10月1日(日)にまたまた戻ります。
オペラ仲間のD美嬢から、ローマ歌劇場の得チケが出ていると情報があり、早速購入。私のスケジュールは10/1しか空いていなかったので、必然的に「トスカ」を観ることになりました。
得チケは当日にならないとわからない。どの席かな♪ドキドキしながら、雨の中をNHKホールに向かいました。
フフフ A席! 3F1列目のほぼ真ん中、なんてラッキー!48,000円のチケットが15,000円にて入手できたのです。それだけでも幸せってもんです。
そして感想は・・・
今年観たオペラの中では、これが一番ですね!
言葉では表せません!
今年は海外歌劇場の公演を4本観ているけど、オペラの背景文化が歴史にあったヨーロッパ人のオペラを観ると、日本人がどれだけ頑張っても限界あるよなぁ、と思ってしまう。ま、私の先生方もよく言っていることだけどね。
そして海外のオペラを観れば観るほどはまり、反面でアマチュアでオペラやってどうするんだ、と、自分のやっていることが無意味に感じて落ち込んでしまう。
そりゃ、趣味なんだから海外の歌劇場と比較する必要は全くないんだけどね。心に残るもの・私自身に得るものはたくさんあるんだけど。
一生かかっても、せめて1曲でもちゃんと歌えるようになりたい。できるのかなぁ?
ま、プッチーニを歌うことがないのは確か・・・・
歌姫トスカ役はジェノバ生まれのプッチーニ歌いイタリア人、ダニエラ・デッシー。日本でトスカを歌うのは今回が初めてだという。有名なアリア「歌に生き恋に生き」。座ったまま歌うこのアリア、決して大きい声ではないが「熱い想い」が凝縮された声は3F席まで、きっちり伝わってきた。
トスカの恋人画家のカヴァラドッシ役。私は知らなかったのだけど、ファビオ・アルミリアートは、この10年で最も才能のあるテノールだそう。確かにきらびやかでありながら柔らかい声。そして背も高くスタイルもいい。プッチーニやヴェルディのオペラをかなり経験している。ドラマティックなオペラを歌える人なんですね。彼もジェノバ生まれかぁ・・・
「星も光ぬ」こんなに素敵な歌だったなんて! そういや、プロのテノール歌手のこの歌を聴いたことはあまりなかったかも。
歌い終わった後、もうそこでオペラは終わりではないか、と思うほとブラボーと拍手の嵐でした・・・
トスカとカヴァラドッシの間には誰も入れない!
それがしっかり伝わりました。悪役スカルピアも上手い人が多くドラマの盛り上げ役になるのけど、今回は、デッシーとアルミリアートにすっかり持っていかれましたね。
この日は千秋楽。カーテンコールの長いこと。
「演奏中の録音や写真撮影はご遠慮ください。」 カーテンコールは演奏中じゃない、とみんな写真を撮り出した・・・ でも、やっぱりダメらしい。係の人に怒られた。
そりゃそうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます