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JR東海・特急東海号廃止に~快速ムーンライトながら号も変化が…

2006-12-23 | 鉄道[東海]

先日来年春のJRダイヤ改正概要がJR各社から発表され、首都圏ではJR東日本・常磐線の中距離電車の車両取替え(新型のE531系に統一)やグリーン車の運用開始などが注目を集めていますが、JR東海エリアから東海道本線の東京駅まで乗り入れる列車にも大きな動きがあり、その一つが記事タイトルにもなっているJR東海の特急東海号廃止です。

この列車はかつての急行東海号を現行の373系電車に置き換えた際に特急格上げしたもので、運行区間は急行時代と同様の東京~静岡間、朝夕各1往復(合計2往復)の列車が6両編成(3両×2編成)で運行されて来ましたが、本数が少ない上に東海道新幹線に比べて所要時間は随分長く、また東海道本線の普通列車に比べて割高になる事から、中途半端な存在の列車という感が否めません。

MAKIKYUはこの列車に乗車した事はありませんが、何度か姿を見た事があり、その際もさほど乗客の姿は見られない状況でしたので、廃止と聞いて遂にその時が来たかという感があります。

ただ特急東海号で使用されている373系電車は、この列車の他にMAKIKYUも何度となく乗車し、青春18きっぷユーザー御用達の夜行快速列車ムーンライトながら号(東京~大垣)や、この列車の入出庫に伴う普通列車で使用されていますので、
ダイヤ改正以降もこの車両の姿を首都圏で見る事は可能ですが、ムーンライトながら号もダイヤ改正に伴い、運行時刻や指定席設定区間などが変更されます。

こちらは下り列車が現行に比べて東京発時刻が30分以上早くなり、平塚と国府津が停車駅から外れますので、東京方面から青春18きっぷ(0時から有効)利用時には現在横浜まで別途乗車券を準備すれば済んでいたものが、今後は小田原まで必要になりますので、随分出費が大きくなります。
(都心方面からでしたら、新宿~小田原間で小田急線の急行を利用すれば随分安くなりますが…)

また指定席設定区間が変更されて豊橋まで全車指定席(現在は小田原以遠で一部自由席となります)となりますので、小田原以遠で静岡県内まで終電として自由席を利用する事や、指定席が満席で確保できなかった場合に小田原まで先回りして自由席車を利用する事が不可能となります。
(MAKIKYUも過去に一度小田原から自由席を利用した事がありますが、少なくとも青春18きっぷ設定期間はとても利用する気にはなれません)

ただ小田原以遠で自由席となる車両の車内環境は、夜行列車として相応しいとは言えない状況である事も多いですので、豊橋まで全車指定席となれば車内環境の改善は期待できそうです。

また上り列車も全区間全車指定席に変更(現在は熱海以遠一部自由席)に変更され、東京駅到着時刻が5時過ぎと所要時間が増大されますので、こちらも一長一短と言った所です。

今度のダイヤ改正における特急東海号廃止、並びにムーンライトながら号の時刻・指定席設定区間変更は、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も賛否両論色々あるかと思いますが、如何お考えでしょうか?皆様も何か感想等ありましたら、コメントも是非どうぞ。

写真は以前偶然撮影していた特急東海号で運用中の373系・この姿が見られるのもあと少しです。

またこの改正に関して詳しい内容が知りたい方は、JR東海のニュースリリース(PDF)も合わせてご覧下さい。


韓国・大宇製の最新型高速バス

2006-12-23 | バス[大韓民国]
「MAKIKYUのページ」では韓国のバスに関する記事を時折取り上げ、中には大宇Daewoo製の市外バス(観光バスタイプの車両)を取り上げた記事もありますが、今日は先日発売された某鉄道月刊誌に大宇製の最新型観光タイプ車両が取り上げられた事もありますので、今日はこの車両に関して取り上げたいと思います。

写真は8月にソウルの地下鉄2号線江辺Gangbyeon駅前にある東ソウルバスターミナルから出発する高速バスを偶然撮影したモノで、見慣れない感じのバスという事で慌てて撮影したのですが、ハムヤンチリサン高速のこの車両の形式番号はBX212Sと表記されており、これは日本でも近年山口県のサンデン交通などが導入して話題になった大宇製車両と同じ形式です。

デザイン的にも日本で走っている大宇製観光バスと特徴あるライトの形状などは同じデザインで、左ハンドルという事が日本で走っているバスとの違いですが、まだ余り走っていない車両(それでもバス大国の韓国ですので、探せば走っていると思いますが…)という事もあって、MAKIKYUもまだこの車両には乗車した事がありません。

ただ今後は韓国でも増備が予想され、今後の活躍が期待されますが、日本に輸入されるこのタイプのバスが今後どの様になっていくのかも気になります。