セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

ソチ・オリンピック

2014-02-24 21:56:44 | カーリング
 毎度の事ながらオリンピックが終わると張り詰めてたものが一気に崩壊、疲れがどっと・・・。
 真央ちゃん、上村愛子さん、羽生クン、みんなみんなお疲れさまでした。

 僕の場合、カーリング女子チームが予選敗退した所で事実上オリンピックは終了してまして。
 9試合ある予選の最終戦まで、予選突破の可能性が残るなんて本当に嬉しい想定外。
 ランキング9位って表示されてたけど、カーリング・ファンなら「何で韓国より上なの?」が共通認識、
実質、最下位と思ってたから、大概の人は全敗覚悟、良くて2勝、出来れば3勝辺りをを想定していたと思います。
 まあ、デリング(日本のスキップ小笠原選手のネット上での通称)の事だから、もしかしたら何かやらかすんじゃ
ないかと期待もありましたが、やっぱりデリングの事だから「やらかし」ばかりでまるでアカンも充分アリで・・・。
 結果は4勝5敗~5位で、いい意味で見事にやらかしてくれました。(勝敗的にはトリノと同じだけど、並んだ
デンマークとアジアで不敗の中国に勝ったのが効いて順位的には2つ上がりました)
 それにしてもデリングはトリノから8年経っても相変わらずデリングのまんま。
 「たまにはツマラナク勝ってみろ」と言われてるのも納得の劇場型アスリート。
 この人の場合、リーグ戦の長丁場自体が一つの「デリング劇場」なんだけど、1試合1試合も「劇場」が多くて、
大舞台で初めてスイス戦に勝った最終10エンドなんて、TV前の観客全員を奈落の底へ落としてくれました。
 「何で、あんな簡単な事が決められない(今回のアイスは非常に難しいアイスコンディションだったみたい)!」
 2chの実況書き込みでは、
 「もう勘弁してくれ~~!!」
 「「劇場、楽しんでくれてるゥ、でへへ」脚本・演出小笠原歩」
 なんて書かれてましたね(毎度の事ながら)(延長のEEエンドで漸く勝った)。
 この人を追ってると、いつの間にか普通に勝つと何か物足りない「劇場中毒」になってしまうんですけど、
劇場だから観てるほうは滅茶苦茶心神喪失状態にさせられてしまいます。
 今回も予選終わっただけで本当にグッタリ・・・。
 でも、楽しませてもらったし、面白かった。
 日本代表選考会、世界最終予選、オリンピックとホント針の穴を通すような確率をよくぞ戦い抜いてくれました。
 絶対的相棒の船山弓枝さん、安定の苫米地さん、柔軟性を発揮してチームを救った若い吉田知那美さん、今回は
アクシデントでトラウマだろうけど最終予選突破の功労者小野寺佳歩さん、あなたが居なかったらソチには行けなか
った。みんなみんな大々健闘、大感謝です。
 (でもデリング、もっとドロー上手くなろうね~そろそろ相手もラストストーンはデリングにドローショットを
打たせる戦法を狙うだろうから~デリングのラストストーンがドローショットと聞いただけでファンは悶絶です)

※デリング>小笠原の旧姓小野寺+カーリングを短縮した愛称、最初はオノデリングだったのが詰まった。
 12年前のソルトレーク辺りが初出。
※デリング劇場>アンサイクロぺディア小笠原歩の「デリング劇場」参照。
  http://ansaikuropedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E6%AD%A9
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