場人物の自己中心的な言い分にうんざりした記憶はあっても、「中沢さんの思いに子どもたちが共感した」(朝日)とはにわかに信じがたい。

記事本文の続き 3紙の社説は具体的に触れていないが、「ゲン」では何ら根拠も示さず旧日本軍の「蛮行」が「これでもか」というほど語られる。

「妊婦の腹を切りさいて中の赤ん坊を引っ張り出したり」「女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて殺したり」…。

特に天皇に対しては、作者の思想の反映か異様なまでの憎悪が向けられる。

「いまだに戦争責任をとらずにふんぞりかえっとる天皇」「殺人罪で永久に刑務所に入らんといけん奴(やつ)はこの日本にはいっぱい、いっぱいおるよ。まずは最高の殺人者天皇じゃ」

◆反日論拠の一つ

東京社説によると「ゲン」は、韓国では全10巻3万セットを売り上げるベストセラーだという。さだめし、韓国の「反日」活動の論拠の一つとして利用されていることだろう。

朝日社説は「漫画を否定しがちだった先生たちが、限られた図書館予算の中から『ゲン』を積極的に受け入れたのも、作品のメッセージ力が強かったからこそだ」と持ち上げる。とはいえ、日教組好みのメッセージだったからこそ、学校現場で普及したのだから当たり前の話である。

憲法は表現の自由を保障しており、「ゲン」のような漫画があってもいい。だが、それと教育現場にふさわしいかはおのずと別問題だ。「閉架」措置うんぬん以前に、小中学校に常備すべき本だとはとても思えない。


日米の比較 ギャラを払ってチャリティとは まさにサギまがい(更新8/24)

2013-08-24 | Weblog

更新:日テレの言い分、24時間テレビ嵐ノーギャラ公表の裏

 8/24 東スポ

24、25の両日、日本テレビ系で放送される夏の名物チャリティー番組「24時間テレビ36 愛は地球を救う」に異変あり!! 日テレが先週、メーンパーソナリティーを務める嵐のギャランティーについて「ボランティア」とコメントしたのだ。これまで、同番組のギャラについては、各メディアでいくら報じられても日テレ側が公開することはなかったが、急に“ノーギャラ声明”を出したのはなぜか。その背景に迫った。

コトの発端は、一部週刊誌で「嵐のギャラは5000万円」などと報じられたこと。これに対してインターネットを中心に批判が集中したことで日テレは16日、「今年もボランティアで務めて頂いております」と公式コメントを発表する事態となった。

これまでも24時間テレビの出演者や、マラソンランナーのギャラに関する報道は、何年にもわたって様々な週刊誌等で報じられてきたが、日テレは“無視”していた。それが急な方針変換となったのには理由があった。

「ギャラ5000万円という報道にジャニーズもついにキレてしまい、日テレに否定コメントを出させました。ただ、日テレは最後まで渋っていたそうですが、さすがにジャニーズの圧力に押しきられたそうです」と芸能プロ関係者。

確かにジャニーズとしては、チャリティー番組でもらってもいない高額なギャラをもらったかのように書かれたのだから、否定したいのは当然だろう。ではなぜ、日テレは最後まで渋ったのだろうか?

「嵐の高額ギャラを否定したら、次は『出演者やマラソンランナーもボランティアなのか』という話になってしまいますからね。そこはあまり触れられたくないところなんですよ。決して問題視されるほど高いギャラなんて払っていないのですが…。ただ、安いとはいえノーギャラではない人もいますからね」と日テレ関係者。

確かに水面下では、24時間マラソンランナーや出演者が、チャリティー番組にもかかわらず高額ギャラを得ているという噂は毎年のように流れていた。嵐のギャラを5000万円と報じた週刊誌も、今年24時間マラソンを走る森三中・大島美幸(33)のギャラを1000万円などと報じている。

「決してそんなことはない。マラソンランナーに指名されると、数か月もの間、練習に時間を割かなければならない。その間は他の仕事ができないのですが、一部の大御所を除くと、ギャラは大体100万円前後です。拘束時間、練習日数を考えると本当に“お車代”程度。他の出演者も同様に高くない。もしくはノーギャラですよ」と前出関係者。日テレは24時間テレビにかなり力を入れているが、4年前の2009年には“大失態”を演じていたという。

例年、東京・日本武道館をメーン会場として生放送されているが、09年は東京ビッグサイトに変更されたことがあった。様々な臆測を呼んだが、真相は――。

「会場変更の理由をめぐっては『武道館よりビッグサイトの方が使用料が安く、経費削減できる』とか『衆院選の選挙特番のため』とか諸説入り乱れたけど、違う。単に武道館を押さえる(予約)のを忘れてたんです。お恥ずかしいことに…」と別の日テレ関係者。なんと、担当者の“チョンボ”が原因だったという。

「毎年、局のイベント事業部が予約してるんだけど、あの年はみんながもう押さえたと思い込んでしまった。で、放送1~2か月くらい前になって予約忘れに気付いたんです。武道館に慌てて問い合わせたものの、案の定『今年は予約来てないですけど、もう埋まってますよ』と。大問題に発展しましたね」と前出関係者。

“ギャラ騒動”に“会場押さえ忘れ問題”。賛否両論ある日テレ24時間テレビだが、今年も注目を集めそうだ。


管理人

 米国人に好きなクイズ番組をたずねたら、「ホイール・オブ・フォーチュン」、「ザ・プライス・イズ・ライト」、「ジェパディ」のうちのどれか一つを挙げるだろう。それほどまでにどれも人気で各局の看板番組である。

なかでも、カナダ生まれのアレックス・トレベックが名司会をつとめる「ジェパディ(Jeopardy)」は1964年からNBCテレビ局で放映されている長寿番組だ。

ルールは簡単だ。毎回3人の一般解答者(うち1名は前回放送時のチャンピオン)により早押し形式で対戦し獲得賞金の総額を競いあう。

この番組が人気なのは、俳優ら有名人によるクイズ対抗戦の企画だ。クイズに正解して獲得賞金を競うまでは一般解答者と同じだが、有名人の場合は獲得した賞金の全額がチャリティー寄付される。参加する俳優らも無料奉仕のノーギャラだ。

まさに米国の有名人は社会奉仕のプロ(チャリティ)精神に長けている。

ちなみに、どこに寄付するかは、有名人が自分で決め番組のなかで公表する。低所得者のための民間ハウジングプロジェクト団体、自分が生まれ育った故郷の図書館、などと寄付先は様々だ。

一方、日本の場合はどうだろうか。テレビ局がチャリティーと銘打った番組にギャラをもらって出演するタレントたち。タレント本人ばかりでなく、タレント事務所も、局も、米国のプロ(チャリティ)精神を学んでみては。でなければ、日テレのチャリティ番組「愛は地球を救う」に出演するタレントたちは「ペニオク詐欺」の芸能人らとかわらない。

 

記事:毎年夏の恒例行事となっている、日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」。2013年は8月24日から25日にかけて放送される。

この番組について、これまで度々議論になっているのが「出演者へのギャラ支払いの是非」だ。毎年「チャリティーなのにギャラが払われるのはおかしい」という声が大量に上がるが、週刊誌が出演者のギャラの金額を報じたことで、今回も議論を巻き起こしている。

「嵐」に5000万円、森三中・大島美幸1000万円?

24時間テレビの出演者のギャラを報じたのは、13年7月30日発売の「FLASH」だ。

「事情を知るプロデューサー」の話として、24時間テレビの予算は総制作費が4億2000万円、CM収入合計が22億2750万円。そのうち出演者のギャラと総制作費を除いて赤字にならない範囲で寄付に回すと書かれている。

そのギャラだが、今年メーンパーソナリティーを務めるグループ「嵐」に5000万円、番組内で放送するドラマに主演する嵐・大野智さんにはプラス500万円、マラソンランナーの森三中・大島美幸さんに1000万円、パーソナリティーの上戸彩さんに500万円、総合司会の羽鳥慎一さんに500万円。番組の合間で歌を披露する人には、加山雄三さん、谷村新司さんクラスで200万円、その他懐メロ歌手や芸人などには10万~100万円が支払われるという。

これだけの額が支払われる理由は「拘束時間が長く、1人あたりのパーソナリティーの負担がかなり大きいから」とのことで、最近テレビに出なくなった「懐かしの歌手」にとっては「おいしい小遣い稼ぎ」の場でもあるというのだ。

この記事を知った人からは、インターネット上で「ボランティア番組でギャラ貰うのって、日本くらいじゃないのか?」「駅前で募金する女の子がバイト代もらってたら興ざめだよなあ」「障害者を食い物にして金をまきあげる偽善企画はまさに金サライ」など、反発の声が上がった。

24時間テレビの出演者にギャラが支払われているか否かは、はっきりしたことはわかっていないが、これまで「多額のギャラが支払われている」として度々議論されてきた。

米国の「レイバーデイ・テレソン」、フランスの「テレソン」といった海外のチャリティー番組では、大物歌手だろうがタレントだろうがノーギャラで出演するのが当然とされている。24時間テレビに対して「庶民に募金を呼びかけるくせに、自分は高額のギャラをもらっている」として批判する声は根強い。

一方、ギャラが支払われることに理解を示す声もある。

フリーライターの赤木智弘氏は12年8月25日、ツイッターで「24時間テレビをノーギャラにしろとか言っている奴がいるが、そうなったらテレビに映りたいだけの貧乏芸人しか集まらんぞ。そんな24時間テレビ、誰が見るんだ?」と投稿した。この考えに対して反対コメントが殺到したが、「別にギャラ貰ってもいいんじゃないか?仕事なんだから ただ貰ったギャラの半分ぐらいは寄付するくらいの気持ちでやって欲しいが」「仮に自分が出演者なら24時間フル、又は一部でもノーギャラで仕事というのは仕事の内容に影響が出てしまいます」と賛同意見もあった。

なお、12年度の24時間テレビ募金額は11億6847万円で、福祉車両の贈呈や身体障害者補助犬を普及させる活動、環境保護活動、災害援助に利用したと公式サイトで報告されている。


「嵐」ギャラ5000万円 プラス Tシャツ売上高のアルファー

日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う36」(24日・後6時半~25日・後8時54分)の、恒例のTシャツ(チャリTシャツ)売上枚数が史上最多の100万枚を突破したことが15日までに分かった。嵐の大野智(32)、前衛芸術家の草間彌生さん(84)が共同制作したもので、真っ赤な花が印象的なデザイン。6月14日の発売当日、東京・汐留のグッズショップに2000人が行列を作るなど驚異的な大ヒットとなっている。

赤の水玉模様をはじめ、個性的なデザインが高級ブランド「ルイ・ヴィトン」に採用されるなど、世界で活躍する草間さんと、アイドルグループのリーダーとして多忙な日々を送りつつ、緻密なタッチの絵画を発表する大野。才能あふれる2人のコラボにより、36年目を迎えた24時間テレビの歴史に金字塔を打ち立てた。

6月14日から東京・汐留のグッズショップ「日テレ屋」、通販サイトなどで販売を開始。異色のコラボが販売前から話題を呼び、日テレ屋では初日の開店前に2000人もの行列ができた。約1か月ほどで過去最高となった昨年の76万4198枚を抜き、今月8日、100万枚の大台を突破した。

2年連続の記録更新を達成した大野は「今回、あこがれの彌生ちゃんとコラボできたこと、そしてすてきなデザインに仕上がったこと、とても感謝しています!」と大喜び。草間さんは「私たちのTシャツ作品が、みんなに愛されて、とてもうれしいです」と話している。

チャリTシャツのデザインに著名人が参加するようになったのは、99年の第22回から。過去にはSMAPの香取慎吾(36)、TOKIOの長瀬智也(34)らも手掛けている。大野がデザインするのは2年連続で最多の3回目。日頃から絵画、オブジェを制作、芸術家としての顔も持つだけに、その腕前を存分に発揮した形だ。

現在、チャリTシャツは日テレ屋および全国にあるイオングループの店舗(一部店舗を除く)で販売中。黄色、ピンク、水色、白の全4色で1枚1500円。売り上げの一部がチャリティーになる。24時間テレビの放送開始まで1週間以上。更なる記録更新が期待されている。


「森三中」ギャラ1000万円

日テレ系「24時間テレビ36 愛は地球を救う ニッポンって…?~この国のかたち~」(24、25日放送)でチャリティーマラソンランナーを務める森三中・大島美幸(33)がこのほど、神奈川県内で練習を公開した。

気温36度の炎天下。メーンパーソナリティーの嵐・松本潤(29)がサプライズで応援に駆け付け、練習に飛び入り参加した。一緒に4キロの練習コースを走り「無理せず、自分のペースで頑張ってください」と激励されると「疲れが吹き飛びました」と笑顔を見せた。

5月14日から練習を開始して約3か月。週に2、3回は10キロを走り、行きつけの焼き肉店には行かなくなったという。88キロから15キロ以上の減量に成功し、現在の体重は70キロ台前半。TシャツのサイズはXLからLに、ウエストは10センチ以上も細くなり、森三中・村上知子(33)から「ガリガリじゃねえか!」と言われたという。

走る距離は当初の体重にちなみ、88キロ。当日も猛暑との闘いが予想されるが「笑顔で武道館にたどり着きたい。はってでもゴールします」と完走を誓った。 


参考.

海外のスターは自ら無料奉仕のプロ精神

2012年「最も慈悲深いセレブ」ランキング、1・2位は若い女性アーティスト

ビリオネアのセレブは慈善団体や、災害の被災地などに寄付をすることが多い。DoSomething.orgが今年最もチャリティに積極的だったセレブTOP20を発表した。

1位に輝いたのはテイラー・スウィフト(24)。5月には故郷テネシー州ナッシュヴィルにあるカントリー・ミュージック殿堂博物館に400万ドル(約3億3千万円)を寄付したほか、若いガン患者を支援する事業にも多大なる協力をしているとか。

次点はマイリー・サイラス(20)。今年愛犬を亡くし、Twitterで「人生でいちばん辛い」とつぶやいていたことからもわかるように、動物愛護精神に溢れるセレブの1人だ。ドッグシェルターに収容され、命を奪われる犬たちを救う活動を行っているNPO「Saving Spot」の支援をはじめ、「メイク・ア・ウィッシュ」などの慈善団体の知名度アップに貢献した。

3位にはPeople誌で今年の「最もセクシーな男性」に選ばれたチャニング・テイタム。妻と2人で慈善活動に邁進しており、熱帯雨林保護団体や、動物保護団体に数百万ドルを寄付している。

ハリケーン・サンディ、小学校での銃乱射事件など、今年米国を襲った悲劇に対して積極的に支援の手を差し伸べているのが4位のレディー・ガガだだ。自身のヒット曲名を冠した慈善団体「ボーン・ディス・ウェイ基金」を設立し、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)を迫害から守る活動を行っている。

以下、ジャスティン・ビーバー(18)、セレーナ・ゴメス(20)、ジェイ・Z(43)&ビヨンセ(31)夫妻、ベン・アフレック(40)、ライアン・シークレスト(38)などが名を連ねる。全体的に、20歳前後の若いセレブが多く、50歳以上でランクインしているのは自身もゲイで、LGBTを支援しているジョージ・タケイ(75)1人。また、スポーツ選手はレブロン・ジェームズ(27)とドリュー・ブリーズ(33)の2人だけだった。全ランキングは以下のとおり。

Top 20 Celebs Gone Good of 2012

1位 テイラー・スウィフト(アーティスト)

2位 マイリー・サイラス(アーティスト)
3位 チャニング・テイタム(俳優)
4位 レディー・ガガ(アーティスト)
5位 ジャスティン・ビーバー(アーティスト)
6位 ロビン・ロバーツ(ニュースキャスター)
7位 ピンク(アーティスト)
8位 レブロン・ジェームズ(NBAマイアミ・ヒート所属選手)
9位 セレーナ・ゴメス(俳優)
10位 イアン・サマーホルダー(俳優)
11位 ジェイ・Z&ビヨンセ夫妻(アーティスト)
12位 ジョージ・タケイ(俳優)
13位 ベン・アフレック(俳優)
14位 エマ・ストーン&アンドリュー・ガーフィールド(俳優)
15位 ライアン・シークレスト(テレビ司会者・実業家)
16位 デミ・ロヴァート(アーティスト)
17位 キャリー・アンダーウッド(アーティスト)
18位 オリヴィア・マン(俳優)
19位 ソフィア・ベルガラ(俳優)
20位 ドリュー・ブリーズ(NFLニューオーリンズ・セインツ所属選手)

 


僕、「出て行け!」といわれたからでていきます(何これ!? 国民 くち あんぐり!)

2013-08-23 | Weblog

記事:みんなの党の柿沢氏が離党届 代表が「出ていってくれ」と 

みんなの党の柿沢未途前政調会長代理(衆院東京15区)は23日、離党届を提出した。柿沢氏は野党再編の方向性をめぐって渡辺喜美代表との路線対立が続いている江田憲司前幹事長に近く、江田氏とともに7日付で更迭された。23日午後に記者会見する。

柿沢氏は23日、短文投稿サイト「ツイッター」に「渡辺代表から『党から出ていってくれ』とのお言葉をいただき、離党届を提出した。言葉にならない」と書き込んだ。


 

Yahoo!知恵袋

みんなの党の柿沢未途さんは、以前民主党の都議会議員でしたか? 愛人を乗せて首...

hataraked_oさん

みんなの党の柿沢未途さんは、以前民主党の都議会議員でしたか?

愛人を乗せて首都高で飲酒運転して検挙され、都議会議員を辞した、と飲み屋で聞いたのですが事実でしょうか?

ベストアンサーに選ばれた回答

snc01696さん

本当です。

愛人を同乗させていたのかどうかは知りませんが、冬の首都高速を飲酒運転で走行して事故を起こし、飲酒の事実を隠蔽する為に積もっていた雪を食べて飲酒検知をごまかそうとしたのですが、結局検知で規定以上の酒量が出ていたために検挙され、その事をマスコミにすっぱ抜かれて都議会議員を辞職せざるを得なくなってしまいました。

そして当時の所属政党は民主党でした。(表向きは離党ですが民主党も除籍となりました。)

現在はみんなの党所属の衆議院議員(解散されたので前衆議院議員ですか)ですが、渡辺喜美代表はその事実を承知したうえで「彼は充分に反省している。政策派でもあるし、議員の仕事を全うさせることで償いをさせる。」との理由でみんなの党で公認、当選を果たしました。

政治家として有能かどうかは実績をよく知りませんので何とも言えませんが(故柿沢弘治氏の子息で東大法科卒)、少なくとも飲酒運転をするような人を政治家としては(人間としてもですが)私は認めたくはありません。回答日時:2012/11/26 21:37:39

 


福島児童の健康調査 年ごとに甲状腺ガン患者が増加

2013-08-20 | Weblog

記事時事:子ども18人が甲状腺がんと確定 

東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が20日、福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が「確定」した子どもは、前回6月の12人から6人増の18人と報告された。「がんの疑い」は25人(前回は15人)。

甲状腺検査は、震災当時18歳以下の約36万人が対象。

2011年度は、1次検査が確定した約4万1千人のうち、2次検査の対象となったのは214人。うち甲状腺がんと確定したのは9人、疑いが4人。

12年度は約13万5千人の1次検査が確定。2次検査の対象は953人で、うちがんの確定は9人、疑いが21人だった。


参考:

記事福島:子ども屋外で遊ばせてよいか迷う

2013/7/28 放射線 放射性物質 Q&A

子どもが夏休みに入り、家の外で遊びたがっています。東京電力福島第一原発事故で飛散した放射性物質の影響が心配ですが、既に2年4カ月余りが経過しており、屋外で遊ばせてよいか、迷っています。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん

■内部被ばくのリスクなし 適度な運動や日光浴必要

せっかくの夏休みですので、外で思いっきり遊びたい子どもさんも多いと思います。その一方で、家族の中では外部被ばくや内部被ばくの影響が気になる方もいらっしゃるかと思います。

例えば、空間線量が1時間当たり0.5マイクロシーベルトである場合、屋外で2時間遊ぶと1マイクロシーベルトの外部被ばくをすることになります。夏休みの期間中、毎日2時間ずつ遊んだとすると合計で40マイクロシーベルト程度になります。これは医療被ばくにすると胸部レントゲン写真1枚分程度、ということになります。

また、現在、空気中に放射性セシウムは存在していませんので、外にいる間に空気を吸い込むことによる内部被ばくのリスクはありません。土や砂などに微量な放射性セシウムが吸着していることがありますが、これらは帰宅後手足を水で洗ったり、髪を洗うことで十分落とすことができます。転んで手足を擦りむいたとしても、傷口を洗ってあげれば付着した砂や土と一緒に放射性セシウムを取り除けます。

以上の状況から考え、現在、県内で居住できる地域であれば、夏休みの間、子どもを屋外で遊ばせても特に問題ないと考えられます。むしろ、育ち盛りの子どもにとって、適度な運動をすることはとても重要です。さらに、骨の発育に必要なビタミンDの合成のため、適度に日光に当たることも大切です。熱中症対策で小まめに水分を摂取することを心掛けながら、遊ばせたらいかがでしょうか。


記事毎日:甲状腺検査 市町村別の結果を開示..福島県、請求拒めず

2013/4/22  

東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施している子供の甲状腺検査で、市町村別の判定結果一覧表が、情報公開請求していたNPO法人に開示された。

県側は「プライバシー保護」を理由に公表を拒み続けていたが、県の情報公開条例上は非開示にする理由がなく、開示を余儀なくされた。識者からは「一覧表で個人が特定される恐れはなく、情報を出そうとしない県の姿勢は疑問だ」と批判が出ている。

県の甲状腺検査(1次検査)では、しこりの有無などを超音波で調べ、4段階で判定している。開示されたのは、2011年度に検査した子供3万8114人の判定結果を市町村ごとにまとめた一覧表。

検査を委託されている県立医大が昨年4月に作成した。NPO法人「情報公開クリアリングハウス」(東京都)の三木由希子理事長が同12月に請求し、今年1月下旬に開示された。

2次検査が必要な「B」と判定された人の割合は0〜1.7%、5ミリ以下のしこりなどがある「A2」は25.2〜41.6%と、自治体間でややばらつきがあった。

公害調査に詳しい津田敏秀・岡山大学教授(疫学)は「1回の数値だけで明確なことは言えないが、放射性物質(ヨウ素131)の拡散状況と甲状腺がんの因果関係を調べるのに重要な情報。変化の動向を見るためにも定期的な公表が不可欠だ」と指摘する。

開示決定について、県の県民健康管理課は「条例の規定を踏まえて判断した」と説明した。

条例は個人情報や県民に誤解や混乱を与える情報などが記載された公文書は開示しないと定めているが、一覧表はこれらに該当しない。

しかし、検査責任者の鈴木真一・県立医大教授は開示後の2月13日の記者会見でも「地域が特定されて本人に迷惑がかかる」と述べ、市町村別の判定結果を明らかにしなかった。


安倍の夏休み ゴルフよりタクシードライバーでもしてみたら(歪んだ性分を叩き直すために)

2013-08-12 | Weblog

記事東京:大畠氏、首相のゴルフを批判 豪雨被害視察で

民主党の大畠章宏幹事長は11日、豪雨被害の視察に訪れた盛岡市で、10日にゴルフを楽しんだ安倍晋三首相を批判した。

「大規模水害で犠牲者が出ている中、笑顔でゴルフに興ずる首相の神経は全く理解できない」と指摘。

首相が約10日間の夏休みに入っていることにも「被災された人々は休みどころでない。首相も国民と共にあってほしい」と記者団に述べた。

東北北部は9日、豪雨に襲われた。大畠氏は視察で、設備が土砂に埋まるなどして多くの旅館が営業停止に追い込まれた盛岡市内の温泉街や、床上浸水の被害が多数出た岩手県矢巾町を訪れた。


参考:Taxi Driver

どうだろうか。安倍も時々、タクシードライバーとして都内を流しながら、国民の声をひろってみたら。とにかく原発再稼動、改憲と、国民の真意と真逆な政策を掲げる安部には、良い薬になるかもしれない。

 8/12毎日:首相、お忍びタクシー運転手「本音知りたい」
 
ノルウェーの首相イエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg 54歳)氏が市民の本音を聞こうと、お忍びでタクシー運転手をしていたことが分かった。地元メディアが11日、報じた。
 
首相は6月のある日の午後、オスロ市内でサングラスをかけ制服を着てタクシーを運転した。自分からは身元を明かさなかったが、乗客の中には「ここ(後部座席)からみると、あなたは首相のようなんですが」と、見破る人もいた。

首相はメディアに「市民の本音を聞きたかった。それができるのがタクシー運転手だと思った」と語った。首相が乗客と話す様子は隠しカメラで撮影され、首相はこれを来月の総選挙キャンペーンに使うという。

首相が車を運転するのは8年ぶりで、運転はあまりうまくなかったらしい。料金は受け取らなかった。

最近の世論調査で、首相率いる労働党の支持率は野党・保守党より低い。メディアから「選挙で敗れたらタクシー運転手になるのか」との厳しい質問も飛んだが、首相は「わたしはタクシーよりも国の運転(運営)が向いている」と答えた。
 

公開された動画。首相が6月のある日、オスロ・タクシー(Oslo Taxi)の制服を着用、バッジもつけて、首都オスロ(Oslo)で黒塗りのベンツに乗り、次々と客を拾う様子を捉えた車内の隠しカメラによる映像。乗客の中には「この角度からだとこの人、本当に首相そっくりだ」とコメントする人も。ある老婦人は首相の変装を見破り、「(企業の)お偉方たちは何百万という給料を取るべきではない」と、首相に対策を迫っている。

 
Still from video

見破られて乗客とともに大笑いするノルウェーの首相イエンス・ストルテンベルグ氏
 

 
 
 
 
 
 

庶民の暮らしを質入し株賭場で勝負する安倍景気(親の貧困が子の虐待に 件数過去最多)

2013-08-12 | Weblog

全国207カ所の児童相談所が2012年度に把握した児童虐待の件数(速報値)は、前年度比6888件(11.5%)増の6万6807件であることが7/25日、厚生労働省の調査で分かった。1990年度の調査開始以来、22年連続で過去最多を更新している。

同省は増加要因としていくつかを挙げている。例えば、虐待に対する社会の関心の広がりによる掘り起こし、虐待そのものの増加、それに警察の対策強化による顕在化など。

だが、なんと言っても、児童虐待の背景には貧困の問題が大きく横たわっている。経済的な苦しさから気持ちのゆとりを失い、子どもにつらく当たる保護者が増えているからだ。

ちなみに、安倍政権下での日本の子どもの貧困率は15%にあがり、米国やスペイン、イタリアに次ぎ、先進諸国で4番目に高い事態となっている。


参考:児童虐待(child abuse)

欧米にみる児童虐待防止広告の一例だ。まさに「子どもの目線にたった」広告ですばらしい。それも非営利の民間団体NGOが自ら考案した広告だ。電通や博報堂といったお決まりの大手広告代理店がこれまたお決まりのタレントや流行の縫いぐるみを使った知恵のない広告とは大違いだ。児童ポルノ天国の日本ではこうした発想すら浮かばないだろう。

児童虐待防止広告に隠された、子供だけに見える秘密のメッセージ

身長が異なる大人と子供。当然、目線の高さも異なる。その目線の高さの違いを利用して、スペインの児童虐待支援団体が、「虐待されている子供」を救うためのすばらしい広告を考案した。

人が行きかう街の通りに貼られた子どもの顔写真に、「児童虐待は時として、被害を受けている子どもにしか見えない」というメッセージが書かれている。

このポスターは、大人の目の高さで見ると特に変化はない。しかし、見る位置を子どもの目線に下げると、子どもの顔写真には、頬になぐられたアザ、唇からは血が流れている。

そして、「もし誰かがあなたを傷つけているのなら電話して!力になれるから」というメッセージが浮き上がる。メッセージは身長4フィート5インチ(135cm)以下の子どもにしか見えない。

これは、見る角度によって絵柄を変化させるレンチキュラーレンズによる印刷技術(Lenticular printing)を用いたもので、児童虐待を受けている子どもが、その虐待者の大人と一緒の時でもメッセージを伝えられる方法として考えられた。

 

 

Screen shot 2013-05-06 at 12.48.43 PM

写真(上)身長4フィート5インチ(135cm)の子どもの目線。

写真(下)子どもの目線で浮き上がったメッセージと顔写真(頬にアザ、唇に血痕)。

Lenticular Photo Used To Secretly Convey Hot Line Number To Abused Kids