今日は、午後から協会の役員会でした。
毎年秋に全国で26万人余が受験するという
「宅建主任者試験」についての会議です。
直近昨年の合格率は17%前後とチョット厳しい試験ですが、
京都の場合は学生多い所為か平均年齢は低く、
逆に、合格率は高めです。
因みに合格者の最年少は 13歳、
最高齢者は84歳 男性です。ガンバッテますねぇ、敬服・敬服・・・
帰りに京都駅で、お茶をしました。
しかし大きいなぁ、京都駅・・
之が出来たとき、みんなが京都の玄関にこんな大きな・・
「戦艦大和」と「飛鳥」がくっつているみたいな馬鹿でかい物は似合わないと、
非難轟轟でした。が、結構沢山の人がいます。
元々京都人は、好奇心が旺盛なくせに、新しい物は中々受け付けない。
ところが時間が経つと、なんやかんや屁理屈をつけながらも、
受け入れる柔軟性を持ち合わせた人が多いように思います。
前置きはこの辺で、
さぁ 午後の授業ですよ
あなたも・・勘違いしていませんか?
夫々の不動産屋さんは、それぞれ別の物件を取り扱っていると?
違うんです、この業界は一般の常識(例えば小売業界の常識)とは
全く違った独特のシステムになっています。
では、不動産売買の仕組みとはどんなものなのでしょう。
ちょっとややこしい話になりますが、彼方がマイホーム探しをするにあたって
重要な事ですので、しっかり理解して下さいね。
例えば山田さんという方が、不動産業者Aに
「自宅を売りたいんでお願いします」と自宅の販売を依頼したとします。
すると、不動産業者Aは次の二つの事をします。
1.山田さんの家を広告に出したり、
現地に看板を立てたりして山田さんの家を買う人を探す。
これは解りやすいですよねぇ、でも、次がチョットややこしいです。
2.「山田さんの家が売りに出た」事を「指定流通機構」に登録する。???
この聞きなれない名前「指定流通機構」とは、
殆んどの不動産業者が加盟しているものです。
ここに物件を登録すれば、加盟している不動産業者全体に行き渡る便利なモノなの
です。このシステムによって「山田さんの家が売りに出ました」という情報は、
瞬時に地域全体(当地の場合は近畿圏全域)の業者に隈なく行渡る事になります。
因みにこの流通機構への登録は、「より早く、より確実に」不動産取引が出来るよ
うに法律で義務付けられているんです。
* 参照;国土交通大臣指定(社)近畿圏不動産流通機構 tel 06-6943-5913
http://www.kinkireins.or.jp/
山田さんの話に戻ります。
「山田さんの家が売りに出た」ことを、この流通機構で知った不動産業者Bが、
家を探している佐藤様というお客様に紹介し、目出度く契約をしたとしましょう。
この契約の時に、売主の山田さんは不動産業者Aに「家を売ってくれて有難う」と
手数料を支払い、買主の佐藤さんは物件を紹介した不動産業者Bに、
「いい家を紹介してくれて有難う」と手数料を支払うことになります。
殆んどの不動産屋さんは、この「指定流通機構」に加盟しているわけですが、
ここから配信される物件情報は加盟業者共通のものです。
ですから、大きな不動産会社から小さな不動産屋さんまで、この機構に加盟してい
る不動産業者さんなら、みんな同じ情報を基に商売をしている。
と言う事なんです。解りましたぁ・・
つまり、それぞれの不動産屋さんが別々の物件を取り扱っているのではなくて、
殆んど同じ物件を取り扱っている、と言う事です。
ナットク・していただきましたか?
今日のお勉強はここまで・・
2.