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「バカのための読書術」 小谷野敦 ちくま新書

2014-12-25 | 読書



打ち合わせで出た席で勧められた本を読んでみた。
読書好きな人で「今何読んでる?」といつも聞かれる。手にしているのが大江さんの論説集のようなものだったので、またかと思いながら考える。文芸書にしようかな?ミステリかな?SF? ホラー?
私の上げた本はどれも腑に落ちない顔で、勧めてくれたのがこの本「バカのための読書術」
「前に読んでとても面白くて参考になった」そうで、それなら読んでみよう。
たぶん私には「学問」を勧めてくれたのかもしれないが。


まず 序言 バカは歴史を学ぶべし

「諸学問の中核になる学問は何かという問題がある。」という書き出し。

私は楽しみと好奇心で本を読む。宿題はない、予習も復習もない、ましてテストや提出課題もない。こんな平穏な毎日に学問とはもう遠い距離があるのに。

それでも、学者の書いた本はどういうものか読んでみた。
親切に、学問に向かう心構えが書いてある。それを読書を通しての指南書と思えば、役に立つ。
特に難解な本について読まなくてもいいというのは、本音をついた意見だった。額にしわを寄せて難解な内容を読もうとするよりも、易しい解説本がいい。
「難解でなくても面白い」と書かれている。

面白くなってきた。

第三章 入門書の探し方 

☆ 新書版はかならずしもいい入門者ではない
☆ 「解説」は使える
☆ 「バカだと思われたくない」インテリ病
☆ 「経済学」入門書
☆ 「通俗心理学」は怪しい
☆ これからは統計学の時代である
☆ 宗教「学」というのもおかしい

第六章 「文学」は無理に勉強しなくてもいい

☆ 「バカ」もこじらしてはいけない

読むと「バカ」になりそうな本やテレビの版組、携帯電話依存が「バカ」になってそれをこじらせると書いてある。

「読んではいけない本」ブックガイドがある

私家版小説ガイド がついている

☆ 難解なものは入れない
☆ マンガも居れる
☆ 国籍・時代を問わない
☆ むやみに長いものも入れない
☆ 現代日本の人気作家は入れない
☆ 読者の年齢・性別で分けてみる

という方針で紹介されている。参考にして「バカ」に向かっての直滑降状態を少しでも抑制しようかな。





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