今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

レッスン中!Qui la voce sua soave ~あなたの優しい声が~

2007-01-26 | レッスン日記

この歌を二期会(愛好家クラス)でみていただくのは、今日が3回目でした。
熱血K瀬先生、私は後期初めて。イヤイヤ相変わらずキビシイのだ・・・

でも、とっても気持ちも声も引き締まる感じ。今週残分の集中力を全て使ったようで20分足らずにも関わらず、ヘトヘトになりました。ベッリーニの曲は、装飾的な細かいリズムや、3連符・6連符が出てくるのが特長。旋律がとても美しくてロマンティック。ってことは・・・

難しい!!!!

ってことです。
後半のカバレッタはいかにもコロラトゥーラのために書かれた、と思えるような高音で軽快なメロディなのですが、前半は中音域の連続で符点のリズムがいっぱいあるけどレガートに、これが歌ってみると結構重くて、ヘロヘロになります。

カバレッタのバリエーションは入れていないので、私とって、前半が歌えるかどうかが勝負というところでしょうか?

過去2回のレッスンでも特に細く連続で動くパッセージの音程を注意されました。
K瀬先生からも、きちんと細かいところまでさらうようにとのお言葉。

「後半部分に向けて(ころがすところ)しっかり土台作るためにも、前半しっかり歌うことが大事」

私としては、細かくさらったつもりだったんですけど・・・ まだまだ足りない。

    

この曲は、清教徒のいわゆる「狂乱の場」のアリアで、オペラのシーンでは、合唱やリッカルドも登場して延々20分も続く大変な曲なのですが、演奏会でアリアとして歌う場合は、大幅カットして歌います。今回はさらに5分ほどにコンパクトにまとめたので、それだけの「思い」を5分で歌わなければいけない、ってことなわけですねぇ・・・ 
ムリかも・・・

実は以前個人レッスンでやったのだけど、そのときは、後半の高音部で声を生かすためにやったようなものなので、「なんとなくできた」ことにして、一旦塩漬けにしていた曲。音は一通り取ったのと、歌詞をほぼ覚えていたということで、発表会にと思ったのですが、自信なくなってきました。

レッスン仲間からも「チャレンジしたけど挫折したわ~」という声が。
楽譜の「音符の絵」だけ見て音楽聞いた感じだと、こんなにも難いとは思えなかったのですけどね。
まだまだ修行が足りません。

もう1曲、「夢遊病の女」のアリアも練習中で、こちらのほうが歌いやすいのですが、まだピアノで通して歌っていないし、音域は楽だけど連符の多さはQui la voce以上なので、間に合わない可能性大。

実は、先回のレッスンでは、「いかにも歌手~」みたいに歌うことで印象が違うと、どこかで聞いたことのあることを言われたのだけど、さすが、K瀬先生にはそれは通じなかった・・・

ちなみに個人レッスンの師匠には、清教徒はリリコが歌うケースもある曲だし、夢遊病のほうがいいかも。。。と言われております・・・
あーあ、どうしよう。
根拠のない自信だけでは、やはり解決できそうにないようです。
まずは練習するしかないです。はい!

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2 コメント

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お疲れ様でした! (きゃさりん♪)
2007-01-28 14:43:08
実はこの曲、私以前挫折したんです…



まあ、いずれまた挑戦したいと思っていますがf^_^;



冒頭から難しいですよね。



この日は私が1番にレッスンを受けましたが、先生を汗だくにさせてしまいました。
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Unknown (Jasmine)
2007-01-30 06:38:41
ベッリーニは、清教徒は2つの版を書いていて、私たちが普通聞いているパリのための書かれたものではエルヴィラはソプラノだけど、併行してナポリのSan Carlo劇場のために書かれたものはメゾ・パートに割り当てられているそうです。

K瀬先生はパワフルよね。k瀬先生の授業の翌日は、フラフラになっている(笑)
今回歌うかどうかはともかく、とりあえず体力作り。ベッリーニ好きだから。今月はK先生のレッスンが多そうなので良い機会と思ってます!簡単なアリアはないしねー。がんばりましょう!
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