巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

51試合目にして首位

2012-06-07 02:30:20 | 巨人
巨人4-3ソフトバンク


ヒヤヒヤ勝利

2位中日が敗れたため51試合目にして首位にたった
思えば、開幕した頃は全然打てず、あのDeNaを差し置いて最下位に低迷する有り様だったが、よくもまあ、1ヶ月半でここまで挽回したものだ。素晴らしい。

この試合のポイントは四球。しかも点を取った次の回の先頭打者への四球(死球)だ。
まずは4回表、巨人は阿部の2ランで先制。4回裏、巨人先発の内海は先頭の松田を四球で出塁させてしまう。結果、長谷川のタイムリーで1点を返される。

次は8回裏。ソフトバンクはペーニャの2ランで3対3の同点に。9回表に抑えの森福を投入する。時間的にこの回を抑えればホークスの負けはない。そうすれば裏の攻撃でサヨナラの期待は大だ。試合がもつれればホームチームが有利なのである。

だが森福はこの日はコントロールがイマイチで先頭の長野に死球を与えてしまう。藤村送って1死2塁。チャンスに強い坂本は勝負を避けられ1死1・2塁。バッターは4番村田。「ここで打ってこそ4番」と私を含めた巨人ファンが固唾を飲んで期待し、一方ソフトバンクファンは「頼む森福、抑えてくれ」と祈っていたに違いない。

この緊迫の場面、1人冷静な男がいた。巨人の原監督である。森福のモーションが大きいのを見逃さず、何とダブル・スチールのサイン、そして成功。してやったりだ。そして村田がきっちりセンターに犠牲フライを打ち、これが決勝点。ノーヒットで決勝点をもぎ取ったのだ。

得点した次の回の先頭打者は絶対に抑えろ、四死球は特にダメ

というセオリーが野球にはあり、それは少年野球時代から叩きこまれていることだが、この試合はそのセオリーを破ったことが得点につながった。底辺の少年野球でも、トップのプロ野球でも、それは同じなのである。


オリックス戦ではホームスチールを仕掛けるなど、ここのところ原監督はよく動いているなという印象だが、これがもし腰を据えてどっしりと構えられるようになった時は巨人が独走しているだろう。2002年がそうだった。序盤戦から中盤戦はしきりに動いたが、夏場からはパタリと動かなくなった。正確にいえば動く必要がなくなったというべきか。1番清水・4番松井を軸に手がつけられないほど打ちまくったから。さて今年はどうか?

統一球の影響で打ちまくることは無理かもしれないが、今日の9回の村田の犠牲フライは非常に価値のある一打だった。やっと巨人の4番らしく、らしくはなってきたかな。
なにより、この勝ちで坂本のエラーが帳消しになったのが大きい。でも、坂本には喝だな。エドガーもプロならあの程度のハーフバウンドは取ってくれないと。あと藤村の走塁ミスね。う~~ん、勝っても反省点は多い試合でしたな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする