
写真家である大村克己さんが撮影されたNews Zeroの写真(Zero 10年 写真展)を見に、日本テレビ麹町スタジオへ行ってまいりました。
写真は、2014年ー2016年に撮影されたものを中心に飾られていました。
リオオリンピックのオリンピアン、アーティスト、被災地(石巻など)、政治家、様々な顔が飾られていました。
写真を通して様々なニュースの記憶が思い起こされましたが、写真がNews Zeroのアーカイブの役割を果たしているかのようでした。
基本的に、ニュース番組はアーカイブされないですし。
これを見ると、ああ、大友さんがNews Zeroについていてくれて良かったなあと。
展示された写真の中、翔さんのうつったものは3枚ありました。
1) 2014.12.14 House of Representatives election; スタッフの話を聞いている翔さん(白黒写真)
2) 2016.07.10 House of Councillors election;安倍首相へのインタビューの時
3) 2016.07.10 House of Councillors election;少し髪を触っているようなカット
キャスター席からキリリと見つめる彼の視線の先には何が映っていたのかな...などと、ぼんやり考えてしまいました。
(前回の写真展の時、防護服を着た翔さんの写真が展示されていましたが、なんだか、あの時の瞳を思い出しました。あの瞳の先に映ったものが分ればなあと、今でも思います。とても非現実的な感情ですが。)
言うまでもなく、News Zeroは放送開始から10周年。ということは、翔さんのキャスターも10周年ということで。
写真の中の翔さんのキャスターぷりも、すっかり板についてきたようでした。
(ベテランキャスターの風貌...とは、他のキャスター陣からもコメントされていたような。2012年のセミナーあたりで。)
言うまでもなく、キャスターを10年...というと、月4回とすれば年間48回、10年で480回をの出演をこなしていることになります(単純計算で)。
ずいぶんとキャスターらしくなったなあと思いました。
10年の間には、夏冬のオリンピックがあり、東日本大震災があり...こうして人の世は移っていくのだな、変わっていくのだなと思ったものです。
←親戚のおばちゃんの感想か。
(別段、大きなイベントや災害が人を成長させたのだ!などと声高に言いたいわけでもないし言いたくもないのですが(個人的な意見ですが、私は障害や震災を「乗り越える」という表現が嫌いなのです...。)、これらが人に何らかの影響を与えるのは間違いないのだろうなとも思いました。)
それにしても、大村さんの写真、本になって出版していただきたいと思いました。
写真展に足を運ぶことができる人間は限られますし。
本当に惜しいなと思うのです。沢山の人に見てもらいたいのです。翔さんのファンのみならず、様々な出演者のファンのみならず、より多くの人たちの手に渡ってみてもらいたい。
大村さんの写真は一つの「報道番組」のアーカイブとして、時代の瞬きの目撃者の記録であると思うのです。
そして切り取られた一瞬は常に美しいのです。
権利の関係はもちろんあるでしょう。今回の展示だって、様々な条件の元でOKを頂いたものでしょう。これまでの展示でも、展示を拒否された写真だってあるかもしれません。
出版となれば、許可を得るのにまた沢山の労力が必要になることでしょう。
しかし、それでも、それを超えてでも、より多くの人の目に触れてほしいと思う。
そんな風に思った写真展でした。
・会場設置のメッセージ(ニュアンス)
<写真家・大村克己>
本日はご来場ありがとうございます。
News Zeroによりそい、撮影した「時」の断片が、Zero10周年の節目に日本テレビの特設会場で展示される運びとなりました。
10年という時の流れと寄せる想いは人それぞれあると思います。
我々が生きているこの時代はどこに向っていくのか。
人々は永遠に問い続けるのでしょう。
映像の形もどんどん変わっていくことでしょう。
写真の果たす役割は記録です。
それが記憶とつながっていく…。
News Zero写真展を通して私が感じたことです。
皆様はどんな感想をお持ちになるのでしょうか?
<キャスター・村尾信尚>
10年前のあなた、何を思い何をしていたか?
10念前の私たち、若い人にニュースを解りやすく伝えようとNews Zeroを始めました。
2008年、世界経済はリーマンショックで不況に。
不況の底から抜け出たものの、今でも世界は不安定な状況です。
2011年、東日本大震災、福島第一原発事故。
被災地や被災者の皆さんへの支持はこれからも必要です。
2015年、安全保障関連法が成立。
日本をどう守るのか?防衛政策が大きく変わろうとしています。
これまで来た道を振り返れば、これから行く道が見えてくるのでは…。
そんな思いでこれまでのZeroの歩みを大村克己さんによる写真で綴りました。
私たちの軌跡をどうぞご覧下さい。

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