だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ゴッホ、憧れの日本

2017-08-29 21:46:13 | 展覧会
東京都美術館で開催中の「ボストン美術館の至宝展」。もう、行きました?ボストン美術館の名品がいっぱいで、ファンはうっとり。

注目は、ポスターの『郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン』(1888年)と『子守唄、ゆりかごを揺らす オーギュスティーヌ・ルーラン夫人』(1889年)。

作者はフィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890年)。日本でもたくさんのファンがいます。1886年、パリにやって来たゴッホは…

日本の浮世絵に出会います。他の印象派の画家と同様に、様々な影響を受けたゴッホの作品には、びっくりするくらい目を見張る作品が!

これまでの展覧会でも来日したことがありますが、この秋の展覧会は必見です。それが「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」です。

構成は、第1部/ファン・ゴッホのジャポニスム、第2部/日本人のファン・ゴッホ巡礼。本展はオランダ、アムステルダムにある…

ファン・ゴッホ美術館とのプロジェクトで、終了後、ファン・ゴッホ美術館でも開催されます。ポスターの絵は、『花魁(溪斎英泉による)』(1887年)。

そして影響を受けた、溪斎英泉作『雲龍打掛(うんりゅううちかけ)の花魁』や龍明作『芸者と富士』(1870年代) ← 鶴の元絵。

歌川芳丸作『新板虫尽(しんぱんむしづくし)』(1883年) ← 蛙の元絵。いくつかの作品からモチーフを得ているのがよくわかります。

初公開の『雪景色』『タラスコンの乗合馬車』『夾竹桃と本のある静物』(1880年)、『ポプラ林の中の二人』(1890年)もお見逃しなく!

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3 コメント

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ゴッホ好きの日本人。 (mobile)
2017-08-30 08:54:11
祖母は美術にはあまり興味のないヒトでしたが、なぜかゴッホが好きでした。ゴッホ展には必ず行っていたものです。ゴッホ展は日本でやると必ずヒットするそうです。やっぱり浮世絵の影響を受けていたからなのでしょうか?生前ゴッホの絵は一枚も売れなかったそうですが、(ありえないことですが)もし日本に来ていたら凄い売れっ子になっていたのでは?などと思っちゃいいますね~。
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映画もお勧めです。 (linlilin)
2017-08-30 16:55:09
mobileさま、コメントありがとうございます。かつて、ヴィンセント・ミネリ監督、カーク・ダグラス主演「炎の人ゴッホ」(56)という映画があり、日本ではゴッホはよく知られていました。印象派の画家の中でも、人気があるのはそのせいかも。後に浮世絵を元にした作品があるのを知って、驚きました。
売れた1枚も友人の姉が購入したそうで、本当に不幸な人でした。今は弟テオと並んで眠っています。
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覚えてますよ‼🐵。 (Mobile)
2017-08-31 23:53:17
カーク・ダグラスが、えらく体格のいいゴッホを演ってました。ああ、デオ‼・・・お兄さんの世話をずっとして、報われない人生だったデオ‼・・・売れなかった絵を相続した子孫が大金を手にしたとは、何て皮肉なんだろう‼
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