だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

強制収容所のゾンダーコマンドとは?

2015-12-21 21:35:37 | 映画
今年5月に開催された、第68回カンヌ国際映画祭。コンペティション部門の審査員長は、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が務めました。ご存じのように最高賞“パルムドール”は…

フランスのジャック・オーディアール監督「ディーパンの闘い」(15)が受賞。来年2月公開なので、ご紹介はまた次回。このコンペティション部門には、トッド・ヘインズ 監督「キャロル」(15)、

ホウ・シャオシェン監督「黒衣の刺客」(15)など19作品。そのうちハンガリーの代表作で、グランプリを受賞したのが、ネメシュ・ラースロー脚本、監督「サウルの息子」(15)です。

しかもラースロー監督は、全く無名の新人監督でいきなりグランプリ受賞!という快挙を成した人。期待は高まります。1944年10月。アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。

ハンガリー系ユダヤ人のサウル(ルーリグ・ゲーザ)は、特殊部隊“ゾンダーコマンド”に従事していました。それは、同胞であるユダヤ人の死体処理をする仕事でした。

ある日、サウルはガス室で生き残った息子らしき少年を発見します。しかしその少年は、目の前ですぐさま殺されてしまうのでした。“息子を正しく弔いたい…”

サウルは、少年をユダヤ教の教義に則って(のっとって)手厚く埋葬してやろうと思います。ラビと呼ばれる“ユダヤ教の聖職者”を捜し出すため、収容所内を奔走するサウル。

そんな中、ゾンダーコマンドたちの間には収容所脱走計画が秘密裏に進んでいたのです…。果たして?これまでもナチスの強制収容所の物語は、何度も映画化されてきました。

先日、NHKスペシャル『映像の世紀 デジタルリマスター版』が再放送され、この番組のファンの私はまたまた感動していました。第5集『世界は地獄を見た』では、ナチスの…

ユダヤ人迫害とアウシュヴィッツの実写が出てきます。ちなみに元旦に再放送されますので、未見の方はぜひとも番組をご覧下さいませ。…というわけで、本作も絶対見ましょう!

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