3連休最後の日、友人が参加する「合唱団ひぐらし」の演奏会。
「ア・カペラ」と「日本語を歌う」ことが特長。そしてコンクールなどでも上位入賞を果たしているハイ・レベルな合唱団で、主宰者は指揮者の野本立人さん。
演奏会のタイトルが面白い。
「いろはのた」。第16回だから、いろはの16番目の「た」。
日本語の詩を味わいたかったことと、寺嶋陸也さんがゲストでピアノ伴奏もするというので、それも聴きたいというのがありました。
なのに・・・駅の出口を間違えたために少し遅刻してしまい、最初のステージはロビーで聞くハメになってしまいました。ションボリ
☆ 木のうた 混声合唱とピアノのための 詩 木島 始 曲 林光
15の組曲。ハンガリーの画家・建築家であるジョール・ジュ・レホツキーの絵本が種本だとか。歌詞が絵本のストーリー、音楽はまるで挿絵よう・・・
生で聴きたかった・・・・残念。
☆ 混声合唱とピアノのための ふるさとの風に 詩 竹内 浩三 曲 寺嶋陸也
☆ 無伴奏混声合唱による日本の名曲集 ノルタルジアより 編曲 信長高富
☆ 混声合唱曲 二つの碑銘 曲 團 伊玖磨
・遠き日の 詩 原 民喜
・七里ヶ浜 詩 西田幾多朗
☆ 混声合唱曲 岬の墓 詩 堀田 善衛
曲 團 伊玖磨
アカペラで聞く日本の叙情歌集「ノスタルジア」。
人間という楽器は唯一「言葉」を伴う楽器。言葉を自ら発する音に乗せてのアンサンブルはなんとも暖かい。この合唱団だからこそかもしれないけど。
季節や事象の向こう側を歌った、ある意味奥ゆかしさが漂いながらも、じんわりと暖かい歌が多いのが日本歌曲の特長かもしれない。
海の日ということで、海をテーマにした曲も入っていました。
様々な音色の人間の楽器と素敵なピアノのメロディで創り上げられた音楽。やはりアンサンブルはいいなぁ・・・
清涼感があふれていて、暑い夏の日、風に揺れて涼をくれる風鈴のように心に響いてきました。
次回から、ひぐらし@杉並公会堂で遅刻したら上階の「親子室」に忍び込んでください(照明は点けないでください)。あそこは管理する気がありませんし、ガラスごしですが生で見えて音もそこそこです。
初めまして。ご訪問ありがとうございます。
私の記憶が正しければ、きっと「あの方」ですね(笑)。私の前を何度も通り過ぎて行かれました。
ご盛会おめでとうございます。レベルの高さは聞いていましたが、本当に素敵でした。
なるほど、親子室!思い付きませんでした。
でも、木のうた、どこかで演奏する機会ありますか?その際はぜひお知らせください。
8月8日にやはり杉並公会堂で男声合唱『甍』演奏会というのもあります(残念ながら林光やりません)ので、ご都合よろしければおいでくださいませ。
よしなに。
合唱団かけもちですか?合唱やる方はパワーありますね。ご盛会をお祈りいたします。