今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

奏楽堂日本歌曲コンクール選曲、勝手に分析

2012-05-12 | いろんな舞台鑑賞ノォト

今日は甥の体育祭の写真担当に出かけたのでオケの練習はお休み。
風が強くて少々寒かったのだけど保護者参加の綱引きにまで参加して楽しんできました。
そしてその足で、友人が出る日本歌曲コンクール予選を聞きに奏楽堂へ。
奏楽堂のコンクールはここ2年ばかり続けて聞いていますが、来年は補修工事で1年休館になることもでしょうけど、応募資格に制限がないので年々愛好者の参加者も増えているのか、今年は予備日も定員一杯の参加で4日間240名、という人気?のコンクール。


課題曲と自由曲があって、課題曲は山田耕筰の作品。
通うのも3年目となると選曲の傾向とか見えてくるし、表現の仕方など色々勉強になり面白い。

私が聞いたのは最後の12名くらいですが、プログラムで今日の人気曲が何かを数えてみると・・・

すみません、作曲家の先生方、全て敬称略とさせていただきます。

課題曲 山田耕筰の曲では・・・

「鐘が鳴ります」    7名
「からたちの花」     5名
「かやの木山の」   5名
「曼珠沙華」       5名

いずれも名曲なだけに、これらを選曲するのは、自信があるか実はあまり山田耕筰を勉強したことはない。。。か、この曲が大好きなので歌いたい・・・そのどれかじゃないかと。あくまでも私の勝手な推測ですが。
他、人気があるのは「病める薔薇」「薔薇の花に心をこめて」「君がために織る綾錦」「唄」「AIYANの歌」あたりかな。毎年よく歌われていて、このコンクールで知った曲です。
上位に挙げた曲と同じくらい有名だけど歌う人はあまり多くないのは「この道」。代表的有節歌曲。ストーリーとして表現するのは至難の業ですね。それはさすがに皆さんよくご存知なのでしょう。

自由曲は範囲が広いので上位作曲家で・・・と言っても圧倒的に多いのは

中田喜直       18名

課題曲と同じ山田耕筰、二次予選の課題でもある團伊玖磨がやや多く、他、平井康三郎、高田三郎、大中恩。青島広志、加羽沢美濃という若手で活躍中の作曲家の作品も見られました。今日は少なかったけど、木下牧子の作品も結構取り上げられてるかな。

作品では中田喜直なら「さくら横ちょう」「ゆく春」「悲しくなったときは」「サルビア」など。小林秀雄「すてきな春に」、高田三郎「市の花屋」、平井康三郎「しぐれに寄する抒情」あたり・・・

全て私の個人的な分析ですので・・・・

このコンクールを聞くことで、日本歌曲にも素敵な作品がたくさんあることを知り、歌ってみたい曲が色々出てきて、実際、何曲か歌ってみました。来年春の発表会ではこのコンクールで知った曲を歌うつもり。

コンクールもいつか出たいと思います。もう少し歌えるようになったらね。
誰でも出られるし出演料もそんなに高くないのですが、どうせ出るならきちんと勉強して伝えることをしたい。
実際、今日わずか10人聞いただけでも、その人がどれだけその曲に賭けて歌い込んだか、愛好者の人とわかってもどれだけ勉強し臨んだか、素人の私でもわかりましたので・・・。


今はやっと息も流れ声も出るようになったのに支えられない楽器をメンテナンスすることが優先。

本選、時間があれば聞きに行きたい!



 

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