文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです! 1

2023-05-21 14:25:29 | 書評:その他

 

 本作も、アホ王太子とそれに婚約解消された令嬢ものだ。ただしこの手の作品は、大体が令嬢側が悪役令嬢ということになっており、冤罪で国外追放されたり、処刑されたりするのだが、この作品ではヒロインは完璧な淑女と呼ばれており、優しく可愛らしくて聡明な令嬢である。

 ヒロインはマリアベルと言うバークレイ侯爵家の令嬢。ある日アホ王太子のエドワードから婚約破棄を告げられる。もちろんマリアベル側には一切の非はない。エドワードが「真実の愛」を見つけたという理由だ。相手はアネットという、可愛らしいだけで、まったく教養のない娘だ。ここまではまあ好きにしてくれと言いたいのだが、ここからがエドワードのアホたる所以。なんとマリアベルに自分の側近のサイモンと結婚して、自分達を支えて欲しいと言うのだ。もちろんマリアベルはお断り。

 ところが捨てる神あれば拾う神ありとでもいうのだろうか。父の領地に帰ったマリアベルは隣国ガレリア帝国の皇太子レナット・ガレッティから求婚される。こちらは、誠実な人柄であり、二人は順調に愛を育んでいく。彼に言わせれば、こちらは「運命の愛」らしい。果たして「真実の愛」と「運命の愛」どちらが上か。

 ちなみに、ここが異世界と言う設定かどうかは良く分からない。この巻には、転生の場面もないし、魔法も出てこないからだ。果たして以降の巻でっはっきりするのだろうか。また、色々な思惑を持った連中もいるようで、この後どうストーリーに絡んでくるんだろう。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いきのこれ! 社畜ちゃん(9) | トップ | 紫電改のタカ (1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書評:その他」カテゴリの最新記事