音訳ボランティア

2017-03-14 18:08:11 | あれこれ
音訳ボランティア。
これからの私の生きがいになればいいと思う。

本当のことを言うと、会長さんにコンタクトを取った時の意気込みはすぐに薄れた。
講習があまりに気長だったせいもある。
でも、何回目かの講習の時に、「続けますか?」と聞かれて、
私から、このチャンスを取り上げないで!と思った。
ほんの少しだけれど、私の心の拠り所になっているのかなあと思う。

研修?の最後のテストを受けた。
別に合格しなければ、実際に作業ができないわけでもない。
何枚かの原稿を渡されて、それを読んで録音する。
他の会員さんと同じように、録音室を予約して録音する。
一通り読むのは簡単だけれど、完成形がよくわからない。
あまり良い出来でないのはわかるのだけれど、
研修のためにあまり録音室を占領するのも悪いと思って、適当なところで提出した。
今は、校正をしてもらっている。
来週、校正者の方と面談の約束をしてきた。

そんな段階と並行して、編集の見学に行ったり、
来月から実際の作業に入る打ち合わせに行ったり。
なかなか大変!
慣れてくれば、それほどでもないのかもしれないけれど、
(まあ、今はそこそこ気楽に参加している段階でもある)
慣れてくれば慣れてきたで、他の仕事も任されるようになりそうである。
何と言っても、会員の平均年齢は高い。
若い人もいるようだけれど、どうも若い人たちは、私のような新人とは別の仕事をしているみたい。

ちょっと忙しくなるのを望んではいたけれど、
いざ忙しくなりそうな気配を感じると、今までのお気楽生活に別れを告げるのが名残惜しい。
ちゃんとできるだろうか?
すぐに嫌になるんじゃないだろうか?
大体、こんな大変なことをボランティアでやる気力が私にあるだろうか?

でもがんばってみよう。
何か見つかるかもしれない。
何もしないで、家でぼーっとしているより、絶対いい!!

まりちゃん

2017-03-14 17:54:04 | あれこれ
まりちゃんも私にとって、ちょっと特別な友達。

歳は7つ半下で。
学生時代、私が家庭教師をしていた女の子だ。

今は、家庭教師っていうと、ものすごいビジネスって感じで。
子供が小さい頃は、うちにも学生を名乗る人からバンバン電話がかかっていた。
中には、もうまるっきりセールストークを身につけてしまっている人もいて、
「本当に学生さんですか?」って聞いてみたりした。
家庭教師のアルバイト募集に応募して、
こんな風に営業させられて、何か違うと思っている人もいるんだろうなとも思った。

私が家庭教師をしていた時は、成績を上げることよりも、
年上の頼りになるお友達?相談相手?そんな意味合いもあったように思う。
(私が勝手に思っていただけかもしれないが)
母が教師をしていたので、家庭教師の話は、あちらから舞い込んできた。

私が大学2年で、あちらは中学1年生。
3年間おつきあいがあった。
私が車を持っていなかったからだったか、週に2回、まりちゃんは我が家にやってきた。
明るくて、すぐに私に懐いてくれて(本当に「懐く」という表現がぴったり!)、
私のことを「みーちゃん」と呼んでいた。
どちらかと言えば、お勉強はいい加減で、
最後の30分くらい、おやつを食べてからゲームをするのを楽しみにしていたみたい。
(どんなゲームしてたんだろう?覚えてない。TVゲームでないのは確か)

よく一緒に遊びにも行った。
動物が大好きだったので、動物園系が多かった。

まりちゃんは、ちょっとばかり複雑な家族環境だった。
ご両親が二組いたりする。
私は、家庭教師をしている途中から、その事情を、
多分、家庭教師を依頼されたのと同じルートで知っていた。
まりちゃんは、思春期の頃に、そのことでいろいろと悩んだり憤りを感じたりしたようで、
私に、そのことを打ち明けてくれた。
私は、嘘はつきたくなかったので、「知ってた」と言った。
今では、と言うか、大人になってからは、
二組のご両親の両方に、娘としての責任を感じながらうまくやってきたようだ。

まりちゃんは、そこそこに大きなメガネ屋さんに就職した。
そこのメガネ屋さんには、「友達割引」という制度があって、
彼女の名前を出すと、割引してくれる。
私は、視力は良かったのだが、夫や子供たちのメガネを買う時に何回か利用させてもらった。
あんまりいつもじゃ悪いのかな?と思って、名前を出さない時もあったけれど、
本当は、名前を出した方が、彼女の売上とかに影響して良かったのかな?
それはわからない。

私自身は、老眼鏡が要るようになってからはお世話になっている。
家族のものを買う時は、近所の店舗を利用していたが、
自分のものを買う時は、必ず彼女のいる店舗まで足を運ぶことにしている。
最初にメガネを作った時は、名古屋のお店だった。
その時は、検眼は他の人がしてくれた。
4年ほど前に、作り直した時は、私と彼女の地元。
この時は、検眼も彼女がしてくれた。
お勉強して資格を取ったんだなと思った。
そして去年、「すっごい遠い所に転勤になっちゃた~!!」というまりちゃん。
お店から来るDMの抽選券が当たっていたので、「一度遊びに行く」と言って、出かけて行った。
我が家からも決して近い場所ではない。
それでも、ちょっと新鮮で楽しかった。

まりちゃんは、私にとってちょっと特別な友達。
特別親しいとか、そういうわけじゃない。
今では、師弟関係なんてない純粋な「友達」だけれど、
やっぱりまりちゃんには、みっともない姿は見せられないなーと思う。
いつか、久しぶりに会った時に、まりちゃんも言ってくれた。
「みーちゃんは、私にとってやっぱりみーちゃんで、他の人とはちょっと違う」