森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
花・髪切と思考の
浮游空間
*応援お願いします*
カレンダー
2012年5月 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
![]() |
||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | ||
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | ||
27 | 28 | 29 | 30 | 31 | ||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
|
goo ブログ
最新の投稿
8月6日(土)のつぶやき |
8月5日(金)のつぶやき |
6月4日(土)のつぶやき |
4月10日(日)のつぶやき |
2月10日(水)のつぶやき |
11月12日(木)のつぶやき |
10月26日(月)のつぶやき |
10月25日(日)のつぶやき |
10月18日(日)のつぶやき |
10月17日(土)のつぶやき |
カテゴリ
tweet(762) |
太田光(7) |
加藤周一のこと(15) |
社会とメディア(210) |
◆橋下なるもの(77) |
◆消費税/税の使い途(71) |
二大政党と政党再編(31) |
日米関係と平和(169) |
◆世相を拾う(70) |
片言集または花(67) |
本棚(53) |
鳩山・菅時代(110) |
麻生・福田・安倍時代(725) |
福岡五輪幻想(45) |
医療(36) |
スポーツ(10) |
カミキリムシ/浮游空間日記(77) |
最新のコメント
Unknown/自殺つづくイラク帰還自衛隊員 |
これお・ぷてら/7月27日(土)のつぶやき |
亀仙人/亀田戦、抗議電話・メールなど4万件突破 |
inflatables/生活保護引き下げ発言にみる欺瞞 |
これお・ぷてら/10月2日(火)のつぶやき |
THAWK/10月2日(火)のつぶやき |
これお・ぷてら/10月2日(火)のつぶやき |
THAWK/国民の負担率は低いというけれど。 |
THAWK/10月2日(火)のつぶやき |
THAWK/[橋下市政]健康を奪い財政悪化招く敬老パス有料化 |
最新のトラックバック
ブックマーク
■ dr.stoneflyの戯れ言 |
■ machineryの日々 |
■ えちごっぺのヘタレ日記 |
■ すくらむ |
■ 代替案 |
■ 非国民通信 |
■ coleoの日記;浮游空間 |
■ bookmarks@coleo |
■ 浮游空間日記 |
過去の記事
検索
![]() |
URLをメールで送信する |
(for PC & MOBILE) |
![]() |
![]() |
歴史を逆戻りさせる「日本維新」構想
例の入れ墨調査がこんな展開になろうとは誰が考えたでしょうか。記者が水をむけたようですが、レディ・ガガ、ジョニー・デップまで登場しました(参照)。
この2人にたいして「歌手や俳優だから支持される」とはあまりにも見下した物言いですが、この橋下という人物は、言行不一致の最たる者かもしれません。なぜなら、自分にたいしては呼び捨てにするな、などと誰彼かまわず逆に罵倒し返すのに、この上から目線。橋下を日本では知る人はいるのでしょうが、日本からいったん出てしまえばどれほどの人が知るのでしょうか。かたやガガもデップも知らない人のほうが少ないと考えるのが順当です。しかも、「歌手や俳優だから支持される」というのも橋下市長の見識の無さを端的に示しており的外れだといわなければならないでしょう。
不特定多数に接し市民全体の「奉仕」者という立場だから入れ墨はいかがかという意見もありえましょうが、しかし、入れ墨という今の時代、嗜好にかかわる事項で全職員を対象に調査をするという、たとえばその費用は物的・人的経費のまったくの浪費としか私には見えないくらい、あえていえば馬鹿馬鹿しく大げさな事態に発展させてしまったといえなくもありません。日頃、さまざまな補助金削減を市民に迫っている市長ですからなおさら釈然としないものが残ります。
この入れ墨問題で、石原都知事が応じています。橋下弁護です。
曰く
一部の不祥事をとりあげ、それが全体であるかのように映し出すのは、ためにする組織攻撃の常套手段でもあるのでしょうが、ちゃんと組合攻撃に話を落とすのが石原都知事らしいとも思えます。
前置きはこれくらいにして、この石原都知事が大阪「維新」との連携の意向を明らかにしました。
「たちあがれ」がすでに政治塾を開講していて、それを実体にしたものを構想しているそうです。大阪「維新」と手をつなぎ、日本維新にするとか。
ひと月くらい前に都知事と大阪市長との会談が報じられた際、エントリで2人が手を握ったらどうなるのか、想定しました(参照)。今回の石原発言はこれを少し前にすすめたものといえるでしょう。
以前のエントリでふれたことの一つは、石原・橋下両氏ともに改憲の意思を明確にしており、改憲の環境づくりに走るだろうということでした。2人が手をつなげば、その条件が形として出来上がるということです。その懸念をエントリではこうのべました。
==========
戦争することに加担したいとはまったく思いません。9条の改定に賛成するのは、明確に戦争に加担することに道を開いたにほかならないようにみえます。
私たちはリスク社会のなかに生きているともいわれています。だから、少なからず予期せぬ死への可能性のなかで生きているといいかえることもできるでしょう。しかし、戦争は、われわれが絶対にしないという意思を固めれば、安易に戦争の道にすすむことを阻止する手立てがまったくないわけではありません。戦争する国にかえようとする動きは、記憶に新しいところでは安倍首相の時代にもありましたが、結局、彼の新しい国づくりは潰え去りました、
夫や子、恋人、あるいは自分ではない他者を戦場に送れるでしょうか。送るということは死の可能性を容認することです。ただ、それでも生きて帰る可能性がないとはいえませんが、しかし一方では、それでもその彼らが戦場で他者を殺す可能性もむろん存在します。
9条の改廃に賛成するということは、つまるところこの問いの含意する(死の)可能性を現実のものにしてしまうということでもあるのではないか。この2人が手をにぎることはその可能性を増幅させることにつながるのではないか。
ですから、憲法改定を主張する動きには反対の意思表示を明確にしておくことが大事だと思うのです。
(前掲エントリ)
==========
憲法改定を口にしてはばからない2人。それを報じはしても厳しく批判するメディアの姿勢がそれほど感じられないだけでなく、見当たらないというのが率直なところです。それは、たとえば消費税増税問題でも強く感じるところです。
権力の監視が一つの存在意義であるはずのジャーナリズムが、表現やウエイトの置き方が多少ちがってはいても、権力に迎合しているかのような論調で通底する昨今です。ですから、ある意味でメディアの体制翼賛状況といっても少しもおかしくはないような現象に今あるのではないかと恐れてしまうのです。
石原都知事によれば、「6月に、大阪とも話して、具体的なメッセージを発したいと思っている」ということですし、片方で橋氏市長がこの都知事の発言にエールを送っています(参照)。
以上のメディアの状況は、たとえばネット上での言説にも影響を与えているのではないか。改憲を主張する、あるいは擁護する発言が少なからず散見され、これが日本の現実の一面であることもたしかです。
2人の合流は、この風潮をより加速するだろうと思えます。
だからこそ、戦争をする国にすることも、加担する国にする選択肢もとってはならないと今、あらためて主張する意味は大きいのではないでしょうか。
「維新」とは、今までにない国民のための何かしら新しい政治を志向するものではなく、むしろ歴史を逆もどりさせようとするところに維新の意味を見出そうとする動きなのですから。
【関連エントリ】
石原と橋下が手を組めばどうなるか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/5b/ff25cd311e02931974dc5b1143c77f09.jpg)
*応援をよろしく ⇒
*こちらもお願い⇒![にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ](https://politics.blogmura.com/politicalissue/img/politicalissue80_15_lightblue_4.gif)
この2人にたいして「歌手や俳優だから支持される」とはあまりにも見下した物言いですが、この橋下という人物は、言行不一致の最たる者かもしれません。なぜなら、自分にたいしては呼び捨てにするな、などと誰彼かまわず逆に罵倒し返すのに、この上から目線。橋下を日本では知る人はいるのでしょうが、日本からいったん出てしまえばどれほどの人が知るのでしょうか。かたやガガもデップも知らない人のほうが少ないと考えるのが順当です。しかも、「歌手や俳優だから支持される」というのも橋下市長の見識の無さを端的に示しており的外れだといわなければならないでしょう。
不特定多数に接し市民全体の「奉仕」者という立場だから入れ墨はいかがかという意見もありえましょうが、しかし、入れ墨という今の時代、嗜好にかかわる事項で全職員を対象に調査をするという、たとえばその費用は物的・人的経費のまったくの浪費としか私には見えないくらい、あえていえば馬鹿馬鹿しく大げさな事態に発展させてしまったといえなくもありません。日頃、さまざまな補助金削減を市民に迫っている市長ですからなおさら釈然としないものが残ります。
この入れ墨問題で、石原都知事が応じています。橋下弁護です。
曰く
入れ墨をしている職員が非常に多いということが表象するように、市の職員組合は年間10人を超す刑事犯が出る、それも傷害、詐欺、麻薬、そういう人間が数多くいる組合の中に、入れ墨している人が多いというのは、ある意味象徴的な現象だと思う。その人間の人格をはかる、能力をはかるのに、入れ墨を有無をメジャースティックにするというのは、人によっていろいろ意見は違うだろうが。
「日本維新の会つくりたい」 第三極は「小沢一郎と手を組むことはまったくない」
一部の不祥事をとりあげ、それが全体であるかのように映し出すのは、ためにする組織攻撃の常套手段でもあるのでしょうが、ちゃんと組合攻撃に話を落とすのが石原都知事らしいとも思えます。
前置きはこれくらいにして、この石原都知事が大阪「維新」との連携の意向を明らかにしました。
東京都の石原慎太郎知事は18日の記者会見で、新党構想に関連し、橋下徹大阪市長が率いる地域政党・大阪維新の会との連携を念頭に、6月にも政治塾「日本維新の会」(仮称)を設立したいとの意向を表明した。
政治塾はたちあがれ日本の人材育成塾を母体とする予定で、次期衆院選をにらみ、第3極の結集を目指す。
石原氏は先月、新党構想の「白紙」を宣言していたが、構想の具体化に向けて再始動した形だ。
石原氏は、昨年1月に開講したたちあがれ日本の人材育成塾について、「すでに優秀な人材を修練している。さらに拡大した形で、積極的に手伝って人材を育てたい」と述べた。
大阪維新の会については、「東京と大阪が連携して新しい人材を政界に送り込む。全体で『日本維新の会』のようなものを作っていきたい。6月に大阪とも話して具体的なメッセージを発したい」と語った。民主党の小沢一郎元代表との連携に関しては、「手を組むことは全くない」と強調した。
(2012年5月18日23時34分 読売新聞)
石原知事「日本維新の会」設立へ、橋下氏と連携
「たちあがれ」がすでに政治塾を開講していて、それを実体にしたものを構想しているそうです。大阪「維新」と手をつなぎ、日本維新にするとか。
ひと月くらい前に都知事と大阪市長との会談が報じられた際、エントリで2人が手を握ったらどうなるのか、想定しました(参照)。今回の石原発言はこれを少し前にすすめたものといえるでしょう。
以前のエントリでふれたことの一つは、石原・橋下両氏ともに改憲の意思を明確にしており、改憲の環境づくりに走るだろうということでした。2人が手をつなげば、その条件が形として出来上がるということです。その懸念をエントリではこうのべました。
==========
戦争することに加担したいとはまったく思いません。9条の改定に賛成するのは、明確に戦争に加担することに道を開いたにほかならないようにみえます。
私たちはリスク社会のなかに生きているともいわれています。だから、少なからず予期せぬ死への可能性のなかで生きているといいかえることもできるでしょう。しかし、戦争は、われわれが絶対にしないという意思を固めれば、安易に戦争の道にすすむことを阻止する手立てがまったくないわけではありません。戦争する国にかえようとする動きは、記憶に新しいところでは安倍首相の時代にもありましたが、結局、彼の新しい国づくりは潰え去りました、
夫や子、恋人、あるいは自分ではない他者を戦場に送れるでしょうか。送るということは死の可能性を容認することです。ただ、それでも生きて帰る可能性がないとはいえませんが、しかし一方では、それでもその彼らが戦場で他者を殺す可能性もむろん存在します。
9条の改廃に賛成するということは、つまるところこの問いの含意する(死の)可能性を現実のものにしてしまうということでもあるのではないか。この2人が手をにぎることはその可能性を増幅させることにつながるのではないか。
ですから、憲法改定を主張する動きには反対の意思表示を明確にしておくことが大事だと思うのです。
(前掲エントリ)
==========
憲法改定を口にしてはばからない2人。それを報じはしても厳しく批判するメディアの姿勢がそれほど感じられないだけでなく、見当たらないというのが率直なところです。それは、たとえば消費税増税問題でも強く感じるところです。
権力の監視が一つの存在意義であるはずのジャーナリズムが、表現やウエイトの置き方が多少ちがってはいても、権力に迎合しているかのような論調で通底する昨今です。ですから、ある意味でメディアの体制翼賛状況といっても少しもおかしくはないような現象に今あるのではないかと恐れてしまうのです。
石原都知事によれば、「6月に、大阪とも話して、具体的なメッセージを発したいと思っている」ということですし、片方で橋氏市長がこの都知事の発言にエールを送っています(参照)。
以上のメディアの状況は、たとえばネット上での言説にも影響を与えているのではないか。改憲を主張する、あるいは擁護する発言が少なからず散見され、これが日本の現実の一面であることもたしかです。
2人の合流は、この風潮をより加速するだろうと思えます。
だからこそ、戦争をする国にすることも、加担する国にする選択肢もとってはならないと今、あらためて主張する意味は大きいのではないでしょうか。
「維新」とは、今までにない国民のための何かしら新しい政治を志向するものではなく、むしろ歴史を逆もどりさせようとするところに維新の意味を見出そうとする動きなのですから。
【関連エントリ】
石原と橋下が手を組めばどうなるか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/5b/ff25cd311e02931974dc5b1143c77f09.jpg)
*応援をよろしく ⇒
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ff/1e3cfb4553838fc1d9ec658ba5ef8356.png)
*こちらもお願い⇒
![にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ](https://politics.blogmura.com/politicalissue/img/politicalissue80_15_lightblue_4.gif)
5月19日(土)のつぶやき
05:49 from Hatena 憲法擁護vs反憲法のように対決軸がクリアになっていいんじゃないかと思う反面、それでも政策抜きで知名度だけが選択の動機になるのが有権者でもあるし。 htn.to/sHpiiT05:55 from Hatena ニュースではかなりの確度で労災のように思えた。発がん性を指摘されていた、インク落としに使用する科学物質が要因のようだ。会社は同一職場で同じ病状が出ていることに敏感であって欲しいが、これも日本の現状か。 htn.to/T1yuh506:10 from Hatena 実体は「たちあがれ」で、「維新」の名を借りるというねじれたカッコつきのアイデアだが、ねじれが構想そのものの腰を折る可能性が高いようにも思う。 htn.to/CaKPnN06:25 from Hatena この論は、「同じ商品なら」がミソであって、その場合、安い方がいいと当たり前のことを指摘している。結局、どんな商品でも、商品設計の段階で保険会社の利益確保が前提とされている。 htn.to/7w3Hsf14:17 from Hatena 適切な支援策を提示し実行させるのが政治のはずなのに、「維新」は誤ったメッセージを発したわけで差別・偏見を助長する結果になった。その責任は拭えない。 htn.to/Ra9sDs14:49 from Hatena 劇場で大げさな殺陣に興じる彼らを見事に表現している。→古賀茂明氏にしろ、池田信夫氏にしろ、高橋洋一氏にしろ、こういう「改革」芝居型の人々の頭の中にある公務員改革というのは、霞ヶ関村の中の権力争い。 htn.to/uMYvPW19:53 from Hatena たとえば橋下は利害関係そのものから他者を排除しようとするのだから。全くいいえている。→絶対的唯我独尊的な人々を、…唯一の「法的な決定権者」にしてまったらどういうことになるか htn.to/yZ5LLR19:56 from Hatena 米国の赤ちゃん、史上初めて白人系が少数派 htn.to/QwwTrn20:22 from Hatena 昨今の自動車離れの一因は『人口の都市集中化』にある” htn.to/x2CjZ621:57 from Hatena 他への非寛容が反転し、こうして身内に徹底して寛容になるという構図を繰り返してはばからない橋下。だが、「維新」と橋下取り巻きは尋常ではない狂気の集団でもある。 htn.to/nNXX9J22:09 from Hatena (株)だといっても実態は町立といえるだろ。「施設の趣旨」を理由にした許可取り消しは不合理で、その判断の政治性がむしろ政治的火種を残す結果になる。 htn.to/jUSAud22:16 from Hatena 「場合によっては死刑もやむを得ない」に回答が集中したことは設問の構成内容と一体のものだから、その前提抜きで死刑容認が多数と断定するのはやはり無理がある。 htn.to/g25yaxby coleo_ptera on Twitter
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/5b/ff25cd311e02931974dc5b1143c77f09.jpg)
*応援をよろしく ⇒
*こちらもお願い⇒![にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ](https://politics.blogmura.com/politicalissue/img/politicalissue80_15_lightblue_4.gif)
![]() | ポピュリズムを考える―民主主義への再入門 (NHKブックス No.1176) |
吉田徹 | |
NHK出版 |
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/5b/ff25cd311e02931974dc5b1143c77f09.jpg)
*応援をよろしく ⇒
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ff/1e3cfb4553838fc1d9ec658ba5ef8356.png)
*こちらもお願い⇒
![にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ](https://politics.blogmura.com/politicalissue/img/politicalissue80_15_lightblue_4.gif)
?
?