【3月26日 AFP】スペインで国内の全電力需要に占める風力発電量の割合が一時、過去最高の40.8%を記録した。スペイン風力発電協会(AEE)が25日、明らかにした。
同国では22日夕、強風のため風力発電量は9862メガワットに達した。イースター休暇の週末で電力消費量が少なかったため、全電力需要に占める割合は40.8%に達した。
AEEによると、21日から23日の全電力需要に占める風力発電量の割合は平均28%だった。
同国でこれまでの最大風力発電量は1万32メガワット。この記録が出た3月4日は電力需要の多い平日だったため、全電力需要に占める割合は今回ほど高くはなかった。
同国の風力発電量は、2007年に初めて水力発電量と並んだ。
政府は前年7月、再生可能資源によるエネルギー供給を高めるために、沖合に風力発電施設を建設することを認める法律を承認した。陸上施設よりコストはかさむものの、強く安定した風が期待できる利点がある。
欧州連合(EU)の中でドイツ、デンマークと並ぶ3大風力発電国のスペインは、2020年までに再生可能資源によるエネルギー供給を3倍に拡大することを目指している。(c)AFP
ちょっと(いや、だいぶ)びっくりします。
電力系統の違いがあることは理解していますが、全電力需要の40.8%!!!ですよ!!!
温暖化やエネルギー問題を考えると、これぐらいのことをやらなければだめですね。可能な場所には風車と太陽光パネルを縦横無尽に設置しなければいけない時代がすぐそこまで来ているのかもしれません。
同国では22日夕、強風のため風力発電量は9862メガワットに達した。イースター休暇の週末で電力消費量が少なかったため、全電力需要に占める割合は40.8%に達した。
AEEによると、21日から23日の全電力需要に占める風力発電量の割合は平均28%だった。
同国でこれまでの最大風力発電量は1万32メガワット。この記録が出た3月4日は電力需要の多い平日だったため、全電力需要に占める割合は今回ほど高くはなかった。
同国の風力発電量は、2007年に初めて水力発電量と並んだ。
政府は前年7月、再生可能資源によるエネルギー供給を高めるために、沖合に風力発電施設を建設することを認める法律を承認した。陸上施設よりコストはかさむものの、強く安定した風が期待できる利点がある。
欧州連合(EU)の中でドイツ、デンマークと並ぶ3大風力発電国のスペインは、2020年までに再生可能資源によるエネルギー供給を3倍に拡大することを目指している。(c)AFP
ちょっと(いや、だいぶ)びっくりします。
電力系統の違いがあることは理解していますが、全電力需要の40.8%!!!ですよ!!!
温暖化やエネルギー問題を考えると、これぐらいのことをやらなければだめですね。可能な場所には風車と太陽光パネルを縦横無尽に設置しなければいけない時代がすぐそこまで来ているのかもしれません。
10年以上前に、フランシスコ・ザビエルの
生家のお城の近くにある風車を見に行きました。
そのときは二つの驚きがあり、EU指令もあって
エネルギー自給率を高めたい、しかし、自然を
壊したくないので、原子力や火力は要らない。
だから風車をやるんだという強い決意を聞いたこ
とと、稼働率90%以上で、価格も6~7千万円
(サイズは覚えてませんが、500kW程度?)
で、6年程度で投資回収できるということでした。
ちなみにこのときに、欧州最大市場のデンマーク
では20万ドル、日本では1.5億円という内外
価格差がありました。
即レポートを書いてエネ庁に送りましたが無視さ
れました(笑)
すぺいん、侮れません。良い風が吹きます。
逆に日本の稼働率の低さに驚いた経験があります。
しかし、それにしても日本の風力発電は世界から遅れるばかりです。温暖化問題、化石燃料の枯渇など将来どうするつもりでしょうか。電力の消費者である、一般国民がもう少し真剣に考える必要があるのではないでしょうか。
まじめに考えれば自ずと結論は見えるはずなのですが。
瞬間最大でもこの数字は凄いですね!
稼働率90%というのも凄いです。
日本とスペインの違いってなんだろうって細かく徹底検証しなくてはならないですね。
大学でもNEDOでも良いので、風力発電に関するあらゆる分野での先進国比較をやってもらいたいですね。
IEAの電力消費データにBTMコンサルティングの資料、GWECの資料から、推定値を教えてもらいました
とりあえず、ベスト4までです。
(1)デンマーク 16.6%
(2)スペイン 11.4%
(3)ポルトガル 7.5%
(4)ドイツ 6.1%
ポルトガルが3位というのは意外じゃないですか?
そうして見ると、逆にドイツの凄さが際立ちます。
似ているはずの我が国は0.25%ですか。
◆世界の島国国家をチェック◆
アイルランド 6.0%
イギリス 1.4% ★急増中
ニュージーランド 1.6%
台湾 0.28%
先進国で京都議定書でCO2削減対象国として考えると、日本の現状というのは、なんかおかしいと感じるのは僕だけではないと思います
海外の大規模ウィンドファームでは利用可能率は90%以上が当たり前,目標は95%以上でしょう。基数の少ない風力発電所ではこの数値は困難でしょう。
WFに数百台単位の風車があれば,そこに24時間体制のスタッフを置くことができます。予備部品もサイトに保持できます。異常が発生しても,すぐに運転を再開できる態勢になっているのです。
小規模で,メンテを遠隔地にあるメーカに依頼する運営体制では,運転再開までの時間がどうしても長くなり,利用可能率が低下しやすくなります。
「稼働率」とは設備利用率(Capacity Factor)と同じことで,実際の発電量と定格出力で運転し続けた場合の比です。風車は最大でも設備利用率40%程度となるよう設計されています(無理矢理に定格出力を下げれば設備利用率は上がりますが,発電量が減っては意味がありません)。
建設コストや売電単価によりますが,30%以上なら優秀,25%でまあまあ,20%以下だと厳しい,という感じでしょうか。35%を超えるようだと,強度の心配が必要でしょうし,20年は持たないかも知れません。十分エネルギーを生産して,利益も生み出しているはずですが。
風車は設備利用率が低いから役に立たないという意見を述べる方がいますが,もともとこの程度になるように設計されているのであり,定格出力を出し続けて運転するように設計されている発電所(例えば原子力)の設備利用率とは,考え方が異なる点には注意が必要です。
利用可能率で言えば当町風車は平成17・18と95%以上ですから風車3機の発電所としてはなかなかのものですね。
稼働率とは発電量にかかわらず風車が運転している時間の割合ですので設備利用率とは別の指標ではないでしょうか?
運転時間だけで考えると、事業者が負うべき風況に関するリスク(主に弱風での停止)と、メーカ(メンテ業者)が負うべきリスク(トラブルでの停止時間など)がごっちゃになってしまうような気がします。