文法書

2015-09-08 22:05:17 | お宝
高校時代の教科書で

今もとってあるのは文語文法の本

写真の下の二冊は

家で受験生に教えていた頃のもの

文法の勉強は好きで古文とともに

試験はいつもほぼ満点だった(その頃の先生がこのブログを見ることはないからね)

家で受験生の指導をしていた頃に買った

「東大への英文法」という受験参考書を手元に残しておかなかったのを後悔している

小田島雄志と松山恒見お二人の先生の共著で例文の出展がすごかった。

文学作品から拾った的確な文でなるほどと納得させられるものばかりだった。

研究生として仏文法の論文を書いたときにもこの中の例文を参考にした。

研究生として小樽で開催された仏文学会に出席したとき

大学のお偉い先生方が実に下らんことでいやみな論争をなさっているとき

一人の先生が愛のある見事な収拾をなさって感心したら

それは松山恒見という先生だとわかった

それより先に小田島先生とはご縁があって時々お話をする機会があったが

東大への英文法のことを話題にしたら

「あれは松山が学費を稼がなくてはならないときに、仏文専攻では売れないからと

僕に名前を借りに来たんだよ。松山が一人で書いた本だ」

とおっしゃっていた。

小田島先生と時々お話をしたというのは、

小田島先生が一時期父の教え子だったからというご縁にはじまり、

演劇専攻の先生に私が

「日劇ミュージックホールに連れて行ってください」

とお願いしたことなどがある

連れて行ってもらいましたね。

今はなき日劇の暗いホール

「石井さん、楽屋も行こうか」

って、いやいやいや

なんや、文法の話がストリップの話になってもうた