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国際化時代のオタク産業と生産技術形成2

2006-01-08 23:05:36 | 撮影とテーマ設定2005~06年3月

 御徒町で古い知人と会い、展示についてあれこれ相談する。


 知人はいわゆる業界人であり、広告関連の仕事も手がけているが、美学校時代のつながりから現代アート方面の状況もある程度まで理解しているし、なによりオタクなので、いろいろと話がしやすくて助かる。とりあえず、展示のテーマ設定や表現形式についてはまぁいいとして(そう「まぁいいとして」ですよ)、問題は周辺情報の出し方、あるいは「出さないやり方」にあるという点で意見が一致したのはうれしかった。知人にも指摘されたのだが、ややもすると自分は「予想される突込みどころを先に自分からさらけ出して、その言い訳まであらかじめ提示しようとする」悪癖があるので、そういうのは絶対にやめとけという話になる。もちろん、そんなことをしてやぶへびになっただけで目も当てられないのだが、ありがちな突っ込みや質問を回避したいという心理が強すぎて、あたかもFAQでも作って楽をしようというか、そういう投げやりさが現れてしまうと、展示そのものに対する印象まで極端に悪くなる可能性さえある。


まぁ、そういう否定的な周辺情報の出し方は論外としても、作品以外の形式で作者自身やその周辺のあれこれを提示するときは、やはり細心の注意を払わねばならないと思うし、また知人もその点についてはまったく同意見だったのはうれしかった。知人も自分もまずオタクだし、さらに知人は広告関連の仕事をしている関係もあって、ややもすると作品に物語的な背景を付与することを自明としかねないのだが、やっぱりそういうのはまずいだろうとね。


もちろん、商売という観点からは「きわめて有効な方法論」であり、自分も知人も「業務としては日常的に行っている」のだけど、展示にまでそういう商売くささを持ち込むほどナイーブじゃないよと、そういうポイントをきっちり抑えておくことが重要なのだ。



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