1年前に浦和レッズがACLで優勝した時、
日本にもついにビッククラブが誕生した
と周囲は、はやし立てた。
だが…、それは幻だったようだ。
6日のJリーグ最終節では横浜マリノスにコテンパンにやられ6失点。しかもホーム埼玉スタジアムで。
ホームで6失点なんてJリーグが開幕して間もないころ、ヴェルディに駒場でやられて以来か?
今年連覇を達成した鹿島は6回目の優勝。ACLでの優勝はないが、Jリーグが開幕して以来常に優勝争いをしている。
それに対し浦和レッズはリーグ優勝は1回のみ。99年にはJ2転落も経験している。
残念ながら、浦和は決してビッククラブではない。それは獲得したタイトルでも明らかだ。
今年は高原、梅崎、エジミウソン、と大型補強を敢行したが、来年はACLに出られないこともあり10億円の減収だとか。
幸い天皇杯も早々に敗れたこともあり、比較的長いオフが取れる。ここ2年、Jリーグ・ACL、昨年はTOYOTAカップもあり、また代表を掛け持ちした選手などは疲弊しまくっていたから、いい休養になるでしょう。
来年に関しては、
闘莉王頼みからの脱却
研究されまくりの3-5-2(実質5バック)の改善
せっかく獲得した梅崎の起用法
などなど課題は山ほどある。放置しておけば磐田のようにあっという間に残留争いに巻き込まれるかもしれない、ということをフロントは肝に銘じてほしい。
まあ試合後の藤口社長の1年納めの挨拶であれだけのブーイングの嵐を受ければわかっているとは思うが。
最後にエンゲルス監督にはお疲れさん、と言いたい。5年間レッズのために尽力をつくしたことは紛れもない事実。闘莉王の言う通り、彼がいなければ残留争いをしていたかもしれない。