だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ノルマンディーの風景画

2014-09-11 11:36:46 | 展覧会
そう言えば、ちょっとご無沙汰しています。損保ジャパン日本興亜美術館は、かつて“損保ジャパン東郷青児美術館”でしたが、今年9月1日より、損害保険ジャパン日本興亜となり…

美術館の名称も“東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館”となったのでした。うむ。そもそもは、1976年7月に開館した“東郷青児美術館”で、安田火災が原点でした。

昨年秋9月~11月開催の「トスカーナと近代絵画」以来、ぜひ行きたいと思うこの秋の展覧会は、「印象派のふるさと ノルマンディー展 ~近代風景画のはじまり~」です。

ノルマンディーというと映画ファンには、ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン監督「史上最大の作戦」(62)ですよね~。オールスターキャストの戦争映画でした。

それはともかく、フランス北西部にあるノルマンディーは19世紀後半、鉄道の敷設に伴いパリ市民のリゾート地となりました。多くの人々が訪れる以前、19世紀前半の画家たち。

近代の風景画家たちは、ノルマンディーを題材に美しい風景画を残しました。本展はル・アーヴルのアンドレ・マルロー美術館を中心に油彩画、素描、版画、写真など約80点を展示。

ポスターの絵は、ウジェーヌ・ブーダン『ル・アーヴル、ウール停泊地』(1885年)。ターナーみたい。他にラウル・デュフィ『海の祭り、ル・アーヴルへの公式訪問』(制作年不明)

作者不詳『ジュミエージュ修道院の眺め』(1830年頃)、ウジェーヌ・イザベイ『浜に上げられた船』(1865~70年)、ヴィットリオ・マッテオ・コルコス『別れ』(制作年不明)

アンリ・ド・サン=デリ『オンフルールの市場』(制作年不明)、アレクサンドル・デュブール『オンフルールの帆船』(1887年)など。損保ジャパン日本興亜美術館は、ちょうど良い広さ。

西新宿の高層ビル街にある損保ジャパン日本興亜本社ビルの42階。エレベーターから会場入り口までの通路は、大きなガラス窓で、新宿をはじめ東京の景色を楽しむことができます。行きましょ!
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