本書は、台湾のガイドブックである。タイトルの通り、美味しいものや可愛いものが沢山紹介されている。絵も著者が描いたようだが、ほのぼのとした絵柄で台湾の魅力が描かれている。色使いもなかなかいい感じだ。
次のような一文がある。
<台湾を旅行したくなる理由の一つに、台湾の皆さんが親切ということがあります。台湾で嫌な思いをしたことはほとんどなく、困った時に助けてもらえることが多くあります。>(p57)
これは分かるような気がする。私は仕事で台湾から来られた人たちの対応をしたことがあるが、皆さん礼儀正しくて、台湾に対する好感度アップだった。
笑ったのは、十分(シーフェン)のランタン屋さんでの話だ。ランタンに願い事を書くのだが、若い日本人の女性が書いたという言葉が、「彼氏ほしい」(p48)だそうだ(笑)。ちなみに、著者は、「お金に困らない生活がおくれますように」(p48)らしい。
巻末には、家族旅行や弾丸台湾取材のスケジュールや、個人手配旅行のコツなどが紹介されており、小冊子ながらまさにいたれりつくせり。今は新型コロナが世間を騒がせているが、これが落ち着いたら、台湾旅行を考えている人には参考にしたいことがいっぱいだ。
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