鳥の巣頭の世迷い言

読書音楽観劇、ハゲタカ廃人、そしてアラシックライフをエンジョイしている三十路のお気楽会社員・ガバ鳥のblog

Do you know my name?@ダンケルク

2018年03月09日 01時17分54秒 | ダンケルク
今さらなんだけど、ダンケルクの中でお互いの名前を知ってる人たちって本当に少ないなあと思う。

もともとの知り合い/家族だった、ウィナント大佐+ボルトン中佐、ファリア+コリンズ、ドーソン(父)+ピーター(息子)+ジョージ、の括り以外で、自己紹介等して名前を知った人はいないような…。
トミーもアレックスも、劇中で自分の名前を名乗ってない。
あの浜辺で出会って別れてそれっきりになりそうな出会いばかり。後から思い出して「そういえば、あいつの名前、結局知らないままだったな。」とかなりそう。
「ギブソン」のドッグタグをぶら下げていたフランスの青年の名前も、結局は分からないままだ。

しいて言うならコリンズが船の上で口走ってた’Come on, Farrier!’で、それを船の上で聞いた人たち(ピーターとか陸兵士とか)が後からファリアの名前を聞いて「ああ、そんな名前を聞いたことがあるような」とかくらいじゃ…(名前を知らないからって関係性が無いわけじゃないけども)。

「シンゴジラ」では登場人物たちは名刺交換なりなんなりしてお互いの名前を呼んでゴジラ関連のミッションに挑んでいたが、「ダンケルク」では無言のうちに(自身を明かさずに)共犯者のような関係性を気づいて共に脱出していくことになるのだね。
<シンゴジの中では、様々な場面で名前を名乗る/呼ぶ場面が登場する。「立川でーす」「小松でーす」「事務局長の矢口だ。」「あれがゴジラか」

それにしても、(多くの二次創作作品で散見されるように)もしコリンズがドーソン一家にお礼の手紙を出すとするならば、「あの時にダンケルクからウェイマスまで舟に乗せてくれた民間人+一家の中に空軍ハリケーンのパイロット(戦死)+ただし名前わからない」で海軍経由で探すことになるのだろうか。
ジョージがいれば、Mr. Dowson!って呼ぶ人もいただろうが、ジョージが怪我をして部屋に引っ込む/亡くなってしまったあとは父子しか登場しない。親子だったらDad/Peterとしか呼ぶ機会がないから。
とはいえ、ムーンストーン号は海軍に徴収されることが決まっていたことを考えると、海軍に何らかの登録情報はありえそうだな。まあ、今もって脱出作戦に参加した民間船の正確な数が解らないというから、見つけるまでに時間がかかるかのなあ。←ダイナモ作戦が発効する前にBBCラジオを通じてイギリス政府が所有するモーターボートの登録を国民に呼びかけていた(欧州派遣軍を撤退させるための案(コードネーム:ダイナモ)自体はあったから)。


What is your name?
My name is ....

彼らが出会ったのが戦場でなかったら、ダンケルクの海辺ではなくロンドンのパブだったら、あるいは聞けていたセリフだったのだろうか。


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