『京都嫌い』

2016-01-22 21:30:50 | 日記
立ち読み物色でひっかかったこの本

井上章一著 朝日新書 765円

職場の先輩のU先生とS先生に

ごくふつうの柔らかい言葉で裏からぐさっぐさっと刺された話から始まる

わかるぅー

嵯峨うまれの著者が京都の中心部出身のUとSからいたぶられる

Sは去年他界したので

さあやるぞとばかりに反撃して本にしたんやろか

私も、Sが五木寛之の『燃える秋』に描かれた祇園祭を

祇園祭とはそういうものじゃない、と

われこそ祇園祭の神髄といわんばかりに批判しているのを読み

吐き気を催して

ああそうかい、祇園祭は君のものだね

もともとまつりは好きじゃないし

金輪際祇園祭なんか見るものかと思った

でも錦之介が作った映画祇園祭は見たかった、まだ見ていない

四条通に見立てた新丸太町通でロケをしたとか

以前は丸太町通の西端は工事中で嵯峨までは達していなかった

あのあたりで不思議な古道具屋をみつけて

鰻取り籠を買ったことがある

なーんて話がそれすぎた

この井上せんせの本、昨年九月発売で今もう第8刷、売れてる

立ち読みのつまみぐいを繰り返して完食しようと思っていたけれど

坊主が舞妓ちゃんといるところを見て坊主めくりの話にとぶ段が面白く

明日にも買っちゃいそう

あ、また余談ですが

時々関西の芸人あたりが○○しちゃうという言い方を唐突に混ぜるのを聞くと

東京コンプレックスのようなものを感じて

やめた方がいい、場違いだと気持ち悪くなる

そこは「ちゃう」とちゃうんちゃう

はい話を戻して

この本は京都嫌いというより、京都人嫌いという内容である

そういやあ私もなんとかいう京都の本書きましたなあ