コンプレックス

2017-03-10 18:05:54 | あれこれ
かつて自分のことを「コンプレックスの塊」と言っていた。
その頃のコンプレックスは、「かわいくない」ことだったと思う。
容姿も性格も。

今の私はコンプレックスの塊なんて思っていないけれど、
私のコンプレックスに気づいた。
それは「根暗」なこと。

そもそも、私がこの地に住むようになって、ずっと本音で話せる友達ができないと思っていたのは、
自分の根暗を隠していたからだ。
暗くないふりをして生活していた。
学生時代の友達には、いくらでも話していた暗い話を、
どうして結婚してからは隠していたのか?
意識してそうしたわけじゃない。
多分、無意識に、結婚してから付き合う人は、ただの友達じゃない。
ここで変な人と思われたら生きていけない、みたいなことを感じていたんじゃないだろうか?

ある事件をきっかけに、少しずつ本音で話すようになった。
子供が義務教育を終え、コーラスもやめ、友達と思える人たちと会う機会も少なくなった。
久しぶりに会った相手とは、もう昔からの友達になっていた。
学生時代の友達のように、いろいろな話ができるようになった。
少々得意げに、暗いことを言ったりもする。

私自身、以前ほど暗くもなくなってきた。
でも、本質は変わっていないなあとよく思う。

明るい人の前では、ちょっと怖じける。
この人に、暗いと思われたくないと思う相手もいる。
そう思った時に気づいた。
「根暗」は私のコンプレックス。