巨人1-0広島
3日の試合の決勝点の入り方はまるで吉本新喜劇のコントのようだった。
5回1死2・3塁で先発・小山に代打・井端を送る。「井端なら前に飛ばしてくれるだろう」という首脳陣の判断。
で結果は1・2塁間のボテボテのゴロ。投手マエケン取れず、ファースト松山はマエケンが取るものだと思い躊躇し、セカンド菊池は1塁へベースカバーに。つまり打球は1・2塁間をコロコロと転がり、3塁ランナーどころか2塁ランナーまで生還しこれが決勝点となった。マエケンは膝に手を当て「そりゃないよ」と苦笑い。
そして翌4日。5回に先頭の片岡がヒットで出塁すると8番小林は送りバント。原監督からすれば1番長野で勝負のはずが、9番沢村が三遊間に内野安打で1死1・3塁。前回の阪神戦に続き、またしてもバットで貢献。
1番長野の打球はボテボテのセカンドゴロだったが、これが幸いしてダブルプレーが成立せず、3塁走者生還。この虎の子の1点を巨人が守り切り広島にまさかの3タテ。しかも連夜の幸運な決勝点。ツイているとしか言いようがない。
守りでも幸運が来た。先発・沢村は7回無失点で降板。8回からは西村。案の定、先頭打者の菊池に2塁打を打たれてソワソワ続く3番丸の打球はヒット性の当たりながらセカンドライナー。2塁ランナー菊池が飛びだしてしまい、帰塁できずダブルプレー(この辺りが菊池の若さ)。2死無走者になって、さあ3人で終わらせようと思ったら4番ロサリオが右中間を破る2塁打。つまり菊池が丸の打球で飛びだしていなければ、これで同点だったのである。なんという幸運
運も実力のうち?
こんなに弱いのに、なんとマジックが点灯してしまいましたもうわけわからん。
といっても2位阪神とはわずか3.5ゲーム差だし、残り26試合での「22」だからねえ。
要するにDeNA戦が多く残ってるだけでしょ。それなら阪神が負けてゲーム差が広がった方が良かった。マジックが点灯したといっても何ら関係ない。まだまだ、これからだ。菅野も2軍で滅多打ちにあって、まだ時間がかかりそうだし、西村・山口・マシソンはピリッとしないし、優勝を意識するなんてことはナニ1つないわな。
阪神ファンと広島ファンはまだ諦める必要なんてないよ。