先日「MAKIKYUのページ」では、熊本県を走る第3セクター鉄道・南阿蘇鉄道に関する記事を掲載しましたが、MAKIKYUがこの鉄道に乗車して高森へ行った際には、別の車両に乗車する目的もあり、直ぐに折り返しの列車には乗車せず、1時間後の列車(高森18時台発)を待つ事に…
その間に高森駅前のバス停を見ると、高森町内を走る循環バス・色見循環線に丁度良い時間の便があり、MAKIKYUはこれに乗車して来ましたが、このバスは高森の市街地から北部を循環し、およそ50分程度で高森駅前に戻ってくる路線です。
両方向合わせて8本と土地柄の割には頻繁に運行されていますが、乗車したのは休日の最終便という事もあり、他の乗客は途中で1名だけという状況でした。
このバスは熊本では知らない人はいないという程有名で、熊本県を代表するバス会社・九州産業交通(通称:産交)グループが運行し、写真のマイクロバス(日野リエッセ)をはじめとする一般路線車が運用されますが、時には中型車が運用される事もある様です。
高森町の委託で運行している事もあって運賃は200円均一と廉価ですが、その代わり熊本市内や近郊で通用するTo熊カード(熊本の共通バスカード)をはじめ、産交バス専用回数券(紙券)やSUNQパス(九州各地の路線バスが指定期間乗り放題になる乗車券)などは通用しませんので注意が必要です。
(一般路線車が使用されますので、車両にはSUNQパスのステッカーがありますが…)
この路線は高森の市街地を抜けると、阿蘇山の南側に広がる長閑な高原地帯を走り、道路の狭い区間を通ることも多くローカルムード満点、また阿蘇山の眺めも素晴らしく、皆様にも是非オススメしたい路線です。
ただこの路線は高森町の委託を受けて運行している事もあってか、九州産業交通HPのダイヤ検索でも検出されず、また高森町HPなどにも時刻記載がありませんので、MAKIKYUも高森へ足を運んだ際に初めて存在を知る事になる状況でした。
(ネット上でこの路線に関して検索しても、殆どヒットしないと思います)
色見環状線はこんな路線ですので、地元以外で存在を知っている方はあまり多くなく、まして乗車した事がある方となるとかなり少ないかと思いますが、、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様が高森へ行かれる機会がありましたら、是非乗車してみては如何でしょうか?
(あと「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様の中で、色見環状線に既に乗車されたという方が居られましたら、是非コメント頂けると幸いです)
画像はMAKIKYUが乗車した際のバス(日野リエッセ)と途中の車窓(前方に見える山は阿蘇山です)、高森駅前の時刻表(ご乗車される際は参考に)です。
(追記)2008年6月の産交バスHPリニューアルと共に、現在はこの路線をはじめとする同社運行のコミュニティバスのダイヤも掲載される様になっています。