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レンタサイクルで巡る国境の町・比田勝(2)~豊砲台跡見学と上対馬とんちゃん

2014-02-09 | 日本国内その他

先日「MAKIKYUのページ」では、先月MAKIKYUが長崎県の対馬を訪問した際、レンタサイクルを利用して足を運んだ韓国展望台に関して取り上げましたが、韓国展望台からさほど遠くない所(自転車だと10分程度)には、豊砲台跡という軍施設の遺構が残存しており、韓国展望台を見学した後は、こちらへも足を運んだものでした。


「豊(Toyo)」とは一帯の地名で、ここに第2次世界大戦の頃、かなり大規模な砲台が建設されたのですが、この様な砲台が建設されたというのも、異国のすぐそばと言う立地である事を実感させられるもので、後世こんな施設が再び建設される事がない事を願いたいものです。

 
豊砲台跡の内部は、「跡」というだけあって空洞の様になっており、内部の照明もかつてはコイン式(有料)だった様で、ネット上でもその様な記載を目撃した事がありますが、近年無料化された旨の告知が出ており、韓国展望台の双眼鏡共々無料化された事は歓迎できると感じます。

こちらは韓国展望台とは異なり、韓国人団体客の姿は見受けられず、見学者の数も少ない状況でしたが、両者共に案内標識や音声案内は日本語・韓国語・英語の3ヶ国語案内となっている辺りは、韓国に近く、韓国人が大勢訪れる土地ならではと感じたものです。
(韓国展望台や豊砲台跡からの直線距離は、福岡はおろか厳原よりも釜山の方が近い位です)

比田勝の北側にある対馬らしい2箇所の見所を廻った後は、昼頃に再び比田勝の街中へ戻ったのですが、比田勝→韓国展望台→豊砲台跡→比田勝と廻るだけでも移動距離は10km以上、電動自転車でも結構疲れると感じたもので、この一帯を運行する路線バスの本数がもう少しあれば…とも感じたものでした。
(団体客向けの観光バスは結構見かけましたので、これらの団体を比田勝の中心部で路線バスに乗り換えさせる事が出来れば、鰐浦地区を循環運行する観光循環バスを毎時運行しても…と思う程です)


そして比田勝の街中へ戻り、昼食は比田勝港近くのレストランで上対馬名物とんちゃんの定食を注文したものでしたが、ここでも韓国人団体客が来店する姿を見かけたもので、比田勝がただの離島の端に位置する田舎町ではないという事を強く実感させられたものでした。
(こちらは1000円でしたが、「長崎しまとく通貨」を利用すれば実質800円、釜山で定食を食べるよりは高めの価格設定ですが、土地柄や食事内容、そして比田勝らしいグルメを堪能できるという点でも価値はあると思います)

とんちゃんは元々韓国の焼肉料理を元に、対馬流にアレンジしたものですので、近年比田勝への訪問が増えている韓国人向けとは言い難い気がしますが、一応日本国内とは言えども、本州在住の人間にとっては非常に足を運び難い比田勝まで足を運んだ際には、是非賞味したい料理と感じたものでした。
(ちなみにMAKIKYUが目撃した韓国人団体向けには、うどん・天ぷら・海苔巻きが提供されており、こちらの方が外国人向けに日本らしい食べ物を提供するという点では軍配が上がるかと思いますが、個人的には比田勝ならではの食べ物とは言い難いと感じたものです)

昼食を済ませた後も、まだ乗船予定の航路出航時刻までは空き時間があり、路線バスのフリーパスも手元にありましたので、午後には比田勝発着のローカルバスにも乗車したものでしたが、この路線バスに関しても近日中に追って取り上げたいと思います。

また午後に比田勝発着のローカルバスに乗車した後は、レンタサイクルを返納して港へ向かったのですが、レンタサイクルを兼業している花屋では、自転車貸し出しだけでなく港~花屋間の送迎車サービスもあり、自転車を借りる際には直接店舗へ出向いたMAKIKYUも、返納後はこの送迎車を利用したものでした。


送迎車にはハングルで「レンタル 自転車」と記した表記も掲出され、こんな所も外国人が多数押し寄せる国境の町らしいと感じたもので、レンタサイクル返納時に渡された「お土産」も、えびせんや黒棒などの日本の駄菓子、これも外国人向けのレンタサイクルならでは…と感じたものでした。



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