Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

選択肢の幅

2006-01-13 23:02:19 | 撮影とテーマ設定2005~06年3月

 今日は、プレイスMで朝から暗室作業。


とりあえずフィルム21本分のコンタクトを取って、いけそうなカットを検討用に引き伸ばすのだけど、まずコンタクトを取るだけでも大騒動。なんでもそうだけど、やっぱりこういうのは日ごろからこまめにやっとくのが大事で、少なくとも溜め込むもんじゃぁないよな。
作品用のネガは15本(315カット)あって、3本で5枚のコンタクトシートになるのだけど(1枚は半分に裁断)、ネガアルバムのホルダーごと印画紙に密着させるから、枚数の割りに楽ちんなのが救いだねぇ。以前はコンタクトプリンターにネガを差し込んでいたから、これだけの本数になると半日仕事だったですよ。
コンタクトをとり終わってお昼を食べると、今度はいけそうなカットのセレクトと引き伸ばし作業だが、とりあえず28カット伸ばした段階で印画紙が尽きた。たぶん、今日コンタクトを取った15本(315カット)から、検討用に伸ばすのはいいところ100カット、しかもその大半は検討段階で消えてしまうから、残るのはいいところ15~20カットだろうか。そして、そこからさらに絞り込んでいくのだから、一写入魂系の人からすればなんて馬鹿なことしてるのだろうって事になるのだろうな。
とはいえ、編集する立場からすれば「素材は大いに越したことはない」わけで、必要とあらばコンタクトの再検討もするし、場合によっては技術的にいまいちなカットでも日の目を見るかもしれない。ただ、そういう編集の自由度を確保するには、まぁ数を押さえとくしかないわけで、この辺は互いに解りあえないところなのだろう。


ただ闇雲にシャッターを切ってもしょうがないのだが、どれほど緻密な計算に基づいた撮影であっても、得られたカットが状況に適していなければ、やはり作品の持つ意味は薄れてしまうだろう。時にはすばらしい出来の1カットをお蔵入りさせる決断も必要だし、たくさん撮影することによってのみ、その決断は可能となるのではないかと思うよ。



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