JGC主婦の個人海外旅行の達人!をめざして・・・

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2014.8月インド ~ホテルに辿り着かな~い!~

2014-10-25 16:51:52 | インド

キレイな電車に乗って到着したニューデリー駅。

駅から徒歩5分のところにホテルを予約しました。
駅からタクシーに乗ったり、地下鉄に乗り換えたりというのが不安だったので、とにかく駅に近い!というのを条件に探したのでした。

ところが・・・

ニューデリー駅は大き過ぎた~~っ!


これは翌日の朝、電車の中から撮ったんですが、とにかく線路の数がものすごい!


この写真は空港電車の駅を地上に上がってきたところ(東口)から国鉄側を見ている写真です。
線路は見えていませんが、ホテルはこの何本もある線路を渡った向こう側(西口)にあるのです。
その西口の出口からだとほんとに徒歩5分

さて、では向こう側の西口へと渡るとしますか・・・

外から見ると、青い屋根のついた階段が見えています。
左右あって両方から上れるようになっているのがわかりますでしょうか?
これを上って通路を渡って、また階段を下りれば西口へ行けるはず。

ところがこの階段の下には係員が立っていて通行止めとなっているではないですか!
係員に「向こう側へ行きたいんだけど・・・」と言うと、「ここはダメ。あっち」みたいな感じのニュアンスのことを言って「国鉄入口」のほうを指さします。

なので入口から中に入ってみると、なるほど中にも階段があってそれが通路と繋がっているみたい。

ところが、その階段のところへ行くには例の 手荷物検査ゲート があるのです!
どうも地下鉄だけではなく駅に入るには付きもののようです。
ただ、すんごい行列!
もう人・人・人!すべてインド人!
日本人を含め外国人がなぜか見当たらない・・・

ここからが闘いの始まり・・・

行列の最後尾に並んでいると、係員らしきインド人が近付いて来て、「#$%&§Φθ!チケット!」

えっ・・・チケットがないとここを通れないの?
キョトンとしていると
「チケット!チケット!」

えぇ~!電車に乗るわけじゃないからチケットなんか持ってないよ~

ほぼ引きずり出されるようにその行列から出されてしまった・・・
そして相変わらず、「チケット!」 「#$%&§Φθ!」 とまくしたてている。
そしてどこかへ引っ張って行こうとする。

この時点でもう心臓バクバク・・・

でも、待てよ・・・
こんなの絶対おかしい・・・

無視してその係員を振り切り、もう一度行列に並んでみる。
そしたら今度は違う男が寄って来てまた同じことをまくしたてる。
「#$%&§Φθ!チケット!チケット!」
そしてまた引きずり出されてしまった

とりあえず一旦外へ出よう!
外の階段の係員にもう一度お願いしてみるもやはりダメ・・・
どこか踏切みたいに渡れるところが無いか探すも全く見当たらない・・・

しかたない・・・
向こう側へ歩いて渡ることを断念して、たっくさん並んで待機しているオートリクシャー(三輪バイク)に乗ることにするぞ!
ところが、ホテルの住所と地図を見せると、数人集まって来て、「1時間はかかる」とか「すごく遠い」とか言うではないですか。
いやいや、ここから徒歩5分ですから!
ダメだ!どこへ連れて行かれるかわかりゃしない!恐くて乗れな~い!

もう一度冷静になって中に入って行列のところをじっくり見ると、さっきの男たちは外の係員とよく似た制服を着ているけれどなんか違う!
明らかにニセモノ係員
中には制服もどきも着ていないただのTシャツにズボンのオッサンもいるし~(笑)

再々度並んでみるもダメ!今度は3人ぐらいにまくしたてられてやっぱり引きずり出された~~っ!

もうね・・・涙出てきました
どうしてもホテルに辿り着けない。
たった5分先にあるのに・・・
今夜はここで野宿かと真剣に思いました。

しばらくボー然と立ちつくす・・・(もちろんこの間も勧誘攻撃の嵐)

もう一度オートリクシャーに乗ることを決心
地図を見せて「5分よ!5分!ここから近い!たったの5分なのよー!」とまくしたてて(笑)訴える!
そしたら、「わかった、大丈夫」みたいに言ってくれる運転手さんがいた!

もうこの人を信じるしかない。
遠回りされようが、ぼったくられようがもうお金で済むならそれでいい。
最終的にホテルまで連れて行ってくれるならそれでいい。
とにかく私をホテルに連れて行ってくれぇぇぇ~っ!



これがオートリクシャー
見た目も中のシートもボロッボロです(^^ゞ
値段交渉をして乗ることに決めました!

値段を聞くと最初は300ルピー (約540円)。
高い!と言うと200ルピーに。
きっとまだ高いんだろうけどちゃんと連れて行ってくれるんなら全然OK
ちなみに帰りにホテルの人に交渉してもらったら70ルピーでした。

 
街の中はこのオートリクシャーがあふれていて、どう見ても多過ぎて余っている。
利用者<台数
だから勧誘というか客引きというか、お客さんの取り合いになってしまうのね・・・



こちらはサイクルリクシャー
その名の通り、自転車なので、人がこいで走ってくれます。

私たちがオートリクシャーと交渉しているときにも、自転車のおじいさんが熱心に勧誘して来ました。
70ルピー (約130円)
でもね、そのおじいさん、ガリガリで小さい人。
どう見ても大人2人と20キロのスーツケースを乗せて走れるとは思えな~い!

そして、案の定、ホテルまでの上り坂で、お客さんが降りて後ろから荷台を押しているところを
見てしまった!
もしかしたら私たちもそんな目に遭っているところだったかも・・・(^^ゞ
 

 
信号待ちしていると1歳くらいの赤ちゃんを抱っこした女性がそばまでやって来ました。
こんなふうに激混みの道路。 動き出したらすごくキケンなのに。

その女性が無言で手のひらを差し出す・・・
見て見ぬフリをしても手を差し出し続ける・・・
なんと、赤ちゃんも足をバタバタさせて私の手を蹴る!(偶然かもしれないけど)
赤ちゃんの訴えるような目が悲しげでツライけどガマンガマン。
ついに女性に腕をつかまれる・・・痛いぐらいに。

信号が変わってホッ・・・
ここで情にほだされてお金を渡してしまったら、あっという間にたくさんの人に囲まれてしまうから・・・


30分後、無事ホテルに着きました。
徒歩5分だけど、車が通れる道はぐるーっと回らないといけなかったのと、ものすごい渋滞で・・・
ホテルに着いたときには疲労困憊。
精神的にクタクタでした~

ニューデリー駅から徒歩5分のところにあるホテル。
駅でさまようこと1時間!
到着したのは夜の8時半、もう真っ暗になっていたのでした。


ホテルに着いてホッとしたらお腹が空いてきました。
食べに行く元気はないけれど、確か調べておいたスーパーが近くにあるはずと外に出てみたら・・・


なんとも衝撃的な光景を目にしてしまいました。
これ、牛です。
野良犬ならぬ、「野良牛」です。
しかもガリガリに痩せ細っている・・・
ゴミをあさっている野良牛があちこちにいるなんて・・・
インドの首都、ニューデリー駅といえば大都会でもっと近代的なのかと思っていました。
そこからたった5分ほどでこんな状況。

牛は牧場にいるもの。というのが普通だと思っていました。
いろんな国へ行くけれどどこへ行っても牛は牧場でしか見かけなかった・・・
なんだか悲しくなってしまいました。


街の中はオートリクシャーの甲高いクラクションが鳴り響いています。
ずーーーーっと。ずーーーーっと鳴りっ放し。 必要もないのに鳴らし続けるんですよね。
ビビーーッ、ビビーーッ、ビビーーッ、ビーーーーーッ!
歩いていても、オートリクシャーに乗っていても、そのクラクションの音がものすごくストレスになります。


(翌朝のスーパー)
スーパーが思ったより遠くて歩いているだけで土埃で口の中がザラザラに・・・
そしてスーパーの品物も土埃でザラザラ(笑)
何も買わずにホテルに戻り、飛行機の機内でもらった「おかき」と水で空腹を紛らし早々に寝て一日目が終わりました。
あぁ~ほんっとに疲れた・・・


次回は、「#$%&§Φθ!チケット!」 はいったい何を言っていたのか、そのからくりについて書きたいと
思います。



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