goo blog サービス終了のお知らせ 

巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

ガンバレ同学年 山田暢久

2012-11-03 11:36:53 | 浦和レッズ
私は4月に37歳になった。一般の会社で見れば中堅の部類に入るが、スポーツの世界ではベテラン扱いとなる。城彰二・谷亮子・杉山愛らが引退するなど、同学年の選手は数少なくなったものだ。

特に選手寿命が短いサッカーではそれが顕著で、現在J1のチームに籍を置く選手はジュビロの川口能活とレッズの山田暢久の2人だけだ。

GKは運動量が少ないため、マンチェスターUなどでプレーしたファンデルサールや、アーセナルなどでプレーしたシーマンのように40過ぎても現役を長く続けられるが、フィールドプレイヤーはそうはいかない。そう考えると山田暢久が稀少価値のある選手だ(カズとゴンは国宝か?)

今年に入って山田の出番はめっきり減った。カップ戦(ナビスコ杯)要因になり下がり、リーグ戦ではベンチにすら入れなかったこともある。だが先月の27日のセレッソ戦。不動のセンターバックである永田が前半に負傷すると、交代で入ったのが山田だった。試合は引き分けだったが、両チームとも無得点だったことを考えると、山田は永田の抜けた穴を埋めたことになる。

試合後の診断で永田は今季絶望。先日行われた中央大学との練習試合ではレギュラー組としてプレーしていたので7日に行われるフロンターレ戦(等々力)では今季初スタメンが濃厚である。

正直なところ、山田の来季の契約は微妙なところだろう。レッズにいても出番はほとんどないだろうし…。それならばカテゴリーを落としてでも岡野のように移籍した方がいいのかもしれない。

だがもし来年もレッズでプレーするならば…20年も浦和一筋でプレーすることになる。選手の移籍が頻繁なサッカーで20年間も同じチームでプレーするというのはスゴイことだ。

個人的には来年も背番号6を身につけて埼玉スタジアムでプレーしてほしい。そのためにも残り少ない試合でまだまだ健在であるという所を見せてほしい。


ガンバレ同学年 山田暢久


VS清水 5バックで守りきるも相手には酷評される

2012-05-25 17:33:12 | 浦和レッズ
浦和1-0清水


ペトロビッチ新監督のサッカーは両サイドを常に高い位置で布陣する3-6-1の変則システムだが、この日は清水の両ウイング、大前と高木を守るべく、相手ボールになると梅崎、平川は最終ラインまで戻り、完全な5バック状態になった。

実況のアナウンサーは「浦和は守備のブロックを形成し、攻撃に蓋をしています」と形容したが、まさにその通りとなった。
両サイドが高い位置でボールを持てたのは、左の梅崎が前半19分、右の平川にいたっては前半30分である。
阿部のゴールで前半終了間際に先制すると、後半はますます守備一辺倒になった。

後半10分にアレックスの退場で清水は1人少なくなったにも関わらず、ボールをキープし、攻め続けたのは清水だった。
結局、浦和はこの1点を守りきるわけだが、試合後に清水のゴドビ監督にはこう酷評された。

浦和のようなサッカーをして勝つよりも、清水のようなサッカーをして負ける方がいい

と。これに対しペトロは「何を言っても負けは負け」といなしたが、ゴドビの言葉はズシリと来る。

サッカーのように点がなかなか入らないスポーツではとにかく、まず守りをしっかりする必要がある。
バルセロナのように「魅せて勝つ」なんて、他のチームがマネできるものではない。
だがホーム・埼玉スタジアムでこのような守備的なサッカーをして勝っても観客は満足するのか?

鹿島のように攻めまくって7-0で勝っても、浦和のように虎の子の1点を守りきり1-0で勝っても、勝ち点は同じ「3」である。理想(攻撃的)か現実(守備的)か…。サッカー界の永遠のテーマであるが、今の浦和は昨年のように残留を争う立場ではない。ならば、もっと攻撃的にいってほしいと私は思っている。

浦和VS新潟 in埼玉スタジアム

2012-05-19 09:06:05 | 浦和レッズ
浦和1-1新潟

12日は埼玉スタジアムに行ってきました。

 
試合前にはスタジアムの外に‘ゆるキャラ’が登場。愛嬌を振りまいていた。

試合は前半11分にマルシオのゴールで先制。これが古巣相手に初ゴール。
昨年は慣れないサイドやボランチをやらされて苦労したが、1トップ下のシャドーの位置でプレーする今季は見違えたプレーを披露している。これで早くも6点目だ。

だが29分にゴール前の混戦の際にブルーノ・ロペスに押し込まれて同点に。
さらに14分に平川が負傷退場したことで、本来左サイドの宇賀神が右サイドをやる羽目になり、攻撃は左一辺倒になってしまった。
後半は槙野が上がった裏のスペースを突かれたり、何度もカウンターを喰らうなど、新潟に多くの決定機を作られてしまった。特に後半38分にゴール前でどフリーになりながら、相手がキックミスをしてくれたのには助けられた。

対して浦和は後半は決定機は1回くらいか。ポポの負傷で1トップに入った原口は「あれだけブロックを作られるとどう動いていいか」とこぼすなど、迫力に欠けた。外国人枠はあと1つ開いているので、即戦力の大型FWの獲得は急務だ。


 
試合は引き分けに終わったが、試合後の選手の表情は暗かった。格下・相手にホームでドロー。ゴール裏の一部サポーターからはブーイングが飛んでいた。
一方、新潟のサポーターは大拍手で選手の健闘を称えていた。


私が気になったのは、この日の入場者数。31,818人だった。
土曜日、風は強かったが晴天。もっと多くの人に来てほしかった。何が足りないのかなあ。
長谷部、戻ってこないかな…ヴォルフスブルグでは右サイドやらされてるなど、あんまり優遇されていないしね。


2012年ホーム開幕戦 VS柏

2012-03-18 19:37:32 | 浦和レッズ
浦和1-0柏


昨日、ホーム開幕戦ということで埼玉スタジアムに行ってきた。
本当は昨年も3月12日に行く予定だったが、ご存知の通り前日に東日本大震災があり延期となったので見に行くことができなかったので2年ぶりのホーム開幕戦ということになる。

今回の観戦ポイントは新監督が推奨する3バックが機能するかどうかだ。
今、世界的に3バックを採用するチームは稀である。理由は3バックと言いながら、両ウイングがズルズルと下がり、実質5バック状態に陥るからである。結果、攻撃に人数が割けない。かつてのレッズもそうだった。エメルソン、ワシントンという強力FWがいた頃は良かったが、ワシントンが去った2008年からレッズの迷走が始まる。2009年からフィンケの下で4バックにし、パスサッカーを目指したが、昨年は最終節にやっと残留が決まるというところまで落ちぶれた。これ以上の低迷は許されない。サッカーの場合、野球とは違って降格があるからだ。

結論から言うと5バックにはなっていなかった。
特に右サイドの平川はかなり高い位置におり、時にはトップ下の柏木、原口と同じ高さまで上がっていた。
ボールが自軍がキープすると、ボランチの阿部が最終ラインまで下がり、槙野が左サイドバック、坪井が右サイドバック、センターバックに阿部・永田という、4バックにして攻撃を組み立てていた。「ボールをキープしたら阿部が下がり、槙野・坪井はワイドに広がる」というのが約束事のようだ。

左サイドの梅崎はこの試合、もっとも奮闘していたと思う。レッズの攻撃の多くは原口との左サイドで、守備では五輪代表の酒井に仕事をさせなかった。よくもまあ、これだけ走れるものだと感心したが、さすがに90分は持たず、浜田と交代した。

試合は後半に柏の猛攻にさらされたものの、何とか前半の1点を守り切り勝利。
柏木をトップ下に上げ、阿部・鈴木啓太のダブルボランチにして、守備を固めたのが結果としては大きかったが、レアンドロ・ドミンゲスのフリーキックがクロスバーに当たったり、GK加藤のスーパーセーブという好運もあったことを忘れてはならない。

攻撃陣も依然、不安のまま。デスポトビッチのゴールもジョルジ・ワグネルの不注意から生まれたもので、2試合180分で相手を崩してのゴールはない。デスポトビッチがこのゴールでエメルソンやワシントンのようになってくれればいいが、それは高望みというもの。

柏は外国人3人がピッチに立っていたが、浦和は1人。ポポは出場なし。マルシオにいたってはベンチ外。
昨日の他のJの試合で大宮のラファエル、C大阪のブランキーニョ、ケンペス、川崎Fのレナトが活躍したように、勝利には外国人の活躍は不可欠。だが昨日の試合を見る限り、マルシオが生きる場所はなさそうだ。

昨日のスポーツニュース、今日のスポーツ新聞では浦和の勝利が大きく扱われていて、それはうれしいのだが、まだまだ前途は多難のように思えてならない。まあ昨年、悲惨な目に遭っているので、余計に神経質になっているのかもしれないが…。

開幕戦負けて、ホーム初戦で前年王者を倒したまでの流れは昨年と一緒。次節はアウエーで札幌と。ここで、しっかりと勝ち点3を持ち帰らねばならない。



上からの写真なのでわかりにくいと思うが山田暢久。この日はベンチ外でスタンド観戦。同学年なんだよね。まだまだ頑張ってほしい。



レッズOBで内舘もスタンドで観戦していた。



リーグ戦・初ゴールのデスポトビッチ。どんどんゴール決めてね。



帰ってきた阿部ちゃん。



勝利したので「We are Diamonds」をサポーターが合唱



 
テレビでも取り上げられていたが、槙野の音頭で選手も一緒に歌った。


 



埼玉スタジアム、また来るよ。

浦和新ユニフォームGET!

2012-02-22 01:28:36 | 浦和レッズ
今年のレッズの新ユニフォームを最初に見た時は、「ナニ、この白ライン」と印象最悪だったが、だんだん恰好よく見え、スポーツオーソリティで実物を見た時は、「うわ~、欲しい」という欲望に満たされ、ついに、ついに、20日のイオンの5%引きの日を狙って買ってしまいました。お値段・9875円也!

決して安い買い物ではないが、今年はこれを身にまとって埼玉スタジアムに行くゼ!

阿部勇樹 レッズ復帰

2012-01-24 22:14:20 | 浦和レッズ
阿部勇樹のレッズ復帰が正式に決まった。チームのオフィシャル・ホームページにも掲載されていたので間違いない。
阿部のもとには、プレミアリーグのエバートンら複数のチームからオファーもあったらしいが、家族を日本に残していることと、古巣愛もあり、海外での1年半の生活にピリオドを打った。

昨年のレッズは細貝もドイツに渡ったことでボランチ不足に陥り、鈴木啓太1人が孤軍奮闘していた。時間帯によっては柏木とマルシオという、本来なら攻撃的なポジションの2人がセットでコンビを組むこともあり、とてもじゃないが、見ていられなかった。それを考えると、阿部の復帰は喜ばしい限りである。

だが一方で、エバートンでの阿部のプレーを見てみたかったという思いもある。プレミアでは日本人は少ないからね。宮市は今季からアーセナルでプレーしているが、いまだにリーグ戦の出場はない。ボルトン、フラムあたりの中堅クラブにレンタルされるという噂もある。宮市のためにはその方がいいだろう。

戻ってきてほしいのは、阿部よりも長谷部だ。実際、長谷部が移籍してからの4年間、レッズはタイトルを1つも獲得していない。ヴォルフスブルグでも本来のボランチではなく右サイドバックでプレーさせられているわけだし、それならば浦和に帰ってくればいい。(そうすれば本田アナとも寄りが戻るかもしれない)


レッズは背番号22を空き番にして阿部の帰りを待っていた。(昨年22だった山田直輝は再び34に)
これで浦和は槙野、阿部と日本代表クラスを2人も獲得したことになる。もう残留争いは許されない。さすがに優勝は無理でも一桁順位は達成してくれないとね。


それより、センターフォワードはどうするんだろう?
ポポ、達也、エスクデロと前線はオチビちゃんばかり。高崎は甲府へ…結局、大成しなかったな。デスポトビッチは使い物にならないだろうし、原をレンタルで出した意味もわからん。ここを解決しない限り、上位進出は望めないと思うんだが…

レッズ情けねえ

2011-12-04 22:33:27 | 浦和レッズ
浦和1-3柏


レッズ情けねえ!


その一言に尽きる。
プロとして目の前で胴上げを許すことは恥ずべき事。チケットは完売。満員のスタジアムで浦和のプライドが見たかったのだが、なすすべもなく完敗。お話にならない。

原因ははっきりしている。エスクデロが前節ケガをしたので、1トップは原で来るだろうと思いきや、堀監督が選んだ策は何と0トップ。4-1-5-0だった。0トップはおそらくローマが最初に取った策だが、あれはトッティという世界でも屈指のセカンドストライカーがいたからこその策。それを山田直輝に求めるのは酷というものだ。

なんで、こんな大事な試合でこのシステムを選択したのか?まったくもって理解不能。1週間の準備期間で何をやっていたのかと、浦和の首脳陣には怒り心頭である。
案の定、一方的に攻め込まれ、序盤は耐えたものの、29分・38分と立て続けに失点。
前半のシュート数は柏が17に対し、浦和は0。全国に恥を晒し続けただけ(この試合はNHKで生中継)だった。



後半から山田直輝に代えて原一樹投入。これで流れが良くなる。(だったら最初からそうしろよ)
後半8分に柏木のゴールで1点を返し、さらに攻めたが、31分に失点したことで浦和の選手から闘志が消えてしまった。
3点目は加藤のファンブルが原因で、ツイッター上では批判の嵐だったが、責められないよね。スローで見るとバウンドが変わってたし…。それに責められるべきは加藤のファンブルではなく、0トップを選択した堀監督だろう。

2006年に最終節で悲願のリーグ優勝を決めたが、それ以降は悲惨な事だらけ。
07年はすでにJ2降格が決まっていた横浜FCに負けて2連覇を逃し、08年は横浜M相手に6失点。09年は目の前で鹿島の3連覇を許し、昨年は0-4の完敗で神戸の残留をアシスト。そして今年、目の前で胴上げを許す…

試合後のシーズン終了の挨拶をした橋本社長には容赦ないブーイングが浴びせられた。私もYou Tubeで見たけどすごかったね。浦和の社長だけにはなりたくないわ。

今年よかったのは残留したことだけ。ホントそれだけ。あ~情けない。
浦和サポやめて、生まれ故郷の名古屋サポにでもなろうかな…とすら思うほど情けない1年だった。まだ天皇杯が残っているけど。

得点が入る気配がない…

2011-11-25 22:25:46 | 浦和レッズ
浦和0-0仙台


19日の試合の感想を。


得点が入る気配がない… 


堀監督になってから導入している4-1-4-1のシステム。だが1トップがエスクデロのため、ボールが収まらない、キープできない。前線に高さがないから、クロスはただ跳ね返されるばかり。決定機は前半20分過ぎのエスクデロのバーをかすめたシュートと、後半の柏木の強烈な左足シュートのみ。

やはり1トップにするならFWはミランのイブラヒモビッチとか、自分1人でもゴールできるくらいの人間じゃないと苦しいよね。システムそのものに限界を感じる。

梅崎に代えて、原を投入するのも5分遅いよ。いつからレッズはこんな弱くなってしまったのだろうか?

幸いにも引き分けで、甲府は負けたために勝ち点差は3に広がった。26日、すでにJ2に降格が決定している福岡に勝てば、得失点差の関係で残留はほぼ決まる。でも、なんて低次元な話であろうか。

実にいいタイミングでG大阪の西野監督の退任が決まった。これはオファー出すしかないでしょ。ただ西野さん自体が浦和の監督に魅力を感じるかどうか。3年前なら誰もがレッズの監督になりたいと思うだろうけど、今のレッズじゃねえ(ため息)…。

とにかく、残留だけは絶対にしましょうや。

「戦う気持ち」は感じた

2011-10-23 13:47:12 | 浦和レッズ
浦和2-1横浜M


前節の埼玉ダービーで敗れた浦和は降格圏内の16位に降格。しかも5試合連続無失点と泥沼状態。ペトロは結局解任され、ユースの監督だった堀が監督に就任した。調整期間はわずか2日。システムは4-1-4-1。全員が日本人(帰化したエスクデロ含む)で試合に臨んだ。

だが試合開始わずか4分で先制を許す。心が折れそうな気分だったが、選手は諦めない。
後半5分に幸運な判定でPKを得る。キッカーは山田直輝。一度キーパーにはじかれるが、原口が詰めて同点。
後半16分には相手の反則から素早いリスタートで梅崎がゴールに突進すると、そのまま左足を振り抜き逆転ゴール。浦和に加入してから、幾度もケガに見舞われ、苦悩していた男の一撃に感極まりそうになった。

試合終盤にはマリノスがキム・クナン、栗原を前線に上げ、中村俊輔から何度もいいクロスが上がったが永田、濱田を中心に跳ね返すと、試合終了のホイッスル。その瞬間、レッズベンチは堀監督を中心に歓喜の輪ができ、まるで優勝したような騒ぎ。原口は泣いていた。それだけ苦しかったんだろうし、積もり積もっていたモノが爆発したのだろう。

この試合で浦和イレブンから「戦う気持ち」は感じた。まさに


PRIDE OF URAWA


である。
だがこれで残留が決まったわけではない。今日、甲府が清水に勝てば、降格圏内の16位のままである。

レッズは最終節はホームとはいえ柏レイソル戦。このままいくと相手は優勝を懸けた大一番となる可能性がある。
それだけではない。11月下旬にはオリンピックのアジア予選があるため、原口、山田直輝、濱田がいなくなる可能性が高い。(3人抜けるのはキツイ。せめて2人にしてほしい。濱田の代わりはスピラノビッチがいるが、原口と山田直輝がいなくなるのは痛すぎる)
条件的には、結構厳しいのだ。


甲府負けろ、甲府負けろ、甲府負けろ、甲府負けろ、甲府負けろ!

よし、呪いはかけておいた。ガンバレ清水。ガンバレ小野伸二&高原。
もう他力本願でも何でもいいから、J1に残ってほしい。

浦和降格圏内へ またしてもラファエルに…

2011-10-19 05:20:36 | 浦和レッズ
浦和0-1大宮


10月15日、埼玉スタジアムに行ってきた。
埼玉ダービー。しかも残留を懸けた大一番とあって試合前の浦和サポーターの気合いはハンパなかった。
まずはゴール裏中央に集まりだし、肩を組んでジャンプしながらチャントを大合唱。そして選手入場時には鮮やかなコレオを掲げた(上の写真がそう)。あとは、サポーターのこの情熱に選手がどう応えるかだ。

試合の方は、浦和はエスクデロ、デスポトビッチの2トップで臨んできた。だが、2人にボールが入ると大宮は常時2人、もしくは3人が素早いプレスをかけ、なかなか前を向かせてもらえず、バックパスを繰り返すばかり。それでも後半10分くらいにデスポトビッチが決定機を迎えるがシュートはキーパー正面で弾かれてしまう。

一方、私はラファエルの動きに注目していた。彼は大宮の大きな得点源。昨年の埼玉スタジアムの対戦でも彼のゴールで敗戦している。そのラファエルだが、センターフォワードの位置ではなく、時にはトップ下まで下がり、時にはサイドに流れていた。「これなら怖くない」と思っていたが、後半30分くらいから、本来の中央最前線へ。そして後半39分。左サイドからのクロスをドンピシャ・ヘッド。まさに一発回答で、してやられてしまった。

浦和にはこの時点でロスタイムを入れて10分ほどの時間が残されていたが、すでにデスポトビッチはベンチに下がっており(代わりに入ったのが原口。これで梅崎が消えてしまった)、マルシオも山田直輝と後退していた。前線で高さを失った浦和はクロスを入れるも跳ね返されるばかり。こうなると痛いのが左サイドの野田の負傷交代。もし、交代枠がもう1枚あれば、梅崎に代えてスピラノビッチを入れて、パワープレイという手もあったが、それも使えずじまい。負傷を押して出場した柏木もキレがなかった。

そして浦和無得点のまま、無念の試合終了のホイッスル。甲府がC大阪に4-0で快勝したため、J2降格圏内の16位まで順位を下げてしまった。マジ、やばい。
シーズンの最終戦はホームではあるが柏戦。相手は下手をすれば優勝を懸けた試合となるために、それまでに残留を確定させておかないとホント、やばい。

そして腑に落ちないのが、試合後の会見で、ペトロビッチが辞意を漏らしたこと。なぜこの時期に…。
落合監督の退任が決定し、選手が団結した中日ドラゴンズとは訳が違う。監督への求心力の低下は明らかだ。

後は選手たちの「絶対にJ1に残るんだ」という気力にかけるしかない。
レッズにJ2は似合わない。あの熱いサポーターに応えるためにも絶対に残留しなければならない。