文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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警察に捕まったヤツをもらい下げに行った話(思い出シリーズ34)

2015-11-07 10:25:45 | 思い出シリーズ
 私は、大学院の学生時代に、警察に捕まったヤツをもらい下げに行った経験がある。というと驚く人もいるかも知れないが、そう大した話では無いことは、あらかじめ断っておく。

 ある夜、住んでいた学生アパートの近くにある交番から電話がかかってきた。同じ学生アパートの学生を原付の無免許運転で捕まえているので引き取りに来いというのだ。

 その学生は、同じ大学の工学部の金属工学の学生であった。同じ大学の同じ学部といっても、歳も違うし、学科も違い、何回か話はしたことがあるが、そう親しいと言う訳でもない。

 どうして、私のところにとも思ったが、一応後輩に当たるので、かわいそうに思ってもらい下げに行った。(私も人が良いですな。)

 行って話を聞くと、どうも兄の原付を無免許で乗っていて捕まったらしい。それだったら、兄にもらい下げに来てもらえばよさそうなものだが、あっちに話が行くと怒られると思ったのか、身元引受人として、私の名前をあげたようだ。

 警察もいい加減なものである。肉親が近くにいるのなら、そちらに引き取らせるのが筋だろうにとも思ったのだが、面倒くさかったんだろうな。さすがは、こんなことあったK府警(今はどうかは分からないが)。かわいそうに思ったので、何かの書類に書き込んで、放免してもらった。

 でも、この男、この後、「ご迷惑をおかけしました。」の一言もない。引き取ってもらったことに感謝している様子も無い。これだったら、引取りを拒否して、ブタ箱に2~3日放り込んでもらって反省させれば良かったかなと、少し後悔した次第だ。よく「いまどきの若者は」などというが、こんなのは、昔からいたことは確かである。

※本記事は、2006.08.21付で「時空の流離人」に掲載したものに加除修正を行ったものです。

○関連過去記事
K君の思い出(思い出シリーズ33)




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