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中国鉄路乗車記:4419次

2006-08-15 | 鉄道[中華人民共和国]

  

(この記事は乗車日に合わせた過去ログ投稿です)

8月15日、この日MAKIKYUは北京に滞在していましたが、天津に地下鉄が開通し、これに乗車したいという事で天津へ向かう事に。

北京~天津間は「神州号」と呼ばれる、この2都市間をダイレクトに結ぶ城際列車(特快)が10往復程度運行され、この列車には両端にディーゼル機関車を配した専用の2階建て車両が使用されており、乗車券の購入は当日でも容易ですが、この列車には以前に一度乗車しており、これとは違った列車を…という事で乗車する事になったのが4419次です。

4419次は北京站を940に出発し、終点の唐山には1349に到着する「普快」(日本では快速辺りに相当)で、中国では比較的短距離の部類に入るローカル列車です。

この列車の乗車券は当日の9時過ぎに北京站の乗車券売り場で購入、中国語の話せないMAKIKYUは当然メモを渡してという事になりますが、発車時間が近いにも関わらずあっさりと購入です。

ちなみに購入した乗車券は北京→天津北の空調軟座で21元、これは4419次は天津站を通過してしまうので天津北站までの購入となり、また旧型車両(緑色:新空調でない車両)の軟座にMAKIKYUはまだ乗車した事が無く乗車する機会も少ない上に、今回の旅行ではまだ硬座以外の車両には乗車していないという事もあって、敢えて軟座の乗車券を購入です。

乗車券を購入した後は、北京站始発列車で発車まで30分も無い事もあってか站構内に入ると既に検票(改札)が開始されており、そのままホームへ。

ホームには既に列車は入線しており、まず最初に最後尾へ向かいましたが、MAKIKYUが乗車する軟座車は17号車に連結されているRW25B 110552の1両のみ、そしてその後ろに1両行李(荷物)車が連結されています。

これらを確認した後は、北京站のホームが頭端式で、最後尾は各ホームが行き来できるので、ここで停車中の機関車などを数枚撮影した後、今度は列車の最前部へ。

この4419次は行季車も含めて18両の客車が連なり、これは中国ではごく一般的な編成ですが、16号車から前は全て硬座車、それも改修された車両とはいえ全て非空調・緑色の旧型客車YZ22形なので、なかなかインパクトがあり、中国鉄路の玄人の方々からは感嘆の声が上がりそうな編成ですが、軟座車だけ別形式の車両というのは惜しまれそうです。

そして先頭にはディーゼル機関車が連結されていますが、車号を良く見るとDF4D 0001、偶然にもトップナンバーの機関車で、ローカル列車に華を添える様な感じでした。

列車の先頭を視察した後はまた最後尾近くの軟座車に戻り、ようやく乗車しますが、入口を入ってすぐの指定された005号席は服務員が使用しており、「後ろへ行け」と合図するので車内後方へ。

日本ではこんな事はまず考えられない話ですがこちらでは当たり前の様で、また005号席はMAKIKYUが好まない進行方向と逆向きの座席という事もあり、後ろの方の空席へ。

この列車の軟座は1両しか連結されていないにも関わらず、発車直前でも容易に買えるだけあってあまり人気は無く、発車の時点でも軟座車内には十数名、それも半分位は服務員や乗警(鉄道警察)といった状況で、定員80名の客車に乗客は下手すると1桁…という有様でした。

ちなみにこの軟座車ですが、車内は通路を挟んで両側に2人掛けのボックス席が並び、グレードは日本の普通列車並といった所ですが、人で溢れるこの国ではとにかく人を詰め込む為の硬座車が多数運行されており、これと比べるとかなり上等な部類に入り、乗車券に「空調軟座」と表記されている通りこの車両は空調も効いています。

ただ新型車両ではないので新空調料金は適用されず、料金的にほぼ同程度の新空調硬座に比べると乗り得な感じで、またこの列車の様に硬座車に非空調車が使用されている列車では、空調付きというだけでも軟座車に乗車する価値はある気もしますが、日頃乗務されている方々はこの事を熟知されて軟座車に居られる様で、この車両は服務員の控車を増収対策の為に一般乗客に開放しているといっても過言ではないかもしれません。

列車は北京站を出発するとしばらくして北京南站を通過、ここは新装開業に向けて現在は閉鎖されており、派手に工事している姿が目に付きます。

北京南站を過ぎてしばらくすると最初の停車站・豊台で、この辺りは配線が非常に込み合っている所で、特快などでは通過してしまうのであっという間ですが、この4419次の様なローカル列車だと様子をゆっくりと観察する事ができます。

豊台を過ぎて少々走ると、北京の街中を抜けて列車は快調に飛ばしますが、北京~天津間をノンストップで掛けていく特快の様な優等列車は停車しない站にも幾つか停車し、途中の廊坊では瀋陽北行き特快と貨物列車、その先の揚村では天津行き特快(神州号)の通過待ちを行い、優等列車では味わえないローカル列車ならではのんびりとした旅が楽しめます。

揚村を過ぎ北京から2時間程走ると列車は天津北站へ、ここは天津の街外れといった感じの所ですが、4419次は天津站には停車しないのでMAKIKYUはここで下車、站はあまり大きくないですが、一応特快も一部は停車する站です。

ちなみに4419次は天津北を出た後も、天津の臨海部を経て終点の唐山を目指し、幾つかの站に止まって行きますので、唐山へ行く際や、天津の市内から臨海部へ向かう軽軌乗車へ行かれる際などにも活用できる列車です。

MAKIKYUは天津北站で下車した後、903路の路線バス(1.5元)を利用して西北角站(天津西站の一つ南側)へ行き晴れて天津地鉄乗車となりましたので、地鉄利用の際はこの站からでも問題ありませんが、あまりアクセスの良い站ではありませんので、利用される際は注意が必要で、天津は初めてで中国にも慣れていないという方には少々厳しいかもしれません。

ただ北京→天津へ行かれる際にこの4419次を利用すると、利用機会が少ないと思われる天津北站を視察でき、また軟座でも21元と特快の硬座より安く(この列車の硬座は更に安いです)、それでいて軟座はそこそこ快適なので、時間に余裕があって既に神州号にも乗車した事が…という方にはオススメの列車です。

ちなみにMAKIKYUは天津→北京の帰路はポピュラーな城際特快・神州号を利用しましたが、こちらは早くて分かり易く、中国鉄路初心者でも難なく乗車できる列車である反面、硬座でも25元かかり、また両都市間をノンストップで走ってしまうので、4419次の様なローカル列車に比べると旅の印象も薄い感じがします。
(この列車の旅行記は割愛させて頂きます)

北京~天津間の列車は名物の2階建て車両を用いた神州号を利用するのも良いかと思いますが、時には(特に往復される場合)4419次の様なローカル列車に乗車されるのも如何でしょうか?
(北京~天津間のローカル列車は、今回取り上げた4419次以外にも数本運行されていますので、興味のある方は時刻表などで研究されると良いかと思います)


写真は4419次列車(北京站にて)とその車内(軟座車)、サボです。


Genzaiha 北京Beijing desu.

2006-08-15 | Weblog
Genzaiha 北京Beijing ni iru MAKIKYU desu. 北京中安賓館 no GUEST PC kara access shiteimasuga kokodemo JAPANESE nyuryokuha dekimasennode ROMA-JI deno toukoudesu.

Honraiha sakujitsu 北京 ni touchakuno yoteideshitaga "CHINA STAR" to yobareru shingata sharyono untenga kongetsuni haittekara toriyameni natteiru kotoga hanmei.

Keikakuwo henkoushite ototoi yorukara 北京 ni imasuga ototoiha kyudatttanode betsuno hotel deshita. 

Ototoiha 瀋陽Shenyang kara T12 ressha de kimashitaga wakeatte muza(no seat) tonari shoushou tsukaremashita.(Soredemo unyoku zasekiniha suwaremashitaga...)

Sakujitsuha 北京 shinaino bus wo shisatsu. Saikin hashirihajimeta bakarino shingata wo hajime iroiro joushashimashitaga konkaino ryokoude hajimete mattaku railway ni joushashinai hito narimashita.

Mata yoruniha machiawaseteita 「MAKIKYUのページ」no link saki site「北京公共汽車迷倶楽部(http://beijing.dazhao.net/)」 wo un-ei sareteiru Dazhao sama to kaishoku. Dazhao sama to dohan shiteitadaita はいらーあるsama arigatou gozaimashita.

2日間撫順へ

2006-08-12 | Weblog
現在瀋陽で停滞中のMAKIKYUですが、昨日・今日と2日間は瀋陽Shenyangの東隣にある工業都市・撫順Fushunに出向いていました。

隣町という事で所要時間も列車やバスで片道約1時間、交通費も日本円に換算して数十円~百数十円といった所ですので、2日間とも午後から軽くお出掛けといった気分で行っていました。

この撫順の街は露天掘りの炭鉱が有名で、他にも色々見る所もあるので結構面白い所ですが、MAKIKYUの最大の目的は中国の地方都市では特に珍しい都市型鉄道で、ここには旧満鉄の末裔である「ジテ」とよばれる旧型電車をはじめ色々な車両が活躍、路線も結構入り組んでいて長いものでは所要1時間を越えるなど乗り応えも充分です。

これだけ凄い所だと何故午前中から行かないのか?と思う方も居られるかと思いますが、この鉄道は朝と夕方の通勤時間帯のみ運行され、昼間は全く稼動しない(市内交通として、この鉄道に平行して走るバス路線が多数有ります)ので、この様な動きとなります。(午前中は瀋陽のホテル内で休養&雑用という事もありますが…)

ちなみに2日間の行程は以下の通りです。(-は鉄道、=はバス、…は徒歩で特記以外の鉄道は撫順の市内電車)
(11日)
瀋陽北-(中国鉄路Y787次)-撫順…鉱務局-古城子-劉山=(502路)=撫順=(都市間バス・銀色)=瀋陽北(バスは瀋陽駅行きで、北駅から徒歩で7~8分程度の広場で下ろされ、ここから徒歩)

(12日)
瀋陽北-(中国鉄路Y805次)-撫順=(10路)=元龍山(バス停は別の名前:徒歩5~10分程度)-鉱務局-公園=(24路)=塔連-(北路)-鉱務局…撫順=(都市間バス・緑色)=瀋撫高速上=(都市間バス・山吹色)=瀋陽(南駅)=(203路)=瀋陽北

撫順の市内電車は昨年も訪問、この時は「ジテ」と呼ばれる旧型車に乗車しただけでしたが、今回は他のタイプ(専ら写真のタイプで、鉱務局~公園のみ先頭形状の異なる車両)に乗車、「撫順鉄道案内」の掲示板に情報が出ていた通り車内では水のサービスもあり、これのお世話にも…(実は元龍山駅近くのバス停に着いたのが1455、この駅の終電が15時ですので、この間を猛ダッシュでヘトヘトに。実は今回の旅行でこの様な事は初めてではなく、益山Iksanでもありました)

今回の2日間で乗車した車両は、1編成を除き自動放送による案内があり、釣り掛けモーターの音を聞きながら「ピンポ~ン」というチャイムを聞くと、名鉄の瀬戸線を思い出してしまうような感じでした。(以前乗車した際は、車内放送そのものがなかったです)

また今回の撫順訪問で現存する市内電車の営業線は晴れて踏破、ここは列車の本数が多くない上に、終点駅で数時間も停泊する(朝の運行時間終了後、夕方まで)ので、路線バスと組み合わせて行動すると効率的で、またバスも新旧様々でなかなか面白いです。

あと今日の撫順~瀋陽の都市間バスですが、これは撫順から乗車したバス(緑色・亜星)が高速道路上で故障し、高速道路上に停車した別のバス(山吹色の国営?・JAC)に乗り換えたもので、前者は10元も徴収した上に通路にまでプラスチックの椅子、それに対し後者は7元で所定外の椅子はナシと、サービスは雲泥の差で運賃も余計に掛かりましたが、日頃このエリアを行動される方はともかく、滅多に訪れない土地で色々なバスに乗車できたという意味では、ある意味貴重な経験かと思っています。(昨日の銀色バスもプラスチック椅子あり)

書きたい事はまだまだ色々ありますが、その内機会を改めて取り上げたいと思います。また明日以降は瀋陽を離れますが、更新の減少ならびにローマ字投稿(概ね今月中)が予想されますので、予めご了承下さい。


画像は撫順の都市型電鉄でMAKIKYUが11日に乗車した車両・このタイプが現在最も一般的です。

昨日は歪頭山へ

2006-08-11 | Weblog
現在瀋陽ShenyangにいるMAKIKYUですが、昨日は午後から隣の本渓Benxi市にある歪頭山Waitoushanという所へ出掛けていました。(午前中はホテルで休養)

行程は以下の通りです。
瀋陽北駅-(216路バス)-瀋陽(瀋陽駅)-歪頭山☆-本渓-瀋陽北

瀋陽北~瀋陽の駅間移動に路線バスを用いた他は列車による移動(全て中国鉄路=国鉄の非空調硬座)で、また☆印の歪頭山では専用線の列車に往復乗車です。

歪頭山は瀋陽から比較的近く、半日程度でも行って来れるので少々時間が空いた、という時には絶好の場所です。

ただこの専用線と、歪頭山へのアクセスになる瀋丹線の歪頭山駅停車列車の双方共に運行時間帯が限られ、専ら朝夕の運行となるので注意が必要で、またこちらが見た範囲では他に高速バス等のアクセスはなさそうです。

歪頭山の専用線の列車は片道5角(0.5元)を払えば誰でも乗車できる(列車出発後に係員が運賃を徴収に巡回)様でMAKIKYUも乗車して来ましたが、乗車券等が発行されないのが惜しまれます。
(乗車券を発券している姿は見かけませんでしたが、実は頼むと乗車券は貰えるらしいです:にしやん様情報ありがとうございます)

また電化されている(周りの国鉄は非電化なのにここだけ電化なので奇妙な感じです)にも関わらず旅客列車はDL(ディーゼル機関車牽引)という情報もありましたが、昨日乗車した際は凸型の骨董品級EL(電気機関車)が客車を引っ張っており、機関車のすぐ後ろの車両に乗車しているとコンプレッサー(?)と警笛の音の大きさに驚かされます。

あとこの鉄道の客車はかなりの骨董品で、また旅客用ではないもののSLも構内の入れ替えなどで稼動しているなど、なかなか奥の深そうな鉄道ですが、コンデジ片手に専ら乗車専門のMAKIKYUには、途中駅もなく片道10分足らずの道のりは少々あっけなく感じられ、撮影メインとされる方向けの鉄道かも…という感じもしました。

ちなみに今日ですが、長旅で溜まった洗濯物の始末(ホテル内のコインランドリー)中にホテル内PCからアクセスしているので、出掛けるとしても午後~夕方、それまではホテル内缶詰となりそうです。

あと中国鉄路(瀋丹線)の乗車記は別記事にしたいと思います。


画像は歪頭山を走る専用線の列車です。

中国鉄路乗車記:瀋丹線の慢車(6637・6639・6624次)

2006-08-10 | 鉄道[中華人民共和国]

 

(この記事は乗車日にあわせた過去ログ投稿です)

MAKIKYUが8月10日に瀋陽から歪頭山へ出向いた際、瀋丹線の列車(慢車)を3回程利用しましたが、その際の乗車記を記させて頂きます。

乗車列車・乗車区間は以下の通りで、各列車とも乗車券は無座でしたが、これは立席と言う訳ではなく、単に座席が指定されていないだけ(全車自由席)です。

6637次 瀋陽→歪頭山 1号車 YZ22 336600
6639次 歪頭山→本渓 8号車 YZ22 334528
6624次 本渓→瀋陽北 6号車 YZ22B 340618

列車編成は6637次が10両、6639次が12両程度の編成で全て緑色の旧型客車(YZ22)、6624次は少々変わった編成で、その事は後述します。

まず6637次ですが、瀋陽出発時から音楽が車内に流れ(中国鉄路では一般的です)、出発すると複雑な配線の線路をゆっくりと走っていく様は、まるで「世界の車窓から」そのものの様な感じでした。ただ車内は冷房どころか扇風機すらないので、動き出すまでは暑くて仕方がありません。

動き出すとさほど不快ではないのですが、それでも車内では短パン一丁で上は裸という物凄い格好の乗客も多数居り、生活感があって庶民的といえばそれまでですが、車内では禁煙にも関わらずタバコを客室で人目も気にせずに吸い出すものも多数、最も格下の種別に該当する列車というだけあって乗客の客層やマナーはお世辞にも良いとは言えません。(これも特快や快速の新型空調車ですと、運賃も割高なだけあって大分良いのですが…)

ただこんなローカル列車でも車内販売が巡回しているのは中国の凄い所で、最近では特急列車でも車内販売なし、挙句の果てには車掌すら乗らない特急が走っている何処かの島国とは随分様相が異なります。

列車は瀋陽南駅(最初の停車駅)を過ぎると市街地を抜け、非電化複線の線路を走りますが、荒涼とした感じの風景は、どう考えても日本とは漂っている感じが違う印象を受けます。

6637次の下車駅・歪頭山の一つ手前の駅では10分以上停車し、ここで快速(この路線はこれも空調なしが殆どです)を退避。

この駅を出発すると程なく右手にボタ山が見え、ド田舎には場違いな感じの電化の線路(単線:歪頭山の専用線)が寄り添ってくると程なく歪頭山、物凄い田舎駅ですがMAKIKYUはここで一旦下車して専用線へ乗り換え、この専用線を乗車した後次の列車(6639次)へ乗車です。

(歪頭山の専用線に関しては、以下の記事を参照)
http://blog.goo.ne.jp/makikyu/e/bae457421c8cefca989c10509206284e

ただ歪頭山駅では乗車券は20分前からしか発売しないらしく、事前に購入しようと思って駅舎を覗いたら窓口は閉まっていましたので、専用線へ乗車される方は要注意です。

歪頭山からは1時間後の6639次に乗車、こちらも6637次と似たような感じの列車ですが、運行時間帯の関係からか多少編成が長くなっているのが特徴です。
また列車のサボは行き先が先程の6637次とは異なるにも関わらず全く同じ物を使用しており、何処が行き先かよく分からない感じの代物(画像掲載)です。

また歪頭山では専用線からの乗換えで時間がないにも関わらず、この列車は駅舎側ではないホームを発着、乗車券の買い置きも出来ない歪頭山駅からの乗車では仕方が無いので近くに居た乗務員に購入を申し出ると、最後尾車両に乗務している列車長から購入するように指示され、最後尾車両で切符を購入、お陰で「列車硬座区段票」という面白い乗車券もGET(列車によってはコンピューター発券の場合もありますが、この列車では発券機ナシ)できましたが、本渓Benxiまでで3.5元徴収と1元の手数料が含まれていた様で、日本人の感覚からすれば大した事ではないのかもしれませんが、現地の物価感覚や本来の運賃を考えると随分なものです。

歪頭山を出て列車は本渓方向へ向かうと、少し先の駅から単線になり、またちょっとした山越えの様な感じなので、歪頭山までの間とは少々様子が異なる印象を受けます。

ただこの列車に乗車している途中で日が暮れてしまい、外は殆ど見えなくなってしまいましたが、外が完全に真っ暗に…と思う頃には終点の一つ手前・本渓湖駅で、ここを出ると街明かりが見えてきて、終点の本渓です。

この駅に到着した時間は19時30分過ぎ、列車はほぼ定刻通りの到着で、MAKIKYU はこれから瀋陽に引き返すのですが、駅前を見ても瀋陽へ行くバスは既に最終が出てしまったのか見当たらず、バスの案内所に訪ねても「今天没有」との事なので、駅周辺でゆっくりと食事を取ってから列車で帰る事に。

本渓駅はまあまあの規模といった感じの駅で、駅周辺には飲食店は多数あるので多少の時間潰しも困る事はなく、MAKIKYUは何処かで名前を聞いた事が…という老辺の蒸餃子を夕食としましたが、こちらの餃子は皮がやたらと分厚い上に、油が多いので直ぐに腹が膨れてしまい注文した2種類は食べきれず、一部は持ち帰りになる程の代物でした。この他にも駅から徒歩数分の範囲に中華は色々ありますし、中華に飽きた…という方はケンタッキーもあるので、これを利用するのも良いかもしれません。

ゆっくりと食事を済ませた後は本渓駅から瀋陽への帰路に就きますが、ホテルが瀋陽北駅近くにあり、瀋陽駅~瀋陽北駅間の路線バスも21時頃で終わってしまう(最終が意外と早い)ので、21時過ぎの北京行き(瀋陽駅は停車するものの、北駅へは行かない)はパスし、瀋陽北行きの最終・慢車6624次に乗車です。

この6624次は運行時間帯が悪い(瀋陽北到着は23時過ぎ)l事もあってか、編成は短めの8号車まで(4号車が欠車)で、それも2号車は硬臥(寝台車YW25B・しめきり)で1号車は荷物車、また6号車と3号車はオレンジ色のYZ22形空調改造車(空調は未使用)というちょっと変わった感じの編成でした。

MAKIKYUはYZ22の空調改造車への乗車は初めて、という事で6号車に乗車、見た目はボロながらも車内はそれなりに綺麗になっており、座席は相変わらずの狭さとはいえ車内はガラガラ、乗車時間も短いのでさほど苦にはなりませんでしたが、この車両は開閉可能な窓が片側3箇所程度しかなく、その上せっかくの空調は未使用なので、夜で涼しかったのは幸いというものの、昼間はどうなってしまうのか…という感じでした。

MAKIKYUはこんな感じで、歪頭山への訪問も兼ねて瀋陽近郊のローカル列車(慢車)に乗車しましたが、瀋陽近郊にはこの他にも中国にしては数多くのローカル列車が運行(日本とは比べモノにならないほど少ないですが…)され、これらの乗車券購入や乗車も比較的容易です。

混雑が激しくまた乗車券も購入し難い長距離列車で、空調なし旧型車両の硬座に乗り続けるのは苦痛以外の何物でもありませんが、短距離の慢車で1~2時間程度の乗車でしたら、こういったローカル列車への乗車も面白いもので、またここで取り上げた3列車は無座扱いとはいえ、大半の列車は乗車号車や座席が指定されてしまう中国鉄路において、任意の車両・座席に座れるのも魅力です。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も瀋陽周辺へ行かれる機会がありましたら、ローカル列車の小旅行を楽しまれては如何でしょうか?


大連市内交通の変動

2006-08-10 | バス[中華人民共和国]
現在瀋陽にいるMAKIKYUですが、中国入国後に大連市内を廻っていた所、市内交通に随分な変動が…(MAKIKYUは昨年も大連を訪問しています)

大きな変動が見られたのは101路(大連唯一のトロリーバス)と201路(大連に3本ある路面電車の一つで、大連駅から西へ向かう路線:3路線の中で最も中国的?)です。

まず101路ですが、こちらは古参格の2両連結トロリーバスがゴロゴロ走っている路線ですが、「試車」という札を掲出した新型の単車(黄色)を発見。まだ営業には入っていないような感じでしたが、近い内に大きな動きがありそうで、この他2両連結の新型らしき車両も遠巻きながら一度だけ確認しています。

こうなるとお世辞にも快適とは言えなくても、なかなか良い感じの旧型群が取り替えられるのもそう遠くないかもしれませんが、違った見方をすれば一般のディーゼル車へ置き換えられずにトロリーバスが残存するという事で、ある意味喜ばしい事かもしれません。

そして一番驚いたのが201路!こちらは何と電車ではなく汽車(中国語ではバスの事)に置き換えられてしまっており、牡丹Mudan製のワンステップバスが電停に我が物顔で出没、これには参らされました。

この201路の運行区間では随所で架線が外され、また一部区間では軌道も外されて道路を掘り返している有様で、これが電車廃止になってしまったのか、それとも近代化工事の一環として運休になっているのかは分かりませんが、この区間を乗車しようと思われている方は注意が必要で、良いと思われる点は大連駅到着時に電車よりも駅舎に近い所に停車する位です。(出発は電停)

また202路乗車狙いで大連駅から興工街へ行こうと思われている方は、アクセスに201路を使うよりも、101路トロリーバスで科技谷(錦城商城)へ出てから徒歩(電停1つ分ですので容易です)の方が面白いかもしれません。


写真は大連のトロリーバス101路試車(新型)・大連駅前で丁度遭遇しました。

遂に瀋陽まで

2006-08-10 | Weblog
現在旅行中のMAKIKYUですが、今度は韓国をフェリーで出国して大連へ、更にその後列車で瀋陽へ移動、遂にこんな所まで来てしまいました(注:飛んだわけではありません)…と言いたい所ですが、以前にも来た事があるので、さほど違和感を感じません。

ちなみに現在は東横イン(現状では唯一の海外店舗)からアクセスしており、ここのPCは日本語対応、久々にローマ字ではなく日本語入力が出来ます。

また一昨日・昨日(8日・9日)の旅程は以下の通りで、-が鉄道、=がバス、…が徒歩です。
(8日)
ソウル駅-九老Guro-(急行)-富平Bupyeong-(仁川地下鉄)-仁川ターミナル=(36番)=仁川港第一旅客ターミナル

その後大仁フェリーに乗船(船中泊)

(9日)
埠頭(大連港)=(706)=中山広場☆…民主路-(203)-大連駅☆=(101)=馬欄広場=(101)=科技谷(錦城広場)-(202)-黒石礁-(202)-興工街=(201)=大連駅

その後N119列車(快速:大連1656発)で瀋陽(瀋陽北駅)へ

2日間はこんな感じで移動しましたが、8日の仁川では以前乗車した東仁川駅以外の駅からのバスに乗車したいのと、仁川地下鉄にも…という事でこの様な経路に。

9日は専ら大連市内の行程ですが、以前訪れた事もあり、また余り適当なホテルが無い(オンシーズンで軒並み値上げ)と言う事もあり数時間の滞在ですませ、以前訪問した際に乗車できなかった101路(トロリーバス)乗車を主体に軽く廻る感じです。

☆は中山広場(中国銀行~両替)と大連駅(列車の乗車券購入)で、前者は40分程度、後者は30分弱待たされ、この有様は中国へ来た事を嫌でも実感させられますが、列車の乗車券は無事第一希望の当日N119次(硬座)が確保できたので良かったです。

大連の市内交通とN119次乗車記は別記事で掲載したいと思います。
また一部の方には中国行きの件を伝え、コメント自粛を要請しておりましたが、この記事をもって解禁と致します。

リンク先の追加に関して(060810)

2006-08-10 | Weblog
皆様、いつも「MAKIKYUのページ」をご覧頂きありがとうございます。
以下のページとリンクを開始致しましたのでご案内致します。


「鉄道&バスのブログ」(日吉22系統様)

日吉駅ユーザーの日吉22系統様のサイトで、東急バスや鉄道に関して取り上げられています。まだスタートしたばかりのサイトですが、今後の発展が期待されます。

また「日吉22系統」様と同じ日吉にお住まいでハンドルが似ており、こちらのページからのリンク先になっている「日吉」様のサイト(日吉の空から)とお乗り間違えの無い様にご注意下さい。

URLは以下の通りです
http://wave.ap.teacup.com/hiyoshi/


画像は日吉にちなんで・・・東急東横線を走る9000系、この車両は日吉駅でも頻繁に目にすることができます。

中国鉄路乗車記:N119次

2006-08-09 | 鉄道[中華人民共和国]
 

(この記事は乗車日にあわせた過去ログ投稿です)

MAKIKYUの2006年夏中国旅行は大連からスタート、今回まず最初に乗車した中国鉄路の列車がN119次です。

この列車は大連を1656に出発し、終点の瀋陽北には2232に到着する管内快速(一つの鉄路局内で運行が完結:車次の頭にNがつく)で、約400km・所要約6時間の道程は中国鉄路では比較的短距離列車の部類に入ります。

この様な都市間を結ぶ短距離列車は「城際列車」と呼ばれ、長距離列車と異なり座席車主体の編成で構成され、大連~瀋陽北間では快速・特快あわせて5往復が設定されて、乗車券も比較的購入しやすいのが特徴です。

そのため中国入国の当日に大連→瀋陽を移動予定(夏のオンシーズンで大連のホテル代が高く、瀋陽には安くて快適な日系ホテルがあるので…)で、乗車当日に乗車券を購入したいMAKIKYUは、比較的乗車券が購入し易いこの城際列車に照準を絞る事に。

大仁フェリーで大連港から入国し、中山広場近くの中国銀行(ここまでは路線バスで移動)で両替を済ませたMAKIKYUは早速大連站へ。といっても、せっかく大連を訪れたからには…という事で、銀行→大連站へ向かう際は銀行から5分程歩き、その後日本時代の旧型車がリニューアルされて今も活躍する203路有軌電車(路面電車)で移動です。

大連站へ到着したら、瀋陽までの乗車券が確保できない事には予定も立たないという事で、まず最初に乗車券売り場へ。列車が確保できない場合は、最悪バスでの移動も検討しなければ…と思っていましたが、第一希望のN119次乗車券購入希望のメモを窓口に渡すと、比較的乗車券の購入し易い列車という事もあって無事購入。

ちなみに大連~瀋陽北間は昨年にも乗車しており、この際は特快の軟座(名ばかりで硬座と大差なし・MAKIKYUの中国鉄路デビュー)でしたので、今回はそれと異なる列車を…という事もあって敢えて快速に、また購入した乗車券は新空調硬座で55元ですが、これは新型空調車で座席が確保できれば、わざわざ高い軟座を使わずに硬座でも充分と踏んでの事です。

乗車券を購入した後は大連の市内探訪ですが、この時既に1230を過ぎており、銀行での両替と列車の乗車券購入だけで随分な時間が…中国へ来た事を実感させられます。

大連は昨年も訪問し、その際にMAKIKYUは鉄軌道系に一通り乗車しているので、まずは站前から出ているトロリーバスに乗車、その後最新型の電車が使用されている202路有軌電車などにも乗車、最後には201路有軌電車に…と思ったら、これは汽車(バス)に置き換えられ、電停を我が物顔で占拠しているバスには驚かされました。

今回は時間が短いので随分慌しい感じで、以前訪問しているMAKIKYUの様な人物ならともかく、大連初訪問なら最低一日の滞在は欲しい所です。

(大連の市内交通に関しては以下に記事がありますので、興味のある方はご覧下さい)
http://blog.goo.ne.jp/makikyu/e/07dd9207fed589f91fd5b78eccf3fa0e

市内探訪の後16時過ぎには再び大連站へ、そして1656に大連を出発しますが、この列車は大連始発にも関わらず検票(改札)は40分過ぎになってようやく開始、もう少し早く検票をはじめて頂きたいものです。

検票を終えてホームに向かうと、まずは編成確認と乗車記念に写真撮影という事で
乗車車両(05車 038号)とは逆の先頭へ、硬座とはいえ座席が確保されており、発車数分前位に乗り込んでも平気です。(大きな荷物を持った乗客が多数乗車し、無座客も多数居る長距離列車では大変ですが…)

編成は先頭がディーゼル機関車のDF4D、N119次の運行区間は全線が電化区間なので電気機関車が牽引するものと思っていましたので意外でした。

機関車の次位には、この車両だけ異なる塗装(白と青に赤帯の特快色)の行李(荷物)車が連結され、その後ろは加1号車と18号車~4号車が硬座車、3・2号車に軟座車が連結され、最後尾には発電(電源)車となっていた様に記憶しており、この列車に食堂車や寝台車の連結はありません。

客車は新型空調車を使用した快速や普快では一般的な、グレーとオレンジの塗装の車両で、てっきり25G形と呼ばれる車両だけで構成されているかと思いましたが、MAKIKYUが乗車した5号車はYZ25B 343527、この他の車両にもこの25B形が数両連結されていましたが、空調つきでオレンジ色の塗装となると両者の違いは殆ど…という感じです。

発車数分前に客車に乗り込むと、車内は空調を入れていないのか蒸し暑く、列車が大連站を発車した頃にようやく空調が入る有様でしたが、空調が入り始めてからは涼しく快適なものでした。

列車は大連の市街地を少々走り、周水子を過ぎた辺りでは大連机場(空港)も見えますが、丁度この辺りを通る頃に車内では何処かで聞いた事がある様な音楽が…

中国の列車では、運行区間や状況に応じて服務員が客室に音楽を流しており、これも色々有る様ですが、この時流れていたのは、どう考えても「川の流れの様に」(美空ひばりの末期の曲)で、しかもその時机場にはANA機の姿も見える状況でしたので、これでは何処の国に居るのか?と錯覚させられる状況でした。
(ANA機と「川の流れの様に」はただの偶然かもしれませんが、かつて全日空が「川の流れの様に」をCMで使っていた様にも記憶しており、随分出来過ぎている気もします)

その後少々走ると最初の停車站・金州で、大連から約30分・近郊都市と言った感じの所ですが、早くもここで下車する乗客も見られ、短距離利用もそこそこある感じです。

ここまでMAKIKYUが座っていた座席は、進行方向とは反対(この列車の座席はボックス配置です)の通路側でしたが、向かいの進行方向に座っていた乗客(中国人)が雑誌を読んだり、居眠りをして時間を潰している様な感じでしたので、筆談で座席交換を申し出るとあっさりと申し出を引き受けて頂き、進行方向と逆を向いて座る(中国人は慣れているのか、違和感を感じない方が多い様です)のに違和感を感じるMAKIKYUとしては非常に助かります。

18時頃には2つ目の停車站・普蘭店に到着すると、ここでも結構な数の乗客が下車し、こちらのボックスの窓側に居た乗客も下車したので、ここで窓側に移動。

こうなると車窓を楽しむには絶好で、しかも進行方向右側というポジションでしたので、すれ違う列車なども眺める事も出来るのでなかなか面白く、鉄道旅行の醍醐味を感じさせられます。

車窓は荒涼とした感じの畑が広がる中を、長大編成の列車が左右になだらかなカーブを繰り返しながら、緩やかな丘陵の様な所を走っていく様は、中国入国初日にして異国に居る事を強く実感させられます。

ただ3つ目の停車站・瓦房店を過ぎ4つ目の停車站・熊岳城が近づく頃には19時を過ぎて外は暗くなり始め、車窓も楽しめなくなり、以前にも一度この区間を乗車しているMAKIKYUは大体車窓の想像がつくのでまだ良いのですが、初めて乗車される方だと少々惜しく感じるかもしれません。

熊岳城を過ぎ、外が完全に真っ暗になってしまった後は、もう瀋陽まで暗い中を乗車しているだけ、という事で20時過ぎに大石橋を出た頃に少々車内見物へ。両隣の車両は乗車している車両と同じ硬座車で、見た感じも同じ様なものでしたが、内装は両者とも化粧板などが異なっており、バリエーションは色々ある様です。

大石橋辺りでは座席の割り当てがないのか、無座(座席指定ナシ)の乗車券を所持した乗客もチラホラと乗って来ましたが、この辺りまでで降車する乗客も多いので、夜通しで走る長距離列車の様に大混雑という事はなく、硬座車でも比較的快適に過ごせます。

また2つ後ろの車両(3号車)は軟座車で、更にその後ろにもう一両(2号車)連結されていますが、こちらは硬座の乗車券で乗車しており、上級車両へは入れないので、4号車から様子を眺めただけですが、硬座より少々ゆったりとした感じの両側2人掛け(硬座は通路を挟んで2列と3列です)のボックス席はガラガラで、殆ど乗客は乗っていない様な感じでした。

まあそれもその筈で、この列車は大石橋を過ぎて海城に向かう途中の信号所の様な所で特快(大連~瀋陽北)の退避があり、特快の方が「大連を遅く出て、瀋陽には早く到着」する上に軟座の料金は変わりなく、高い料金を支払って軟座に乗る乗客にはあまり人気がないのは当然の話(運賃の安い硬座は特快には連結されていない様で、こちらは結構人気があります)で、敢えてこの管内快速の軟座に乗車するのは、特快が満席か通過する駅の利用者、それに物好き位かもしれません。

こんな所で特快を退避するのは意外でしたが、ここを含め停車中はトイレも施錠されてしまう(中国の列車のトイレは、殆どが垂れ流しです)ので、食事の後などが怖いのですが、これで後は不用意にトイレ閉鎖という事もないので、この信号所で特快が通過するのを確認した所で夕食に。

といってもこの列車は食堂車や弁当の販売はなく、せいぜい車内販売のカップラーメン(市価より値段が上乗せされています)位ですので、乗車前に買っていた辛拉面(韓国製のカップラーメン)とジュースで済ませましたが、お湯は殆どの列車で各客車に用意されていますので、カップ面を幾つか買い置きしておけば列車内の食で困る事はまずなく、現に中国人が車内にカップ面を持ち込み、食べている姿も頻繁に見かけます。

その後も鞍山や遼陽辺りで結構乗客の下車もあり、こうなると1ボックスを2人程度で使う事も出来る様になり、座席の足元も広くなるので、終点まで乗り通す乗客が多い特快の軟座より快適かもしれません。

遼陽を過ぎ、22時頃になると早くも車内清掃がはじまり、服務員がホウキやモップで車内の床を清掃し、乗客の足元も平気で退ける有様は文化の違いを感じさせられます。

清掃も一通り終わり少々走ると、街明かりが見え出し遼寧省の省都・瀋陽の街中に入り、東京駅とよく似た駅舎が特徴の瀋陽站には22時30分過ぎ、ほぼ定刻に到着。

ここでは過半数の乗客が下車しますが、この先の終点・瀋陽北站近くにホテルを確保しているMAKIKYUはまだ乗車です。

瀋陽周辺では列車が込み入っているのか発車も少々遅れ、その後も短い距離ながらノロノロ運転が…結局終点の瀋陽北站到着は22時50分過ぎ、10分程の遅れで約6時間の列車旅は終わり、到着した後は直ぐにホテルへ向かいました。

この列車(N119次)は同じ区間(大連~瀋陽北)を走る特快より2時間ほど余計に時間がかかり、その上途中で特快に追い抜かれますので、ビジネスなどの急ぎで利用する際には不適な列車ですが、既に大連~瀋陽北間の特快には乗車した事があり何か他の列車に乗車して見たいという方や、軟座は割高に感じられるので硬座で行きたいという方には是非オススメの列車で、空調車両で運行されて車内もさほど混雑しませんので、硬座でも極端に不快に感じられる事はあまりないと思います。(これは個人差がありますが…)

またこの列車は特快に比べて停車站が多く、その分乗車途中の印象も残ると思います(通過する所は、意外と印象が薄れるモノです)ので、大連~瀋陽間をゆったりと快適に列車旅を堪能されたいという方にも、この列車の軟座はガラガラで快適に過ごせそうで、また乗車券も容易に買えそうなのでオススメです。


写真は大連站に停車中のN119次列車と、そのサボです。

大仁フェリー~韓国・仁川と中国・大連を結ぶ国際フェリー

2006-08-08 | 船舶[海外関連]

今日MAKIKYUは韓国を離れ、今度は中国へ…

以前にもMAKIKYUは中国に一度行った事があり、その際は韓国からフェリーで行ったのですが今回もまた同じ経路、その航路が今日紹介する大仁[DA-IN]フェリーです。

「大仁」とは中国・遼寧Liaoning省の大連Dalian市と、韓国・仁川Incheon広域市の地名から一文字ずつ取った言葉で、このフェリーはその名の通り両市間を運行しています。

運行本数は週3日、つまり一艘の船が夕方出港して目的地に翌日午前中に到着、また夕方出港というダイヤが組まれて一日のみお休み、というダイヤが組まれており、運賃は等級によって異なりますが、2等の場合は片道115000W(昨年の場合で、現在は原油高による付加金が別途追加)となっています。

大連を発着する唯一の定期国際旅客航路ですので、もっと利用されても…と思いますが、乗客の大半は韓国と中国の方々で、日本人の姿を見かけることはあまりない気がします。
(MAKIKYUが話した事のある人で大仁フェリー乗船経験者は1名のみ、存在すら知らない方も多い様です)

韓国~中国間の航路はこの大仁フェリー以外にも多数あり、韓国側はソウルから近い(地下鉄直通のKORAIL電鉄線で約1時間)の仁川港が大半を占めます(中には平澤Pyeogtaekなどを発着する航路もあります)が、仁川港は国際航路のターミナルが2箇所あり、どちらも東仁川駅からバス利用(幾つかの他駅からも可能です)となりますが、大仁フェリーは第1旅客?ー?ナル(沿岸埠頭)となりますので注意が必要です。

中国側は大連以外に遼寧省の丹東Dandongや山東Shantong半島の煙台Yantai、威海Weihai、青島Qindaoなど黄海Hwanhae/Huanhaiを挟んで比較的近い場所を発着する航路が多く、これらは概ね週に3便程度運行されていますが、この他にも天津Tianjinや秦皇島Qinhuandaoなど数多くの都市へのフェリーが運航されていますが、日本~韓国間の様な高速船は運航されておらず、船中で最低1泊を越さなければならないのは難点です。

ただ韓国~中国間の航路(フェリー)は韓国からに限らず、日本からでも中国を訪れるには有効な手段である事は確かで、韓国と中国を一挙に楽しみたい方や、飛行機での旅行は…という方には特にオススメです。

また他のフェリー会社は分りませんが、大仁フェリーのソウル本社(HPに電話番号記載あり)には日本語を話せる社員の方も居り(時々不在の事がありますので、その際は再度日を改めれば何とかなると思います)、韓国語・中国語・英語のいずれも話せないという方でも比較的容易に予約可能(外国人の場合は、運賃も当日ターミナル払いで平気です)ですので、中国まで行きたい(中国へ飛ぶ訳ではなく)という方は是非利用されてみては如何でしょうか?


ちなみに大仁フェリーのHP(公式)はこちらです↓
http://www.dainferry.co.kr/
(この記事を見て興味が…という方は是非アクセス!)


画像は大連港に停泊中の大仁フェリー・パナマ船籍ですが、かつては日本で使われていた船の様です。


Kyouha Jeollado he

2006-08-07 | Weblog
Sakujitsu ha Daejeon ni demuki toshitetsudouni joushashita MAKIKYU desuga sonogo Jeollado no Jeonju ni idoushi kyouha kokode nonbirito shiteimashita.

Sakujitsuto kyouno kouteiha ikano toridesu.(-train,=bus
(6ka)
Seoul-(Mugunghwa)-Daejeon=(640)=Pangam-(toshitetsudou)-Jeongbujeonsa-(toshitetsudou)-Daejeon-(Mugunghwa)-Iksan-(Commuter)-Jeonju=Bus terminal

(7ka)
Bus terminal...(Jeonbuk ilbo)=(375)=Samnye=(65)=Iksan-(Mugunghwa)-Cheonan-(Rapid)-Sindorim-Sinchon=(7016 greenbus)-Seoul STN

Sakujitsuha taihen na kotomo attanodesuga soreha JAPANESE ga shiyoukanouna kankyouga totonottekara otte keisaishitaito omoimasu.

Temijikana koushindesuga goryoushouku kudasai.

Korekara Daejeon he ikimasu.

2006-08-06 | Weblog
Ryokouchu no MAKIKYU desuga kyoumo Seoul eki no muryou PC kara ROMA-JI deno koushindesu.

Kyouha Seoul wo hanare Daejeon he iki atarashiku dekita chikatetsu nadowo shisatsu asu futatabi Seoul ni modoru yoteidesu.

Ato sakujitsu ha Seoul kinkou wo mawatteimashite koutei ha ikano toridesu.(-train,=bus)
Seoul STN-Sadang=(540)=Koseok terminal=(401)=Suseo-Pojeong=(27)=Suweon(Kokode shoushou kankou)=(11)=Ansan-Geumjeong-Yongsan=(701)=Eurujiro4ga-Sicheon-Seoul STN

Kyoumo Seoul desu.

2006-08-05 | Weblog

Kyoumo Seoul ni iru MAKIKYU desu.Isogashiinode joukyowo temijikani...

Sakujitu ha Seoul no Gangpuk(Hangang no kitagawa) wo mawatteimashita ga kyou ha Gangnam(Hangang no minamigawa) wo mawaritai to omotteimasu.

Chinamini sakujitsu no kouteiha ikano tooridesu.(-train,=bus)
Seoul STN-Yongsan-Teokso=(15)=Gangbyeong-Seongsu-Shinseoldong-Dongmyeongap-Yeongsinnae-Daehwa=(Maulbus 11)=Madu-Hwajeong*=(Bluebus 706)=Seoul STN

*Hwajeong deha shiriaito atteimashita.


Genzai Seoul desu.

2006-08-04 | Weblog

Ryokouchu no MAKIKYU desuga genzai ha Korea no shuto Seoul ni ori Seoul eki no muryou PC kara access shiteimasu.

Ototoi ha Daegu ni iki atarashiku dekita Chikatetsu 2go-sen(line No.2)ni jousha mata Korail Daegu sen no kirikae kukan ya NDC to yobareru mezurashii Mugunghwa go youno Diesei-car nimo jousha shitekimashita.

Sakujitsuha Busan kara Seoul ni idou Nikkan kyoudou kippuriyou deshitaga KTX no shitei ha OPEN de hakkou shitamonowo Korea touchakugo ni shitei wo kakuho ryoukin tsuikade Tueksil(Tokubetsusharyou)wo riyousitemimashita.

JAPAN de shitei wo kakuho suru baai niha shiteisareta ressha no Ilpamsil(Ippanshitsu) shika kakuho dekinai node KOREA touchakugo ni shitei kakuho ha osusumedesu.

Shikamo KR-PASS to onaji tejun de shioteisekiken wo hakkou shitanoka motomoto sounanoka wa wakarimasenga Tuksil ryoukin ha shotei no hangaku no W9000 desita.

Tada KTX ha tuksil demo Saemaul go no zaseki niha otoru kanjideshita.

Seoul touchakugo ha Chikatetsu(-) to bus(=) wo shoushou shisatsu.(Keiro ha:Seoul eki-Guro=yeongduengpo=Sinseoldong-Seoul eki) 1go-sen(line No.1) no saishingata sharyo ya mada kazuno sukunai rensetsu bus nimo jousha shite kimashita.

Kyouha tsukaremo tamatte kiteirunode shoushou osoi shuppatu korekara Seoul shinai wo mawaru yoteidesu.

Ryokouchu de isogashiinode shousaiha ryokougo ni shirushitaito omoimasu.
 


Tadaima Hallimjeong ekide resshamachidesu.

2006-08-02 | Weblog
Genzai ryokouchuuno MAKIKYU desuga imaha Hallimjeong toiu ekide resshano nirikae machidesu.
(ekikounaino kokyakuyou PC kara access. kokodeha muryoudesu)

Sakujitu Kankokuni jouriku touchakugoha atarashiku dekita Chikatestu 3Gousen nimo jousha shimashita.

kyouha korekara Daegu ni mukai kokodemo atarasiku dekita Chikatetsu 2Gousennni jousha sitaito omotteimasu.

8ji 13pun ni ressha(Mugunghwa 1322ressha)ni jousha simasunode amari iroirona kijiha kakemasenga mata kikaiga areba joukyouwo houkoku sitaito omoimasu.