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勝敗

2020-05-23 15:28:34 | 日記
まだ暗い中

うー

とざらつく呼吸のような音が聞こえて眼が覚めた

自分の息だろうかと思ったら

ドタンバタン、ヴギャー

そしてすりガラスの向こうに白い毛が見えた

一部始終が読めた

置きご飯を巡って猫らの争いが起こったのだ

容子にしてみれば

ここはあたいが先に占めた場所

しかし春にはそんな昔のことは承知がない

互いに自分が先だと譲らない

しかし逃げ方を見ても容子の方が権勢強そうだ

その証拠に

騒ぎの後容子は何度が姿を見せたが

春は来なくなった

遠慮勝ちな猫と女一人で生きてきた猫の違い
        

神楽坂通りのアカメガシワ
        

只今ここまで来ました

さていつ伐られるか

わたしがのぞんでいるのはケームの面白い展開であって

どちらかに味方しているわけでもない



BEN-P

2020-05-18 17:21:44 | 日記
元来詰まらないたちなので

ちょっと滞ると心配になる

今は以前の三分の一しか食べていないので

製造されなくて当たり前なのだ

文子が終末の頃

トイレ砂の上で足がぶるぶる震えるほど力んでいたのを思い出す

もし過去に戻って代わってやれるものなら

私は三か月だってでなくても我慢する

なぜかこんな句が浮かぶ

若葉して御眼のしずくぬぐわばや

鑑真和上と芭蕉では時間の隔たりはあるものの

若葉という確かな季節の前では

現も幻も同じ舞台に集まってかよいあう

私はずっと誤解していたのだろうか

御眼のしずくとは涙ではなく

航海の途中で病んだ目からにじむ分泌だと思っていた

文子 若葉の季節に還ってこい
        

受験戦争

2020-05-16 17:53:51 | 日記
歌舞伎も映画もやってないし

もともとテレビは持ってないし

無料配信にしてもドラマが制作されていないし

たいくつー

それでもあえて見ている三本を挙げるなら

一位 スカイキャッスル
        

二位 特捜9
        

三位         あれっ、ない

特捜6は謎解き犯罪のしかけなどはどうでもよくて

羽田美智子と吹越満の忖度しないキャラを楽しんでいる

しかしこれも毎週忘れずに見ると言うほどのものでもない

一位のスカイキャッスルは韓国のドラマ

もとは36話なのを28話で放送しているから

大分カットされているんだろうなあ

上流階級の妻たちという副題があるが

お金があることでバトルをするというより

子供たちのお受験でのバトル

各人キャラの違う設定が楽しめ

韓国の学歴社会のすさまじさが何かを考えさせる

仕事の関係で最近の日本の受験事情をしることになった私は

あー、孫にはこんなもの関わらせたくないと思っている

自分は受験勉強したくせに,なのだが

私の場合それまで勉強しなかったのでとても新鮮なゲームだったのだ

孫には中学まで学校とつきあってもらって

その後は日本文化に関わる職業訓練をしてもらいたい

といっても孫は私のものではありませんが

ZEFFUCHO

2020-05-13 17:29:28 | 日記
以前オリックスにいたアメリカの野球選手

タフィー・ローズは

インタビューで「調子はいかがですか」と聞かれて

「ZEFFUCHO」と即答し

インタビュアーが(わたしも)一瞬?になったことがある

それ以来調子が悪いときはローズ選手をすぐに思い浮かべる

毎日起き上がれない どんなごちそうも少ししか食べられない

無料配信もどれも途中でいやになる

そんな中ヒット作の配信に行き当たった

市川猿之助さまのインスタグラム動画

「オグリ」に出演した人全員にオグリの舞をリモート撮影させて編集したもの

猿之助さまありがとうございます

不調のときはこんな映像が身に沁みます

隼人丈の優しさと艶っぽさの混じった所作
        

最後にちょっと出てくる猿之助は

まるでバカボンのぱぱ
        

翔三もでているはずだけどみつけられなかった

ならば翔三のインスタでは

あったー

隼人と同じく手足が長い
        

一応日本舞踊になっているが

隼人と比べるとまだまだじゃな

あー、この絶不調

いつになったら終わるのか

まだまだじゃな


(その後市川翔三丈のインスタは、なぜかアカウントごと削除されたようです)

西日の時間

2020-05-12 19:45:45 | 日記
木々に西日が当たって

オレンジ色の混じる光に輝くとき

なぜか子供時代のなつかしさを覚える

福岡のお屋敷の整備をしていたときも

雑木林が黄色く光って

こんな懐かしい光景はいつ以来だろうかと思った

木の葉が横向きの光に照らされると

子供は遊びの時間の終了を感じていた

母が夕餉の支度に取り掛かる時間なのだ

ご飯ができてもまだ明るい日

お父さんのお迎えに駅まで行くのだ

母と兄と私の三人で

高台の家から歩いて15分

まだケータイはおろか電話もなく

約束もしていない父の帰宅を電車の駅まで迎えに行く

電車が何台も何台もやってきても父は乗っていない

それでも子供はがっかりせずに

きっと次の電車に乗っているだろうと気持ちを切り替える

父の姿が見えると

子供はお父さんの大きなかばんを持ちたがる

家までの帰り道はまだ明るかった

西日の時間、父も母も時々、夕方の散歩に連れて行ってくれることがあった

大学勤務の父はきっと自由な時間が多かったのだ

それは我が家の小さな行事だった

近所の、それでも子供だけでは探検できないような道へ連れて行ってくれた

夕方にコケコッコ―と鳴くにわとりにみんなで真似をしたり

蓮の花でうめつくされてような池のある洋館を怪しんだり

白い砂の岸がある小川を見に行ったり

その中で今も覚えている光景は

古びた数寄屋門のある家にかかる表札に〇〇寓と書かれていたのを

私は大人になるまでそういう名前だと思っていた

西日の時間が子供時代を思い出させるのは

大人になってからは西日の時間に自由時間はなく

ましてや森の樹木に西日の当たるのなど見る機会はないからだ

胃炎で家にいることが多くなり西日の当たる公園の木を見ることが出来た


サボン派

2020-05-11 17:35:22 | 日記
かまちゃんから

「せっけん使う?」と聞かれたから

「使う使う、私石鹸派」

と言うと自分は要らないからとどっさり持ってきてくれた
        

ふつうの旅館やホテルや銭湯では

石鹸にすると使いかけが濡れて溶けてしまうから

ボトル入りの液体の方がいいことはわかる

でもいい宿ではつかいかけではない自家製の石鹸が置いてある

私の一番好きな石鹸は俵屋の和風の香りの石鹸

でもこんなに沢山もらったから

当分俵屋のを買うことはない

と思って一つ開けてみると高雅な香り

マリクレールの石鹸ってこんなにいい香りだったのだ

大事に大事に使わなくちゃ


負傷

2020-05-06 21:45:00 | 日記
毎朝毎晩

やってくるようになった春

戸をあけて入る前に背中を撫でられるようになった

頭をさわられるのはいやがるけれど

背中はいいらしい

背中を撫でても一向に逃げの姿勢はみせなくなったので

ちょい 両手で抱き上げようとしたら

激しく抵抗されてあちこちにひっかき傷ができた

子供の頃から引っかかれ慣れしているのでもんだいなし

それよりもうこなくなるかと思ったら

すぐ戻ってきて食事してはい終り

でも多分明日も何事もなかったかのようにやってくると

ねこ歴の長い私にはわかる
        



体調不良にて明日はブログお休みするかもしれません

跳躍力

2020-05-05 18:35:54 | 日記
小雨が降り出した

こんなときは春は来ないだろうから

発泡スチロールの中にご飯を入れておこうと

戸を開けるとにゃーーーーーーーー
        

春ちゃん よく来たね

家の中にご飯皿を置くと

食べ終わってから実に長い時間家の中探検をしていた

今日閉じ込めてもいいけどもう少し仲良くなってからにしよう

春は戸の前で右を見たり上を見たりして考え込んでいる風だった

そしてひょーいと二メートルの高さのブロック塀に飛び乗った
        

一体春は何歳?

このシッポをつかんで捕獲することもできそうだが

うーん もう少し先にしよう

母校

2020-05-02 14:30:02 | 日記
松竹には歌舞伎専門情報サイト「歌舞伎美人」というのがある

三月以降はずっと〇〇中止とか、払い戻しのご案内とかのニュースしかなかったのが

やっと一つ公演案内が発表になった
        

八月末からの巡業だ

つまり三月からの半年間国内外で歌舞伎を見られる機会はないということだ

巡業には隼人丈は出ないし

それでこんなYouTubeみつけた

三年前に京都・春秋座で行われた藤間勘十郎の素踊り公演
        

京鹿子娘道成寺

いつも隼人丈の踊りは美しいといってきたが

さすが勘十郎師匠の横では

まだ粗さや固さが目立つ ま三年前ということもある

春秋座とは、京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)の中にある立派な劇場である

私の母校の一つなのに入ったことがない

この母校からはまだ歌舞伎役者は出ていないが

別の母校Ⅰからは市川翔三、母校Ⅱからは中車が出ている

そのうち出るかな その時は春秋座を使うかな 見に行く


何のみち

2020-05-01 18:36:07 | 日記
この程度の特集では買いません

何かをもじったきものみちなんていう

芸のないタイトルもいや(私も時々しますけどね)

きものったっていろんな切り口があるのに

どれか一つに絞ることもできないアマチュア編集部

ま、この特集は

東京国立博物館で展示されている(はずだった)きもの展に合わせた企画なんですけどね

国博にしたってきものをどうとらえて展覧会しているのか

別冊太陽なんか樹木希林の着物というくらいせばめて一冊つくっているのに

案の定芸術新潮は国博に出している着物の写真のほかは

麒麟がくるの着物の話や、丹後に壇ふみを行かせたり

少々変わった着物趣味の三人を載せたり

一体どんな読者が何のために買うと想像してんだ!

ではわたくしは何のために買ったのか

それはこの方の文を読むためです
        

まあ、たった一ページのために1500円も出して