「ラスト・クリスマス」(「Last Christmas」、2019年、米)
監督 ポール・フェイグ
脚本 エマ・トンプソン ブライオニー・キミングス
原案 エマ・トンプソン グレッグ・ワイズ
撮影 ジョン・シュワルツマン
音楽 セオドア・シャピロ
出演 エミリア・クラーク
ヘンリー・ゴールディング
ミシェル・ヨー
エマ・トンプソン リディア・レオナルド
まだ一ヶ月以上先だと言うのに前回に続きクリスマス映画。(汗)
予告篇 https://www.youtube.com/watch?v=BrxmTcYdw84
観るもの無くて近所のGEO物色してたらE・クラークの準新作が有ったのでチョイス、「世界一キライなあなたに」('16)のキュートでユニークな個性&眉芸がどう進化したか興味も有りました。
最初、ヒロインの勤め先が中国系女主人のクリスマスショップ、相手役も通りすがりの中国系なのでハリウッドの中国市場ヨイショ作品かと思ってゲンナリ、視聴意欲ダダ下がりになったけど我慢して観てたら、これ「いいんじゃん!」(笑〜中国市場を意識してるのは間違いないけど、作品が良ければ全然OK)
女主人の相手役が何処から湧いてきたのか謎で、その一点だけ引っ掛かったけど、それ以外はクリスマスらしい良い話でした。(もう一つ有った、スケート靴、どう始末したの(笑))
まぁ、これも色んな作品のエキスをシャッフルしてまして、思い付くだけで「ノッティングヒルの恋人」(ベンチとかマーケット風景)、「フォロー・ミー」のロンドン巡り(使われなかったラストシーンなんてクリストフォルーがロンドン案内してるようなもの)、「ゴースト〜ニューヨークの幻」も要素、入ってるよね、ホームレス施設でのクリスマスってのも何処かで観た気がするするし、作品の根本的な設定も漫画か映画か判らないけど、どっかで見たような気がしてしまいました。(これは牽強付会だけどラブラブな二人のアイススケートだと「ある愛の詩」を思い出してしまう)
物語は旧ユーゴからの移民で、歌手志望ながら何もかも上手くいかず、一夜の宿を求めて男と直ぐ寝るようなしょうもないヒロインが生きる事の素晴らしさに気づくまでという、実にクリスマスらしい、そして、ありきたりな話なんだけ心温まる話で主役二人の好演もあってホンワカと涙しました。相変わらずE・クラークはユニークな女性を演じさせたらピカイチかもしれない、そういう意味で当人は嫌だろうけどミア・ファローの系譜、只、今以上太ったらオバさん役しかこなくなりそう、気をつけた方がいいかも。
物語も要素も全然違うけど、この作品、21世紀の「三十四丁目の奇蹟」って気がする、「何処が?」って聞かれると何処も似てないのだけど、クリスマス期間の奇跡の話だからかな。(笑〜「三十四丁目の奇蹟」より「クリスマス・キャロル」の男女逆転版が正解に近いかもしれない)
鉦鼓亭が今年のクリスマス映画として推薦します、ご興味があれば、どうぞ。
※1984年発表のワム!の楽曲「Last Christmas」(去年のクリスマス)に誘発された作品だとか。
Last Christmas, I gave you my heart 去年のクリスマス、君に僕の心を捧げた
But the very next day you gave it away でもすぐ次の日に君は捨て去ってしまった
This year, to save me from tears 今年は、涙を流さないように
I’ll give it to someone special 特別なだれかにあげるんだ
※ちょっと、演説は要らなかったかな(短いんだけどね)。
※相変わらずE・クラークの眉はよく動く。(笑)
R2.11.22
DVD
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
R2.11.23 (追記)
ラストシーンを書きますので、そのつもりで
自分だったらラストはこうしたかったと言う一案
映画はホームレス達のシェルターハウスでのクリスマスショーから建物全景、そして、ヒロイン カタリナと家族達のクリスマスパーティーへと移り、続いて公園のベンチに座ってるカタリナとなるのですが、ボーナストラックにある幻のラストシーンを観て思ったのは、
家族団欒のシーンは、その前のクリスマスショーのシーンで家族の和解が成立してるのだがら殊更に必要ないと思う、このシーンの意味は母親が長女のレズを認めるという以外ないし、それも前シーンの長女の相手を含めた家族和解で充分理解出来ると思う、ここの代わりに幻のラストシーンである「Look up」と印したの黄色いキャップ(黄色は中国では皇帝専用の色で今でも高貴な色として中国人が好む色)を被ってツアー客のロンドン案内をしてるカタリナの最後のアップから続けて本編ラストのベンチに繋げた方が僕としては良かったと思う。
監督 ポール・フェイグ
脚本 エマ・トンプソン ブライオニー・キミングス
原案 エマ・トンプソン グレッグ・ワイズ
撮影 ジョン・シュワルツマン
音楽 セオドア・シャピロ
出演 エミリア・クラーク
ヘンリー・ゴールディング
ミシェル・ヨー
エマ・トンプソン リディア・レオナルド
まだ一ヶ月以上先だと言うのに前回に続きクリスマス映画。(汗)
予告篇 https://www.youtube.com/watch?v=BrxmTcYdw84
観るもの無くて近所のGEO物色してたらE・クラークの準新作が有ったのでチョイス、「世界一キライなあなたに」('16)のキュートでユニークな個性&眉芸がどう進化したか興味も有りました。
最初、ヒロインの勤め先が中国系女主人のクリスマスショップ、相手役も通りすがりの中国系なのでハリウッドの中国市場ヨイショ作品かと思ってゲンナリ、視聴意欲ダダ下がりになったけど我慢して観てたら、これ「いいんじゃん!」(笑〜中国市場を意識してるのは間違いないけど、作品が良ければ全然OK)
女主人の相手役が何処から湧いてきたのか謎で、その一点だけ引っ掛かったけど、それ以外はクリスマスらしい良い話でした。(もう一つ有った、スケート靴、どう始末したの(笑))
まぁ、これも色んな作品のエキスをシャッフルしてまして、思い付くだけで「ノッティングヒルの恋人」(ベンチとかマーケット風景)、「フォロー・ミー」のロンドン巡り(使われなかったラストシーンなんてクリストフォルーがロンドン案内してるようなもの)、「ゴースト〜ニューヨークの幻」も要素、入ってるよね、ホームレス施設でのクリスマスってのも何処かで観た気がするするし、作品の根本的な設定も漫画か映画か判らないけど、どっかで見たような気がしてしまいました。(これは牽強付会だけどラブラブな二人のアイススケートだと「ある愛の詩」を思い出してしまう)
物語は旧ユーゴからの移民で、歌手志望ながら何もかも上手くいかず、一夜の宿を求めて男と直ぐ寝るようなしょうもないヒロインが生きる事の素晴らしさに気づくまでという、実にクリスマスらしい、そして、ありきたりな話なんだけ心温まる話で主役二人の好演もあってホンワカと涙しました。相変わらずE・クラークはユニークな女性を演じさせたらピカイチかもしれない、そういう意味で当人は嫌だろうけどミア・ファローの系譜、只、今以上太ったらオバさん役しかこなくなりそう、気をつけた方がいいかも。
物語も要素も全然違うけど、この作品、21世紀の「三十四丁目の奇蹟」って気がする、「何処が?」って聞かれると何処も似てないのだけど、クリスマス期間の奇跡の話だからかな。(笑〜「三十四丁目の奇蹟」より「クリスマス・キャロル」の男女逆転版が正解に近いかもしれない)
鉦鼓亭が今年のクリスマス映画として推薦します、ご興味があれば、どうぞ。
※1984年発表のワム!の楽曲「Last Christmas」(去年のクリスマス)に誘発された作品だとか。
Last Christmas, I gave you my heart 去年のクリスマス、君に僕の心を捧げた
But the very next day you gave it away でもすぐ次の日に君は捨て去ってしまった
This year, to save me from tears 今年は、涙を流さないように
I’ll give it to someone special 特別なだれかにあげるんだ
※ちょっと、演説は要らなかったかな(短いんだけどね)。
※相変わらずE・クラークの眉はよく動く。(笑)
R2.11.22
DVD
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R2.11.23 (追記)
ラストシーンを書きますので、そのつもりで
自分だったらラストはこうしたかったと言う一案
映画はホームレス達のシェルターハウスでのクリスマスショーから建物全景、そして、ヒロイン カタリナと家族達のクリスマスパーティーへと移り、続いて公園のベンチに座ってるカタリナとなるのですが、ボーナストラックにある幻のラストシーンを観て思ったのは、
家族団欒のシーンは、その前のクリスマスショーのシーンで家族の和解が成立してるのだがら殊更に必要ないと思う、このシーンの意味は母親が長女のレズを認めるという以外ないし、それも前シーンの長女の相手を含めた家族和解で充分理解出来ると思う、ここの代わりに幻のラストシーンである「Look up」と印したの黄色いキャップ(黄色は中国では皇帝専用の色で今でも高貴な色として中国人が好む色)を被ってツアー客のロンドン案内をしてるカタリナの最後のアップから続けて本編ラストのベンチに繋げた方が僕としては良かったと思う。
コメントありがとうございます!
「ノッティングヒルの恋人」〉ダメでしたか、それは残念。(汗)
本作に於ける「ノッティングヒルの恋人」要素は待ち合わせ場所になる小さな公園と木製ベンチですね、マーケット風景もロンドンは何処も同じなのかもしれないけど、「ノッティングヒル〜」を思い出しました。(相変わらず、雪降ってるのに息が白くないのは困ったもんだ)
「フォロー・ミー」要素は、ご自身で確認してみて下さい、時間は短いけど「似てる」と感じるんじゃないでしょうか。特典に入ってる幻のラストシーンもベリンダがロンドン案内をしてるようでした。
E・クラークはファニーで明るい役が似合う役者さん、S・ローナンとは全然違うタイプですが彼女も気になる女優さんの一人です、本作前半では自堕落、ガサツ、無責任と三拍子揃ったダメ女ですが我慢して見てやって下さい。(汗)
E・クラークは初めての女優さんですが、ミア・ファローの雰囲気はまったく感じられなかったなぁ~。私、ミアさんのファンです。
コメントありがとうございます!
ミアさんは「フォロー・ミー」が初対面でファンになり、その前の作品から「ローズマリー〜」、「秘密の儀式」までの作品は名画座追っかけて観ました、以後も「〜ギャツビー」、「ナイル〜」、「カイロ〜」、「僕らのミライへ〜」とか。
特に初期の作は「フォロー・ミー」、「ジョンとメリー」以外はかなりエキセントリックでオカルトチック。
僕がエミリアに感じたのはユニークな個性、ミアのようなエキセントリックさは全然ないし、ふと見せる孤独な影もない(笑)、でも、ミアに似てユニークな存在だなと思いました。
E・クラークはアクション系から出て来た人だけど、あの個性が生きるのはアクション以外の気がします、彼女の僕の評価は「2020年 ベスト11」の記事の主演女優にコメントした通りです、盛大に盛ってますが、その部分は僕の期待値です、かなりの万能女優になれると思ってるんですよ。