だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

どの土曜日?

2008-09-23 17:41:56 | 映画
静かにヒットを続けている、ロシア版「12人の怒れる男」(07)。160分の大作で、見応えたっぷり!オリジナルの「十二人の怒れる男」(57)とは一味違う演出で、出演もしているのはニキータ・ミハルコフ。オリジナルにない最後の展開は、現代ロシアの抱える問題が込められていました。

レジナルド・ローズの原作を映画化したオリジナルの監督は、シドニー・ルメット。1924年6月25日フィラデルフィア出身。このデビュー作後、「未知への飛行」「質屋」(64)「セルピコ」(73)「狼たちの午後」(75)「ネットワーク」(76)「評決」(82)「NY検事局」(97)「グロリア」(99)と、常に社会派ドラマを製作。

現在84歳のルメット、監督45作目は「その土曜日、7時58分」(07)。NYで会計士をしているアンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、美しい妻のシーナ(マリサ・トメイ)とマンハッタンのアパートメント暮らし。周囲からは羨ましがられるアンディも、実はドラッグに溺れ、会社の金を横領…。

弟のハンク(イーサン・ホーク)は、離婚した妻のマーサ(エイミー・ライアン)から娘の養育費遅延を責め立てられています。兄のアンディは国税庁の調査が入ることを知り、ハンクに強盗を持ちかけます。2人ともお金がいる…、軽い気持ちで犯罪に手を染めてしまう兄弟。

それは、両親が経営する宝石店。その土曜日、7時58分。誰も傷つけるはずではなかったその強盗計画は、たったひとつも間違いから脆くも崩れてしまいます。果たして、その間違いとは?兄弟の人生の行方は?

父親チャールズ役に「プロヴァンスの贈りもの」(06)のアルバート・フィニー、母親ナネット役に「スパイダーマン」(02)シリーズのローズマリー・ハリス。オスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマンの熱演に期待です。それにしても豪華なキャスティング。

ルメット作品お気に入りの1本が、「オリエント急行殺人事件」(74)。アルバート・フィニーがポワロ役。懐かしい。

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