とんび (角川文庫) | |
重松 清 | |
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80年代から90年代はドラマの視聴率は良く、「東京ラブストーリー」やキムタク主演のドラマの視聴率は時に30%を超えることもあった。人気ドラマの目安は視聴率20%だった。
だが2000年代に入り、スカパー、ケーブルテレビの普及で多チャンネル化が始まると、ドラマの視聴率はジリジリと下がり、一桁台の視聴率を記録するドラマは珍しくなくなった。今現在の人気ドラマの目安は15%と言えるだろう。12・13でも悪い数字ではなくなった。(もちろん「高視聴率=優良なドラマ」とは限らないが…)
そう考えると2011年の「家政婦のミタ」の最終回の視聴率40.0%がいかにスゴイかがわかる。
「連ドラは毎週続けて見なきゃいけなくなるから見ない。後でDVDも出るし」なんて意見もよく聞く。
じゃあ、ドラマの人気はもうないのか?実はそうとも言い切れないデーターが出てきた。
日曜日の夜9時はTBSとフジの2チャンネルでドラマをやっているが、1月27日放送のTBSの「とんび」が16.0%、フジの「dinner」が11.2%で2番組を足すと27.2%にもなる。
4分の1以上の人がドラマを見ているわけで結構高い数字だ。
ちなみに、その前日の26日の夜9時からは連ドラ1本、スペシャルドラマ2本が放送された。それぞれの視聴率は連ドラ「泣くなハラちゃん」(日テレ)が10.3%、「ゆりちかへ ママからの伝言」が11.3%、「ストロベリーナイト」の短編集が15.4%。3つの合計は37.0%にもなる。翌日が日曜で外出する人が多い土曜の夜の数字である。これらを見ると、
ドラマの需要はまだまだある
と思った。今季も2クールの「相棒」を含めて6本のドラマを見ているが、それなりに面白い。一番は瑛太主演の「最高の離婚」かな。ちなみに大河の「八重の桜」は2話でリタイア。セリフが訛りすぎてて、聞きづらい事この上ないからだ。
逆に見ないで後悔したのが「とんび」。
facebook仲間の多くが絶賛している。こちらは「JIN」のように再放送で見るとしよう。
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