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赤い青春18きっぷ~MAKIKYUは今年夏初めて使う予定ですが…

2008-07-20 | 日本国内その他

今日から今年夏の「青春18きっぷ」が利用可能(9月10日まで)となり、MAKIKYUも青春18きっぷを利用して今後日帰り旅行などに行こうかと考えていますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にも、このきっぷを利用して夏の旅行計画を立てられている方も多いかと思います。

青春18きっぷは、JR旅客各社の有人駅窓口や一部の旅行会社、最近では指定席自動券売機(一部では「みどりの券売機」などと呼ばれています)などでの購入も可能となっていますが、青春18きっぷの大半は長距離乗車券や特急券・指定席券などでお馴染みの薄緑色の乗車券で発売(マルス発券)されるものの、一部の駅では常備券と呼ばれる券面の地紋がピンク色で、印刷済みとなった乗車券が発売されています。

この青春18きっぷ(以下「赤い青春18きっぷ」と表記します)は一部で「赤券」「ナマ券」などとも呼ばており、JR東日本・JR東海の2社では現在発売されていないのですが、それ以外のJR旅客各社の一部の駅で発売(主に規模の小さい有人駅での発売ですが、一部主要駅でも取り扱いがあります)されており、「赤い青春18きっぷ」は風情があるなどとして一部の愛好家などから絶大な人気を誇っている事から、JR西日本やJR北海道の一部駅では、通信販売による発売も行っている程です。

日頃首都圏に居るMAKIKYUは、JR東日本・JR東海の両社では発売していない事や、1シーズンに青春18きっぷを2セット以上使用する旅行をする事は殆どない事(今までに1度だけ、青春18きっぷを1シーズンで2セット使用した事があります)もあり、今まで「赤い青春18きっぷ」は存在こそ知っており、利用する乗客の姿は何度も見ていたものの、自身の利用とは無縁の存在でした。

ただ今年の夏は、少し前に北海道へ出向く機会があり、その際「MAKIKYUのページ」にも時々コメントを頂いている知人の6994氏から、道内での「赤い青春18きっぷ」の発売状況に関する情報を頂いていたのですが、函館駅のみどりの窓口で指定席券発行のついでに聞いた所、取り扱いがある旨の返事が返ってきました。

そのため北海道土産の一つとばかりに、6994氏の分と合わせて2枚の「赤い青春18きっぷ」を買ってきたのですが、函館駅は道内では主要駅の一つに数えられる部類に入り、当然窓口では通常のマルス発券による発券も可能な事から、購入時にも「赤い青春18きっぷ」を希望する旨を伝えないと、通常の薄緑色の青春18きっぷが出てくる可能性もありますので、この様な駅で青春18きっぷを購入する際は要注意です。

またMAKIKYUは今回初めて「赤い青春18きっぷ」を購入したのですが、函館駅では日付をはじめ、発行駅名も発売時に押印しているのが印象的でした。

券面も北海道旅客鉄道(JR北海道)を示す[北]([]は四角です)という表記や、1列にズラリと並ぶ日付押印欄は、マルス発券とは逆に日付を1回(人)目から左側に押印(この様式の青春18きっぷに慣れていない首都圏のJR駅などでは要注意です)する様になっています。

裏が黒い磁気面となっているマルス発券の青春18きっぷでは、乗車券本体と別で発券される注意書き(ご案内)も、「赤い青春18きっぷ」では細かい文字で裏面に印刷されるため、乗車券1枚のみで発売されるのも特徴です。

ちなみに「赤い青春18きっぷ」はマルス発券の青春18きっぷに比べると紙面が薄く、折り畳んで使うには便利そうな反面、乗車券サイズがやや大きめで、みどりの窓口などに置かれているチケットケース(紙製)も、一部のモノ(JR東日本の駅で置かれているモノなど)は納まらない大きさとなっていますので、「赤い青春18きっぷ」の情報を頂いた6994氏からも、購入のついでにJR北海道のチケットケースも持ってきて欲しいと頼まれた程です。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、既に「赤い青春18きっぷ」を購入された方や、通常のマルス発券による薄緑色の青春18きっぷを手元にお持ちの方も居られるかと思いますし、今後青春18きっぷを購入予定の方なども居られるかと思いますが、今年夏の予定などは如何お考えでしょうか?
(青春18きっぷを利用した旅行の計画などありましたら、「赤い青春18きっぷ」に限らずどうぞコメントもどうぞ)

またこの記事を見て「青春18きっぷ」とは?と思われた方は、以前掲載した記事の中に青春18きっぷに関して記した記事(該当記事はこちらをクリック:マルス発券による薄緑色の青春18きっぷ画像あり)がありますので、宜しかったらこちらもご覧下さい。

画像は函館駅で購入した青春18きっぷ(赤斜線はMAKIKYUが追加)です。



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4 コメント

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残念ながら発売駅減少 (6994)
2008-07-21 09:12:05
 赤い青春18きっぷを取り扱う駅が、今年の夏はアーバンネットワークを中心に減少し、入手が困難になってきました。人気も高く、利用期間初期までに完売してしまうケースも多いです。北海道でも取り扱っている駅がありますが、その青春18きっぷで北海道に行きにくいのが難点です。ただし、マルス券に比べれば風情があり、日付が見やすいのは管理人さんの仰る通りで、多少の効率性の問題はあっても、増収策として今後も発売を継続して欲しく思います。
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Unknown (MAKIKYU)
2008-07-21 11:48:49
6994様こんにちは。

アーバンネットワークでの取り扱い減少は、駅務の負担などを考えると止むを得ない面もあるかと思いますが、出来ることであれば一部主要駅での取り扱いは行って欲しいものですね。
(環状線内であれば大阪と天王寺に限るなど…)

またマルス券の様に、申し込みを受けてから発券する類のものではありませんし、払い戻しの際も厄介な様ですので、売れ残りを極力出さない様に、発券枚数が限られている様ですが、18きっぷ発売終了間際はともかくとして、増収策として通信販売を行う様な駅で早々と(場合によっては有効期間開始前)在庫を切らす事がない程度には、赤い青春18きっぷを用意して欲しいものですね。

それと青春18きっぷで北海道へ行く際の問題点ですが、メインルートとなる東北本線の一部で3セク転換された区間の運賃も一つの問題で、一応この路線に乗車できるフリーきっぷ(北海道東日本パス)も出ていますが、この乗車券も18きっぷに比べると使い勝手や発売場所などに制約があり、利用可能な層は限られますので、青春18きっぷでも割引になる程度の施策(三陸鉄道などで行っている割引乗車券の発売など)は望みたいものです。
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Unknown (八雲運転所(函クモ))
2008-07-21 15:13:32
 こんにちは。赤い青春18きっぷですが、今年3月に九州・四国方面を旅行した際に伊予市駅にあったので購入しました。
 あとJR北海道ですが、札幌駅東口みどりの窓口3番カウンターに常備券があり、昨年12月に道内を訪問した際に購入しています。このほか、旭川や音威子府にもあるようですが、函館にあるのは初めて知りました。(ただし、函館は非常に18きっぷの利用価値の低いエリアですが)。
 未確認ですが、駅員配置駅でマルス端末のない札沼線石狩月形駅・江差線湯ノ岱駅にもあると思います。
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伊予市にもあるのですね (MAKIKYU)
2008-07-22 10:18:44
函クモ様こんにちは。

こちらはJR旅客6社の中でも、青春18きっぷはJR四国発行の券だけは使った事がなく、また同社はJR旅客6社の中で最も馴染みの薄い会社でもありますが、伊予市駅となれば松山から近く、JR以外に伊予鉄でのアクセスも可能な所ですので、18きっぷ発売期間に松山へ行く機会があるなら注目ですね。

あと北海道の青春18きっぷ発売箇所に関しては、札幌や石狩月形など、幾つかの発売駅に関する情報は得ているのですが、道内小駅での購入は、列車本数は少ないながらも、岩見沢へ抜ける路線バスなども活用できる石狩月形などはともかく、湯ノ岱での購入などとなれば、車などでのアクセスを別とすれば、かなり至難の業です。

また函館近辺は地元の青春18きっぷユーザーも少なく、元々道央方面への普通列車利便性も芳しくない上に、快速海峡号廃止以降は昼間に青函トンネルを抜けるのも不便になっていますので、遠方からの旅行者は、北海道東日本パスによる急行はまなす号での夜行素通りも多そうな事から、後まで赤い青春18きっぷが残りそうな気もしますので、意外と狙い目のスポットかもしれません。
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