だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

伝説の音痴なマダム

2015-12-22 21:30:19 | 映画
カトリーヌ・フロは、1957年5月1日パリ出身の女優。アラン・レネ監督「アメリカの伯父さん」(80)で、映画デビュー。コリーヌ・セロー監督「女はみんな生きている」(01)で、初主演。

アガサ・クリスティ原作『親指のうずき』を、パスカル・トマ監督が映画化した「アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵」(05)から見ています。これ、“トミー&タペンス”でしたね。

エリック・=エマニュエル・シュミット監督「地上5センチの恋心」(06)、ドゥニ・デルクール監督「譜めくりの女」(06)、クリスチャン・ヴァンサン監督「大統領の料理人」(12)と…

彼女の作品は、いつも魅力的。最新作も絶対見たい作品です!グザヴィエ・ジャノリ脚本、監督「偉大なるマルグリット」(15)。ポスターのカトリーヌ・フロは、相変わらずステキ。

主人公は、実在したアメリカン人ソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンス。驚きの実話です。1920年、パリ郊外のマルグリット・デュモン男爵夫人の邸宅では…

サロン音楽会が開かれていました。そこに紛れ込んでいたのは、新聞記者リュシアン・ボーモン(シルヴァン・デュエード)。いよいよ、主役のマルグリット(カトリーヌ・フロ)が登場。

“夜の女王のアリア”を歌い出すマルグリット。しかし、ボーモンは唖然とします。彼女は音痴だったのです!夫のジョルジュ(アンドレ・マルコン)も、貴族たちも礼儀にのっとり…

拍手喝采を贈るのでした。翌日、彼はなぜか大絶賛の批評を新聞に投稿。大喜びするマルグリットは、自分が音痴だとも知らず有名オペラ歌手ペッジーニ(ミシェル・フォー)から…

レッスンを受けることに…。果たして、本人だけが知らない秘密は守られるのでしょうか?実在のフローレンスは、父親の遺産と離婚した夫からの莫大な慰謝料を元に音楽を始め…

レコードをリリースし、1944年76歳でカーネギー・ホールの舞台に立ちます。今もCDでその歌声を聞くことができるとか。魅力的なカトリーヌ・フロの(音痴な)歌声をぜひ!

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