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『選択』の言い分。結局、政治は非線形。
友人が雑誌のコピーをよこしてくれました。
『選択』(08年10月号)という雑誌。ウェブ上では、三万人のための総合雑誌と銘打たれています。1975年の創刊らしい(参照)。
この雑誌の「情報カプセル」という欄のコピーには、以下の5点にわたる記事が載っていました。
- 存在感強める共産に民主が危機感 「対策チーム」を設置
- 公明がゴリ押しした「定額減税」 真の狙いは学会への「上納金」か
- 麻生新内閣で「警察国家」のイメージ強まる
- 自民が語る民主党の「スキャンダル」とは
- 平沼氏が新党結成を見送りか 総選挙後の動きに注目
これらを与太話と突き放すことももちろん可能ですが、記事のうち「自民が語る民主党の「スキャンダル」」は私の住むところにかかわっており、知る限り必ずしもガセネタともいえないようです。
蟹工船ブームと共産党への入党者が増加していることがリンクされて語られることもあるようだし、民主党にとっては、たしかに反自民の票をすべて同党にという思惑がある以上、反自民の国民の意識が共産党に向かうのは阻止すべきことということになるのでしょうね。もともと二大政党政治が自民、民主の枠組みで政治が簡潔するようにしくまれたわけですから。
民主党が政権につくためには、自民党支持者を民主党支持へ切り替えることに成功しなければならず、反自民の票を、少なくとも共産党に流れることは避けなければならないわけですね。したがって、共産党のマスメディアへの露出度を以下に低下されるか、選挙戦術に欠かせないというのもうなづけます。
たとえば、つぎのくだりでは、
民主は、参院選で140選挙区程度でしか候補者を擁立しない共産に擦り寄り、「空白区」での共産支持票を民主に回すよう水面下で懸命にアプローチしている。共産が「必勝区」に位置づけた京都一区への候補者擁立を見送ったのも、「共産党に恩を売る戦略」(民主党幹部)があるからだ。 |
と、まあ周りの民主党信奉ブログ、「政権交代」至上主義的な立場をとるブログの主張とほとんど同水準の通俗的な叙述の域を少しもでてはいませんが。
どうなんでしょうか。いや、私は、民主の共産シフトは大いにあるという見立てなんですが。
もう一つだけ、この雑誌の記事に言及すると、平沼新党をめぐる動きの一件。
平沼赳夫・元経済産業相(衆院岡山3区)は4日、岡山県津山市での後援会会合で、保守系無所属のグループを結成し、次期衆院選に自らを含む14人の候補を擁立する意向を表明した。これまで目指していた衆院選前の新党結成は断念した。
平沼氏は「グループをつくり、保守政治刷新のため戦う。次の衆院選では自公連立も民主党も、過半数を取れないのではないか。第3極を目指し、政界再編に向けたキャスチングボートを握りたい」と述べた。 平沼氏によると、グループには前回衆院選で落選した「郵政造反組」の城内実(静岡7区)、小泉龍司(埼玉11区)、田中英夫(京都4区)氏ら前衆院議員5人のほか、県議や市議、衆院議員秘書ら8人が加わる予定という。 衆院選で、政治資金規正法などの政党要件である「5人以上の国会議員」を誕生させ、新党に移行することも視野に入れている。 |
「読売」がこのように報道しているのですから、平沼氏がかかわる議連の動きもからめて考えると雑誌『選択』の指摘する方向は、あながち間違いだともいえない。こう思うのです。
総選挙の時期を今、断定することは私にはできませんが、この平沼氏のうごき、東国原氏の動きなど、いずれも再編という要素をふくみながら政治が動いていることを実感させるわけですね。
ちなみに『選択』はこうのべています。
総選挙で自民・公明が過半数割れになった場合、安倍晋三氏、中川昭一氏らが平沼氏を保守再結集の旗印にかかげ、民主党の松下政経塾出身の保守グループなどと共に、新たな保守グループを樹立する可能性があるという。 |
これもまた、その読みは平板で、ありきたりな予測記事にすぎません。
結局しかし、政治は、非線形で複雑なことだけははっきりしていますね。
(「世相を拾う」08196)
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