だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ウィーンからパリ、そしてギリシャの2人

2013-11-17 13:24:51 | 映画
リチャード・リンクレイター監督と言えば、「ニュートン・ボーイズ」(98)「スクール・オブ・ロック」(03)「スキャナー・ダークリー」(06)「バーニー/みんなが愛した殺人者」(11)などがあります。

脚本家でもあり、監督作はほぼ自身で脚本も書いています。自分の本(脚本)を監督する人は結構いますよね。ベルリン国際映画祭監督賞を受賞した「恋人までの距離(ディスタンス)」(95)

この作品では、アメリカ人学生ジェシー(イーサン・ホーク)とフランス人女学生セリーヌ(ジュリー・デルピー)が、長距離列車の中で出会い、途中下車したウィーンの街を歩きます。

続編が、「ビフォア・サンセット」(04)です。リチャード・リンクレイター監督はもちろん、主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーも脚本に加わっています。これもよくあること。

前作で半年後の再会を約束したのに、そのままになっていました。9年後、作家となったジェシーは、パリの書店で行なわれたキャンペーンの場で、セリーヌと再会するのでした。

前作では1晩だけの会話で恋に落ちた2人でしたが、続編ではジェシーがNY行きの飛行機に乗るまで85分しかありません。夜のウィーンと今度は秋のパリ。この作品は、会話が特長。

そして第3弾、「ビフォア・ミッドナイト」(13)が公開されます。監督、主演は同じ。もちろん、3人で脚本を担当。主に会話で成り立つこの作品に、主演の2人が関わるのは必然でしょう。

前作から9年。初めての出会いから18年後の物語。小説家のジェシーと環境活動家のセリーヌは、パリで家庭を築き双子の娘がいます。そして一家は、ギリシャでバカンスを過ごしています。

ジェシーの元妻と暮らす息子のハンク(シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック)。なかなか息子に会えないことを悩むジェシー、仕事の将来について悩むセリーヌ。

やがてジェシーは、シカゴに越すことを提案します。果たして家族の出した結論とは?ところで1作目の原題は、『ビフォア・サンライズ』。今から変更するのも変だけど、こちらの方がステキ。

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