巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

西武・片岡が巨人入り

2013-12-01 22:36:02 | 巨人
西武からFA宣言した片岡治大の巨人入団が決まった、というか決まってしまったと言うべきか…
巨人が提示した金額は2年3億円。楽天、オリックスの3年5億円と金額面では下回っていたが、住み慣れた在京球団であること(恋人もフジテレビのカトパンだし)、本人が幼少の頃から巨人ファンだったこと、しかも背番号は原監督が現役時代に着けていた「8」であることなどが有利に働いた形となった。

これは大竹の時にも書いたけど、あくまで片岡本人が決めたこと。しかもマネーゲームはしていない。どっかの監督みたいに「ダブつく補強はイカん」などとイチャモンをつけるのは筋違い(言った本人の球団がダブつく補強をしようとしたのだから笑うしかない)で、文句は片岡本人に言ってほしい。

これで私が訴えていた、「原監督の背番号8の復活を」という願いは叶えられることはなくなってしまった。なんとも複雑な気分だが、入団を決めたからには頑張ってほしい。

それにしても大竹も片岡も厳しい道を選択したものだ。巨人は活躍した選手には暖かいが、活躍しなくなると、特に移籍した選手にとっては風当たりが強くなる。事実、昨年まで巨人には15人の選手がFAで加入しているが12人もの選手が巨人を去って、他球団に移るという選択を強いられている。江藤、清原はもちろん、三冠王の落合ですら追い出される結果となったほどだ。それでも巨人を選択するというのは、やはり重圧の高い所でプレーしたいという野球人としての本能みたいなところか?ファンからしてみればありがたいことではある。

片岡の成績を見ると2008年から10年までは3年連続で130試合以上出場。150安打以上、50盗塁以上(07~10年まで4年連続で盗塁王)しているが、ここ3年は怪我続きで出場試合が減っているのが気になるところ。スピード系の選手は野球に限らず、一度故障しだすと繰り返す傾向があり、また衰えも顕著になってしまうが、まだ来年の2月で31歳。老けこむ年齢ではない。

また通算打率は.271で3割が一度もない(最高が2010年の.295)のも改善点で、ここには井端という職人が中日から移籍してくるので、その技術を盗んでほしい。また出塁率も通算で.318と高くない。2005年に.405をマークし、プロ通算.354の井端から学ぶ点である。(井端を獲得したのは、生きた教材となってほしいという点が多い。引退後は数年巨人でコーチ。その後、中日に復帰か?)

一時はFA戦線でIT企業に全敗という話もあったが、狙った獲物は逃さない点は巨人ブランド(もちろん本拠地が東京というのもあるだろう)健在を示した。が2人を獲得したことは、人的保障で2人を失うことを意味する。すでに広島は人的保障を選択するし、西武もそうするだろう。私からすれば巨人の2軍は宝の宝庫だからだ。そんな宝(今村、公文、坂口、辻)をプロテクトすることで広島には大田、西武には松本、尚広あたりが奪われないかと妙な胸騒ぎがする。
コメント (2)
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