眠らない街

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天童ドリーム終焉

2006年05月29日 | 棋譜
天童というのは、アマ竜王全国大会の開催地
ブログの冒頭で「目指せ天童!」って書いたけど、一部の人以外は。何のことか分からなかったかもしれませんね
将棋仲間JFさんがアマ竜王大阪代表になり、JFさんとやり取りするメールは「天童で待っている!」「天童で出迎えよろしく!」というのが、合言葉になっていました

今回マジで狙っていましたが、結果は決勝で負け
大ボス1人に中ボス1.5人って書いたけど、大ボス山田洋次氏はクリア!中ボスに負けました。
中ボスというのは、知名度で書いたけど、決勝の相手関向さんは、以前雑誌で棋譜を拝見したことがあり、強い方というのは認識していました。

面識なくても強い方は、着手の時駒が指に吸い付いているような感じの、綺麗な手つきといい駒の音がします
手つきが汚くて強い人は、例外なく強さの中にウソ手が混じっている。本筋の強さでなく、相手を間違わせる強さです。
関向さんは前者でした。大ボスクリアで浮かれているヒマはありません。決勝を前に、かなり気が引き締まりました

決勝戦、居飛車穴熊vs田尻式立石流になりました。
双方ちょっとずつ疑問手がありながら迎えた第1図。私としては、振飛車優勢を感じていました
      

第1図以下:△4九角▲2八飛△3七歩成▲同桂△4五歩▲1三角成△3七飛成▲6八飛(第2図)

飛車が成れれば、どうとでもなると思ったけど、第2図の局面で手が分からなかった。
局後の感想では、第2図は居飛車十分
関向さんの感想は、第1図から△3八角▲2八飛△4七角成▲1三角成△3七歩成で、振り飛車良し。
私の修正手順は、△4九角▲2八飛△3七歩成▲同桂△3六飛。
ただ第一感は△1四香だった。本譜も修正手順もイマイチっぽい。
関向さん説か、第一感か、どちらを選んでも優勢は維持出来たと思う。ただ後者は、感覚的に選び辛い。
第一感通り、相手の反動を利用する△1四香が自分らしかったかもしれない。

第1図以下の手順の罪は相当重かった。振飛車の手が渋滞する間に▲2四歩~▲2三歩成を間に合わされ、そのまま押し切られた。
      

第1図までは、理想の作戦勝ちだっただけに・・・チクショー(泣)